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シ→ラ→スモ

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「ごめん、やっちゃった・・・」


今週の火曜日の事。

朝早く目が覚めたで釣りに行くことにした。

「さてとどこ行こうか?」

気持ちはほぼスモールで固まっていたのだが、せっかくだから海やってラージやってから、スモールをやりに行くことに。

まずは海の部。

狙いはマゴチかダツ。

いつもの川筋からスタート。

ルアーマンが一人先行している。

入る時間を間違えたのか、テーブルが完全に干上がっていた。

どうも遅すぎたようだ。

とにかく釣りスタート。

ダウンクロスでクレイジーチャーリーをキャストし、なるべくテンションを抜きながら沈め気味に流す。

流れがゆるくかったるいので、流しきる前にゆっくりとリトリーブしてみることに。

数投したところでリトリーブ中何かに引っ掛かった。

干潟なので根掛かることはほとんどない。

「なんだろう?」

竿を立てると「グンッ!」っと竿がお辞儀し水面が割れた。

「バシャシャシャシャーーーーッ!」

スズキがエラ洗いすると同時にフライが外れものすごい勢いでラインとフライが戻ってきた。

「やれやれ」

川筋にこんな良い魚が入っていたんだ。

しかし、その後海まで足を延ばすも完全ノーバイト。

灼熱の干潟を大汗かいて車まで戻ることに。

「もう少し潮が高い時にやっていたら面白かったかもしれないな〜」などと思いながらラージが狙える河川に車を走らせた。

今年はアユが多いのか、入川点の落差のある白泡のところでひっきりなしにアユが飛び跳ねている。

早速フライをクレイジーチャーリーからドデカ・チェルノブイリアントに結び変え川を下る。

魚を見つけてから、その魚の鼻先にフライを投げ込むのが、この川でラージを釣りあげるの一番の近道なのだ。

しかし、中々ラージが見つからない。

途中アユ釣りの老人に挨拶したが完全に無視された。

なんとも嫌な感じだ。

そしてこの川の核心部に到着。

しかし、水量が多く中々魚を見つけ出せない。

いつもニゴイがライズしているポイントに着いたが、そこも沈黙していた。

ブラインドで岩盤際にフライを流すと、ようやくフライに反応した魚がいたがドラッグが掛かってしまいどこかに行ってしまった。

「やれやれ」

とにかく、魚を見つけようと釣り下るとバスボートが下から上がってきた。

「なるほど〜水量が多いとバスボートが上がってこられるんだ」

そこでこの川を見切り、釣り上がりながら車まで戻ることに。

途中1度だけ岩盤際できれいにフライを咥えたラージがいたが、見事にすっぽ抜けてしまった。

「やれやれ」

今日はこのパターンばかりだ。

来る途中完全に無視されたアユ釣りの老人にまた会った。

しかし、よく見ると白泡のところで待機しているアユの群れに、ナス型オモリと引っ掛け針を放り込み、引っ掛けでアユを釣っていた。

「はは〜ん、そういうことか」

無視された理由がよくわかった。

そういえばここ最近長男も通学の電車の中で「老害だよ」なんて言葉をたまに使っていたな・・・などと思い出した。

なんだかな〜という感じ。


車を走らせ一路スモールの入川ポイントへ。

1台車が止まっていたので、移動しようか迷ったがそのまま川に入った。

入ったすぐのところにアユ釣り師がいたので、一応挨拶する。

今度は返事があって少しほっとした。


スモールは基本ブラインドの釣り上がり。

釣り上がってすぐのヒラキで40ないくらいのスモールを発見。

すぐさまドデカ・チェルノブイリアントをキャストするも完全無視。

「むむむ」

すぐさま大きなウーリーバガーに結び変えるもどこかに行ってしまった。

とりあえずクロスでキャストしリトリーブしてみると、回収間際で見えているフライに「ギラッ」っと魚がアタックし「ガッ」っと手元に手ごたえがあるもフッキングには至らず。

