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麦踏み

11月に種をまいたビール大麦は、12月〜3月にかけて2回〜4回麦踏みをします。

トラクターに麦踏み機を取り付けて、麦畑をぐるぐると走り回ります。何百kgもある麦踏み機で麦をつぶすのは麦がかわいそうな気がしますが、麦踏みには、①過剰生育の抑制、②分げつの促進、③根張りの向上、④耐寒性の向上 といった効果があります。

今シーズンは11月〜1月にかけて気温が平年よりも低めだったため、麦踏みに適した状態にまでなかなか生育が進みませんでした。結局1回目が2月中旬にずれ込み、2日目を3月中旬に行いました。

例年のビール大麦の収穫時期は6月上旬ですが、今年は少し遅くなるのかもしれません。豊作になることを願っています。


◆麦踏み
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トラクターに付けた麦踏み機。
昨シーズンまでは共同の麦踏み機を使っていたが、作付面積が拡大しているため、今シーズンは自前のものを作った。

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ナス部門の時給は831円

3シーズン目となったナス部門は、3月13日に片付けまで含めた全ての作業が完了しました。

所得と労働時間をもとにナス部門の時給を計算しました。


 ◆ナス部門成績(2017年・10アール・木の本数630本)
所得(売上ー経費※) 823,528円
労働時間(家族全体) 991時間
時給 831

※ナス部門単独でかかった経費のみ。例えば他部門でも使用する軽トラックの維持費は経費として算入していない。


2015年の時給は917円2016年の時給は890円だったので、年々時給が下がってしまっています。

理由は次の2つと考えています。
  1. 規模を縮小した(2015年850本 → 2016年660本 → 2017年630本)
    ※規模を縮小すると作業効率はどうしても低下します。

  2. 8月の日照不足による収量の低下
    ※8/27にブログで紹介しています。

目標としていた時給1,000円からは離れてしまっていますが、今後も経営改善を進めて時給アップを目指すとともに、おいしいナスを作りたいと思います。


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耕畜連携(こうちくれんけい)とは、米や野菜を栽培している耕種農家が畜産農家へワラなどの飼料作物を供給し、その代わりに畜産農家が耕種農家へ堆肥などを供給する地域の循環型農業のことです。

かつてはほとんどの農家に牛や馬がいたため、各農家が循環型農業を実践していたわけですが、現在は分業が進んだため、耕種農家と畜産農家でやり取りされるようになりました。

我が家は私が就農する前まで牛を飼育していましたが、現在は畜産をやめたため、昨年より近隣の畜産農家と耕畜連携を始めました。

耕畜連携により、耕種農家と畜産農家が無償でお互い必要なものを交換できるわけですし、化学肥料の使用を減らすことができるので、可能な限り耕畜連携をしていきたいと思います。


◆耕畜連携
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米の収穫の際にワラを長いまま田んぼに残しておきます。
このワラを畜産農家が利用しやすいように圧縮して固めます。

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ワラは牛の餌になります。

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牛の堆肥を田んぼに散布してもらいます。

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堆肥により土づくりができるとともに、化学肥料の使用を抑えることができます。

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10月末に収穫して、ハウス内に陰干ししていたトウガラシを、1月上旬〜2月上旬に選別して出荷しました。

出荷にはいくつか納品方法があります。我が家は「房」で納品しました。トウガラシの実を一つ一つもぐのとても時間がかかるので、単価は下がりますが房で納品することにしました。

作業効率と寒さ対策のため、トウガラシを陰干ししているハウス内で作業をします。ハウス内にトウガラシから出る粉が充満し、マスクをしていても咳が出て大変でした。

トウガラシの選別・出荷は、我が家の農閑期に作業ができます。思っていたよりも良いお小遣い稼ぎになりました。

今年もまた同程度の規模(2,000本程度)で栽培する予定です。


◆トウガラシの選別・出荷
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「栃木三鷹(さんたか)」という品種を約1,900本を栽培し、ハウス内で陰干ししました。トウガラシの実を振って「カラカラ」という音がしたら出荷適期です。

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作業効率と寒さ対策のため、トウガラシを陰干ししているハウス内で作業をします。ハウス内にトウガラシの粉が充満し、マスクをしていても咳が出て大変でした。

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トウガラシの木にはトウガラシの実が房状にいくつも付いています。

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1つ1つの房をはさみで切り取ります。

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房での納品は、一つ一つの実での納品よりも単価が下がりますが、作業はだいぶ楽になります。

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白い袋に入れて出荷します。
330kgほどになりました。

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出荷先は大田原市のトウガラシ専門メーカー 吉岡食品工業です。

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作業が終わるとハウスがきれいになってすっきりしました。

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2018年の方針

就農して3回目の新年を迎えました。

私は就農した2015年まで電機メーカーに勤め、ほぼパソコンの前で仕事をしていました。一方、農業は体を使う時間が7、頭を使う時間が3といった具合で、体を動かすのが好きな私としてはちょうどよいバランスです。自然の中で仕事をし日々新たな発見がある農業は、本当に素晴らしい仕事です。

