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以前にもこのブログでご紹介しましたが、私はちょうど10年前の2007年11月にギラン・バレー症候群を発症しました。

ギラン・バレー症候群は、風邪などをひいた後に、体内の抗体が自分の末梢神経を攻撃し、体が動かなくなる病気です。私の場合は重症化して、全身が動かなくなり2か月間寝たきりとなりました。

発症後6か月で復職しました(当時は電機メーカーに勤務)。現在は顔面神経麻痺が残るものの、農作業に影響するような後遺症はありません。

発症から2か月ほどして回復期に入り、ペンが持てるようになったころから始めた日記を振り返ると、震える手で書いた字ではありながら、快復へ向けて熱い気持ちでリハビリに取り組んでいた様子がわかります。

ギラン・バレー症候群発症から10年となった今年を節目に、改めて初心に帰り、農業に熱い気持ちで向き合っていきたいと思います。

≪リンク≫


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発症から2週間後頃(2007年11月)
 体の動きが急速に悪くなり、自呼吸もできなくなった。個室に移され、人工呼吸器をつけた。人工呼吸器をつけているので声は出ないし食事もできない。高カロリー点滴のみで栄養をとった。首と手の人差し指以外は動かない。

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発症から1ヶ月頃(2007年12月)
生まれたばかりの娘。じっとこちらの様子をうかがっていた。

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発症から2ヶ月頃(2008年1月)
リハビリ病院に転院した。バッチグーしているが全然調子は良くない。寝たきりが続いていたため体力が落ちているので30分も座っていると調子が悪くなった。ほほがこけ、下唇が垂れ下がっている。食事はまだスプーン。手の自由がきかないためちゃんと握れていない。

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日記①
発症から2か月ほどして手が動くようになったため書き始めた日記。
字が間違えているのはご愛敬。

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日記②
リハビリのメニューや感じたことも克明に記していた。

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現在の様子(2017年9月)
農作業は特に問題なくこなせています。

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トウガラシの収穫

トウガラシは10月下旬になり葉が黄色になり始めると収穫適期です。

我が家は今年から大田原市のトウガラシ専門メーカー 吉岡食品工業と契約して、トウガラシ約1,900本を栽培しました。吉岡食品工業が開発した「三鷹(さんたか)」という品種です。

大きなはさみで、トウガラシの木を1本ずつ手作業で刈り取ります。刈り取ったトウガラシの木は軽トラックでハウスに運び、ハウス内で陰干しします。

ハウス内に約1,900本のトウガラシの木が並んだ様子は壮観です。2か月ほど干し、1月から2月ごろに選別作業します。どれだけの量のトウガラシになるか楽しみです。


◆トウガラシの収穫
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葉が黄色になり始めると収穫適期です。

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根元から1本ずつ刈り取ります。
根元は太いので大きなはさみを使います。

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刈り取ったトウガラシの木を軽トラックに載せハウスに運びます。

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ハウス内で2か月ほど陰干しします。

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10/22(日)に東京海洋大学越中島キャンパスで行われたGPS・QZSSロボットカーコンテスト2017にスタッフの一人として参加しました。GPS・QZSSロボットカーコンテストは、衛星測位しながら自律走行するロボットカーのコンテストで、今年で11回目になります。


私は就農前に日本版GPS衛星「みちびき」の仕事をしていました。みちびきは今年になって2号機から4号機が打ちあがり、2018年度から本格運用になります。GPS・QZSSロボットカーコンテストはみちびきの利活用を促進するために主に学生を対象として行っています。

今年は19チームのエントリーがありました。事前に行った試走会では多くのチームが参加し、これまでにない高いレベルの走りをしていました。しかし本番当日は台風21号が接近したため、残念ながらレースは中止となりました。代わりに屋内で行った参加者交流会には15チームも参加し、それぞれの機体の特徴をプレゼンテーションしてもらいました。活発な質疑応答が行われとても盛り上がりました。

岩城農場は、スタッフとしての人的支援だけでなく、ロボットカーと賞品の提供をしています。農業の売上げにはつながりませんが、いずれは農業のIT化につながる技術なので、今後も支援していきたいと思います。

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台風による雨でレースは中止となりましたが
屋内にて参加者にプレゼンテーションをしてもらいました。

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岩城農場が提供したロボットカーです。
スマートフォンから操作することができます。