スモールの魚影は濃いようである。

その後も小さなスモールが2匹追尾してきたりするも、ヒットには持ち込めなかった。


そして、このポイントの核心部に到着。

毎回何らかの反応がある場所だ。

まずはアップクロスでキャストして流れにフライをなじませながらリトリーブ。

すると少し上流で「ガバン ガバン」っとものすごい炸裂音と共にボイルが発生。

毎度思うのだがスモールのボイルは本当に心底しびれるものがある。

ボイルのあった辺りが狙える場所まで少し上流に移動した。

案の定すぐさま、またボイル発生。

川の中央で起きたボイルがあれよあれよという間に川岸に向かった。

ものすごいスピードで逃げ惑う数匹のベイトフィッシュを追いかける真っ黒い魚影が見えた。

間髪入れず川岸目がけてフライをキャスト。

少し距離があったが珍しくキャストが決まった。

着水と同時に高速でリトリーブすると、真っ黒い魚影の横から二回り大きな黄色い魚影も出てきてすぐさまフライに食いついた。

あまりにも一瞬の出来事だが、鮮明にスローモーションでその時の様子が脳裏に焼き付いた。



「ギューーーン」



「ブツッ」


3召離謄ペットをいとも簡単に切られてしまった。

「やれやれ、今日はどうもこのパターンらしい」

魚は出るがすぐにバラシてしまう。

またボイルが起きないが待ってみるも、残念ながら起きなかった。


そこで流心にアップクロスでフライをキャストし少しフライを沈め気味でリトリーブすると「グンッ!」
っと手元に手ごたえが伝わり竿が曲がった。

「ギュイーーーン」

「くわ〜っ、やっぱスモールの引きはたまらん!」

バスやっているルアーマンはラージ好きが多いけど、僕はどうしても引きがシャープで力強いスモールの方が断然好みだ。

大きさは大したことないが、引きは大したものだ。

やり取りを楽しみながらこの日最初の一匹をキャッチ。

朝からシーバス、ラージにフラれていただけになんとも嬉しい。

早速写真を撮ることに。

燦々と太陽があたりタイガー模様がなんとも格好良い。

しかし、写真を撮っている時なにか違和感を覚えた。

見ると魚の横に置いておいた竿が途中のセクションで抜けてしまっている。

「ん!?」

「んン??」


「ぎゃーーーー!」

抜けていたのではなく、折れている。

バットから2番目のセクションがポッキリと折れている。

「・・・」

しばらく放心状態。

というのも、この竿借り物の超高級竿。

写真を撮る気もなくなるほどの放心状態。

しかし、考えても仕方がない。

この先にまだ良いポイントが数か所あるが、予備の竿は車の中。



やれやれ

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「フライでライギョですか〜だったら・・・」


午前中に仕事が終わったので昨日は近所(?)の野池に。

野池の周りは完全にジャングル。

周囲の柳の木には大きなノコギリクワガタの姿も。

「なんとも夏らしくなってきた」

池の水位も梅雨の影響で大分上がっていた。


「今日は良いかも」


水面にアクセスするにはヘラブナ釣り師が作ったヘラ台のある箇所が唯一のアクセスポイント。

まずはそっと近づいて足元にフライを落とす。

それで何も反応がなかったらヘラ台に上り水面を凝視。

ウィードの切れ目に魚影が見えないか、目を皿のようにして魚を探す。

「いたっ!ライギョだ」

ウイードの下にライギョが定位していて、ときおり「ポクっ」と空気を吸っている。

早速リールからラインをひきだす。

「ギーッ ギーッ ギーッ」

するとライギョが潜水艦のように音もなく静かに沈んでいく。

ここのところ、いつもこの繰り返し。

僕の使っているリールはクリック式のどちらかというと「うるさい系」のリールなので、次回から音の出ないものに変えないといけないかもしれない。

それでも、リールに手を当てて極力音を殺してキャストまで持ち込めても、ここのライギョを釣るのはかなり難しい。

それはやはり毎日のようにルアーマンが入れ替わり立ち代わり、プレッシャーを加えられているから致し方ない。

ブラインドでとも思ったが、ウィードガードを付けたフライでもウイードを引っ掛けてしまい、すぐに場を荒らしてしまうので、僕はここではサイトで魚を見つけてから釣りを始めることが多い。

