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ナス部門の時給は937円

4シーズン目となったナス部門は400本を栽培しました。2月15日に片付けまで含めた全ての作業が完了しました。所得と労働時間をもとにナス部門の時給を計算しました。


 ◆ナス部門成績(2018年・10アール・木の本数400本)
所得(売上ー経費※) 572,995円
労働時間(家族全体) 612時間
時給 937

※ナス部門単独でかかった経費のみ。例えば他部門でも使用する軽トラックの維持費は経費として算入していない。


ナス部門は年々規模を縮小していて時給は減少していたのですが、今年は過去最高となりました。

2015年 850本 917円
2016年 660本 890円
2017年 630本 831円
2018年 400本 937円

時給が過去最高となった理由は次の2つと考えています。
  1. 夏の高温干ばつにより販売単価が高く推移したが、出荷数量は安定していた
    (所得の向上)

  2. 台風などの被害が少なく、災害対応の手間がかからなかった
    (作業時間の減少)

トウガラシの時給1,410円と比較すると少ないですが、栽培技術と所得の維持の観点で、今後もナスの栽培は続けていく予定です。


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2年目となる2018年シーズンは約3,600本のトウガラシを栽培しました。

トウガラシの刈り取りは通常10月下旬から11月上旬に行いますが、2018年の秋は暖かかったため、実が赤くなるのが遅れ、11月中旬の刈り取りとなりました。

刈取り以降ほとんど雨が降らなかったので、ハウス内での乾燥が順調に進みました。2019年1月上旬に出荷作業を開始し、2月5日には片付けを含めて全ての作業が終わりました。

所得と労働時間をもとにトウガラシ部門の時給を計算しました。


◆トウガラシ部門成績(2018年シーズン・20アール・約3,600本)
所得(売上※1ー経費※2) 269,232円
労働時間(家族全体) 191時間
時給 1,410

※ 乾燥するハウスサイズに合わせて、半量の約1,800本は乾燥後の出荷、残りの半量は生(刈り取ってすぐ)出荷した。生での売上は乾燥したものの3分の1以下となる。
※2 トウガラシ部門単独でかかった経費のみ。例えば他部門でも使用する軽トラックの維持費は経費として算入していない。


ちなみに2017年シーズンのトウガラシ部門の時給は1,325円でした。2019年はハウスを増設するので、さらに高収益化を図りたいと思います。



◆刈り取り(11月)
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実が色付き、葉が黄色くなり始めたら収穫適期です。
2018年の秋は暖かかったため、刈取りが11月中旬にずれ込みました。

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大きなはさみを使って根元から刈り取ります。
根元あたりは太くなっているのでなかなかの重労働です。

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刈り取った木を軽トラックに積んでハウスに運びます。

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ハウス内で約2か月間干しします。
日光が当たると品質が低下するため、マルチで天井を覆い日光を遮ります。


◆出荷作業(1〜2月)
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トウガラシが乾燥したら、木からトウガラシの房を切り取ります。

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切り取った房はこんな感じです。

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軽トラに積んで出荷します。

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出荷先は大田原市内にあるトウガラシ原料メーカーの吉岡食品工業です。

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大豆の収穫

2018年は「里のほほえみ」という品種の大豆を、約8.7ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)栽培しました。11月19日に収穫を始め、12月10日に終わりました。

収穫後は実に含まれる水分が16%以下になるまでハウス内で乾燥します。2018年は収穫時に乾燥が進んでおり、すぐに農協へ出荷することができました。

2017年は8月の日照不足や9月の台風などで不作となりましたが、2018年は7月から8月にかけての猛暑があったものの、大豆の作柄は良く、豊作となりました。連作障害が心配された畑でもほとんど障害が発生せず、全体的に大きくてきれいな実が収穫できました。

大豆は栽培に手間がかかる上に、値が下落傾向にあり、生産者が減っています。作業の効率化を進め、自給率が7%しかないこの作物を頑張って生産していきたいと思います。


◆大豆の栽培
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大豆コンバインでかきとるように収穫していきます。

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収穫時には枝から葉が落ち、サヤだけが残ります。
収穫適期には枝をゆすると「カラカラ」とサヤの中で実が動く音がします。

