GOGOJETGOGO

気軽にフライフィッシングを楽しみたい

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全194ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

グーが握れない

イメージ 1

「グー握れないんだけど・・・」

先週末に続いて本日も近所の川でマルタ釣り。

朝一に次男の音楽発表会があったので、9時過ぎからゆっくりと出発。

平日の下りなので道路はスイスイ。

あっという間に河原に到着。

そして待望のマルタは?

「いるいる」

まずは先週反応の良かったオレンジのマラブーからスタート。

しばらくやっていてわかったのは、流心に魚が入ってくると迷わずフライをくわえることが分かった。

きっとフライのレンジと流れが丁度良いのだろう。

何度かバラシをつづけた後、本日1匹目のマルタをゲット。

きれいに口の中にフライが収まっている。

「よしよし」

本日の目標はなるべくスレで掛けないということ。

よっぽど確信のあるアタリ以外はアワセないことにした。

二匹目はニゴイ。

これもきれいにフライを咥えていた。

「よしよし」

その後、何度かバラシやヒットを続けていると急に魚影が薄くなってきた。

どうも上流を目指して群れが移動を始めたのだ。

そこで少し上流に移動。

すると急流の中が真っ黒くなるほどのマルタの群れ。

流速が早いので早く沈むニンフにフライをチェンジ。

これが功を即したのか、その後嫌というほどヒットを連発。

やはり水生昆虫を模したフライの方が食性を刺激するのかもしれない。

釣れるのはどれも50〜60cmと大型のものばかり。

「僕もフライやっているんです」という人に二度話しかけられた。

確実にマルタ狙いのフライマンが増えているのだろう。

その後少し上流の群れを狙ってから再び元いた場所に戻ってきた時、下流側に釣り人がいるのが分かった。

距離は十分離れているし、狙っている群れも違うので気にせず目の前の魚を釣っていると、何やら下流から大声で叫んでいる。

「はて?」

何を言っているのか川のせせらぎで聞こえない。

するとその釣り人はずかずかとこちら側に来て同じ群れを狙い始めた。

「なるほど、ここは俺の場所だ」と言っているということなのだろうか?

しばらく様子を見ていると、その釣り人はのべ竿にルアーをつけ、群れの中にキャストしてはしゃくって魚を掛け、足元にゴボウ抜きしては魚を足で蹴っ飛ばしてリリースしている。

「やれやれ」

なにか嫌になってきた。

そういえば釣れた魚でひどく傷んだ魚が何匹か釣れたっけか。

そこまでして魚の引きを楽しみたいのだろうか?