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参加賞として新米とナスを提供しました。

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5月に手で田植えをした仲間たちと、9月9日〜10日に稲刈りをしました。

田植えが遅かったため、稲刈りするには時期が10日ほど早かったのですが、我が家や参加者の都合もあり、この週末となりました。

参加者は我が家も含めて27名でした。例年に比べて参加者が少なかったものの、子ども達が良く頑張り、昨年よりも多く刈ることができました。刈り取った稲ははさ掛けして2週間ほど天日干ししました。

手刈りしきれなかった範囲はコンバインで刈り取り、手刈りのモミと合わせてモミすりしました。約15アール(1アールは10m×10m)の田んぼから、約700kgの玄米がとれました。

レンゲソウの緑肥で育てたこともあり、収穫量は上がりませんでしたが、粒の大きい良いお米になったと思います。今年も楽しい稲刈りイベントでした。


◆手刈り&はさ掛け
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神奈川・東京・千葉から友人家族が集まって稲刈りしました。

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左手で株をつかみ、カマで刈り取ります。

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刈り取った数株をひとまとめにし、ひもで縛ります。
参加者の皆さんはワラの扱いに慣れていないため、
結束にワラは使わず、ビニールひもを使いました。

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束をはさ掛けの台まで運びます。
刈り取りが進むとはさ掛けの台が離れていくため、
想像以上に手間がかかります。

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束をはさ掛けの台に密に載せていきます。

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今年はバインダーも使ってみました。
刈り取りから結束までがあっという間に終わります。

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立派なはさ掛けが出来上がりました。

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終わった後はみんなでバンザイ!

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土でつくったかまどで新米を炊きました。
(他の田んぼで収穫した新米です。)

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上手に炊けて皆さんに大好評でした。

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ご近所の方がアユをおすそ分けしてくれたので、塩焼きにして食べました。


◆天日干しが終わるまで
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稲刈りから数日後に雨が降り
ワラが水を吸って重くなり、はさ掛けの台が下がってきてしまいました。
穂が地面についてしまっています。
(写真奥の方)

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台を修正するために、いったん束を外します。

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台を直して束を戻しました。

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9月17日には台風が来たため、
雨で水分が戻らないように、事前にシートをかけました。


◆脱穀とモミすり
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脱穀(ワラからモミをとる)するために、はさ掛けの台から束を降ろします。

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コンバインの脱穀の機能を使って脱穀します。

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脱穀したモミをタンクに吐き出し、
ライスセンターでモミすりしました。

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15アールで700kgの玄米がとれました。

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コシヒカリの稲刈り

今年のコシヒカリの稲刈りは9月4日に始めました。

昨年は9月1日だったので、3日遅くなりました。播種(種まき)や田植えが早かったのに、稲刈りが遅くなったのは、7月末から8月にかけての日照不足によるものと思われます。

日照不足の影響は収量にも現れました。例年は単位面積(10アール=100m×10m)当たりの収量は玄米で9俵(540kg)を超えていましたが、今年はどの田んぼも約8.5俵(510kg)となりました。

我が家は9ヘクタール強(1ヘクタール=100m×100m)のコシヒカリを栽培したので、約770俵、46トンのコシヒカリがとれたことになります。

日本人1人が1年間に食べるお米は1俵(60kg)と言われているので、我が家は770人分の1年間のお米を栽培したことになりますね。そう考えるとわずかな量な気がします。

ショッピングサイトにて9月16日より新米の発送を開始しました。皆さんに喜んで頂ければと思います。


◆コシヒカリの稲刈り
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9月4日に稲刈りを始めました。

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刈り取った稲のモミはコンバインからダンプに排出します。

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刈り取ったモミを約10件の農家で運営しているライスセンターに運びます。

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ダンプのモミをピットに吐き出します。

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刈り取ったばかりのモミは水分が高いので
乾燥機で規定の水分(14.5%)まで乾燥させます。

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乾燥が終わったモミをモミすり機で玄米にします。

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モミすりしたばかりの玄米です。

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農協用の玄米は「フレコンパック」という1トン入る袋に入れて出荷します。

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自宅用とネット販売用は30kg入る袋に入れて保管します。