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2018年は実が大きく、きれいな大豆が収穫できました。

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コンバインが古いので何度も故障し、立ち往生しました。
収穫作業の効率化は大きな課題の一つです。

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収穫した大豆は袋に入れてハウス内で乾燥させます。
2018年は収穫時点で水分が低かったため、すぐに出荷できました。

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農協の施設に出荷します。

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2019年の方針

就農して4回目の新年を迎えました。

昨年は農業ITを導入して、経営効率化を進める方針を立てました(2018年の方針)。実際に農業用ガイダンスシステムとクラウドサービス「アグリノート」を利用し、経営効率化を実現することができました。

2019年は新たに2つのチャレンジをしたいと思います。
  1. 新たな栽培体系へのチャレンジ
    今年は水稲で新品種(2品種)を取り入れる予定です。これまで食用米はコシヒカリのみでしたが、新品種はコシヒカリと田植え時期と収穫時期が異なるため、作業分散とリスク分散ができます。育苗ハウスを1棟増やし、作業の効率化も進めます。

  2. 6次産業化へのチャレンジ
    6次産業とは、「農林漁業が食品加工・流通販売もおこない新たな付加価値を生み出すこと」です。我が家は就農した2015年〜2016年にも6次産業化にチャレンジしましたが、その時の結論は「1次産業に集中した方が効率的」でした。しかし現在は6次産業に関するノウハウと、人脈、販売ルートが出来上がりつつあります。2018年の後半には「麦コーヒー」と「おやつ麦芽」を商品化しました。岩城農場の農作物を直接消費者の皆様に届ける取り組みをさらに進めていきたいと思います。


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栃木県北部の那須野ヶ原には那須疏水(なすそすい)という用水路があります。我が家の主な田んぼはこの那須疏水の水を使っています。

子ども達が冬休みの間に那須疏水を調べてきました。子どもが冬休みの宿題としてまとめたレポートを掲載します。


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★調べたもの
那須疏水(なすそすい)

★調べた日
2019年1月2日(水)

★調べた理由
親園で農業に使われている水がどこからきているか知りたかったから。

★調べた場所
①西岩崎頭首工
②戸田調整池
③那須野ヶ原博物館
④第三・第四分水
※深山(みやま)ダム(雪のため行けなかった)

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那須疏水の全体図
※「那須野ヶ原の疏水を歩く(随想舎)」より


①西岩崎頭首工
那須疏水は那須野ヶ原に水をいきわたらせるために、約130年前に作られました。那須野が原は扇状地で、火山灰でおおわれているため、水はけがよすぎて水を手に入れるのが難しかったからです。
那須疏水は那珂川の上流にある西岩崎の頭首工から始まっています。西岩崎のさらに上流には深山ダムがあります。深山ダムは雪のため今回は見学することができませんでした。
西岩崎頭首工は親園から直線で約25kmあります。こんな遠いところから人の手で作られた水路で水が来ているとは思わずおどろきました。

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西岩崎頭首工


②戸田調整池
戸田調整池は那須疏水につながっていて、那須野ヶ原に安定して用水を供給するために設けられたため池です。

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戸田調整池


③那須野が原博物館
那須塩原市三島にある那須野ヶ原博物館に行きました。休館日でしたが、那須疏水の解説を見ることができました。社会の授業で習った印南丈作、矢板武も説明されていました。

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那須野ヶ原博物館


④第三・第四分水
第三・第四分水の施設は千本松牧場のすぐ近くにあります。ここには堰があり、水を分けて西那須野や大田原に水をいきわたらせています。親園には第四分水が来ています。水の量が多く、水の速さがとても速かったです。
親園へと続く第四分水を上流からたどっていくと、道に沿って流れていることがわかりました。いつも車から見ている水の流れが、親園から遠くはなれた西岩崎からスタートしている水だということを知ることができました。

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第三・第四分水
※「那須野ヶ原の疏水を歩く(随想舎)」より

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第三・第四分水案内板

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第三分水堰

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第四分水堰

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第四分水用水路


★感想
水はけのよい那須野ヶ原に水をいきわたらせるために、昔の人が大変な努力をして疏水を作ったことを知り、すごいと思いました。親園の農業の水は簡単に手に入るものではなく、那須疏水に支えられていることがわかりました。