もはやそれは釣りから随分と離れたもののように思えてならなかった。

しかし、はたから見れば僕も同じようなことをやっているのかもしれない。

今日は極力スレ掛かりしないように努力したが、2度スレ掛かりしてしまった。


「ううむ」


なんとも考えさせられるのだ。



気持ちが萎えて早めに引き上げたのだが、グーを握れないほど右手の握力が消耗していたことと、今日の出来事でなんとも言えない罪悪感を感じてしまったのである。

この記事に

開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

第一陣に遭遇

イメージ 1

「ちょっと釣りでも行ってきたら〜そのままだと一日後悔するよ〜」

お昼ご飯を食べた後、ソファーで横になってうとうとしていると妻にそう言われた。


本当はこの週末に次男を連れて渓流に行こうと考えていたのだが、土曜日はあいにく小学校があった。

「そろそろマルタが遡上してきているかもしれない」

そう思って学校から帰ってきた次男を誘ってみると。

「ごめん、今日は友達の家に遊びに行くの」ときた。

高校受験が終わって何もすることがなさそうな長男を誘ってみるも、全く興味を示さない。

なにかやる気がそがれてしまい、早起きし過ぎたこともあって昼寝でもしようかと思っていた矢先、妻からの一言があったのだ。

「ううむ」

確かにこのまま昼寝をしてしまったら、後は夕食の買い物に行くくらいでこの日のイベントは終わってしまう。

「久々の休みだし、JET君と散歩するつもりで川でも見てくるか」

ということで、ペゾンとフライボックス一つ持って14時過ぎから出かけることにした。

向かう先は多摩川ではなく、近所(?)の川。

15時過ぎに駐車場に到着。

休みの日ということもあって、広い駐車場は一台分を除いて満車状態。

運よく1台分だけ空いていた場所に車を止め、竿をセットする。

年が明けてからは干潟ばかり行っていたので、川はこれが初。

久々に出したペゾンはなんとも重く、果たしてキチンとキャスティングできるか不安を感じる。

まずはマルタが遡上してきているかを確認しないといけない。

例年マルタがたまる場所まで行こうと橋の上を渡っている時、早くもマルタの群れを発見。

「やっぱりもう遡上してきていたか」

しかし、その場所にはすでに先客がいたので上流に向かうことにした。

途中、川の様子が随分と変わっていることに気づく。

「工事でも入ったのかな?」

そして目的のフラットにつくも、コイしか確認できない。

更に上流も確認したが、マルタの姿はない。

「やれやれ、第一陣は橋の下の群れらしい」

それでは下流で違う群れを探すしかない。

回れ右をして下流に向かう。

途中で僕と同じように目を皿にして川の中を見ながら歩いている人がいた。

「きっと探しているものは一緒なのだろう」

橋に差し掛かると、先ほどの群れのところでフライロッドを振っている人がいた。

そしてすぐに竿が大きく曲がった。

「いいな〜」橋の上から指をくわえてみているしかない。

群れの直径せいぜい4〜5m、横から入ることはできない。

速足で下流を目指す。

しかし、行けども行けどもマルタの姿は確認できない。

小さな支流の合流地点で釣りをしている人がいた。

しかし、みればパンを餌にコイを釣っている様子だ。

更に下流に行ってみると、今度はスモール(たぶん)を狙ったバサーが何人か並んでいた。

「ううむ」

携帯を見ると16時になろうとしていた。

駐車場は17時を過ぎると施錠されてしまう。

「やれやれ、今日はJET君の散歩に来たと思うことにしよう」

諦めてゆっくりと上流に歩を進めた。

すると先程コイを釣っていた人が竿をしまいちょうど引き上げるところだった。

「この際コイでもいいか」

そう思い直しフライをフックキーパーから外し川の中を覗き込む。

「おっ!」

コイばかりかと思いきや一番手前に形の良いニゴイを発見。

ニゴイの上流側にフライをキャストゆっくりと底を転がしながらニゴイの口元めがけて流していく。

「モゴモゴモゴ」

「それっ!」

ずんっと重たい竿がさらに重たい弧を描いた。

「ギーーーーッ」一気にニゴイが走りリールが逆転する。

「ひょーーーっ」

マルタではないけど、そんなことどうでもよくなった。

なかなかの引きで寄せるのに苦労したが、無事ランディング。

JET君は久々の魚に大興奮。

鼻先でツンツン突きまくっている。

カメラを持ってきていなかったので、スマホで簡単に写真を撮りリリースした。

「ううむ、今日は来てよかった」

もうこれで満足だ。

駐車場に向け上流に向かった。

途中橋の下のマルタの群れはどうなったか気になって、見に行くとなんと釣り人がいない。

スマホで時間を確認すると16時半になろうとしていた。

釣りはできても20分。

「よしっ!」

ダメもとで少しだけマルタを狙ってみることにした。

ティペットの継ぎ目にテープインジケータをつけ、群れの少し上流にキャスト。

底をトレースする感じで流していく。

途中フライが底石に当たってコツコツとインジケーターに反応が出るが無視。

ここでアワセてしまうとスレ掛かりしてしまうからだ。

流しきったらまた上流に打ち返す。

3回くらい打ち返したところでインジケーターが止まった。

「それっ!」

「ぐにゃん」

「ゴン ゴン ゴン ゴン ゴン」っと激しく竿が曲がって水面に突き刺さる。

「ヒョーーーーーッ!」

瀬じゃないから喰わないかと思っていただけに、油断していた。

無理して竿が折れたら嫌なので、強引なファイトはできない。

きれいにペゾンが弧を描いている風景はなんとも良いものだ。

「イヒヒ」

無理をせずゆっくりと浅瀬に誘導して無事ランディング。

JET君は気が狂わんとばかりに大興奮。

そのおかげてズボンが川のヌルでドロドロになってしまった。

時間がないのでスマホでサクッと写真を撮ってリリース。

フライは見事にマルタの口の中に納まっている。

「ううむ、やはりこの群れは今年の一陣に違いない」

ラインが落ちても警戒しないし、すぐに食ってくる。

そしてまたすぐにヒット。

今度は少し強引にファイト。

サイズは先程と同じ60cmくらい。

今度は写真も撮らずにリリース(カメラもないしね)。

そしてまた一匹。

結局5匹かけて3匹ゲット。

時計を見るともう駐車場の閉まるギリギリ。

大慌てで駐車場に向かうと、橋の上から見ていたというおじさんに声をかけられた。

「針は何番ですか?」

聞けば先程ここで釣りをしていた人とのことだった。

「8番です」

(僕はこの日カサゴ釣りで使っているカディスフックの8番に、オレンジ色のマラブーとチェーンボールアイをベンド部に結んだ、まんまカサゴフライを使ていた)

