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トウガラシの栽培

今年は3,600本のトウガラシを栽培しています。トウガラシは夏の間にあまり手がかからず、農閑期となる1〜2月に収入を得られるメリットがあるので、昨年の1,900本から増やしました。

栽培しているのは大田原市のトウガラシ専門メーカー 吉岡食品工業が開発した「栃木三鷹」という品種です。4月上旬に種をまいて苗を作り、6月上旬に定植をします。

栽培2年目となる今年は昨年の反省を踏まえ、雑草対策と強風による倒伏対策をしたので、(一部病気が発生しましたが)順調に生育が進んでいます。

11月に収穫して陰干しし、1〜2月に出荷となります。昨年よりも多くの実を出荷できればうれしいです。


◆トウガラシの栽培
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4月上旬に種をまきます。子ども達にも手伝ってもらいました。

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6×6のセルポットに種を1〜2粒ずつまきました。9割以上のセルで発芽しました。

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1つのセルに1本の苗となるように、間引きと移植をします。

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6月上旬になり定植適期となった苗です。

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ナスと同じ畑に30cmの畝を作り、そこへ定植しました。
1本の畝は90mで300本植わります。畝を12列作りました。

吉岡食品工業から定植機を借りて定植しました。
(2017年撮影)

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雑草対策として通路にマルチを引きました。
マルチをしないと草刈りに大変な労力がかかります。

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8月以降は台風が来るので、強風対策として7月中に支柱を立てました。

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雨が降ると葉っぱに水がたまって上部が重くなり、
風が吹くと支柱を立てていても倒れてきてしまいます。
少しずつ直すしかありません

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トウガラシは白く可愛い花を咲かせます。

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7月下旬の猛暑に耐え、たくさんの実をつけてくれています。

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夏秋ナスの栽培

ナスは今年で4年目になります。今年は5月14日に400本のナス苗を定植しました。

定植後は順調に生育が進み、6月29日には農協出荷を開始しました。しかしその後、7月中旬から8月上旬にかけて猛暑日が続き、乾燥により収量が低下してしまいました。この時期は連日30度後半の暑さとなり、作業に何度も熱中症になりかけました。

1日に出荷する量はピークとなる8月で20kg〜50kgです。前日の天気により収量は変動します。実のなりが多い時は、一人で収穫から袋詰めまですると、朝6時から作業を始めてお昼ごろまでかかります。田んぼの草刈りなどの作業もあるので、暑くても休む時間はあまりありません。家族4人で作業を分担し、夏を乗り切ります。

収穫は10月末まで続きます。あと2か月間頑張りたいと思います。


◆露地ナスの栽培
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ナス苗の定植1〜2か月前に、畑へ堆肥を散布し、土づくりをします。
さらにその後、元肥となる肥料を散布します。

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今年は昨年よりも規模を縮小し、400本のナス苗を定植しました。
昨年の630本から本数を減らしたのは、我が家の主作物である水稲・大麦・大豆の経営面積が拡大したため、作業が間に合わなくなるのを防ぐためです。

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5月14日に定植しました。

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7月中旬から8月中旬まではナスの木に勢いがあり、
実の形も美しく、収穫していても気持ちが良いです。
今年はこの時期に猛暑が続き、ナスの実のなりが低下しました。
暑さの中での作業はとてもきついものでした。

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ナスのヘタにはとげがあるため、実を傷つけないように、
ヘタ同士を合わせるように並べながら収穫します。

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重さ、形、傷の有無など農協の規格に沿って
生産者名が記載された袋に袋詰めをします。

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夏休みには子ども達にも収穫を手伝ってもらいました。

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8月になり台風が2つ来ました。1日中強風の日もあり、
実や枝が傷ついてしまいました。

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台風が来てから1週間程度は、
擦り傷ができて売り物にならないナスがたくさんできてしまいます。

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西日本豪雨など、夏の天候が全国的に不安定だったので、
ナスの価格は例年よりも高く推移しています。

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傷ついたナスは大田原市内のレストランが買い取ってくれることになりました。

