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こだわり力
これはY子さんのブログからの引越しです

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 以前、友人知人の方々から、「どこの病院に掛かったら強迫性障害が良くなったのか?」と、よく聞かれました。強迫性障害の治療自体はどこの精神科でも行なってはいますが、しかしながら、専門的な治療をしているのは日本ではごくわずかで、大体の場合は、どこに掛かっても薬をどんどん増やされていって、それでも治らず、長患いになってしまう人が多いのではないかと推測します。

強迫性障害に対してはいくつかの治療法がありますが、我々が共通して行なった治療、なおかつ回復に至った治療は「行動療法」でした。そして、日本でもほとんどいない強迫性障害の専門医、なおかつ行動療法の専門医である医師の治療を受けて、我々は回復に至りました。

どこの病院に行けば良いか、本当に迷うものです。そこで今回、我々が通う、あるいは通った病院の先生の許可をいただいて、ここに、その病院の情報を記載いたします。

☆我々が通っている病院について☆
「なごやメンタルクリニック」

JR名古屋駅、高島屋とは反対側の出口を出て(ビックカメラのある側)、右手斜め前に見える「IMON」と書かれた黒光りするビルの6Fにあります。名古屋駅から歩いて2〜3分。

★なごやメンタルクリニックのサイト★
http://www.fuanclinic.com/nagoya/

精神科の病院なので、全ての精神疾患の診療を行ってらっしゃいますが、特に「強迫性障害」「パニック障害」など不安障害系の治療を専門に行っていらっしゃいます。完全予約制なので、事前の予約が必要です。初診は30分で保険がききます。再診は10分くらいで保険がききます。セカンドオピニオン診療は30分で、こちらは自費(15000円+税)になります。カウンセリングは50分で、こちらも自費(10000円+税)になります。

薬は医師が処方を行い、院外処方箋が渡されるので、任意の薬局で薬をもらうしくみですが、このビルの3Fに薬局があるので、そこを使うのが便利かと思います。

どの診療を受けるかは人によって違うと思いますが、私の場合はセカンドオピニオン診療で初めて受診後、あとは毎回、精神科医の診察と薬の処方(10分程度、再診にあたる)と、心理療法士の先生のカウンセリング(50分)を受けています。またこの病院の医師と心理療法士の先生は、特に「行動療法」治療の専門医であり、診察やカウンセリングの中において、その指導がなされます。(病気の種類によっては、薬やカウンセリングだけの治療になる事もあると思います。)

行動療法は強迫性障害やパニック障害に主に有効な治療ですが、病院の先生に確認したところ、他の精神疾患(欝病、統合失調症、他の不安障害)にも有効な部分があり、そう言った患者さんにも、行動療法を行う事もあるそうです。

具体的な行動療法のサポートは、カウンセリング時に行われますが、必要と判断された患者さんには「集団行動療法治療プログラム」で医師と患者が一緒になって症状に合わせた行動療法を行い、やり方を学びます。またこの集団治療プログラム時に、病気が起こるしくみの講義や、不安にとらわれずに物事を見たり考えたりするための訓練のやり方の指導も合わせて行われます。集団治療プログラムを受けず、カウンセリングでの指導のみで改善された患者さんもいるとの事ですが、1/3くらいの患者さん(特に強迫性障害の患者)は、この集中治療プログラムに参加されているようです。

ちなみに私もこのプログラムを受診しました。この集団行動療法治療プログラムは、毎月1回、金曜日〜日曜日(※現在は土〜月)の3日間をかけて行われています。基本的には、どこかの月で1回だけ受ければいい感じです。
1日目:午後15時〜18時
2日目:午前10時〜18時
3日目:午前10時〜18時

上の時間で、3日間続けて行います。診療代は3日間+翌月の治療後のフォローアップの分を合わせて、110,000円+税です。
また集団とある通り、患者数名(5〜10名程度)と一緒に行います。この3日間で行われる具体的な内容は、1日目は、前回この集団治療プログラムを受けた患者達の治療体験談と治療後の病状についての発表と、今回受ける患者の自己紹介と症状の説明、あとは医師による病気のしくみや行動療法についての講義が行われます。