「僕は1匹しか口に掛けられませんでした」

「そうですか〜」

僕は全部口に掛かっていた。

ひょっとしたら、夕まずめで活性が上がったのかもしれない。


駐車場の時間があるので話もそこそこにその場を後にした。


とにかく時間は短かったけれど、内容はとても濃い釣りが楽しめたのである♪

この記事に

開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

タチウオジギング

イメージ 1

「行こうぜ行こうぜ〜!」

突如決まったタチウオジギング。

今回は松さん、Aさん、坂さん、僕の4人。

Aさんがよくジギングをやっているので基本わからないことはAに質問する。

ジギングなんてシイラ釣りの帰りにちょこっとサバを釣ったくらいしか経験がない。

なんでも水深は70mとか・・・

とにかく深い。

というか僕のリールに70mもラインが巻いてあるかすらわからない。

「うむむ・・・ね〜ね〜リール貸して〜」

リールは松さんから借りることにした。

竿は家にあるバス用のベイトロッドを使うことに。

ジグは130gを3つ、160gを3つの合計6つ用意した。

準備万態、というかなんともシンプルな装備だ。

午前6時過ぎに船宿に到着。

東京湾でも一番深い湾奥から走水付近を目指すらしい。

舟に揺られること小一時間。

見た感じ観音先の向い側といったところの海の一部にこれでもかと船がひしめき合っている。

縦列駐車の車が横にも4〜5列ある感じ。

話には聞いていたけど、考えていた以上の船が並んでいてかなりビックリした。

「水深70mで10mまで〜」みたいに放送が掛かるとみんな一斉にジグを海の中に放り込む。

ボトムに一度ジグを落としてから10mくらいジグをしゃくってくるということが分かった。

早速自分もやってみる。

「ボチャン いち に〜 さん ・・・」

ついいつもの癖で頭の中でカウントを取ってしまう。

想像以上に70mは深かった。

そしてボトムに着底するとすぐしゃくり始める。

「おっ、重い・・・」

しゃくる竿があまりにも重すぎる。

みんな脇に竿をはさんで竿をしゃくっているが、僕の竿はバットが短くどうもバランスが悪い。

そこで少し恰好悪いがお腹にバットを押し付けてしゃくるとまだなんとかしゃくれることがわかった。

はたから見れば超ど素人といった感じだが、その通りなので一番楽な方法でやることにした。

次第にミヨシやトモで釣れ出した。

「ん?なんか嫌な感じだ」

僕らは真ん中からトモにかけて4人で並んでいた。

そしてその4人の前後で釣れ始めているのだ。

「むむむ〜」

何度か巻き上げては落としてを繰り返していると、着底から巻き上げてすぐに「ドスン」と重みが加わった。

「きたっ」

なんか魚が喰っているというよりは、ビニールの袋とかタオルとかゴミが引っかかったような感じ・・・

そしてとにかく重い。

70m近くあるので巻いても巻いても中々上がってこない。

更に松さんから変えたリールは右巻き。

僕のベイトリールも右巻きだが、やはり子供の頃から慣れている左巻きの方がしっくりくる。

したがってなんともぎこちない巻き方。

力不足も手伝ってもう無茶苦茶だ。

それでもようやく海の中でギラギラ光る「Uの字」を描いた生命体が上がってきた。

