|
「サッカー休んで渓流行く?」
「いくっ!」
週6でサッカーをしている次男を渓流釣りに誘った。
「サッカー休むことになるけど・・・」
「うん、だいじょうぶ」
ということで午前4時少し前に起床して一路山梨県へ。
前日Ⅾ兄に川の状況を探ってみたが、今年はまだ釣りに行っていないということだった。
僕も今年はまだ一度も渓流に行っていない。
一時期は解禁日と言えばソワソワしたものだが、今では木々が鬱蒼として暖かくなって来ないと重い腰が上がらなくなった。
世間ではこれを「枯れた」というらしい。
釣りに対するガツガツさは以前と大して変わらないのだが、いかんせん釣りに行く状況を作り出すのが難しいのだ。
高校生の長男と中学生の長女、それに小学生の次男。
みんなそれぞれ週末に異なる予定がある。
その予定に振り回され、ほいそれとスケジュール的にも金銭的にも釣りに行けなくってしまったのだ。
昨日は梅雨の晴れ間が出そうだったので、思わずバイトしてしまった。
5時過ぎにコンビニで日釣り券と食料を買い込み入渓点に向かった。
小学3年生でも渓流釣りが楽しめる条件は、水量が少なめでイワナが棲む川。
次男のリクエストは釣りの後に温泉に浸かること。
考え抜いた末、笛吹川の支流に決定した。
退渓点に車を止め、川伝いに山を下りる。
まだ下草が鬱蒼としていないので、思ったよりも楽に山を下りることができた。
クシャッと潰してしてそのままだったⅭFF6,4フィートのグラスロッドを前日スレッドとエポキシで修理したので、これを使うことに。
リーダーに10番のエルクヘアカディスを結んで、試しに目の前の流れにフライを投げ込むとすぐにイワナが顔を出した。
「いるいる」
早速次男に竿を渡し釣り上がりスタート。
各ポイントを僕が格付けし、100%魚が釣れるだろうポイントのみ叩いていくことにした。
しかし、思っていた以上にラインさばきができないようで全く釣りにならない。
次第に僕のイライラが蓄積され、言葉の端々にとげが出てきた。
「いかんいかん」と思いつつも、全く釣りにならないことに我慢ならなくなってきた。
すると次第に次男の表情も硬くこわばってしまった。
試しに格付け50くらいのポイントで僕が投げるとポツポツ釣れてくるので、魚がいることは間違いない。
そうこうするうちに退渓点まで来てしまった。
「やれやれ、どうするよ?」
いっそこのまま河口湖まで車を走らせようかとも思ったが、グッとこらえ考えを巡らせる。
時間は午前10時前。
心当たりのある場所に車を走らせると、ことごとく車が止まっていた。
「ううむ」
そこである1本の支流を思い出した。
ここも退渓点に車を止め、一度山を下りて入渓するポイント。
水量少なめだが、底が白っぽい砂地なのでサイトで狙うこともできる。
幸い退渓点となる最後のプールにはイワナが沢山確認できてライズしまくっている。
もし流れで釣れなくても、最後にこのプールを残しておけば、なんとかなるだろうといった安心感が二人の気持ちを和ませた。
次男は完全にリセットできたのか、急にやる気を取り戻していた。
最初のポイントではビックリするくらいキャストや流し方が様になっていた。
「これなら釣れるかもしれない」
もうあまり口は出さないようにして、引っ掛かったフライだけを外していくことにした。
難しそうなポイントは僕が投げたが、イワナはいるようだ。
後は釣るだけ。
僕はなるべく水深のあるポイントを狙うようにだけ指示した。
しかし、砂地の浅いヒラキに結構イワナがいて何度も走らせてしまったことから、浅いヒラキも視野に入れた。
深い落ち込みの先に砂地のヒラキが続いている絶好のポイント格付け100が現れた。
「絶対ここだよ、絶対ここ」
そんな出なきゃおかしいほどの絶好ポイント。
少し距離が足りないとは思ったが、そのヒラキでフライがスッと消えた。
次男はすぐさまアワセを決め竿が曲がった、いいぞいいぞ〜そうだネット、ネット。
この日初めてのネット登場。
すでに竿からブランブランぶら下がっイワナを何とかネットに入れようとする僕。
あっち行ったりこっち行ったりで大騒ぎしながら、なんとかぶら下がった状態のイワナをネットに入れた。
はたから見れば、なんとも滑稽な絵柄だったに違いない。
「やった〜!」
JET君も興奮気味で釣れたイワナに駆け寄り、イワナの匂いをクンクン嗅いでいる。
「じぇっと、やめろ〜」と自分が釣ったイワナをいたわる次男。
「ううむ」ここまで我慢してきて本当に良かった。
しみじみフライフィッシングを子供に教えることの難しさと、子供が達成した時の喜びを分かち合うことの素晴らしさを噛み締めた。
その後も何度かチャンスは訪れるも結局釣り上げることはできずに最後のプールへ。
20後半のイワナも見え、しきりにライズしている。
しかし一投目で木にフライが引っかかり魚は一目散に沈んでしまった。
「でも釣れて良かったね?」
「うん、ちゃんと自分でつった」
その後、車の横でお湯を沸かしカップラーメンを食べた。
「ぱぱ〜さいこうだね」
「さて、どうしようか?」
「おんせんっ!」
「ぱぱは少し釣りしたいんだけど〜」
「いいよ」
しかし、どこも入渓点には車が止まっていて僕の釣りは諦めることに。
「そうだ、サンショウウオ探してみる?」
「みるみる」
そこで川の最上流に向かった。
もうチョロチョロで釣りができないレベル。
石をひっくり返しながら川の中に目を凝らすと、「いたいた」
体長7cmくらいのサンショウウオ。
普段釣りをしている時は全く気にも留めない小さな小さな生き物。
子供が一緒だとこういう自然にフト気づくことがあるのだ。
「ぱぱ〜けいりゅうづりって、さいこうだね?」
「え なんで?」
「だってさ〜シカ見れて、イワナつれて、サンショウウオまでつかまえられるんだよ〜」
「そっそっか〜」
その後、僕のお気に入り「はやぶさ温泉」で汗を流し、渋滞に3時間以上はまって家路についた。
|
親としての試練、乗り切りましたね?
うちではもう、3人とも、だれもついてこなくなりました・・・・
2018/6/18(月) 午後 5:22 [ カサゴフライ ]
こんにちは!
また、いいお写真ですね〜〜
渓流の音が聞こえそうで、しかも緑が綺麗!
Jrくんもしっかり釣りあげて良かったです〜
サッカーも釣りも両方とも末永く続きますように
ご祈念いたしております(^O^)
2018/6/19(火) 午後 2:14
カサゴフライさん、おはようございます。
釣りを教える中でも渓流のフライ程難しいものはないですね〜(苦笑)
自分でやってても気に引っ掛けて「あ〜」とかなるし・・・
我が家もそろそろかもしれません
2018/6/23(土) 午前 5:20 [ okaniccorito ]
GAS橋さん、おはようございます。
緑がまぶしいくらいに映えていたのでつい・・・でした。
次男を自然渓流に釣れていったのはこれが2回目だったので、普通に釣れるだろうくらいに思っていたのですが甘かったです。
それでも前回より大分大きなイワナが1匹だけ釣れたので、本当に良かったです。
2018/6/23(土) 午前 5:25 [ okaniccorito ]