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流れるプールの釣り

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「ね〜ね〜今日としまえん行く?」

「いく」

「遊園地じゃなくて釣りだよ」

「うん、いくっ!」


久々の休日だった昨日、土曜日で家にいるのは僕と次男とJET君だけだった。

JET君には悪いけど、自転車でとしまえんに行くことにした。

早速一番簡単なペレットフライの巻き方を説明して自分はデスクワークの仕事を終わらせることに・・・

1時間ほどして様子を見るとちょうど10本のフライを巻き終えていた。

「よしっ 出発だ!」


自宅からとしまえんまでは自転車で何とか行ける距離。

今回僕は釣りをするつもりはなかったので、何となく自力でも楽しい釣りができるんだということをわかってもらいたいという気持ちもあり、自転車で行くことにした。

僕の自転車は2年前からパンクしているので娘の自転車を借りていくことに。

パックロッドとリール、フライボックスをリュックに詰め、途中お弁当屋さんでおにぎりやおかずを買ってゆっくりとペダルをこいだ。

昼前に到着。

時間的に3時間コースが良いだろう。

僕も次男もかなり薄着だった為、日中の暖かい時間帯だけ楽しもうという魂胆だ。

受付で子供料金だけお金を払うと「お父さんは竿を持たないでくださいね」と念を押された。

「あ、はい、そうですよね・・・」

前回は僕も一緒に釣り券を買ったのだが、そうすると次男そっちのけで釣りをしてしまう。

次男のティペットが絡まって「パパ〜」っと来ると「あ〜もう、また〜」となって僕の機嫌がだんだん悪くなってしまうのだ。

大人げないとはわかっているし、二人で楽しもうと思ってきたはずなのに結局最後は自分一人が釣りを楽しんでしまう。

そんな過去を何度も経験して来て流石に僕も勉強した。

「今日は券を買わない」

また子供券だけならかなり安く済むということもある。

僕の財布の中はいつも寂しい感じなのでちょうど良いのである。


夏になると浮き輪につかまってグルグルとただ流れるプール。

子供たちと何度か来たことのあるプール。

その流れるプールが冬季に魚を放して釣りができるなんて・・・

なんかとってもシュールな光景だ。

世界的に見てもかなり珍しい光景なのではないだろうか?

最近はほとんど管理釣り場に足を運ばなくなってしまったが、この流れるプールの釣りだけはなぜか心惹かれるものがある。

本当は夏の時のように真っ青な水色をしているともっと楽しいのに・・・と思うのだけれど。


タックルの準備だけ整えて次男に渡す。

とにかく僕は竿を持ってはいけないので、カメラとランディングネットを持って口だけ出すようにした。

前回は足元のアウトサイドベンドに魚がついていたので、足元にフライを落としてのテクトロを提案するも、あまり反応がない。

普通に流しても反応なし。

周りを見渡してもあまり釣れていないようだ。

最初木漏れ日が当たっていた釣り場も気が付けば日陰になっていた。

1時間が過ぎた。

「なんか寒いね」

「うん」

「ごはん食べようか?」

「うん」

日向の階段状になった場所でゆっくりランチ。

日向に出るとなんともホッとする。

もうほとんどピクニック気分。

自分が釣りをしないとこんなにも心に余裕が持てるとは・・・いやはや

ご飯を食べた後、日の当たっている場所に移動した。

移動と言っても右隣の人の右側に入っただけ。

隣の人との間隔は5mほど。

日向に移動したことで僕も少しやる気になり、2キャストごとにフライをとっかえひっかえ提案する。

するとオリーブのビーズヘッド・ペレットフライに買えたところで確変が起きた。

「ぱぱ〜っ、ここ魚たくさんいるっ!」

たまたま魚が溜まっているのか、日向でやる気のある魚がいるのか、はたまた底まで光が届いているのか、時合いになったのか、フライが良かったのか・・・?何が原因かわからなかったが急に反応が良くなった。