「それ〜」一気に引き抜いた。

Uの字を描いていたのはどてっ腹に針が引っかかっていたためだ。

背びれがウネウネと打ち寄せる小波のようになんとも不思議だ。

顔はかなり狂暴で、かつ危険な牙が見え隠れする。

その為メゴチバサミというギザギザのついたトングではさんでから針を外さないといけない。

しかし、メゴチバサミで体を挟むと刀のように傷一つないきれいな魚体が一気に傷物に変わり果ててしまう。

「う〜む」なにかもったいない気がする。

すぐさま足元のバケツに釣れたタチウオを入れ間髪入れずジグを改定に沈める。

今回は釣りだけど、どちらかというと漁に近い感覚。

「釣ってとにかくおいしく食べたい」というのが最大の目的だったからだ。

しかし、バケツからにゅる〜んとタチウオが出てきて脱走をはかる。

その度にメゴチバサミではさんでバケツの中に戻さないといけない。

ボトムに着底してボサっとしているとお祭りしてしまうので、着底したらすぐにしゃくりあげないといけない。

注意深くやっていても次第にお祭りの嵐に。

あらゆるところで祭っている。

しまいには向かいの船とまで祭っている人までいた。

そんな中僕はコンスタントに釣り上げていく。

左に坂さん、右に松さんがいたがなんか釣れていないようだ。

坂さんは2回糸が切れてなんか悲壮感すら漂ってきた。

結局朝のサービスタイムに僕はそこそこ釣り上げることができたが、両サイドの釣果はかなり厳しい状況に。

舟は一度船団から離れ横須賀沖に移動するも全くアタリすらない。

しかし釣れればドラゴンサイズ。

そんな中Aさんが見事ドラゴンを釣り上げた。

いわゆる指5本サイズ。

「むむむ〜あれが食べたい」

必死に頑張るも反応がない。

両サイドも同じだ。

そしてまた朝いた船団に戻ることに。

次第に日が傾き始めた。

そんな時松さんにヒット。

そしてまたヒット。

そしてまた。

なんか坂さんがいる左側を向けなくなってきた。

そんな中、坂さんがまたラインブレイク。

「う〜やばいやばい」北海道アイナメ釣りの再来か?と思われたが、ここで坂さんがAさんのスピニングタックルに竿を持ち変えた。

ここから坂さんの快進撃が始まった。

というか松さんも好調で真ん中の僕一人が全く釣れない。

そういえばあまりにも手が疲れて坂さんのライトジギング用の竿を借りたのだが、そのアクションの差で釣れなくなったのかはわからない。

しかし、自分の疲れるバスロッドに持ち帰るのは嫌だった。

「まあ家で食べる分はもう釣ったからね♪」

しかし、全くアタリがなく最後に「来た〜!」と思ったら、麻布袋みたいなゴミだった。

やれやれ

しかし前半後半で釣れた釣れなかったはあったが、終わってみればみんな平均的に釣れたのでなかなかよくできたものである。

そしてお楽しみのお味はというと・・・


いやはやうまいのなんの・・・


とにかくさばいている時手が脂でネトネトになるくらい脂がのっていた。

刺身、塩焼き、昆布〆、煮つけとどれをとっても本当に美味しく面食らった。

正直今まで自分が釣って食べた魚の中で一番うまいとさえ思えたほどだ。



「むむむ」



なんかちゃんとしたジギングロッドとハイギアのベイトリールが欲しくなってきた。



(写真は後半戦で快進撃をはじめなんとも言われぬ表情の松さん)

