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平成25月12月8日(日)、今年度おぢや復興ネットワークの先進地視察として、富山県南砺市の世界遺産五箇山合掌造り集落と、『田舎楽園』作りをテーマにまちづくりを進めている(旧・城端町)野口集落において、視察研修を行いました。
当日は、朝7:30に小千谷市民学習センター「楽集館」をバスで出発し、北陸道の柏崎インターから高速道路を使い、一路東海北陸道の五箇山インターに向かいました。
五箇山インターに近づくと、眼下に萱ぶき屋根の集落が見えてきて、バスの車内でも現地の話題で持ちきりとなりました。
現地に到着すると、まず萱ぶき屋根の菅沼集落の見学となりました。
参加されたみなさんは、三々五々に、集落を見学されておりました。
見学を終えた一行は、本日の昼食会場となる、集落内の【吾郎平】という萱ぶき屋根の食堂に集まり、昼食となりました。
今回の昼食は、山の幸が食材としてふんだんに使われた定食で、メインの料理も【五箇山豆腐】や【岩魚】を使った、まさにここでしか味わえない山のごちそうでした。
食事を終えたあと、食堂の御主人から聞いた話として、『冬も雪深く、例年3メートル以上降り積もり、除雪が大変だ』ということや、『世界遺産になったことで、観光客として現地を訪れる方が増えたものの、萱ぶき屋根の民家を維持するために、何かの資金が出ているわけではなく、自分たちで民家を維持していくコストをふたんしていかなければならない』ということ、さらに『もともとは身近な自然にあるものを利用して、葺き替えをしていたのですが、時代が変わり葺き替えの材料の確保や屋根を葺く職人の減少など、萱ぶき屋根の葺き替えには、大変なコストがかかる』というところまで、ご自身の苦労話を含めてお話しを頂きました。
五箇山での昼食やお土産の購入を済ませた一行は、再びバスに乗り、次の視察地である野口集落に向かいました。
五箇山から野口集落に向かう途中、昼食にも出た『五箇山豆腐』の製造元を訪れ、お土産用にこの豆腐を買い求める参加者もおりました。
一般道で山道を越え、次の視察地である野口集落に到着しました。
今回の視察の会場となったのは、自宅の納屋を改築して、カフェや食品加工場として利用されている、その名も【なやかふぇ】という、お洒落な感じのカフェにて行われました。
今回の講師は、このカフェのご主人の山瀬さんと、近くで本格的なオーベルジュ薪の音を経営されている山本さんから、地域の皆さんが進めている『田舎楽園』についてご説明頂きました。
まずは野口集落の営農組合の組合長でもある山瀬さんより、野口集落の農業についてご説明頂きました。
『野口集落には20数件の農家があり、各戸の農地を営農組合に集約して、約30町歩の稲作地については酒米を中心に生産し、地元の酒造会社などに納品している』ことや、『農閑期にも農家の収入を確保するため、特産の干し柿を活用した、加工品の開発に力を入れている』こと、さらに『地域が今後とも安定してゆくためには、高品質の加工品を生産し、販売戦略を含めて地域で頑張っている』こと、さらに『製品の加工のため、若者を積極的に採用してゆきたい』など、将来の展望も含めてご説明して頂きました。
次にご説明を頂いた山本さんのお話しの中で、とくに印象的だったのは、『当初はいわゆる農家民宿をめざしていたのですが、他との差別化を目指したところ、本格的なオーベルジュを開くことになりました』ということや、『素材にもこだわり、高品質な製品を生み出し、高付加価値をつけています』といったこと、さらに『高級志向の方々を対象にとはいうものの、初めの5年は採算ベースすれすれの経営で、理念どころの話ではなかった』と、苦労話も含めてお話しいただけました。
その後、当初の予定にはなかった、オーベルジュ薪の音を徒歩で見学に向い、外観や室内を含めてご説明を頂きました。
参加されたみなさんも、凝ったつくりのオーベルジュに只々圧倒されるばかりでした。
説明が終わったあと、再びなやかふぇにもどり、ご当地名産の干し柿を使ったプレミアムアイスクリーム、『ラム酒につけた干し柿のアイス』を買い求め、バスの中で味わいながら小千谷へと戻りました。
今後ともおぢや復興ネットワークでは、地域の皆さんが地域の活動の参考となる様な、先進地での視察研修を通じ、新たな活動のヒントとなるような活動を実施して参りたいと思います。
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