この日の目標は10匹。

というのも3時間券のレギュレーションは持ち帰り尾数が10匹までだからだ。

今回釣った魚はキープして美味しく食べようというのが一つのテーマだったので、なんともしても10匹は釣ってもらいたい。

最初の1時間全く魚は釣れなかったが、ランチ後はヒットに次ぐヒット。

一度コツを得ると子供というのはつくづく感が良いものだと感心してしまうほどだ。

そこからは僕も大忙し。

受付で借りてきたラバーネットで魚をすくってはキープ、手を洗ってタオルで手を拭いていると「ぱぱ〜っ、早く〜っ」とくる。

ううむ、なんか今日は良いかも。

自分が竿を握らないとこんなにも子供がいきいきと釣りをするなんて・・・

結局時間内にリミットメイクし、その後釣った魚はリリースするほどだった。


「ぱぱ〜っ、今日のつりたのしかった〜」


何度も何度もそういう次男の言葉に、少しだけ自分が成長したことを知ったのだった。

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「ガーラと一緒の写真よろしくね?」

今回借りてきた高級ロッド、一応小ガーラと一緒の写真はマングローブで撮ったけど、きっとあのサイズでガーラとか言ったら怒られてしまうだろう。

ここはやはりサーフで大きなガーラを狙わなくてはならない。

仕事開始の13時までまだ時間はたっぷり?ある。

干潮が11時頃だったので、9時くらいからジワジワ沖に向かってウエ―ディングしていけば、きっと何か釣れるだろう。

ガーラとまではいかないまでも、大きなダツやヤガラなら長さも十分あるので、そこらで何とか許してもらうことにして、とにかくサーフではこのタイミングでしか釣りにならないような気がしたので、マングローブに後ろ髪を引かれながら、またイキヅーの浜に向かった。

前日の同じプライベートビーチの様にこじんまりとした白いビーチ。

園真ん中に大きな岩がポツンと波打ち際に飛び出している。

その岩に上ってリールからラインを引き出し、ラインバスケットに入れる。

白いビーチはワンド状になった一番奥まった場所なので、そこそこロングキャストしないと厳しそうだ。

バックの木に気を付けながら、目の前に広がる白い砂の中に点在する根目がけてキャストした。

フライは丸セイゴ針の14号に巻いたクレージーチャーリー。

着水後15秒くらい沈めてからゆっくりとリトリーブすると「モゾモゾ」っと海藻にでも引っかかったかの様な感触の後、「ゴンゴンゴン」っと竿が勢いよくお辞儀した。

「うわっ、いきなり来た」

前日同じところに何度もキャストしたのだが、やはり朝パワーなのだろうか?

島に来て一番強いアタリだ。

と言ってもラインが出されるようなこともなく、しばしやり取りの後白い砂の上に姿を見せた。

「クチナジ?だろうか」

とりあえず、竿と一緒に写真を撮る。

ガーラじゃないけど、前日のガーラの子供よりはまだましだ。

しかし、後が続かない。

思うように潮が引かず、波も高い。

仕方がないので、またナイフのようにとがった岩を越えワンドの外側の様子を見てみる。

時折アタリはあるが、中々乗らない。

やっと乗ったと思ったら、これまたクチナジの様な魚。

後で調べたら、どうもフエダイの仲間のようだ。

しかし、ここでタイムアウト。

今回この南の島に来た本来の目的である仕事に向かわなければならない。

まあ、もう一日あるしね・・・



で、明朝。

やっぱり朝一はマングローブ。

南東から北東に風向きが変わるはずだったのだが、まだ南東の強い風が吹いていたので、ここはお気軽マングローブの方がきっと楽しめると思ったのだ。

タックルの準備をしていていると、すでにマングローブの水面が騒がしい。

またこの日も同じタックル、同じフライ。

合計5本も竿を借りてきたのに、この段階でまだ1本の竿しか使っていなかった。

まあマングローブで大きな魚が釣れれば帳消しだ、なんてポジティブシンキングで釣りスタート。

開始早々「コココッ」っとアタるも中々乗らない。

フライのサイズを落としてようやくヒット。

なんと釣れたのはコトヒキ。

干潟で小さなサイズのものを見たことがあるが、東京湾では釣ったことがない。

確か以前屋久島出張の時に釣ったことがあったっけか?