と言っても野池の水色はかなりマッディー、水面直下に魚が浮いてこないと魚影は確認できない。

ただ水深はかなり浅そうなので、魚がもし水面を気にして浮上すればすぐにその姿は確認できるのではないかと思っている。

釣りを開始して最初の2時間くらいはライギョやバスの姿をチラホラ見つけるも、中々勝負まで持ち込めないでいた。

2召離蝓璽澄爾鯆招襪濃箸辰討い襪里世、時折ギルや小バスが浮いていると、思わずリーダーの先に5召離謄ペットを強引に足して小さなフライなど結んだりするのだが、そんな時に限って大きなバスが浮上してきたりする。


「ううむ」


「完全に見透かされている・・・」


気を取り直しリーダー直結で大きなチェルノブイリアントを結んだ。

すると木の陰にライギョを発見。

腰をかがめてギリギリまで近づきライギョの鼻っ面目がけてフライをキャスト。

少し外れてしまったが、ライギョがフライに近づいてきた。

「食えっ! 食えっ!」

心の中でそう叫ぶも、寸でのところでプイとされてしまった。

「やれやれ やはりチェルノでライギョは無理なのかな?」

そこでゾンカーを使ったバチフライに結び変え、もう一度そのライギョにトライ。

しかし、完全に気配を察知されてしまいライギョは猛スピードで逃げていってしまった。

そんな時、ウィードの中からバスが浮いてきた。

「まさかね」なんて思いながらバチフライをキャスト。

「・・・」

フライを見ているのか、どうかもわからないくらい微動だにしない。

「チョンっ」とフライを動かしてみた。

するとゆっくりフライの方に近づいてきて、「パクっ」と食いつきものすごいスピードで反転した。

「それっ!」



「・・・」



見事なすっぽ抜け。

ライギョに続いてバスでもドキドキできたので、この後のモチベーションにつながる。

しかし、中々魚を発見できない。

とにかく、バスは水面には反応することが分かったので、大きなチェルノブイリアントに結び変える。

リーダー直結で何度も結び変えていたので、リーダーの先が大分太くなってきたのが少し気になった。

何回も見て回ったヘラ台のアクセスポイントを行ったり来たり。

すると、ヘラ台の少し先にバスを発見。

僕の姿を察知されすぐに沈んでしまったが、沈んだであろう草の陰にチェルノブイリアントを放り込んだ。


「姿見られたし、来るわけないか・・・」


などと油断していると、急に浮上してきて「パクッ」

魚が沈んでから竿をあおると6,9フィートのショートロッドが弧を描いた。

ウィードの方に行くと絡んで取れなそうなので、ラインをがっちり押さえて向こう行かないようにする。

すると元いたアシ際に何度も突っ込む。

と思ったら、踵返して池の中央に向かって猛ダッシュ。

しかし僕ががっちりラインを握っているのでジャンプ一発。

「うひょ〜っ めっちゃ楽しい!」

最後に足元のヘラ台に突っ込んできたので、手を突っ込んで何とかキャッチ。

40ちょいという感じだろうか?

今年はとにかくバスのキャッチ率が高くなったこの野池。

やはり通いこむほどに釣り方が少しわかってきたということなのだろうか?


