|
2015.7.5(日)
国指定重要無形民俗文化財「牛の角突き」
小千谷闘牛 7月場所を終えて思う独語。。。
変わりがわるの天気予報も前日の雨でスッキリし、当日を迎えられた7月場所
この暑さが気になる時期にしてはナイスなコンディションで牛にとっても皆さんにとっても程よい角突き日和になりました。
この日は遥々岩手県から、現在小千谷で活躍する角突き牛たちの生産者の皆さん方が駆け付けてくださり、その成長と活躍を観ていってくださいました。
私はいつも思うのは、牛は話ができないだけで人と同じ、むしろ年れで例えると人の5歳に数えられるといわれる角突き牛たちにとって、1〜3歳(5歳〜15歳)までの幼少期を情愛あふれる牛飼いで育ててくださった皆さんとの再会は、元気倍増となったのではないかと思います。
小千谷、山古志地域で現在も伝承されている、牛の角突き習俗。
その歴史は1000年ともいわれていますが、牛がこの地域に繋がったのは、遠く南部(岩手県)から南部鉄などの物品を当時は牛の背中に乗せて運んでいた(荷かけ牛)、その牛たちを連れて戻るのではなく、この地域に売って行った。
その牛たちを戦わせたところ喧嘩が激しく娯楽のなかった地域に活気をもたらした。
もともと二十村郷は地味がよい(土地が肥えている)ので、青草を食べて体力が戻りやすく、牛の喧嘩を楽しんで一冬飼育しても購入時より高く売れた。
牛の角突きをとおした地域同士の競い合い、団結、共通の楽しみとして盛んとなって定着したといわれている。
我々の牛の角突き文化は南部の方々、牛たちとのつながりがあってのものであること。常々聴かされてきたものです。
これから先、この文化はどうなっていくのでしょう。
ただ間違いなく言えるのでは、牛があって、人を繋げてくれて、人と牛、人と人、地域と地域、お互いの出会いを紡いでくれているこの文化を全力で使命感をもって伝承していく。まずは自分たちが楽しみながらこの喜びに感謝していくことを忘れないということが未来への懸け橋になっていくのだと信じてやみません。
今日は宣言のような独語でしたが、今年も8月、9月、10月、11月と残り4場所!! 本当に一年はあっという間ですね。引き続き元気に楽しんでいきますので、どうぞ初めての方は一度ご覧になっていただけたらとおもいます。
|
全体表示
-
詳細
コメント(0)
|
平成27年5月3日
小千谷闘牛の初場所
どの対戦も良かった中で、特にわたしが印象的で記憶に残ったのは忠左ェ門1号。
この牛は17歳を迎え、人間にたとえるなら気力はあっても身体は動きが悪いを越えて出場すら常識の範囲から外れるであろう晩年ともいえる年齢です。
その対戦相手は「門兵ェ9歳」働き盛りの角突き牛でした。
実はこの門兵ェは若いときに忠左ェ門と同じ牛舎で一緒に暮らしていた牛でした。
岩手県南部地方から越後に導入され、小千谷闘牛会で震災後にあらたに設立された牛舎ができて移るまでとした数年を共に(忠左ェ門牛舎で)暮らしていた両牛なんです。
人間でたとえるとするなら兄弟分・・・、っと言うより親子くらいの歳の差とたとえるのが妥当な年齢差ですが、名牛忠左ェ門に学び、教えられながら成長してきたことは間違いない、そんな間柄の牛同士なのです。
今回の初場所の取り組みを見たとき、「まさか」と思いました。
本心を言えば、「もしや」と感じていたのは私だけではないとも思いますが、後に伺ったところ、やはり今回の初場所をもって忠左ェ門は現役の引退を考えていたそうです。そんな決意と、覚悟を勝手に妄想していた私でしたが、それがあるゆえに対戦前から牛持ちの心境、牛同士が顔を合わせた際にみせる表情がどうなることか、勝手に妄想してしまい、勝手に感慨深い気持ちになっていました。
いざ両牛が土俵で向かい合い、わかりあったような眼つきになったようにみえました。「そうか、お前がここまできたか・・・」兄貴分の忠左ェ門1号はそんな気持ちとメラメラする気概が伝わってくるようでした。
押し合いになっていくと体力差が顕著に見えてくる。