この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

棚からぼた餅

イメージ 1

「切られているうちが良いんだよ・・・」


ここ1年くらい松さんは小名浜の沖堤防でヒラメを狙っている。

しかし、掛かっても何もできずに切られることが続いているようなのだ。

その何もできずにただ切られるという、完全に指導権が向こう側の釣りを味わってみたい。

そこで僕もヒラメ狙いで小名浜に行くことにした。


数年前、僕は小名浜の沖堤防でヒラメを2枚釣ったことがある。

しかし、それはワームで釣ったものだ。

そして数投目の出来事だった。

何となくまだあの時の感覚は覚えている。

あれをただフライに置き換えて考えればよいのだ。


東京からの出発が少し遅かったので1番船には乗れず午前3時の2番船で沖堤防に渡った。

今回は松さんと僕、そして以前干潟でご一緒したことのあるルアーマンのAさんの3人だ。

沖堤防に上陸するなりタックルをセットしてすぐに釣りスタート。

確か前にヒラメが釣れたのは夜が明けきらない、まだ真っ暗闇の中だった。


早速ヒラメがいるだろうボトムを意識してボトム取りから始める。

つまり何カウントでボトムが取れるかを知る作業だ。

潮位と潮の具合それに堤防の場所でも若干違うのだが、それでもおぼろげにボトムのファーストコンタクトするカウントがわかっているだけで、釣れる釣れないがはっきりしてくる。