その後ルアーマンが来たので僕は上がることに。

挨拶して少し話をすると、以前もこの野池で会ったシニアのルアーマンだ。

僕がライギョが釣りたい旨を話すと思ってもみない情報を教えてくれた。


「ライギョが多すぎてバスマンが嫌がって行かないくらいですよ」

「まっ まじっすか?」


何でも高価なルアーを壊されるのでバスマンは敬遠するほどライギョが多いということなのだ。




うしし、次回はその池に行くことにしよう♪

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次男と渓流

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「サッカー休んで渓流行く?」

「いくっ!」



週6でサッカーをしている次男を渓流釣りに誘った。

「サッカー休むことになるけど・・・」

「うん、だいじょうぶ」



ということで午前4時少し前に起床して一路山梨県へ。

前日Ⅾ兄に川の状況を探ってみたが、今年はまだ釣りに行っていないということだった。

僕も今年はまだ一度も渓流に行っていない。



一時期は解禁日と言えばソワソワしたものだが、今では木々が鬱蒼として暖かくなって来ないと重い腰が上がらなくなった。

世間ではこれを「枯れた」というらしい。


釣りに対するガツガツさは以前と大して変わらないのだが、いかんせん釣りに行く状況を作り出すのが難しいのだ。

高校生の長男と中学生の長女、それに小学生の次男。

みんなそれぞれ週末に異なる予定がある。

その予定に振り回され、ほいそれとスケジュール的にも金銭的にも釣りに行けなくってしまったのだ。


昨日は梅雨の晴れ間が出そうだったので、思わずバイトしてしまった。


5時過ぎにコンビニで日釣り券と食料を買い込み入渓点に向かった。

小学3年生でも渓流釣りが楽しめる条件は、水量が少なめでイワナが棲む川。

次男のリクエストは釣りの後に温泉に浸かること。


考え抜いた末、笛吹川の支流に決定した。

退渓点に車を止め、川伝いに山を下りる。

まだ下草が鬱蒼としていないので、思ったよりも楽に山を下りることができた。

クシャッと潰してしてそのままだったⅭFF6,4フィートのグラスロッドを前日スレッドとエポキシで修理したので、これを使うことに。

リーダーに10番のエルクヘアカディスを結んで、試しに目の前の流れにフライを投げ込むとすぐにイワナが顔を出した。

「いるいる」

早速次男に竿を渡し釣り上がりスタート。

各ポイントを僕が格付けし、100%魚が釣れるだろうポイントのみ叩いていくことにした。

しかし、思っていた以上にラインさばきができないようで全く釣りにならない。

次第に僕のイライラが蓄積され、言葉の端々にとげが出てきた。

「いかんいかん」と思いつつも、全く釣りにならないことに我慢ならなくなってきた。

すると次第に次男の表情も硬くこわばってしまった。

試しに格付け50くらいのポイントで僕が投げるとポツポツ釣れてくるので、魚がいることは間違いない。

そうこうするうちに退渓点まで来てしまった。

「やれやれ、どうするよ?」

いっそこのまま河口湖まで車を走らせようかとも思ったが、グッとこらえ考えを巡らせる。

時間は午前10時前。

心当たりのある場所に車を走らせると、ことごとく車が止まっていた。

「ううむ」

そこである1本の支流を思い出した。

ここも退渓点に車を止め、一度山を下りて入渓するポイント。

水量少なめだが、底が白っぽい砂地なのでサイトで狙うこともできる。

幸い退渓点となる最後のプールにはイワナが沢山確認できてライズしまくっている。

もし流れで釣れなくても、最後にこのプールを残しておけば、なんとかなるだろうといった安心感が二人の気持ちを和ませた。

