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化学(応用化学/物理化学)

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久々に化学ネタの記事を書いています。
先日、大きな書店に立ち寄った際購入した"NMR"の解説本です。

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NMRというのは"Nuclear Magnetic Resonance"の頭文字で
日本語で書くと核磁気共鳴という事になります。
少し測定手法や対象物が違いますが皆さんがもしかしたら
お世話になった事の有る"MRI"と基礎は同じです。
このNMR、私が化学に何かしら携わっていた頃は毎日の様に使用していました。
今では有機・生物化学(製薬/医療/臨床検査/品質保証等)には
無くてはならない測定方法で少し忘れかけている自分への勉強用に購入しました。
NMR、具体的には有機化合物/アミノ酸/タンパク質の構造決定には絶対必要です。


私が取り扱っていた頃はカーボン13NMRを測定しようとすると
対象物にも依りますが一昼夜測定をしないと満足な結果が得られない事も多々有り
何とか時間短縮出来ないかなぁ、と一人思ったりしていました。
書籍に記載通り、今では大変強力な超伝導が可能な事/コンピュータの性能向上等で
時間が短くて良い模様です。また、磁場の調整(シム調整という)も今や
マニュアル操作でなく全てオートで可能な機種が大半を占める様になった事が良いですね。

NMRは基礎を学ぼうとすると、どうしても電磁気学や量子力学の知識が必要です。
それらにも興味が有るので復習を兼ねて読んでいます。
先日大きな書店へ立ち寄った際、分析化学に関する書籍で解りやすい物が有りましたので購入しました。

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分析化学について簡単に述べると、例えば目の前に物質"A"が有って
それが一体原子/分子レベルでどの様な状態なのかを研究する学問と言えます。
無機物なのか有機物なのか判断する事も求められるでしょうし
"A"の中に含まれる不純物"B"の割合がどの程度なのかを知りたい場合も出てきます。
この書籍中には、試料のサンプリング方法から実際の機器分析の事例を
解りやすく解説しています。

"核磁気共鳴分光法"(NMR)、"紫外-可視分光法"(UV-Vis)、
"マススペクトル"(MS)等は有機物質の構造決定では欠かすことの出来ない物で
更に"蛍光X線分析"や"透過 or 走査型電子顕微鏡"(TEM or SEM)は
無機物分析に大きな威力を発揮しています。

本書籍中に紹介されている殆どの分析機器は、当方が学生時代から今に至るまで利用した事が有ります。
利用経験が有るからと、原理・理論を"思い込み"しない為に各ページを読み進めています。

近くの行きつけ本屋さんで見つけた書籍です。

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カラー刷りの元素周期表が付録で付いてきます。

実際の元素はどの様な形で産出されるのか
物理/化学的性質、使用用途等ある程度踏み込んだ記載のある書籍です。
周期律表に、記念すべき日本の名前が付けられた"ニホニウム"も掲載。

今年は、周期律表を実らせたロシアの化学者"ドミトリー・メンデレーエフ"
没後110年に当たる年です。ぜひ元素に目を向けてみてください。


+ 追記  周期律表の歴史
古くから(古代ギリシャ時代)物質を構成する
最小単位は何か?という問に対して数々の偉人が解を出そうと試みています。
記録に残る最古の例は"デーモクリトス"が
"万物は元素から成る"との仮設を立てた事があり、
これはどちらかと言えば思考実験、哲学に近い考え方でした。

時代が流れ、近代ヨーロッパの"ラヴォアジエ"が
化学原論と銘打った書籍で33の単一物質を記載し、
(今では元素とは言えない"酸化カルシウム等が含まれています。)
ニューランズが"オクターブの法則"と名付けた元素を
原子量順に並べたものが出てきます。
ニューランズの法則は、当時学会から冷淡な態度しか帰って来ず
"では元素をアルファベット順に並べてみるか"と返事した学者も居たようです。
メンデレーエフが決定打となったのは、将来発見されるであろう
元素の物理学的特性を、見事的中させた事に有ります。
例えば、当時"ゲルマニウム(Ge)"は発見されておらず
"エカケイ素"と呼ばれていましたが、実際発見されて
メンデレーエフの予想した数値とほぼ誤差範囲で一致しているため、良い例として語り継がれています。
また、各元素の発見に関して今では歴史の中に埋もれている
錬金術やフロギストン説に関与した、有名無名の人々が関わっている点も注目に値します。

現代では、素粒子まで考慮する必要のなる元素の数々。
これからどの様に発展していくか、学生時代化学を勉強した一人として楽しみです。

化学実験とガラス細工

久しぶりの"化学"ネタです。

有機化学で、各種合成を行う際は当然ガラス器具を用いて実験を行うことが多いです。
フラスコ、冷却管、カラムクロマトグラフィーや各種アダプタ等挙げればキリがないほどです。
今の時代は当てはまらないと思いますが、当方が学生時代は
ガラス器具で"無いもの(高くて買えない物)はガスバーナを使って自作する"事をよくやっていました。
例えば、首が一つのナスフラスコにもう一つ首をつけ、不活性ガス雰囲気化で
実験できるようにしたり、合成物を真空乾燥させるのに必須の真空トラップを自作していました。

化学におけるガラス細工は、簡単そうに見えてかなり習熟が必要な作業で
当方初めの頃は殆ど上手く行かなかったので所属研究室の
指導教員に教えを請い半年程練習して、何とか使える代物が出来上がったのを覚えています。
(無論ガラス細工用ガスバーナを用いるので、火傷を何回したか覚えていません。)
その方は講義や学会等で忙しい中、親身に惜しげもなくガラス細工の
テクニックを教えて頂き上手くいかない場合のコツを伝授してもらいました。
だんだん慣れてくると、自分が使う器具だけではなく同じ研究室仲間
他研究室からも依頼が有ったら作るようになって腕を磨くには良い環境でした。

何事にも言えることだと思いますが、自作したものは愛着が湧きますし自信にも繋がります。
そんな昔話を交えての雑記でした。
(私が所属した研究室はまだ健在ですので、もしかしたら作ったのが残っているかも…。)
話は逸れますが、今になっても例えばアマチュア無線では自作が好きですね。
毎年のように猛威をふるう、"インフルエンザ ウイルス"による感染症。
罹るとつらい症状と強い感染力で、個人の活動は元より
社会全体にも大きな影響を与えます。
同時期に発生する、"ノロ・ロタウイルス"系も厄介者。
名前はよく聞くけど、一体この2種類のウイルスの違いは何でしょうか。
共通して言えることは、"RNA"ウイルスということ。
これはウイルスの遺伝情報が2本鎖DNAではなく、1本鎖であるRNAへ記憶されていることです。

大きな違いは、インフルエンザウイルスは表面に突起状の
"エンベロープ"と呼ばれるものを持ち、石鹸やアルコール等で
容易に不活性化されることです。
よってインフルエンザ予防に"手洗いとうがい"が有効と言われる所以は
ここにあります。
逆に"ノロ・ロタウイルス"はこのエンベロープを持たないため
石鹸やアルコールに対して抵抗力を有し塩素系消毒薬
で不活性化させることができます。
もちろん"手洗いとうがい"で物理的にウイルスを除去
することも期待はできます。

更に"ノロ・ロタウイルス"には今のところ有効なワクチン、
特異的な治療法が存在しません。これには理由があり
このウイルスの培養方法が見つかっていないためで
インフルエンザワクチンのように鶏卵で培養して
ワクチンを生産するという方法が出来ないためです。

2月といえどもまだまだ寒い時期が続きます。
十分に休養をとって、体に抵抗力をつけておき
これらのウイルスから身体を守りましょう。

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