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ビール大麦の種まき

今シーズンは8ヘクタール弱(1ヘクタールは100m×100m)のビール大麦を育てます。

昨シーズンまでは「サチホゴールデン」という品種でしたが、今シーズンから「ニューサチホゴールデン」に品種が切り替わりました。ニューサチホゴールデンは、サチホゴールデンが持つビールの醸造品質と多収性を引き継ぎつつ、ビール鮮度の劣化原因である物質が欠失しているという特性があります。

種の量や時期、肥料など、栽培方法は従来通りです。我が家は11月11日から11月23日に種をまきました。収穫は6月上旬の予定です。

今年はビール大麦を使った商品づくりも進めました。11月にはノンカフェインの麦コーヒーを商品化し、2019年3月にはオリジナルビールが出来上がる予定です。こちらも楽しみです。


◆麦の種まき
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トラクターに播種機(はしゅき)を付けて8条まきします。
今シーズンは天気が良く、順調に種まきを進めることができました。

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麦の種です。
今シーズンから「ニューサチホゴールデン」という品種に切り替わりました。

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種まきから1か月経った畑の様子です。


◆ビール大麦を使った商品の開発
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ビール大麦はほぼ全量を農協に納めますが、
一部残して一般売りする商品づくりを進めています。
第一弾は「麦コーヒー」です。
ノンカフェインで香ばしくほんのり甘いのが特徴です。

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我が家のビール大麦を使ったオリジナルビールを作るために
大手ビール会社に麦芽製造を委託しました。

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麦芽を宇都宮のビール工房に持ち込み、ビール製造を委託しました。
2019年2月に仕込みが始まり、3月に受取り予定です。
楽しみです。

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ライフワークとなっているGPS・QZSSロボットカーコンテスト2018に参加しました。

GPS・QZSSロボットカーコンテストは、衛星測位しながら自律走行するロボットカーのコンテストで、11月11日に東京海洋大学越中島キャンパスで開催されました。今年で12回目になります。


日本の測位衛星である準天頂衛星みちびきが2018年11月1日にサービスを開始したため、みちびきの主幹である内閣府の参事官も挨拶に駆けつけてくださいました。全19チームが出場し、晴天の下、競技はとても盛り上がりました。

岩城農場は今年からこのコンテストのスポンサーになり、入賞者への副賞や、参加賞を提供しました。いずれ農業のIT化につながる技術なので、今後もこのコンテストを応援していきたいと思います。


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それぞれのチームが工夫を凝らし、個性的な走りを見せてくれました。

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大学生・高等専門学校生が中心で、社会人の参加もありました。

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我が家は息子が参加しました。
実際に作ったのは私ですが思い通りには走りませんでした。

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岩城農場はスポンサーとして、準優勝者への副賞(Bluetoothスピーカー)と参加賞の新米・ナスを提供しました。


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稲刈り

今年の稲刈りは8月29日に開始しました。例年は9月に入ってから刈り始めますが、7〜8月の猛暑により登熟が早まり、前倒しとなりました。

我が家が栽培したのは、主食用米のコシヒカリが約10ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)、飼料用米の月の光が約4ヘクタールです。

今年は作業効率化を図るためコシヒカリの移植密度を1坪60株から1坪50坪に減らしたのに加えて、7〜8月の猛暑もあったため、減収を心配しましたが、単位面積(10アール=100m×10m)当たりの収量は玄米で約10俵(600kg)とむしろ豊作になりました。くず米(規格サイズ未満の米)が少なく、品質も高くなりました。

飼料用米の収穫も含めて、10月17日に収穫がすべて終わりました。一息つきたいところですが、トウガラシの収穫、ビール大麦の播種、大豆の収穫と12月中旬までは忙しい日々が続きます。もうひと踏ん張り頑張ります。


◆稲刈り
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例年より早い8月29日に刈り始めました。

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畦畔には彼岸花がきれいに咲いています。
彼岸花には根に毒があるため、畦畔を荒らすモグラが減ると言われています。

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7〜8月の猛暑で減収が心配されましたが、地域全体で豊作でした。

5月に仲間と田植えした田んぼを稲刈りしました。

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手刈りした稲ははさ掛けして2週間以上天日干ししました。

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10月17日に収穫がすべて終わりました。

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新米とサンマの相性は最高です。

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