我が家の2017年の農業経営はトウガラシを新規に始め、かつ、水稲・大麦・大豆の面積も拡大しつつ、経営の効率化により外部委託を減らすことができました。2018年は農地が約1ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)増えます。3年間蓄積してきた記録を元に、更に品質の向上と経営の効率化を進めていきたいと思います。

具体的な経営効率化の手段として、以下の農業ITを導入します。
最新テクノロジーをうまく活用して、楽しく農業経営ができればと思っています。



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氏神様の神社

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営農支援システム「アグリノート

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減反政策の廃止

2018年に減反(げんたん)政策が廃止になります。この減反政策の廃止は農家の間で大きな話題になっています。

減反政策とは、国が農家に対して主食用米(人が食べる米)の生産量を制限するために導入した農業政策です。「反」は面積の単位(1反=10アール)です。つまり「米の作付面積を減らす政策」ということになります。

減反政策が必要だった理由は、日本人の米の消費量が減り続ける中で、米の価格を維持するためです。栃木県大田原市の場合、2017年の減反率は約43%でした。つまり、43%以上の土地で主食用米以外の転作(てんさく)作物を栽培しなければならないということになります。我が家は転作作物として、二条大麦、大豆、飼料用米(動物が食べる米)等を栽培し減反してきました。

減反を達成した農家には主食用米1反当たり7,500円の補助金が支給されます。このため、多くの農家は減反を守ってきました。しかし補助金を支給しての規制は、国際的な競争力を低下させているとの見かたから、減反政策は2018年に廃止(つまり1反当たり7,500円の補助金はなくなる)となりました。

減反政策が廃止されることにより、農家は自由に主食用米を生産できると思うところですが、2018年以降も都道府県単位で農業者別の作付参考値が示される予定となっており、「生産調整は継続され、補助金は廃止される」というのが実際のところです。

我が家としては、作業時期の分散・自然災害等のリスク分散の観点で、複数の作物を栽培したほうが経営的には良いと考えています。補助金がなくなるのは痛手ではありますが、これからも二条大麦や大豆などの転作作物を栽培し、規模拡大と作業効率化により、経営を安定させていきたいと思います。


◆我が家の転作作物
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二条大麦

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大豆

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飼料用米

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ナス

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トウガラシ

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大豆の収穫

今年の大豆の栽培面積は約8.5ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)でした。収穫を11月13日に始め、12月7日に終わりました。11月の天候が安定していたため、例年よりも早く終わらせることができました。

今年は8月の日照不足や、2度の台風の襲来があり、実に病気や汚れが多く発生し、品質が低下してしまいました。7月までは順調に生育し、豊作を期待していただけに残念です。

収穫作業では妻が初めて大豆コンバインを運転しました。家族全員で作業をカバーしあえる体制を整えつつあります。大豆は栽培が難しく、栽培する農家が減っていますが、国産大豆は需要が高いので、我が家は引き続き力を入れていきたいと思います。


◆大豆の収穫

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大豆の葉が落ちて、サヤと木が乾燥したら大豆コンバインで収穫します。

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収穫適期の実は手で握るとサヤが簡単に外れ、
実をかじるとパキッと音がして半分に割れます。

歩くくらいのスピードで刈っていきます。
今年は妻が初めてコンバインを運転しました。

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バリカンのような歯で、根元から大豆の木を刈っていきます。

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数軒の農家でコンバインを共同使用しています。
共同のコンバインは3台あるので、我が家は2台で刈ることもあります。

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コンバインの運転席からの景色です。
大豆の状態を見ながら慎重に進めます。

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大豆からのホコリで、ホコリまみれになります。
マスクや眼鏡が必須です。

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刈った大豆は袋に詰めて軽トラで運びます。

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実の水分が農協で指定されている16%以下になるまでハウス内で乾燥させます。

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乾燥が済んだ大豆は農協の集荷場へ運びます。

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味噌などに自宅で使う大豆は選別機で選別します。

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今年は8月の日照不足や、2度の台風の襲来があり、実に病気や汚れが目立ちます。

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選別機で選別しきれなかった病気や汚れの目立つ実は、更に人手で選別します。
子ども達にも手伝ってもらいました。

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ビール大麦の種まき

今シーズンは約8ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)のビール大麦を育てます。

ビール大麦は二条大麦のことで、サチホゴールデンという品種です。11月に種まきをし、6月頃収穫となります。農協を通じて国内大手ビールメーカーに納入し、ビールの原料になります。

今年は11月15日にビール大麦の種まきを始め、11月22日にまき終わりました。期間中の天候が良く、順調に進めることができました

その後、気温の低い日が続いたため、なかなか発芽しませんでしたが、12月6日に発芽が確認できました。

前シーズンはとても良い出来だったので、今シーズンも豊作を期待したいところです。


◆ビール大麦の種まき
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トラクターの後部に付けた播種機(はしゅき)で種をまきます。
10アール当たり8.5kgの種をまきます。

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播種機の角度を調整して、種の深さが5cm程度になるようにします。

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種まきをして3週間後に発芽が確認できました。

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