次男は完全にリセットできたのか、急にやる気を取り戻していた。

最初のポイントではビックリするくらいキャストや流し方が様になっていた。

「これなら釣れるかもしれない」

もうあまり口は出さないようにして、引っ掛かったフライだけを外していくことにした。

難しそうなポイントは僕が投げたが、イワナはいるようだ。

後は釣るだけ。

僕はなるべく水深のあるポイントを狙うようにだけ指示した。

しかし、砂地の浅いヒラキに結構イワナがいて何度も走らせてしまったことから、浅いヒラキも視野に入れた。

深い落ち込みの先に砂地のヒラキが続いている絶好のポイント格付け100が現れた。

「絶対ここだよ、絶対ここ」

そんな出なきゃおかしいほどの絶好ポイント。

少し距離が足りないとは思ったが、そのヒラキでフライがスッと消えた。

次男はすぐさまアワセを決め竿が曲がった、いいぞいいぞ〜そうだネット、ネット。

この日初めてのネット登場。

すでに竿からブランブランぶら下がっイワナを何とかネットに入れようとする僕。

あっち行ったりこっち行ったりで大騒ぎしながら、なんとかぶら下がった状態のイワナをネットに入れた。

はたから見れば、なんとも滑稽な絵柄だったに違いない。


「やった〜!」


JET君も興奮気味で釣れたイワナに駆け寄り、イワナの匂いをクンクン嗅いでいる。

「じぇっと、やめろ〜」と自分が釣ったイワナをいたわる次男。

「ううむ」ここまで我慢してきて本当に良かった。

しみじみフライフィッシングを子供に教えることの難しさと、子供が達成した時の喜びを分かち合うことの素晴らしさを噛み締めた。


その後も何度かチャンスは訪れるも結局釣り上げることはできずに最後のプールへ。


20後半のイワナも見え、しきりにライズしている。

しかし一投目で木にフライが引っかかり魚は一目散に沈んでしまった。


「でも釣れて良かったね?」


「うん、ちゃんと自分でつった」


その後、車の横でお湯を沸かしカップラーメンを食べた。

「ぱぱ〜さいこうだね」



「さて、どうしようか?」

「おんせんっ!」

「ぱぱは少し釣りしたいんだけど〜」

「いいよ」

しかし、どこも入渓点には車が止まっていて僕の釣りは諦めることに。

「そうだ、サンショウウオ探してみる?」

「みるみる」

そこで川の最上流に向かった。

もうチョロチョロで釣りができないレベル。

石をひっくり返しながら川の中に目を凝らすと、「いたいた」

体長7cmくらいのサンショウウオ。

普段釣りをしている時は全く気にも留めない小さな小さな生き物。

子供が一緒だとこういう自然にフト気づくことがあるのだ。


「ぱぱ〜けいりゅうづりって、さいこうだね?」

「え なんで?」


「だってさ〜シカ見れて、イワナつれて、サンショウウオまでつかまえられるんだよ〜」

「そっそっか〜」


その後、僕のお気に入り「はやぶさ温泉」で汗を流し、渋滞に3時間以上はまって家路についた。

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最北の離島に・3

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「もし起きたら釣りに行こう」


結局仕事があった日も夕食前、夕食後と当初の計画通り釣りに行ってしまった為、相当疲れがたまっていた。

朝一の釣りがいまいちだったこともあり、最終日の朝はもし目覚ましなしでも起きられたら釣りに行くことにした。



午前4時13分、ハッと目が覚めた。

「行くっきゃないっしょ」

朝食とフェリー、それに荷物のパッキングの時間を考えると7時には戻ってこなければならない。

幸い漁港は目と鼻の先。

