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桜井であった奈良県建築士会の講演会で、佐藤滋早大教授・建築学会会長の講演を聴いて、これからの生き方、まちづくりに関わる業としての先行きのヒントを与えていただいた。
 
都市問題経営研究所に20年お世話になった。それは主に再開発事業関連の調査・企画から事業の実施のコンサルタントとしてである。
そして、この再開発事業をとりまとめるまとめ役を再開発コーディネーターと呼び、その職能づくりの最先端を走ったのが、都市問題経営研究所の創始者である藤田邦昭氏である。
 
再開発事業はある種成長期のまちづくり手法と言える。これまでは、保留床により事業資金を捻出する方法で事業が進められてきた。しかし、床需要がない中ではそのような再開発事業は出来なくなってきている。東京以外の地方ではもうそのような再開発事業のやり方は無理と言える状況にある。
 
今後の再開発のあり方として、自力共同建替え型となっていく。そのことを身の丈再開発と言った呼び方をしているが、事例としては、地権者による自力共同建て替え型と呼べるような事例はまだ見られないと思う。
 
こんな再開発を取り巻く情勢と初瀬や三輪の町家の再生まちづくりのについて佐藤滋先生の話を聞いた。
 
先生の話の前半は、歴史的な建造物や景観特に都市景観に関わる話であったが、後半において、そのようなと都市景観を如何に守り育て活用するかを、事業としてとらえようとされている事がわかった。
 
初瀬のまちづくりフォーラムについて、事業論がないことを批判したが、佐藤先生はそれの重要性を十分理解されており、初瀬や三輪のような町でのまちづくり事業の展開方法を提案されていた。LLPにより市民による投資によるまちづくり事業を進めようとの提案であった。
その中で、建築士会の講演会として建築士に、まちづくり事業コーディネーターと言った役割を果たすことを提案されていた。
私はこれだと直感した。
 
まちづくり事業コーディネーターが私が目指すべき職能ではないかと感じたのだ。
 
再開発事業も、マンション建て替え事業も、まちづくり事業の一種である。
協同で建て替える事業、まちを再生する事業もまちづくり事業である。
都市問題にいて、再開発事業・マンション建て替え事業を経験した。
逆に、個人では大規模事業へ関われるようなことはなくなり、初瀬や三輪のような身近なまちづくりでは、報告書を書くだけ、イベントをするだけ、事業と言っても一過性の取り組みだけで終わっている事例が多いと思う。
 
ボランティアのにおいだけで、金儲けのにおいがしないのである。
言い方は良くないが、まちづくりそのものにもっと金儲けのにおいがするようにしていくのがまちづくり事業コーディネーターでは。
きれいな言い方では、まちづくりをボランティア活動でなく、事業として進めるようにするのがまちづくり事業コーディネーターと言いたい。
儲かる気はしないが、そんなまちづくりで儲かる仕組みを作るような仕事をしたいと思う。
4.5年でそんな仕事の目処がつけられないだろうか。
新たな夢が出現した。

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