その為、最初はフライを何本もロストすることになるのだが・・・


結局フライを3本ロストしたところで何となくこの日のカウントの取り方がわかってきた。

後は釣るだけ。

しかし、次々に3番船、また違う船宿の釣り人がワシワシと上陸してきてあっという間に広い沖堤防の上にずらりと釣り人が並んだ。

更に何本も釣り竿を並べている人もいるので、お祭りしないように気をつけなくてはいけない。

「やれやれ、今日は大変だぞ」

こうなるとフライは非常に不利だ。

幸いこの日は風も潮の流れもそれほど強くないので、定点での釣りは可能だ。

何とか隙間を見つけてはフライをキャストする。

次第に東の空が明るくなってきた。

「チャンスタイム到来!」

小名浜の沖堤防はこの時間からメバルの活性がなぜが上がる。

白み始めてから明るくなるまでの1時間くらいが小名浜のメバルが釣れる一番おいしい時間。

基本的に僕はメバルもヒラメもボトムを意識した同じ釣り方。

普段こっちでカサゴ釣りをしている時と全く同じ釣り方だ。

ボトムを取ってからリフト&フォールを繰り返しながら手前までリトリーブしてくるのだ。

場所が選べないこともあって同じ場所で釣っていたことが幸し、ボトムの形状がおぼろげにわかってきた。

フライが着底しツンツンツンっとフライをリフトそしてフォール、もう一度リフトしようと思ったとき、「ズン」っと手元に重みが加わった。

「グッ グッ グッ」っと生命反応。

「来たッ!」

テンションが緩まないようラインを手繰り寄せる。

その間も「グン グン」っと心地よい引きを楽しませてくれる。

足元で魚が顔を出した。

僕はたも網をもっていないので、竿の弾力性を使って一気に垂直リフト。

思っていたとおり、良い方のメバルだ。

推定25〜26cm。

この時間が惜しいので、活かし水汲みに入れて海に沈める。

写真と計測は釣れなくなってからだ。

相変わらず場所がないので同じ場所で釣り続けた。

すでに夜は明けてしまった。

しかし、1匹釣っているので心に余裕があるのかわからないが、その後は丁寧な釣りが出来ていた気がする。

ボトムから離れすぎたら、しっかりをフォールさせ再着底までじっくりとフライを沈める。

根掛かりのリスクはあるのだが、これは非常に大事な作業だ。

「大丈夫、このポイントは大体わかったから」

手に取るようにとはいかないまでも、釣れる気がするボトムの取れ方。

かけ上がりの先にキャストし、ボトムに着底「ツン ツン ツン」っと勢いよくフライをリフトする最後のリトリーブで「ズン」っと重みが加わった。

すぐさま竿を振り上げアワせを入れる。

「グッ グッ グッ グッ」明らかな生命反応。

先程と同じだ。

ラインを手繰り寄せる指先から竿を握る手のひらに抵抗する魚の力を感じなが、強引にラインを手繰り寄せる。

足元近くまで来たとき、「ギューーーーーーン」っをボトムめがけて潜られた。

「グニャーーン」っと竿が弧を描く。

「ん? デカいのか?」

とにかく足元に来てからの引きが半端ない。

しかし、ここでたらたらしていたら「フッ」っと針が外れてしまうのは、過去にアイナメ釣りで何度も経験している。

ここは切れるリスクも考えず一気に垂直リフトするに限る。

垂直リフトで大事なのは1回で必ず決めること。

手を伸ばし竿を岸壁の下ギリギリまで下げ一気に抜きあげた。

「ビタビタビタ」

「!?」

でかい、見るからにこれまで僕が釣ってきたメバルとは桁外れにデカかった。

すぐに近くの餌釣りのおじさんがやってきた。

「でけ〜メバルだな、これは尺越えてるよ〜」

「いや〜尺なんてないっすよ〜」などと謙遜しつつ、メジャーをもっていないので、海に浸けてある活かし水汲みを引き上げ、その中に入れた。

先程釣ったメバルも大きかったがやはり、大きさの度が違う。

「こりゃ〜行っちゃったかも・・・」

とりあえず、メジャーを持ってきていないので、松さんを探しながら堤防を釣り歩く。

途中途中でたまに飲ませ釣りの竿が大きく曲がる。

マトウダイやヒラメが上がっている。

「ヒラメ釣れないかな〜」

この日の目的はヒラメを釣ることだった。

「ポコン!」

LINEの着信音。

「また切られた!!」

の一言。

「ムムム」

ヒラメはいる。

堤防の先に松さんを見つけた。

「でかかったの?」

切られたけど満足そうな顔。

「手前のかけ上がりでやられた、かけてすぐまた何もできなくライン全部出されて・・・」

「手前まで寄せてこれたから・・・」

笑ってる・・・

ヒラメ釣りの境地に達したのだろうか?

バラシたのになんとも満足そうな顔をしている。

恍惚ともとれる松さんの表情。

「これがいいんだよ、これが!」

「ふ〜ん、僕は釣るよ〜」

メジャーを借りて戻るつもりだったのだが、近くで少し竿を振ってから戻ることにした。

この日ヒラメの為に巻いてきたフライはすでにすべてロストしてしまった。

そこでいつもカサゴ釣りで使っている赤マラブーを使ってみることに。

遠投してボトムを取りリフト&フォールを繰り返す。

「クンっ!」

かけ上がりの少し先でアタった。

横移動しながら同じように慎重にボトムを取ってからリフト&フォールすると・・・

「コココッ」

「ん?メバルか?」

小さなメバルでもかかったのかな?