その後も釣れるのはコトヒキばかり。

マイクロガーラも時々混ざるけど、まともなサイズはかからない。

少し焦ってきた。

というのも、この日が最終日。

帰りの飛行機は夕方だが、レンタカーを返したりお土産を買ったりしなければならないし、帰る前に仕事先の人とも一度会わなければならなかった。

「う〜む、やはりここはサーフでもう一勝負することにしよう」

やはり向かったのは池間島。

しかし、入ったポイントは前日より少し南に下った風裏になりそうなポイントにした。

潮が引くまでは岩上から狙うことにした。

フルキャストで届く辺りに深く切れ込んだブレイクが見える。

じっとそのブレイク辺りを見ていると、時折大きな魚が行ったり来たりしている。

きっと掛かっても取り込むことはできない(足場が高過ぎで下に降りられない)だろうか、やはり狙いたくなってしまう。

しかし、こんなこともあろうかと今回は8番ロッドを持ってきた。

オービスの超高級ロッドだ。

試しにラインを全部ラインバスケットに出して、そのブレイク目がけてキャストしてみる。

すると気持ちよく手元のラインがスルスルと放出されていく。

「すげえやこの竿」

しかし、ラインが出きってしまったところでもしあの大きな魚が掛かり、バッキングとの継ぎ目で切れでもしないかとヒヤヒヤしたが、残念ながらここではダツのバイトしか得ることはできなかった。

そうこうするうち潮位が下がってきたので、今度はウエ―ディングで狙うことに。

腰上ギリギリまで浸かってロングキャスト。

釣れなくてもこの環境の下、フライフィッシングができるなんて本当に幸せだ。

岩場にフライを沈めると「コココッ」っとアタり、イシミーバイが釣れる。

少し深いところでは、フエダイの仲間がまた釣れた。

しかし、ガーラはやはり釣れない。

ここで面白いな〜と思ったのはダツだ。

ダツがフライを見つけると、結構な距離のところからジャンプを繰り返してフライにアタックしてくるのだ。

そのジャンプする様がなんともダツが嬉しそうにしているように見えて微笑ましかった。

しかし、アタってもアタってもフッキングせずそこは全く微笑ましくなかったのだけれど・・・

「こんなもんかな?」

今回はあくまでも仕事で来たのだ。

釣りはその合間にもしできれば・・・ということだった。

でも、期待していたような大きな魚は釣れなかったけど、様々な魚が相手をしてくれた。

釣りしている時間をまとめたら1日にもならないかもしれないけど、これだけの魚種がフライフィッシングで楽しめたのだから、楽園と言っても過言ではないだろう。


でも、もしできることなら仕事じゃなくて遊び(釣り目的)でこの夢の島に来たいものある。

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「ガバガバガバーッ、ジュポッ」

「ガババババーーーーッ」

と何やら激しくボラが追い立てられ、マングローブの際で確実に何物かに捕食されている。

ボラのサイズは5cmくらいから30cmくらいまでとまちまちだが、30cmくらいのボラが川の端から端まで追いかけまわされているのを見ると「ひょっとしてガーラか?」などと、まだ見ぬ夢の魚をつい想像してしまう。

前日の釣果から25cmくらいのガーラ(メッキ?)が釣れることはわかっていたが、マングローブといういまだかつて体験したことのない環境下での釣りは、なんとも心そそられるものがある。

夜が明けてからしばらくは下げ潮が続くのだが、なぜだか急に流れが止まり逆流することが何度かあった。

河口に水門があるわけでもないので、ひょっとしたらうねりの影響なのかなにかは全く分からなかった。

とにかく基本的に海に向かって水は流れている。

そこで対岸のマングローブの木の根元付近にフライをキャストし、ゆっくりとドリフトさせながらリトリーブしてくると、「グンッ」っとアタった後勢いよく右に左に走ったならば、それは大体メッキであった。

しかし、25cmくらいあると引きもそこそこ楽しめる、というかこの釣りにかなりハマってしまった。

この時6番ロッドを使っていたが、4番や5番でやればかなりスリリングでもっと楽しめたのかもしれない。

しかし、前日と同様風が強かったので、ついまたLOOPの6番ロッドを使い続けてしまったのだった。

フライはクレイジーチャーリーやウーリーバガーだと間違いないという感じで、コンスタントにメッキが釣れ続いた。

小さなポッパーでもメッキの反応は上々で、ポッパーを止めた後に「ボコッ」っと出る様もたまらなく面白い。

このままだといつまで経っても海に行かず、ずっとマングローブで釣りを続けてしまいそうだ。

すると、今までとは違う引きの魚が掛かった。

明らかに引きが弱い。

上がってきた魚はたぶん「カマス」。

ヤマトカマスやらタイワンカマスやら、カマスにもいろいろ種類があるようで、このカマスが何カマスなのか全くわからないのだが、違う魚が釣れた事でひとまずマングローブの釣りに見切りをつけ、また池間島のサーフに向かうことにした。