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今年から試験的に栽培を始めたキュウリもレストランに納めています。

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大豆の播種・中耕培土

今年は大豆を8.7ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)栽培します。品種は「里のほほえみ」です。播種(はしゅ・種をまくこと)は6月22日から始め、1日2ヘクタール程度まき、6月27日に終わりました。

大豆は発芽時に湿害を受けやすく、梅雨の時期は天気を心配しながら播種することになります。今年は空梅雨で6月下旬にほとんど雨が降らなかったため、播種後4〜5日で順調に発芽しました。

播種後は雑草との戦いになります。播種後の雑草対策として中耕培土(ちゅうこうばいど)をします。中耕培土は条間の土を大豆の根元に上げて雑草を土に埋めることで雑草を枯らします。今年の関東甲信越の梅雨明けは6月29日で、7月に入ってから雨がほとんど降りませんでした。7月12日から7月19日にかけて行った中耕培土により乾燥した土が雑草にかかり、雑草が良く消えました

8月上旬には花が咲き、9月には枝豆として食べることができます。昨年は8月の日照不足で不作となりましたが、今年は豊作となることを願っています。


◆大豆の播種
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「里のほほえみ」という品種の種をまきます。

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トラクターに取り付けた播種機で、種を深さ5cmにまきます。
播種量は10アール当たり5kgです。

大豆の播種の様子

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播種して4〜5日で発芽します。
今年は播種後に雨がほとんど降らなかったため、順調に発芽しました。


◆中耕培土
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大豆の木がある程度大きくなったら中耕培土をして雑草を抑えます。
中耕培土は倒伏の予防にもなります。

中耕培土の様子

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ビール大麦の収穫

今年は8ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)のビール大麦を栽培しました。

冬の間の気温が低かったため収穫は遅くなるとの予想でしたが、春の気温が高めに推移し、収穫は6月1日から6月13日までと平年並みになりました。短期間で急速に生長したこともあり、実がやや細身で、全体としては不作気味となりました。

就農時から自家製ビール大麦でビールを作りたいと思っていました。ハードルは高そうですが、今年は実現したいと思います。


◆ビール大麦の収穫
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穂の曲がり具合を見て収穫敵機を判断します。
種まきをした時期によって若干異なるので、一つ一つの畑を確認してから収穫します。

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収穫時は好天が続き、収穫作業は順調に進みました。

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今年は自家製ビールづくりに挑戦したいと思います。

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田植え

今年の田植えは、4月21日に植え始め、5月30日に植え終わりました。

今年は冬季に降雪が多かったため、水が潤沢で田植えの準備が順調に進みました。ところが、育苗期間中の気温が高く、苗が徒長(とちょう・生長し過ぎること)してしまうという問題が起きました。やはり自然相手なので全てはうまくいきません。

作付面積は主食用米の「コシヒカリ」が約10ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)、飼料用米の「月の光」が約4ヘクタールの合計14ヘクタールです。私が就農した3年前の作付面積は7ヘクタール弱だったので、2倍以上に増えました。今年の4月に入ってからも3人の貸し手に作付依頼され、忙しい田植えになりました。

作付面積の拡大に対応するため、作業効率化の手段として、今年はコシヒカリ全面積で1坪50株植えをしました。従来の1坪60株植えだと育苗箱を10アール当たり16箱使うところ、1坪50株植えだと10アール当たり12箱で済みます。育苗の手間・育苗資材・育苗ハウスの面積のどれもを減らすことができます。さらに、田植え時に育苗箱を運搬する手間も省けます。昨年実験的に1坪50株植えを試したところ、1坪60株植えと収量に大きな差はないことから、今年から全面積で1坪50株植えにしました。

また今年は実験的に高密度播種も試しました。高密度播種とは、育苗箱1箱にまく種の量を従来よりも増やして育苗する技術です。我が家は通常、催芽モミ(さいがもみ・水分を吸って芽が出た状態のモミ)で1箱165g播種します。高密度播種では1箱300g播種しました。高密度播種対応ではない一般的な田植機でかき取り量を最小にして1坪50株で植えたところ、10アール当たり10箱でした。播種量については今後調整が必要ですが、生育に問題がなければ徐々に高密度播種を広げていきたいと思います。