パーーーっとラインを手繰り寄せ、海面をのぞいてみる。

「ヒラメ?」

なんとティペットの先にヒラメがついている。

いわゆる「ソゲ」と言われるサイズだが、ヒラメはヒラメ。

一気に抜きあげ、ラインバスケットの中に入れ、近くのおじさんから海水を貰ってバスケットに入れた。

「やったじゃん、ヒラメはヒラメだよ」

「だけどちいせえな〜」

とはいえ、フライで釣った最初のヒラメ。

慎重にもといた場所まで戻り写真を撮った。

この日の目的だったヒラメが釣れた。

そして偶然大きなメバルも釣れた。

松さんからメジャーを借り計測してみる。

「さんじゅ〜う いち? 口閉じで31だね」

「おめでとう尺メバル、いや尺じゃないな、おめでとう31cmメバル」

なんとも棚ぼたな気もするが、いやはや。

この後気をつけないと。


で陸に戻って帰り支度をしていると買ったばかりのiPhone7をコンクリートの上に落としてしまった。

「あっ!」

落ちた距離は15cm。

割れるわけないと思いきや・・・

この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

まじか・・・

イメージ 1

「こんな時こそ釣りに行かなくては・・・」

忙しかった仕事がひと段落したと思ったら、ひと段落し過ぎで暇を持て余していた。

そんなときに限って家でダラダラ過ごして一日を無駄にしてしまう。

「ダメだダメだ今日という今日は釣りに行くぞ!」


ということで午前9時おもむろに家を出た。

海に行くには少々時間が遅すぎる。

「そうだフナを釣りに行こう」

以前スモールを狙っていたときにフナが沢山泳いでいたのを思い出した。

急ぐ釣りでもないから下道でと思ったけれど、やはり高速に。

ナビでは30分弱で着くとある。

久々に釣りができると思うとついアクセルを深く踏み込んでしまう。


「?」

「そういえば数日前に自転車で次男と豊島園の釣り堀に行ったっけか・・・」

やはり釣り堀では脳内の充足感は得られないのかもしれない。

久々のニジマス釣り。

それはそれで面白かったのだが・・・


流石に30分弱では着かなかったけれど、40分弱で川隣の駐車場に到着。

まずは竿を持たずに川岸を歩いてみる。

「う〜む、コイとハヤか何かの小魚しか泳いでいない」

「まあ何か1匹くらいは釣れるだろう」

ポジティブシンキングで車に戻り4番ロッドにラインを通した。

フナ狙いとはいえ最初に結んだのはバスやギルに人気のマラブー。

過去にスモールが釣れたポイントにフライを通してみるが全く反応がない。

浅い川なのでほとんどのところが丸見え。

ニゴイがいるので狙ってみるも、ラインが落ちると一目散に散ってしまう。

「やれやれ」

それでは本命のフナを狙いに行くか。

以前フナの群れを見かけた下流に向かって歩き始めた。

「!?」

途中で40オーバーのラージを発見。

すぐさま5召離謄ペットを引きちぎり大きなフライに結び変えてキャストするも、これもやはりラインが落ちると一目散で逃げてしまった。

「・・・」

川の中が丸見えなだけに、向こうからもこちらが丸見えなのかもしれない。

そういえば10cmくらいのハヤらしき小魚に交じって30cm強の魚がいる。

ウグイだろうか?

ニンフを投げてみたがこれもラインが落ちると一目散に・・・

どうもこの川はラインが落ちると一目散に逃げるというのが鉄則となっているのかもしれない。

そしていよいよフナの群れに遭遇。

群れといっても5匹程度の小さなスクール。

今度は上流からゆっくりフライを流し込んでいく。

そしてフナの目の前にフライを漂わせる。

「びゃーーーーーー」

フライに気づいたフナは一目散に逃げて行った。

「やれやれ、ひょっとしたら今日はダメかもしれないな」

なにか物事をポジティブに考えられなくなってきた。

足元の際沿いを大きなナマズが泳いでいる。

ティペットには赤虫を模した小さなピューパ。

慌ててフライを結び変え先程のナマズを探すも、すでにどこかに行ってしまったようだ。

「う〜む」

次に大きなスモールを発見。

そ〜っと近づくも、キャストする前に気づかれ逃げられてしまった。

「いよいよダメかも」

もう諦めモード全開で川岸を歩いていると何やら魚が屍が。


「ん?」


「ンン〜!?」


どこからどう見てもそれは熱帯魚屋や水族館でしか見ることのない魚「アロワナ」だ。

察するに家で飼っていたアロワナが大きくなり過ぎて殺すのもかわいそうなので川に放したが、水温の低下についていけず結局は冷たい川の中で死んでしまった。

こんなところだろうか?

もう少し違う環境の川なら冬を越せたのだろうか?

なんだかシーラカンスを連想させる古代魚チックな下半身。

不謹慎な思いだが、その魚の屍を見ていて正直「釣ってみたい」と思ってしまった。

最近はガーパイクが巷を騒がせているが、果たして大型の肉食魚の魚がいると本当に在来魚が駆逐されるのだろうか?

今回行った川はバスの姿も多数見られる川なのだが、それ以上にハヤなどの小魚や在来魚の密度の方が圧倒的に高い。

いまだにバスやギルは悪者扱いにされているが、すでにそのエリアの生態系の一部となっているような気がしてならない。

で、釣りの方はというと1バイト(正体不明)のみ。

まあ、こんな日もあるよね。


むなしく帰りの高速で車を走らせていると松さんから「カワハギ5匹いる?」とのLINEが。

「ラッキー」

ちょうど数日前に長男が「カワハギの刺身食べて〜」って言っていたのだ。

それで夕食を囲みながら「松さんカワハギ釣り行かないかね〜」なんて話していた矢先の出来事。


それはそれはおいしくカワハギの肝あえを食べたとさ。

この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

全194ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


みんなの更新記事