今回はなんといってもまともなサイズのガーラを釣らないと、竿を借りてきた手前やばいことになる。

12時には海から上がって仕事に向かわなければならない。

スマホで時間を確認すると8時になろうとしていた。

干潮は11時頃だったので、マングローブの釣りはひとまず潮時だ。

「まだ次の日もあるしね」

ということで、仕事前にもう一釣りしていくことにした。

つづく

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「でっかいガーラ釣ってくるから・・・」

そんな言葉と引き換えに高級ロッドを数本借りて南の島に向かった。

一応仕事だけど、空いた時間は有効に使わなくちゃね。


行った先は宮古島。

沖縄にはプライベートで1回、仕事で1回の計2回しか行ったことがない。

そんなだから宮古行きが決まってからというもの、タックルを調達(借り物)したり、フライを巻き足したりと釣りの準備に余念がなかった。

シーズンオフかと思いきやすでにエアも宿もギリギリ。

ということで運よく前乗りで島に渡った。

初日は仕事がないので、上陸早々「すむぶりそば」をかっ込み間髪入れず池間島に向かった。

南東の強風が吹き荒れていたので、まずは島の北西にあるイキズーという海岸に。

今回島の釣り情報はすでに坂さんからゲットしていた。

白い砂浜に青い海、いわゆる絵にかいたような正しい南の島の海がそこにはあった。

しかし、すでに干潮が過ぎており、じわじわと潮位が上がってくる。

リーフエッジまでとかは完全に無理。

というか、今回の潮周りでは結果的に一度もリーフエッジまではいけなかった...

仕方がないので、まずは砂浜の真ん中にポツンとある岩に上ってキャスト開始。

借りてきた竿の中で一番投げやすそうなLOOPのクロスS1フラッツ何とかいう6番ロッドから使ってみる。

「むむむ、この竿かなりやばい・・・」

キャストが下手な僕でもリールからすでにバッキングラインが出てきている。

「めっちゃ良いな〜この竿・・・」

ぶっちゃけ自分では絶対に買えない高い竿なので、借りられたのを良いことにとことん使い倒してみよう。

フライはクレイジーチャーリー。

以前久米島に行った時に大活躍したので、今回はこればかり巻いてきたのだ。

最初のキャストで遠くから魚が追尾してくる様子が見えたが、バイトまで持ち込むことはできなかった。

浜の両側は恐ろしいくらい先端の尖った岩が連なっている。

ウエ―ディングできないのなら、その尖った針の山の様な岩に上って釣るしかなさそうだ。

というのも、潮位が上がると同時に砂浜ではバックが足りなくなってしまったからだ。

恐る恐る針山を乗り越え、ワンドの先に陣取った。

今回個人的に釣り上げたかったのはガーラとダツとヤガラだ。

しかし、針山の上から海面をのぞいてもそれらの魚影は確認できなかった。

見えたのはつがいの大きなモンガラくらい。

一応モンガラ目がけてフライをキャストしてみるも反応はなかった。

見える魚は諦めて、まずは一番確実なやつを狙ってみることに。

岩がどこに入っているのか丸見えなので、その岩の周辺にフライをキャストしてカウントダウン。

後は根掛かりしないようにゆっくりとリトリーブしてくると・・・

「コココンッ!」

沖縄ではお馴染みのイシミーバイが最初の魚だった。

「ん〜なんて可愛い奴なんだ」

一応ハタだもんな、ハタがこんなに簡単に釣れる沖縄ってやっぱりすごい。

そして次に釣れたのはたぶんクチナジ。

クチナジとタマンの見分け方が全く分からないのだけれど、サイズ的にきっとクチナジなんだろう。

しかし、その後ぱったりとアタリが遠のき、宮古初日の釣りは終了。

使用と思ったけど、明朝の下見でマングローブを見て回ることに。

思ったよりも流れが強く、なんだか楽しそうだ。

何度かキャストしてみると「グウ グウ グウ」と鳴くメッキが釣れた。

残念ながら僕が思い描いていたガーラとは大きさが全く違うのだが、このサイズのメッキを釣ったことがなかったので、引きの強さと言いなんとも病みつきになりそうな釣りであった。