ササっと準備を済ませ港に向かった。

堤防の先端に行く途中にカモメの巣があって、前日は卵が二つだったのが三つに変わっていた。

堤防の先端なんていつも釣り人がいそうな場所だが、ここでは一度も人に会わなかった。

そんなだからか堤防の上にカモメが巣を作ったのかもしれない。

カモメの卵は初めて見たけど、モザイク柄で鶏の卵より少し大きいくらい。

一瞬「食べてみようかな?」とも思ったが、僕が堤防の先端に行くたびに親鳥が声を上げて警戒するのでやめておくことにした。


前日の感じからアブラコ(アイナメ)を狙うことにした。

とにかく海藻の下にフライが着底するようにカウントを少し多めにとる。

リトリーブの度に海藻が引っかかって、うまくボトムをとれてしないような気がした。

Googleマップを見ると、堤防の先端の地形は、砂地に海藻がところどころ生えているように見える。

それまではその海藻らしき色の濃く見える箇所を狙ってキャストしていたのだが、思うようにアタらない。

そこで海藻地帯の先の砂地にキャストして、一度ボトムを確実にとってから海藻の中にフライを投入することに。

砂地のところは全く手元になんの手ごたえもなく、なんとも心許ない。

そういえば漁港でクロガシラ(北海道で良く釣れるカレイ)が釣れるって言っていたから、この辺は砂地ベースなのかもしれない。

そんな、海藻地帯ではなく砂地で一度ボトムをとってからリトリーブする方法を何度かやっていると・・・


「グッグッ」っという鈍いアタリが


「それっ!」


アブラコかもしれないので思いっきりアワセを入れた。

「?」

その後の「ゴンゴンゴン」というアブラコ特有の下にもぐる感じがない。

「ソイだろうか?」

あまり引かないが、生命反応があるのは間違いない。

というのも、時折「グン グン」と竿がランダムにしなるからだ。

魚が見えてきた。

「やった〜カジカだ!」

水面に浮上してきてすぐにカジカだとわかった。

今回僕が最も会いたかった魚だ。


カジカとの出会いが何時であったのかよく覚えていない。

小さい頃によくカレイ釣りに釣れて行ってもらったのだが、僕はカレイを釣るよりもカジカを釣る方が好きだった。

投げ釣り用の仕掛けをテトラの隙間に「そろ そろ」と落としていく。

するとテトラの物陰からワラワラと大きなカジカが現れるのだ。

普通カジカというと、川にいるハゼくらいの大きさのものというのが一般的な認識だと思うのだが、北海道でカジカと言ったら40cmくらいの頭だけがやたらと大きい怪獣みたいな魚をさす。

別名「なべこわし」と言われるくらい鍋にすると美味しいと言われているが、正直僕はそんなに美味しかった記憶はなく、非常にたんぱくな味だなという印象しか残っていない。

しかし、僕はそのカジカのサイトフィッシングが何より好きだった。

ここ礼文島でも明るい時間帯にカジカの姿を何度も探したのだが、目視できるような個体はいなかった。

それが今ラインの先につながっている。

「やっと会えた」

全く会っていなかった小学校の同級生に会ったような気分だ。

しかし、「ん?」何かがおかしい。

カジカに違いはないのだが、僕の記憶の底にあるあの大きな顔のカジカとは若干違うようなのだ。

見ればマルタウグイの様な朱色も体のところどころに見える。

「ううむ」

とりあえず、今回の最大のターゲットであることには間違いないので、丁寧に写真を撮ってからリリースした。


”後で調べて分かった事なのだが、僕が子供の時分に釣っていたカジカは「トゲカジカ」と呼ばれるもので、そいつはまさに怪獣の様な装いの迫力ある魚であるの対し、今回釣れたのは「ツマグロカジカ」と呼ばれるもので、体つきが少しスレンダーで顔の大きさもそんなに大きくない別のものであることが判明した。”


