英国・米国医薬品情報研修紀行

国家資格ゲッター (国家資格101種制覇)。予備3等陸佐。本職は某大学薬学部の教員。07年に英・米に滞在。

資格・免許の紹介

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技能講習とは

世の中にはさまざまな国家資格がありますが、その中には講習だけで取得できるものもあります
代表的なものに、労働安全衛生法の別表十八に規定されている「技能講習」があります。

技能講習は現在37種が規定されていますが、大別すると、「労働災害を防止するための管理を必要とする作業」の指揮などをする「作業主任者」の技能講習と、危険業務に従事する人は原則として全員受講修了しなければならない「就業制限業務」に従事するための技能講習があります。
ただし講習とはいえ、修了試験はありますし、受講資格に制限があるものもあります。

特定化学物質等作業主任者技能講習修了証

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特定化学物質を取り扱う作業の作業主任者になるための講習の修了証です。
特定化学物質には、発癌性や高蓄積性、慢性毒性などがあり、労働者が曝露されると長期的な健康被害を生ずる 50 種類以上の物質が指定されています。

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修了証 (手帳) を開いた左側のページ。
今から30年近く前のものですが、今でも有効です。
当時の技能講習修了証は、手帳タイプでした(今はカード型)。

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同じく右側のページ。

特定化学物質作業関係の技能講習の変遷

この当時の法令では、二日間の特定化学物質作業主任者講習を受講すると、現行法でいうところの「特定化学物質」と「石綿」を取り扱う作業の主任者になることができました。

現在では、石綿は別の資格になり、そのかわり、(旧法では別の単独資格だった)「四アルキル鉛」が合併されました。
というわけで、現行法では「特定化学物質及び四アルキル鉛等取扱作業主任者技能講習」(特化物四アル作業主任者講習)を受講すると、「特定化学物質」と、「四アルキル鉛」の取扱作業主任になることができます。

表にするとこんな感じです。
                   特化物 四アル  石綿
特定化学物質等作業主任者講習(旧制度) ○   ×   ○
特化物四アル作業主任者講習 (新制度) ○   ○   ×
四アルキル鉛作業主任者講習 (旧制度) ×   ○   ×
石綿作業主任者講習     (新制度) ×   ×   ○









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第四級海上無線通信士

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第四級海上無線通信士の免状(旧々様式)です。
一般に、四海通(よんかいつう)と略します。
「国際電気通信条約附属無線通信規則に規定する海上移動業務に関する無線談話通信士一般証明書に該当する」と記載されています。

旧様式は手帳型になっていて、深緑の厚手の表紙に、「無線従事者免許証」「日本国政府」の文字が金箔押しです。
はじめて通信士型の免許証をもらったのが四海通でした。とても重厚な感じで、嬉しかった記憶があります。
ちなみに旧様式は深赤色の表紙で、使用されたのは割と短い期間のようです。(自分は持っていません。)

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一枚めくると、英訳も記載されています。
英訳は、Maritime Fourth Class Radio Operator (Radiotelephone Operator's General Certificate) です。
ちょっとカッコ良い。

でも、国際通信はできないんですよね〜、、この免許。


何ができるの?


旧法の「電話級無線通信士」に相当しますが、その名の通り海上のみで有効です。
操作範囲は、
次に掲げる無線設備の操作(モールス符号による通信操作及び国際通信のための通信操作並びに多重無線設備の技術操作を除く。)
一 船舶に施設する空中線電力二百五十ワット以下の無線設備(船舶地球局及び航空局の無線設備並びにレーダーを除く。)
二 海岸局及び船舶のための無線航行局の空中線電力百二十五ワット以下の無線設備(レーダーを除く。)
三 海岸局、船舶局及び船舶のための無線航行局のレーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないもの
(『無線従事者の操作の範囲等を定める政令』より)
とあります。
例によって、「無線従事者の操作の範囲を定める政令」は条文で見ると非常に複雑ですな〜。
基本的には小型漁船などで無線電話やレーダーを扱うための資格です。

国際通信はできませんが、操作範囲に「技術操作」が含まれているのが特徴です。
これに対して、名前の上では上位の「第三級海上無線通信士」は、国際通信ができる一方、技術操作は極めて限られた範囲しかできません。
このため、第四級海上無線通信士の方が、国家試験の「無線工学」のレベルが上になっており、三海通を受ける時には、無線工学の科目が免除となります。

なお、第四級アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作もできます。

試験の難易度

「通信士」の中では入門クラスで、比較的簡単です。
自分が受験した頃は、試験科目に「電気通信術」がありましたが、さすがに「和文・電話」の通信術で落ちる人はほとんどいなかったためでしょうか、現在では「電気通信術」の試験は廃止になっています。







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職業訓練指導員(電子科)の免許です。
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何をする資格?