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ネット販売用に「新米」のハンコを作りました。

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新米の発送は9月16日に開始しました。

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8月の日照不足について

7月末から8月にかけて東日本では雨や曇りの日が多く、日照時間の少ない状態が続きました。大田原市では、8月1日から8月25日までの日照時間は45時間で、平年比34%と大幅減になりました。(気象庁のデータより)

特に8月14日から22日の9日間は、うち4日が日照時間0時間であり、最高値でも1.2時間と、日照時間が極めて少なくなりました。前年の10分の1です。

露地ナスは日照時間の影響をてきめんに受けました。8月14日から22日までのナスの収量は前年比で半分に落ちてしましました。例年なら毎日収穫作業に追われる時期なのに、今年はすぐに作業が終わってしまいます。

ナスの収量の低下は広域的な現象であるため、ナスの価格は高騰しています。昨年比で約2倍となっています。

「収量が半分で価格が倍ということは、同じ売り上げなのに、仕事は少なく済むのだから良い」という考えもありますが、天候不順の時はナスのツヤが美しくなかったり、形が悪くなったりして、農家としては気分の良いものではありません。やはり太陽がギラギラと輝く、暑い夏であってほしいと思います。

間もなく収穫を迎える稲は例年と比較して不稔粒(ふねんりゅう・モミ殻の中に身が入らない粒)が多くなっています。米の価格は値上がりするとみられています。


◆ナスの様子
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2017年8月は8月14日から22日の9日間は、
2016年比で、日照時間が10分の1、ナスの収量は半分になった。

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2017年8月25日のナス畑の様子。
実の付きが悪く、うどんこ病が発生している。

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ナスの価格は前年同期比で2倍となった。


◆稲の様子
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不稔粒(白いモミ)が多く発生している。

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カエル

我が家のナス畑にはカエルがたくさんいます。我が家はカエルを大切にしています。ナスの害虫を捕食してくれるからです。

大田原市にはトウキョウダルマガエルなど、様々な種類のカエルがいますが、ナス畑にいるのはアマガエルです。アマガエルは高さ方向への移動が得意なため、ナス畑に住み着くようです。

ナスの主な害虫は、ヨトウムシ、タバコガ、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミです。一般的には、これらの害虫を駆除するために、ナス農家は7日〜10日毎に農薬を散布します。しかし我が家は1か月に1回ほどの散布となっています。昨年は5月下旬から11月上旬までの約5か月で5回の農薬使用で済みました。

害虫による多少の被害に目をつむれば、餌の多いナス畑にカエルが集まってきてくれます。しばらくすると害虫の発生とカエルの捕食が平衡状態になり、害虫が一定量以上増えなくなるのです。

農薬を散布しすぎれば、カエルの餌である虫がいなくなるため、カエルもいなくなり、害虫が発生しやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

カエルをナス畑の守り神として、これからも大切にしたいと思います。


◆ナス畑のカエル
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今回は大豆の播種(はしゅ・種をまくこと)と中耕培土(ちゅうこうばいど)を紹介します。

大豆の播種は麦刈りが終わり、耕起をした後の6月中旬から行います。今年の面積は8.5ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)で、6月19日から6月26日まで、7日に分けて播種をしました。

トラクターにつけた播種機を使い、70cmの条幅で、10cm毎に種をまきます。我が家の面積だと約120万粒の種をまいたことになります。

大豆の播種の時期は梅雨のため、湿害に弱い大豆は雨により発芽障害を受けるリスクがあります。一昨年と昨年は播種後の発芽前に大雨に降られ、いくつかの畑が被害にあいました。今年は大雨に降られることはなく順調に生育しています。

播種から2〜3週間したら、中耕培土を行います。中耕培土により、雑草を抑え、倒伏を防止します。7月の暑い時期に行う大変な作業です。この後、大豆は8月上旬に開花し、収穫は11月下旬からになります。

大豆は手間がかかり、連作障害が発生しやすいため、生産者は年々減っています。しかし我が家は日本の食文化を支える作物として、今後も栽培していきたいと考えています。


◆大豆の播種
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トラクターに播種機を取付け、正常に動作するか点検します。

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播種機に大豆の種と肥料を入れて播種します。

播種の様子です。

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種の深さは5cm程度にします。

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4〜5日で発芽します。

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大雨による発芽障害を受けることなく、順調に発芽しました。


◆中耕培土
播種から2〜3週間したら中耕培土を行います。

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