若桜に励まされ
弟分の山桜、健康力をよそにオジ(オジ)は外に出るとノシノシと親父の杉の木に向かった。
ゆっくりと頭をぶつけ、左右に角を振りそしてカケや突きをみせる。
いつもならまわりに生えてきた草を食べて日向ぼっこなのだが、この日のオジは違った。
牛舎に戻るとおもいきや私を引っ張り散歩コースに歩みだす。
すぐに分かれ道になるのだがその歩みは止まることなく普段の散歩コースとは逆の闘牛場へ向かった。
「オジ!まだ杉っ葉だらけで雪も残ってるて、草もはえてないぞ」って口先まででかかったけど、そのオジの行動に込上げるものを感じ、安っぽい言葉かけになると思い見守った。
「初場所も近いんでしょ?」
そんなオジの気持ちか、山桜や健康力ら弟分の若い牛達に負けじとその姿勢を私に見せてくれたのか、なにはともあれ、その行動はすこぶる嬉しかった。
『この時間は当り前じゃないんだぞ!!』
そう自分に言い聞かせながらオジの勇ましい歩みをシッカリとみつめてた。
また一緒に歩けてる時間を嬉しく思った。
オジは気力はあっても体力は落ちまくった。とっても出せる状態ではない。
青草を食べさせて元気になって、それからだと思ってる。
今は一緒に過ごせてるこの時間が尊い。
今日のオジの姿勢で熱きものを感じた自分は、本当の意味でオジの復活がみえてなかったんかもしれないな・・・自分を恥じた、「信は力なり」であった。。。
ごめんよオジ!ありがとよ!
オジはかならず小千谷闘牛の土俵に立つ!
いつになるかもわかんないけど必ず土俵に戻る!
この日、山古志村虫亀の桜は満開だった!風は結構強かったのだけれど散りをみせなかった!!
桜の木にもエールを送ってもらってるようだった。
「お前のようだね」そう伝えた。
オジの眼からこぼれるのをみた。
やはりオジは私達に何かを伝えたかったようだ。
ありがとう!
また今日もはげましてもらったの・・・感謝。。。4・18
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