その名の通り、職業訓練の指導をします。
職業訓練といってもさまざまな種類があるのですが、その中で「普通職業訓練」の指導は、担当する訓練科に対応した職業訓練指導員の免許を所持している必要があります。
職種毎に免許があり、全部で 123 職種もあります。

取得方法

大きく分けると、主に、
1) 養成課程による方法
2) 大卒(専門学科)+高校の教員の普通免許状による方法
3) 48時間講習による方法
4) 試験により取得する方法
があります。

1) の養成課程は、仕分けの対象になった「職業能力開発総合大学校」に設置されています。
一番正攻法かもしれませんが、高校生の時に、進路を考えていて「職業訓練指導員になりたい」という人はおそらく少数派でしょうね〜。というわけで、現実的には一般的な方法ではないです。

2) は、高校の教員免許の教科に制限があり「工業、工業実習、農業、農業実習、水産、水産実習、商業、商業実習、家庭、家庭実習」のいずれかに限られます。これに加えて、関連の学科を修了(4)の指導員試験の系基礎と専攻の 80% 以上を履修)が条件です。
実際には、工学部出身者で上記の教員免許をお持ちであれば、123 職種のどれかには該当する確率は高いです。
わりとメジャーな取得方法かと思います。

3) 48 時間講習は、技能士などの資格持っている方が、48 時間の講習(内容は職業訓練原理、関係法規、教科指導法、事例研究、訓練性心理、生活指導、労働安全衛生など)を受講し、免許を申請します。

というわけで、自分の場合は、当時は 1)〜3) には該当しなかったので、試験を受けることにしました。

職業訓練指導員試験

これは、都道府県毎に開催されます。
試験科目は、
1.実技試験
2.学科試験
 2-1. 指導方法
 2-2. 関連学科(系基礎学科)
 2-3. 関連学科(専攻学科)
と、何と、実技試験があるのですよ。

しかし、免許職種は 123 職種もありますので、各都道府県がすべての免許職種の試験をすべて実施するのは不可能です。
実際には 2-1. の指導方法の試験だけが行われ、他の科目の試験はほとんど行われません。

というのも一級技能士を持っていると、関連領域について 1, 2-2, 2-3 が免除になるので、2-1. だけの受験になるのです。
(一級技能士の場合、基本的に 2-1 のみを受験する方法と、48時間講習による方法が選べることになります)
ですから、多くの場合一級技能士を取ってから指導方法のみを受験するのが一般的かと思います。

またこの試験は、けっこう受験資格がうるさい試験になっています

ここまで書くと、なかなかハードルが高そうで、資格マニアには手が届きにくいという気がするのですが、、、何事にも例外はありまして、「他の資格を持っていると、1, 2-2, 2-3 がすべて免除になる」、という例があります。

他の資格で職業訓練指導員試験を受験する

受験資格だ実務経験だと、何だかんだハードルの高そうな職業訓練指導員免許ですが、以下のような資格を持っていると、試験の 1, 2-2, 2-3 が免除になります。
1. 第一級陸上無線技術士 →電子科
2. 第一級総合無線通信士 →電気通信科
3. 特別ボイラー溶接士  →溶接科
4. 医師・歯科医師・獣医師→臨床検査科
5. 測量士(試験合格のみ)→測量科
6. 公認会計士・税理士  →事務科
7. 特級ボイラー技士など →ボイラー科
8. 一部の自動車整備士など→自動車整備科
というわけで、自分は「第一級陸上無線技術士」なので、「電子科」の実技試験および関連学科はすべて免除
「指導方法」だけを受験して合格、めでたく免許を取得しました。

「指導方法」だけの受験であれば、試験自体の難易度は高くありません。

参考書は 職業訓練における指導の理論と実際 ぐらいしかありませんが、綴じ込みの練習問題をさらっとやっておけば、概ねOKです。

もっと詳しく知りたい

という方には、東京都のサイトがおススメです。





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移動式クレーン運転士とは

移動式クレーン運転士の免許です。
移動式クレーン運転士をはじめ、「労働安全衛生法に基づく免許」は、一枚のカード式免許証にすべてまとめて記載されます。

拡大するとこんな感じです。
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移動式クレーンを運転するための資格には、
1.移動式クレーン運転士(免許)
2.小型移動式クレーン運転技能講習修了
3.小型移動式クレーン運転特別教育修了
三段階があります。

1.はすべての移動式クレーンの運転ができます。
2.はつり上げ荷重5t未満
3.はつり上げ荷重1t未満
の移動式クレーンの運転ができます。

ただし、3→2→1 と順番に取得する必要はなく、いきなり1.を取得することもできます。
自分も「無駄な下位資格取りはしない」というポリシーで、直接 移動式クレーン運転士免許を取得しました。