水稲栽培は数千年の歴史があるのに、技術的にはまだ進化しています。積極的に新技術を導入して、経営の効率化・安定化を図っていきたいと思います。


◆田植えの様子
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4月21日に田植えを始めました。

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4月下旬の気温が高く、苗が早く伸びました。
早く植えたくても、田んぼを田植できるようにする準備には時間がかかるため、
苗が徒長してしまいました。

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今年のコシヒカリは全量1坪50株植えをしました。
単位面積あたりに使う育苗箱の数が減るため、特に苗の運搬が楽になりました。

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田植えは5月30日までかかりました(写真は飼料用米)。
左隣はビール大麦畑です。刈り取り適期が迫っています。

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左は従来の1箱165g播種、右は1箱300gの高密度播種です。

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我が家の田んぼでタガメを捕まえました。
(飼おうと思いましたが逃げられました。)

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2015年4月に、東京の電機メーカーの会社員から、栃木県大田原市の妻の実家で農家になり、3年が経ちました。

知り合いはいない、農業技術は全くない、という中でのスタートでしたが、この3年間で、義両親や地域の皆さんから農業技術を学び、ようやく自信をもって農作業に取り組めるようになってきました。

またこの間、経営規模を拡大し、農機などの農業設備の充実を進め、経営感覚も身についてきたと自分なりに感じています。

その一方で、全国には先進的、かつ、大規模に農業経営をしている農家がたくさんいます。我が家はどういう方向で農業を営んでいくべきか、日々苦悩しています。

そういったことも含め、自然という大きな枠組みの中で、自分自身でリスク管理をし、家族とともに仕事をする農業は、本当に素晴らしい職業だと思います。

学ぶべきことはまだたくさんあります。ますます楽しみな4年目です。

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麦踏み

11月に種をまいたビール大麦は、12月〜3月にかけて2回〜4回麦踏みをします。

トラクターに麦踏み機を取り付けて、麦畑をぐるぐると走り回ります。何百kgもある麦踏み機で麦をつぶすのは麦がかわいそうな気がしますが、麦踏みには、①過剰生育の抑制、②分げつの促進、③根張りの向上、④耐寒性の向上 といった効果があります。

今シーズンは11月〜1月にかけて気温が平年よりも低めだったため、麦踏みに適した状態にまでなかなか生育が進みませんでした。結局1回目が2月中旬にずれ込み、2日目を3月中旬に行いました。

例年のビール大麦の収穫時期は6月上旬ですが、今年は少し遅くなるのかもしれません。豊作になることを願っています。


◆麦踏み
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トラクターに付けた麦踏み機。
昨シーズンまでは共同の麦踏み機を使っていたが、作付面積が拡大しているため、今シーズンは自前のものを作った。

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ナス部門の時給は831円

3シーズン目となったナス部門は、3月13日に片付けまで含めた全ての作業が完了しました。

所得と労働時間をもとにナス部門の時給を計算しました。


 ◆ナス部門成績(2017年・10アール・木の本数630本)
所得(売上ー経費※) 823,528円
労働時間(家族全体) 991時間
時給 831

※ナス部門単独でかかった経費のみ。例えば他部門でも使用する軽トラックの維持費は経費として算入していない。


2015年の時給は917円2016年の時給は890円だったので、年々時給が下がってしまっています。

理由は次の2つと考えています。
  1. 規模を縮小した(2015年850本 → 2016年660本 → 2017年630本)
    ※規模を縮小すると作業効率はどうしても低下します。

  2. 8月の日照不足による収量の低下
    ※8/27にブログで紹介しています。

目標としていた時給1,000円からは離れてしまっていますが、今後も経営改善を進めて時給アップを目指すとともに、おいしいナスを作りたいと思います。


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