明日の仕事に備え、初日は静かにホテル近くの居酒屋でモズクとグルクンを肴に一杯ひっかけて早々に就寝。

翌日は13時から仕事だったので、朝4時にホテルをでてマングローブに向かったのだが・・・

「全く明るくならない・・・あっ、そういえばここって経度が東京都は大分違うんだっけか」

結局6時過ぎてからやっと明るくなったので、ようやく釣り始めることに。

マングローブでの釣りは今回が初めてだった。

果たしてどんな魚が釣れるのか楽しみでならない。

そんな期待している目の前で突然「ガバガバ」と壮絶なボイルが始まったのだった。





つづく

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本日の本命は・・・?

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「カワムツとダボやっつけてから合流するわ」


先日坂さんと行った某河川。

狙っていた魚はSだったが、ベイトフィッシュがなんなのか気になり5召離謄ペットを付けたし、小さなフライに結び変えそのベイトフィッシュを釣ってみたところ正体はカワムツだった。

「カワムツ?」

家に帰ってからネットでカワムツを調べてみる。

「フムフム」

「なぬ?」

ウィキペディアによると天竜川以西の本州に生息とある。

が、アユやゲンゴロウブナなど有用魚種に紛れて放流されることにより、東日本にも分布を広げている。

とあった。

「なるほど、そういうことだったのか」


先日はそんなこととは梅雨知らず、すぐにリリースしてしまった。

そんなことがあり、昨日は午前中はカワムツをもう一度釣って写真におさめておこうかと思ったのだった。

しかし、その前にもう一つやっておきたいことがあった。

それはダボハゼをフライで釣ることだった。

ここ最近よく行くSがいる川はとにかくベイトフィッシュが豊富だ。

川の中をのぞくと必ず何かの魚が目にとまる。

それほど生命感あふれる川なのだが、その中でも僕が心惹かれるのはダボハゼだ。

いつも外道で釣れて「なんだダボか」などど吐き捨てるような捨て台詞とと共に即リリースされてしまう、ちょっぴりかわいそうな魚。

だが、待てよ・・・フライで釣ったことがないじゃないか!

幸いこの川にはダボハゼやハゼの類がいっぱいいる。

どれが何ハゼで、どれがヨシノボリで、どれがダボハゼだなんてはっきりしたことはよくわからないけど、僕が狙っているのは、その中でも一番大きくて黒っぽく、ずんぐりむっくりしているやつだ。

