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こだわり力
これはY子さんのブログからの引越しです

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○をつけていく課題表

新年になり、また新たな区切り、新たな気持ちで臨むきっかけになったりしますが、私が闘病していた頃に、これはわりと役に立ったかも、と思えるものがあります。
それは回復のきっかけとなった、行動療法治療を行うために、病院の先生が私に作って下さったものなのですが…

 私は確認強迫と加害恐怖を患っていましたが、その対象となるものが複数ありました。そして、何度も確認してしまったり、怖くて出来なくなっていたことが何十個とあったのですが、病院の先生が、それら一つ一つを表にして下さいました。

例えば私は、
 外出が怖くて出来ない、
 車の運転が怖くて出来ない、
 戸締まりを何度も確認する、
 キャッシュカードを忘れるのが怖くて使えない、
 大事なものを捨てる気がしてゴミが捨てられない、

他にもいくつも症状がありましたが、それらに対して課題と言うか、
 外出する
 戸締まりを一度も確認せず立ち去る
 ゴミを確認せず捨てる
 キャッシュカードを使う
など、強迫行為をせず、なおかつ怖くて避けてやらなかったことに対して「何々をする」と、課題を決めて一覧表にして縦軸に列記するのです。そして横軸には日付を書き込み、毎日とにかくこの課題を意識して実行するようにチャレンジして、出来たものは○、何度か強迫行為をしてしまったけど、かろうじて避けずにチャレンジしたものは△、怖くてやれなかったものや何時間も強迫行為をしてしまったものは×をその日の終わりに付けていきます。(ホントは、×はつけなくてもよい。)

 初めは×ばかりで落ち込みましたが、でも表にして改めて自分のクリアすべき課題がハッキリとしたことにより、何とか一つでも△、もっと言えば○に出来るように頑張ってみようと目標を持てたことも事実でした。また、やってみたら案外やれた、みたいなものも出て来たりもしました。前回○だったのに、今日は×だった、と言うものもあったし、○×の成果に一喜一憂したりもしましたが、○や△が多くなって行くと張り合い、達成感などが起こり、だんだん課題にチャレンジすることに意欲的になりました。

 治療の後半の方では、だんだん表に○×を付けるのが面倒になり、付けなくなってしまいましたが…初めのうちは、どの課題も×ばかりなので、ますます落ち込んでしまい、どうせ私にはどれも出来ない、怖くてやれないと、表を見ること自体がストレスになったりもしたのですが、もしもいくつか症状を抱えていて、あれも出来ない、これも出来ないと頭が混乱してしまってる場合には、一度、症状に対する課題を整理して表にしてみると、自分がやるべき、目指すべきことが明確になり、目標意識を持ちやすいかも知れません。
 また、これまではどの対処物もまとめて全てが等しく怖い、不安、と思っていたりしたことが、表にして実践してみると、何が一番苦手で、何は怖いけど比較的軽かったなど、自分の傾向がわかるようにも思います。ただ、表の○×成果にあまりにも囚われ過ぎてしまい、×ばかりで何もかも出来ない、表自体がストレスとなり、落ち込みが激しくなり過ぎる場合は、お勧め出来ない気もします…なので、表の存在があまりにも自分を苦しませるようなら辞めた方が良いかも知れませんが、コツとしては、1日1日の細かい成果に囚われず、例え×ばかりが続いても、自分がやるべき課題、目標はこれだと認識し、チャレンジの努力をするための一素材として見なすことが出来るようになれば、例え×ばかりだとしても、気持ちをフラットに持つことが出来るようになるので、もしも複数の恐怖対象を抱えていて、何からどう手をつけたら良いかわからない時は、課題を箇条書きにしてみるだけでも、目標が明確になるので、万人向けでは無いかも知れないですが、一つの有効な手段として記してみました。

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