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この手は「大叔母」
今年94だか95だかになる。
あたしの父方の祖父の1番下の妹にあたる。
三重の田舎で育ち、伊豆に嫁いできてもう60年はゆうに超える。
もう祖父の代はこの大叔母で最後である。
7人兄妹の末っ子・・・・
その大叔母が去年から少しだけ認知が入り病院に入院した。
病院に入ったせいかだんだん認知も進んだようだ。
それでもあたしがわかるときもあり
「ようきたなぁ」と言うし、
わからないときは
「どちら様?」と聞く。
たぶんもう残された時間はそんなに長くはないだろう。
もっと祖父ちゃんのこと聞いておけばよかった。と少し後悔・・・
次男だった祖父ちゃんは2回の戦争に行ったので
家族と一緒にいれない時間も多かったようだ。
男3人、女4人の兄妹の末っ子だから
たくさん可愛がってもらったさと言っていた。
3人の男の子の母であり、おじちゃんの妻であり、
孫たちの優しいお祖母ちゃんであり、ひ孫の曾祖母であり、
たくさんの顔をもっていた大叔母。
手はまるで年輪のようだった。
それでもとても温かかった。
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