薄い色のハゼっぽい奴はサイトで狙うことができるが、ダボ(黒っぽい奴)は岩陰に身を潜めている。

とにかく昨日はそのダボハゼとカワムツを釣ってから、坂さんと合流してS釣りに転戦つもりだったのだが・・・

最初はギル用のチャートマラブーで誘うも中々食いつかない。

フックサイズが10番ということもあり、少し大きすぎるのかもしれない。

それから徐々にフライサイズを下げてみたりするが、なかなかどうして、全くフッキングしない。

時たまバイトはしてくるのだが、あまりの瞬殺バイトに僕が全く対応できない。

小さなフライにガン玉を噛ませてみるも、バイトしてくるのがガン玉だったりしてなかなかうまくいかない。

そこでフックのゲイプ部分にガン玉をセットしてみたりもしたが、やっぱりだめ。

フォーミュラでもあれば何とかなりそうなのだが・・

フライのマテリアルをシリコンかゴム系の素材にすれば何とかなるのではないか?とか思いにふけっているところに坂さんが現れた。

「なんだ先にSやっててって言ったのに・・・」

というのもSが釣れるのはもう少し上流で入渓点が違うからだ。

そうなると早くダボを釣って何とかしなければと思えば思うほど、焦って思うように釣れなくなる。

「う〜む」

かれこれ3時間近くダボハゼと格闘していた。

坂さんも遠くから来た手前、この釣れるかわからないダボハゼ釣りにつき合わせるわけにもいかない。

「こうなれば・・・」

ガン玉を外し小さなオイカワ用のフライに付け替え、5mくらいキャスト。

そしてゆっくりリトリーブしてくると・・・

「コココココッ」

なんと一投目でヒット。

しかも釣れたのはカワムツ。

スーーーっと肩の荷が下りた。

とっとと写真を撮ってS釣りに転戦しないと・・・

大急ぎで写真を撮り、本日もう一つの目的でもある定食屋さんに行った。

漁券を扱うお店でもあるのだが、そこのお主人は釣り好きでその川の事にはかなり詳しいということを聞きつけ、いったいSはどの範囲間まで生息しているのか聞いてみようと、来る前から計画していたのだ。

ご飯を食べた後、早速ご主人にSについて聞いてみた。

「この辺にもでっかいのがいるよ〜」

何でもアユ釣りをしていると、そのアユのオトリをかっさらっていくようなのだ。

それは以前ラージをやっている時にも聞いたことのある話だった。

定食屋さんは僕らがいつも釣りをしているところより数キロ上流にある。

一気に僕らのSフィールドが広がった気がした。

更にポイントを細かく教えてもらい、お店に車を止めさせてもらって、そこから川に入った。

数キロ変わるだけで川の透明度が全く違う。

川の中にはベイトフィッシュがベルト状に帯ができている。

「やばっ」

そのベイトフィッシュを見ただけでも気分が高揚してくる。

かなりの大場所なのでウーリーバガーにガン玉を追加し少しレンジを下げる。

それにしても壮大な風景だ。

切り立った数十メールの岩盤の下に深いプールが形成されている。

腰まで浸かってキャストを繰り返していると、定食屋さんのお主人が様子を見に来た。

「どお?」

「今のところダメっす」

「夏にはそのあたりで大きいのが泳いでいたんだけどな〜」

僕の浸かっているすぐ横を指さし、そんなとこを話していると。

「いっいたっ!、しかもでけえ」

竿一本分くらいのところに明らかに40オーバーのSが・・・

「いっ、いました、ココ」

するとすぐに2匹のSが同じあたりをクルージングしている。

それも40オーバーは確実。

「またいたっ!」

「でしょっ(笑)」

すぐさまラインを回収していた辺りにフライを落とすも、残念ながらいなくなってしまった。

しかし、自分の目でSがこんな上流まで生息していることをしっかりと確認できた。

しかもかなりなサイズ。

その後上のプールも見に行ったが、異常なし。

そこで夕マズメは先日坂さんが2回切られたポイントに移動することにした。

狙うは対岸のテトラ。

下流側は底石が入っていていかにもSが潜んでいそう。

何度も何度もフライをキャストしあらゆるレンジにフライを通す。

しかし、すでに夕闇が迫ってきた。

時折30cmくらいのSが目の前を通る。

「魚はいるんだ」

そう信じて竿を振った。

少し上流にいる坂さんは竿をたたんだようだ。

そろそろ終わりかな?

先程何度もキャストした対岸のテトラに向かってキャストし、少しフライを沈めてからリトリーブを開始すると

「ムグーーーっ、ゴンゴンゴンゴンゴンっ!」

っとアグレッシブなアタリが。

「きたっ!」

「結構いいんじゃないの?」

「うん、結構よい形かも」

グングンと勢いよく引いて中々姿が確認できない。

引き的にはSだと思った、このスピーディーな引きはSに違いない。

というか中々サイズなSだと思っていたのだが・・・

姿が見えた途端体から力が抜けた。

「また騙された〜」

針先に掛かっていたのは形の良いニゴイだった。

「やれやれ」

写真を撮るには照度が足りず即リリース。

「さて帰ることにしますか?」

すると坂さんが「今のでSのスイッチ入ったんじゃない?」

「えっ?マジ?」

半信半疑でもう一度対岸のテトラを狙ってフライをキャスト。

少しフライを沈めていると


「ゴンッ!」


と目の覚めるようなアタリ。

しかし、うまくアワセることができなかった。


「むむむむむ、今のは一体?」


そのアタリを最後にこの日の釣りを終えた。

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