|
今日のニュースで出ていましたね。(読売新聞より抜粋) 花粉症対策商品として販売されているスギ花粉加工食品のカプセルを飲んだ和歌山県内の40歳代の女性が全身性のアレルギー反応で一時意識不明の重体になった。女性は2日後に意識を回復し、現在は快方に向かっているらしい。食品は山形市の会社が製造・販売している「パピラ」。女性は23日夜、カプセル1個を飲用して友人とテニスをしていたところ、約30分後に全身にじんましんが出て息苦しくなった。すぐに病院で受診したが、診察中に口の中が腫れて、気道が圧迫され、意識不明に陥ったという。和歌山県から連絡を受けた山形県は24日、食品衛生法に基づき、会社に立ち入り調査をした。厚労省では、食品と症状との因果関係を調査している。一方、インターネットなどで花粉症に対する効能をうたって販売している点については、無承認医薬品の広告を禁じる薬事法違反の疑いがあると判断。販売業者の所在地が確認された7府県に対し、こうした販売をやめさせるよう業者への指導を要請した。 天然素材100%の「パピラ」については、 http://www.e-kanekoya.com/s_ichiosi_papira.htm に製品の説明記事がありますが、今回の報道でこのページは今後消えるかもしれませんね。 この宣伝のなかで、スギ花粉を飲用することによっての治療効果が謳われています。減感作効果を期待したものと思われますが、果たしてエビデンスがあるのでしょかね。 減感作療法スギ花粉症の治療のひとつにスギ花粉のエキスを非常に薄い濃度から少しずつ高い濃度にステップアップしたものを毎週1回(その後の経過によっては週1回とか月1回に注射のインターバルが長くなりますが)皮下に注射していく「減感作療法」があります。症例によってはよく効いてくれて、一般的に行われている内服薬による治療を必要としなくなるほど治療効果が上がる場合があります。実施した医師によって報告が異なりますが、治療成績は20%〜60%と結構ばらつきがあります。しかしながら、症状の出ていないときに毎週通院しなければならないため、患者さんと医療関係者の根気が要求されます。また、治療効果が確実でないため、ドロップアウトしてしまう症例の多いのも事実です。しかしながら、減感作療法が奏効した症例があることも事実です。最近は、減感作の期間を短縮する目的で、入院して1日で減感作を終了させてしまう「急速減感作療法」が試されたり、減感作注射用のスギ花粉エキスを綿に沁みこませたものを舌の下(舌下投与)に一定時間留めておいて吸収させる「舌下減感作」が試されたりしています。注射用の薬剤を舌下から吸収させてよいかどうかも今後の評価を仰がなければなりませんが、いずれにせよ確固たる安全で確実な減感作療法はまだ確立していないのが現状かもしれません。 今回、ニュースで取り上げられた「パピラ」の宣伝の中にこのような文章があります。 注射により作り出す抗体の動きは完全ではなく、多少ともアレルギー反応を起こす可能性を残しています。それに比べ飲用はアレルギーを起こしません。 これは事実ではありません。実際にアレルギー症状が出ていることでも明らかですね。この新聞報道の方は活字による報道が真実だと仮定すればアナフィラキシーショックあるいはアナフィラキシー様症状を起こしたようです。回復して本当に良かったですね。 健康食品と称しているさまざまな商品に対して、本当らしいかどうか、エビデンスのあるものなのかどうか、は使用する国民が注意しなければならないのは当然ですが、健康食品と銘打っている以上、安全性を国が確認する、認可する作業が必要なのではないでしょうかね。あるあるの捏造放送と根が同じように思えますが、如何なもんでしょうか。
|
全体表示
[ リスト ]





花粉症は本当にこわいです。私はのどが痒くて咳がとまらなくなるんです。蕁麻疹も触れたところが水ぶくれになったりと最近は本当に悩んでおります。
2007/6/26(火) 午後 11:39 [ ネフェ ]