若い門兵ェ牛が一気に攻め込めば耐えられないことは明白、しかしながら雰囲気であり気迫であり、駆け引きであり、なによりか貫禄。
すべてをみせて弟分を「真っ向勝負でかかってこい」とひき受ける兄貴の姿にみえたのは私だけではないと思います。
「いいか!遠慮したら承知しないぞ、全力でつぶしてみろ」そんな兄貴分の男意気に息を止めながら必死に攻め込もうとする門兵ェ9歳、その対戦は序盤からやはり若手のペースが否めない状況になっていきました。しかし、そろそろ綱が入り引き分けるであろうとの雰囲気の際に忠左ェ門が最後の訓示を与えました。「いいか、勝負は最後の最後までだぞ、集中を切らすな、油断するな!いいかお前の甘さはこの綱意地なんだぞ」と言わんばかりの鬼のような攻め込み、これまで幾多とと見せてきた牛飼い勢子ヒデマサ君とのまるでタイミングをあわせて申し合わせたかのような綱でのワンシーン(センショウ)が披露されたのでした。
門兵ェは思わず声をあげました。あのまま勢子が引きに入ればおそらく勝敗が決したようにも映ったとも思います。しかし、あの時鼻を離した勢子ヒデマサ君、その姿は初めて見たかもしれない光景でした。
門兵ェはふたたび片足にかけられた綱を蹴りきるように猛突しました。
結果は両者引き分けの対戦ですが、誰しもが「さすが」と自然に拍手をしてしまっている素晴らしい内容の角突きでした。
これは、両牛や牛飼いのことを当初から知っていることや、これまでの幾多の激戦の軌跡を知るからこそなのかもしれません、又ほかの地域でもくりひろげられている闘牛とされる牛同士の戦いにおいてもそうなのだろうと思ってますが、土俵の中だけではないドラマ、背景、過程を知るがゆえの勝手なる妄想から来た感動なのかもしれないですが、わたしはそんな見えない人と人、牛と人、牛同士の物語を伝えていきたい、これはこれまでの恩返しであり役目なのかもしれないと思った瞬間でもありました。
この先、自分がどのような役目で、何ができるかわかりませんが、自分なりの言葉と表現で「牛の角突き」の魅力を発信していけたらと思います。
ちょいちょいの更新で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
次回の6月場所は一昨年の最優秀牛「天神」も登場するでしょう!!
今回の初場所で見えた、若牛たちの確かなる成長と世代交代、なんだかんだと一か月は早く、すぐに来てしまうことでしょうが、まずは初場所をみんなが出せる力を振り絞った内容であったことに安堵と今後の期待に拍手です。
切磋琢磨、そんな言葉が初場所で思い浮かびました。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
|
|
みなさま、ごぶさたしてました。
今年度も小千谷闘牛ならびにお隣の山古志闘牛ふくめる越後闘牛会の「牛の角突き」をよろしくお願いします!!
さて、小千谷闘牛「牛の角突き」平成27年度開幕場所5月3日も終了しました。
身体の節々に強烈な違和感をかんじながら昨日の初場所の興奮冷めやらぬ朝をむかえております。
ついに始まった小千谷闘牛、5・3初場所、春を一気に通り越して、すでに夏のような暑すぎるくらいの好天に恵まれ、県内外から大勢の方々が観戦してくださいました。ありがとうございました。
今年度よりあらたに開幕時間を12時と1時間早めたことで、あっという間に始まったように感じましたが、後半の取り組みも帰り時間を気にしつつもしっかりとみていただけたのかなと振り返ります。
角突きの内容は、初場所とは思えないような熱戦が行く取り組みも見られたのではないでしょうか。若い牛たちも確実に成長しており、中盤から後半にかけては、どの牛たちもさすがの喧嘩を披露してくれたと思います。
さ〜次回は6月7日(日)同じく12時開始
今回、出場ができなかった一昨年度の年間最優秀牛「天神」そして同牛舎の「慶作」もでてくることでしょう! 対戦にも幅にある、好取組が期待されます!!
こうご期待ください!!
|




