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マタイによる福音書15章21節〜28節 本日の箇所で、イエス様は、カナンの女の信仰を褒めています。イエス様が、人の信仰を褒めるのは珍しいことです。直接的に信仰を褒められたのは、カナンの女とローマの百人隊長だけでした。彼らは、二人とも異邦人です。毎週礼拝を献げていたわけでも、熱心に聖書を学んでいたわけでもありません。むしろ、当時のユダヤ教社会においては、救いの外側にいると考えられていた人たちです。 弟子たちにとって、どれだけ衝撃的な出来事だったでしょう。彼らは、イエス様の弟子でありながら、褒められるどころか、二度も「信仰の薄い者たちよ」と言われています。しかも、その二つの場面は非常によく似た場面です。いずれもガリラヤ湖を舟で渡っていた時、嵐に遭遇し、波に悩まされた時の事です。弟子たちは、溺れそうになりながらイエス様に助けを求めます。それに対して言われたのが、「信仰の薄い者たちよ」という言葉でした。しかし、カナンの女も「主よ、どうかお助けください」と言っています。同じように主に助けを求めているにもかかわらず、その評価は180度違うのです。一体どういうことでしょう。何が評価を分けたのでしょう。 決定的な違いは、「助けてください」という言葉に込められた信頼であると思います。弟子たちは、信頼というよりも、嵐に対する不安や恐怖から、助けを求めています。イエス様に助けを求めるというよりは、藁にもすがる気持ちで助けを求めています。もしかすると、誰でも良かったのかもしれません。それに対して、カナンの女は、イエス様でなければいけなかったのです。イエス様にこそ救いがある。そう確信して、助けを求めたのです。苦しい立場に置かれながらも、彼女の目は希望を見つめています。イエス様は、そんな彼女の信仰を褒めたのです。(村田悦牧師) |

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