クレーンについては、こちらが詳しいです。

取得方法

移動式クレーン運転士の免許は、学科試験と実技試験があります。
具体的な取得方法は、自動車の運転免許と少し似ていますが、
(1) 試験場で学科試験、実技試験の両方を受験する。
(2) 試験場で学科試験のみを受験して、実技については指定教習所に通う。
(3) 指定教習所で学科、実技とも習う。
の三通りがあります。

(1) は、小型移動式クレーンなどを普段扱っている方以外は、お勧めできません。
これは、自動車の運転免許などと比べて実技試験が年6回と少なく、また練習する場所もあまりないためです。
また、試験手数料も一万円以上。さらに関東の場合は、知る人ぞ知る五井(千葉県市原市)の試験センターまで行かないといけません。数回落ちると、試験手数料と交通費だけで、教習所代が出てしまいます。。。

(2) は、普段移動式クレーンを扱っていない方に、最もおススメの方法です。
学科試験はそれほど難しくないので、五井で受け、あとは教習所に通います。(3) の方法と比べて、教習時間も短く、教習料金も安くなります。

(3) は、とりあえず筆記試験を受けたくない人向けですが、教習料も高く、教習時間も長くなるのであまりおススメしません。

学科試験の勉強

これは、過去問を 3 年分くらいやれば、まず大丈夫でしょう。

教習所って??

移動式クレーンの教習は、原則 7 日間程度かかります。
しかも、多くの教習所では「連続で 7 日間」などとされています。
これでは、仕事を持っている身としてはとてもムリです。。
が、教習所によっては、自動車の運転免許の教習のように、一時間ずつ分割しての教習を受け付けてくれるところもあります。
特に、葛飾区の東京クレーン学校は、土日も教習があるので、東京(近郊)に在住で仕事をしながら取りたい、という方にはおすすめです。
自分も、ここで実技教習を受けました。

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東京クレーン学校の教習用クレーン。

教習の内容

これは他の多くのサイトでも紹介されているので、詳しくは述べませんが、吊り荷を定められたコースに沿って、ポールやバーなどの障害物をクリアーしながら制限時間内に動かして元の位置まで戻す、というものです。
基本的にジブの伸縮は使わず、上下、巻き上げ/下げ、旋回の 3 つを行います。

ちょっとコツがいるのが、いわゆる「振れ止め」ですが、コツをつかめば大丈夫です。
まったくクレーンを触ったことがないと、不安もありますが、ま、それほど心配はいらないと思います。
というか、自分の場合、クレーンはもちろん、大型重機系ははじめてだったので、ゲーム感覚で
めちゃめちゃ楽しかった
です。
(大特とフォークリフトは取ってましたが。)










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第三級アマチュア無線技士の免許証(旧様式)です。


どんな資格?

略称「3アマ」。
アマチュア無線でモールス符号による交信を行うために最低限必要な免許となります。

きちんと操作範囲を記すと、アマチュア無線局の空中線電力50ワット以下の無線設備で18メガヘルツ以上又は8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するものの操作です。

3アマは、旧制度下(平成元年改正以前)の「電信級アマチュア無線技士」に相当します。

電信級アマチュア無線技士の出世

自分がはじめて電話級アマチュア無線技士の免許を取得した当時は、アマチュア無線の入門といえば電話級か電信級でした。

その頃は、電話級は電話のみ、電信級は電信のみで、両者に上下関係はなかったのですが、すぐに法改正があり、電信級でも電話が扱えるようになった結果、電信級は電話級の上位資格になりました。

当時の空中線電力制限は10W。

その後、電信級は名称が第三級アマチュア無線技士となり、空中線電力制限が一気に25Wまで引き上げられ、同時に周波数制限も緩和されました。
自分が3アマを取得したのはこの時代です。

さらに、最近の法改正で、空中線電力制限は50Wまで引き上げられました。
移動局の空中線電力は50Wまでなので、パワー的には全く問題ない範囲ですね〜。

電信での交信

自分は、最近ではまったくアマチュア無線に手を出していませんが、平成初期には、430 MHz 帯の電信、電話をやってました。
特に、430 MHz 帯は大変混雑していましたが、それでも和文電信となると、交信できる局は非常に限られていたように記憶しています。
430 MHz 帯で、東京から北は宮城県、北西は石川県まで、25 W で交信できました。
当時の無線機は TR-851D。とても扱いやすい無線機でした。

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縦振りは使えないので(軟弱)、エレキーです。(カツミのEK−155)

う〜ん、今ではとても和文電信での交信はムリです。。。−・ −−− −・・−−−










−・・ ・   −−・・・ −− ・−−−− − − ・・−・

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