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・破壊エネルギーキャッチ!・ (バリヤー始動せよ!着弾までの時間は?) ・60セコンド、三光年先の空間から攻撃受けます・ (対ショックモード!) 惑星全体が一瞬、光輝く 青から赤に惑星を包む光臨が変化していく。 (損傷度は?) ・構造物熔解により生体素子5パーセント消滅・ (急がなくては!我々が消滅しないうちに!) |
S F の世界(ショート)
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・対象世界のデーターを解読しました・ (そうか、これで対象物とスムースなシンクロができるな) ・対象世界では同種族が二種類に分かれています、決められた手続きを踏まないと この二種類の種族はシンクロしません) (よし!その手続きにしたがって進めよう) 「この間はごめん!初めてのことで順番を間違った」 青年は由美の顔色をうかがうように話しかけてきた。 由美はどきまぎとして、 「いえ、いいんです、私、急にいわれたんでびっくりして!」 「まずは、この恋愛プロジェクトをファーストステージから始めよう」 由美は青年の言っている事に違和感を感じたが、とにかく 付き合えるんだと知ってうれしかった。 |
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由美の心臓はドキドキしっぱなし! 「だって!だって!あの人ったら、いきなりなんだもん」 電車から降りた由美を青年が追ってきた、 「あの〜、僕と旅をしましょう」 由美には青年の言った言葉の意味がよくわからなかった。 「私、これから学校があるんです、急にそんなこといわれても」 由美はこまってうつむいていた。 しばらくして顔を上げると青年の姿はなかった。 (だめだ!接触の仕方に問題がある、これでは対象物を引っ張れない、 シンクロ度をもっと上げなくては) 惑星の表面に高温の熱風が吹き荒れる。 |
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(この種族と我々との間は生態系にかなり違いがある、シンクロするためには 精神と物理的接触も必要なのだが?) 初めて言葉を交わした。 あの人とのたった一言なのだが、 「うふ!おはようございますだって、ついに話しちゃった」 勉強なんて、当然手に付かない、由美にとって毎日が 青年との一瞬の出会いだけにあるのだから。 ・感応度60%・・量子エンジン始動・ 惑星の生体素子が活発に輝きだす、はるかな時空の果てに 幻影を創り出すために、 それがこの種族の生存をかけた最後の望みなのだから。 |
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由美の胸はどきどき、わくわく! 青年が由美の方に近づいてくる、スローモーションの様に時間が延びる。 由美の顔は青年にくぎ付け。 どうしょう!どうしたの? 由美は、恥ずかしいのだけど、目を青年から離すことができない。 「おはよう、毎朝会いますね」 吊革に右手を軽く添えて、長椅子にちょこんと座っているセーラー服の女の娘に 青年は声をかけた。 ・コンタクト成功、対象との座標固定・ (よし!まだだ、我々に残されたエネルギーは少ない、 我々が生き残るには無駄なことはできない) |