その後、また同じ釣り方でもう一匹カジカが釣れた。

「はは〜ん」

何となくわかってきた。

やはり海藻の上にキャストすると、フライがボトムまでうまくたどり着いていなかったのだ。

たまにボトムがとれるとアブラコやソイの反応はあるのだが、ほとんどは海藻の頭をかすめてリトリーブしていたのかもしれない。

これはあくまでも僕の妄想内の話なのだが。

とにかく、目標は達成したので、ガヤに少し遊んでもらってから礼文島の釣りを締めくくった。


今回は宿の前の港のみという限られた場所の釣りだったが、ガヤ、ソイ、カジカ、バレたけどたぶんアブラコと4種類のロックフィッシュをフライで狙うことができた。

もっと広範囲に島をまわることができたら、大きな個体を狙えたのかもしれないが、僕的には十分な釣果だった。

川に行けば北海道最北のイワナやヤマメが狙えるというし、アメマスも釣れることが帰りのフェリーの中で分かった。

礼文島に釣り目的で来たら大変なことになりそうだ。

今回はあくまでも出張ついでの「ちょい釣り」なので、局所的にしかものは言えないけど、きっと大変な場所なんだと思う。


ああ〜いつかまたこの地に訪れてみたいものだ。


おわり

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最北の離島に・2

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「釣れました?」

宿に帰るなりおかみさんにそう聞かれた。


「ええ、海は魚だらけでした♪」



帰りしな旅館の目と鼻の先で足元にフライを落とすとクロソイが釣れた。

写真をと思ったが、18時半になろうとしていたので写真はスマホだけにして夕食をとった。

夕食はタコしゃぶに海鮮いろいろ。

あらためて礼文島に来れたことを感謝しつつ夕食を味わった。

一度大浴場で体を温めてから、夜の部にうつる。

礼文島はとても風が強いので、風を背負える堤防の先端に出た。

思っていたより気温が低く、薄着で来たことを後悔した。


まずは堤防の出口付近からキャスト。

30カウントほどしてからリトリーブすると、海藻がモゾモゾするあたりで「コココッ」っという小気味良いアタリが。

夕方よりサイズアップしたガヤだ。

それからもガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ。

どこを投げてもガヤ。

どの層をトレースしてもガヤ。

昼間岸壁際や物陰に潜んでいたガヤが一斉に海の中に散らばった感じだ。

「これはひょっとすると朝マズメの方が良いかもしれないな?」

そう判断し、この日は22時くらいで釣りを終了し、翌朝に掛けることにした。

朝食は6時半から8時までだったので、かなり早く起きれば十分釣りができる。

宿に戻ってビールを一杯飲み翌朝に備える。

4時に目覚ましをかけたが3時半に起床。

すぐさま準備を済ませ港に向かった。

すでに明るくなっていた。

堤防の先端の途中でテトラの脇にフライを落とすと、やっぱりガヤ。

ガヤはすでに足元や物陰に身を潜めたようだ。


「ということは・・・」


早速堤防の先端に出てボトム付近の調査を始める。

Googleマップと目視で底付近の形状が何となくわかってきた。

水深はたぶん6〜8mといった感じ。

海藻が生い茂っているところはフライをボトムまで落とし込むことが難しい。

それでも、海藻に引っ掛けながら底を丹念に探っていくと・・・

「モコっ」

「?」

もうワンストロークすると「モコモコっ」

「?」

「このアタリはもしや?」

竿を立てると「ゴッゴッゴッ」っとお辞儀した。

すぐさま手元のラインを手繰り寄せると

「グングングングングン」っと、ガヤとはまるで違う下に下にもぐろうとする引き。

「アブラコ(アイナメ)だ!」


今回アブラコは釣れたら嬉しいけど、特に狙っていた魚ではない。

しかし、一度この引きを味わったらもう病みつきになるほど、良い引きを見せてくれるのだ。

「グングングングングン  ふっ」


「えっ!?」


しっかりフッキングしたと思っていたのだが、不意に外れてしまった。

「やれやれ、そういえば以前何度もこの経験をしていたな・・・」

アブラコはどういうわけか、よくバレてしまうのだ。

この話を、その後その日の仕事先ですると同じような話が帰ってきた。

「むむむ」


そうこうしているうちに朝食の時間になってしまった。

釣りは一度封印し、仕事モードに。

仕事先では、もう二度とこんなに大量に美味しいウニは食べられないのではないかと思えるほど、生ウニを堪能。

アザラシの群れも見たし、本当に礼文島は同じ日本とは思えないほど魅力が詰まっている。

とにかく、日中は仕事に集中。

そして、その日の夕方、また同じ堤防の先端に戻ってきた。

18時半の夕食まで1時間ほどの勝負。

前日の夕方は堤防の先端でやっていなかったので、夕マズメは堤防の先端に。

相変わらず風が強い。

ほどなくしてクロソイが釣れた。

そしてまたクロソイ。

とりあえず写真に収める。

今回クロソイは僕のメインターゲットの一つだからだ。

大きくはないけど、ガヤじゃないってことが最高にうれしい。(ガヤには悪いけど)

そしてすぐに夕食の時間に。

夕食をとりながら今後の作戦を考える。

夜はガヤ祭り確定なので、朝マズメに絞って仮眠するべきか否か。

ビールがまわってきて部屋でうつらうつらしていたが、急に「礼文島に来るのはこれが最後かもしれないよ」と頭の中で誰かがささやいた。

寝不足の頭に鞭打って釣り支度を整え堤防の先端に。

しかし、どういうわけかガヤのアタリがない。

「はて?何かどでかい魚でも回ってきたのだろうか?」

しかし、そんなうまい話はなく、しばらくしてからソイが釣れ始めた。

昨晩と同じキャスト方向、同じレンジだが、この日はどういうわけか釣れるのはソイばかり。

個人的にはガヤより嬉しいが、とにかく眠い。

「やっぱ宿に帰って寝よう」


最終日の朝にすべてをかけ、宿で寝落ちした。

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