 2-3日目は、医師とカウンセリングの先生と共に、実際に行動療法を行います。行動療法については、先日書いた闘病記に少し書きましたが、患者が不安や恐怖を感じて出来なくなってしまった事、出来るけど不安を感じて苦しくなってしまう事に、あえてわざと直面させ、それをやらせる治療です。またその恐怖の対象に直面した事による不安を取り除こうと患者が行ってしまう強迫行為(例えば手洗いが何時間も止められない、確認を何度もしてしまう、など)をいっさい禁じ、患者が強迫行為をしようとしても、そのままその場を去らせます。

これは、避ければ避ける程、それに対する恐怖が増してしまう事、強迫行為をすればするほど恐怖対象が余計に怖いものだと脳が認識してしまう、と言う事を踏まえ、わざと苦手な状況に患者をさらして、恐れていた事に慣らしていく治療になります。また不安や恐怖が生じても、その感情はそのままに、日常のやらねばならない事をやれるよう、恐怖や不安に対する耐性をつける訓練にもなっています。

ただ、患者はやりたくても出来ないから悩んでおり、いきなり「さあ、やれ」と言われても、出来るハズはありません。なので最初に医師が手本を見せます。患者数名で行うため、いろんな違う症状の患者がいますが、自分の症状に対する直面を中心に行う一方、自分の症状では無い事に対しても直面を一緒に行います。不安になる対象物は違っても、根っこは同じだからです。また自分が怖がって出来ない事を、医師や他の患者がやるので、自分も頑張らなきゃ、と言う気になれて、1人では出来ない事に挑戦するきっかけにもなります。2日間かけて、病院内のみならず、名古屋の街、店などに出掛けて行います。お昼ごはんも皆で一緒に食べに行きます。

この病院には日本全国から患者が来ており、同じ病気で苦しむ他の人と出会えて励みにもなります。また、他の大学病院や精神科病院の医師が見学に来て、このプログラムに同行する事もあります。
この行動療法プログラムを指導しているのが、院長で精神科医の原井宏明先生と、心理療法士でカウンセリング担当の岡嶋美代先生です。私の主治医でもあります。なごやメンタルクリニックには何人かの医師がいらっしゃいますが、このお二人がメインで診療を行い、行動療法の専門医、専門家です。お二人ともバイタリティーがあり、熱心で、とても心のある先生です。テキパキされた先生方です。とても優しい先生ですが、患者に変に同情したり、甘やかす事はしません。穏やかな先生方ですが、治療においては毅然とした態度で、時には厳しいです。しかしそれは治療のためであり、とても客観的な態度で、私情をいっさい挟まれません。とても信頼出来る先生方です。特に行動療法、強迫の治療に対しては有名な先生方らしく、名医の紹介本にも紹介されています。

原井先生は、ご自身のサイトも開いており、各疾患に対する治療の説明や病院での治療内容、料金なども記載されています。また掲示板があり、病気や症状について疑問に思っている事などを誰でも質問出来るようになっています。

原井宏明の情報公開(サイト名) http://harai.main.jp/
(原井先生の顔写真は、なごやメンタルクリニックのサイトに載っています。)

それからカウンセリング担当の岡嶋美代先生は、治療を受けた患者にご自身のメールアドレスを公開されており、何か困った事、わからない事をいつでもメールで無料で相談出来るようになっています。

原井先生の基本姿勢として、なごやメンタルクリニックを受診後、地元などの他の病院でも受け入れが可能なら、治療法や投薬について紹介状を書いてくれ、地元などの自分が通いやすい病院に転院出来るよう、取り計らって下さいます。

それから、なごやメンタルクリニックと同じ系列の病院が東京・赤坂と横浜にもあります。「医療法人和楽会」で検索し、そのサイトに行くと、赤坂と横浜の病院のサイトがリンクされています。

ちなみに私が診てもらっているカウンセリングの岡嶋先生のサイトはこちら。

 Miyo Okajima counseling (http://www.hearts-and-minds.net/)

 ざっとこんな感じなのですが、詳しくは各サイトをご覧下さい。パソコンでも携帯でも見れます。
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※あくまでも参考までにご紹介いたしました。特に強く勧めるものでもありませんし、病院の宣伝として掲載しているものでもありません。このサイトはあくまで、われわれ患者達の独立した立場により運営しております。病院に行かれるかどうかは、ご自身でご判断されますようお願い致します。

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