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最北の離島に・3

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「もし起きたら釣りに行こう」


結局仕事があった日も夕食前、夕食後と当初の計画通り釣りに行ってしまった為、相当疲れがたまっていた。

朝一の釣りがいまいちだったこともあり、最終日の朝はもし目覚ましなしでも起きられたら釣りに行くことにした。



午前4時13分、ハッと目が覚めた。

「行くっきゃないっしょ」

朝食とフェリー、それに荷物のパッキングの時間を考えると7時には戻ってこなければならない。

幸い漁港は目と鼻の先。

ササっと準備を済ませ港に向かった。

堤防の先端に行く途中にカモメの巣があって、前日は卵が二つだったのが三つに変わっていた。

堤防の先端なんていつも釣り人がいそうな場所だが、ここでは一度も人に会わなかった。

そんなだからか堤防の上にカモメが巣を作ったのかもしれない。

カモメの卵は初めて見たけど、モザイク柄で鶏の卵より少し大きいくらい。

一瞬「食べてみようかな?」とも思ったが、僕が堤防の先端に行くたびに親鳥が声を上げて警戒するのでやめておくことにした。


前日の感じからアブラコ(アイナメ)を狙うことにした。

とにかく海藻の下にフライが着底するようにカウントを少し多めにとる。

リトリーブの度に海藻が引っかかって、うまくボトムをとれてしないような気がした。

Googleマップを見ると、堤防の先端の地形は、砂地に海藻がところどころ生えているように見える。

それまではその海藻らしき色の濃く見える箇所を狙ってキャストしていたのだが、思うようにアタらない。

そこで海藻地帯の先の砂地にキャストして、一度ボトムを確実にとってから海藻の中にフライを投入することに。

砂地のところは全く手元になんの手ごたえもなく、なんとも心許ない。

そういえば漁港でクロガシラ(北海道で良く釣れるカレイ)が釣れるって言っていたから、この辺は砂地ベースなのかもしれない。

そんな、海藻地帯ではなく砂地で一度ボトムをとってからリトリーブする方法を何度かやっていると・・・


「グッグッ」っという鈍いアタリが


「それっ!」


アブラコかもしれないので思いっきりアワセを入れた。

「?」

その後の「ゴンゴンゴン」というアブラコ特有の下にもぐる感じがない。

「ソイだろうか?」

あまり引かないが、生命反応があるのは間違いない。

というのも、時折「グン グン」と竿がランダムにしなるからだ。

魚が見えてきた。

「やった〜カジカだ!」

水面に浮上してきてすぐにカジカだとわかった。

今回僕が最も会いたかった魚だ。


カジカとの出会いが何時であったのかよく覚えていない。

小さい頃によくカレイ釣りに釣れて行ってもらったのだが、僕はカレイを釣るよりもカジカを釣る方が好きだった。

投げ釣り用の仕掛けをテトラの隙間に「そろ そろ」と落としていく。

するとテトラの物陰からワラワラと大きなカジカが現れるのだ。

普通カジカというと、川にいるハゼくらいの大きさのものというのが一般的な認識だと思うのだが、北海道でカジカと言ったら40cmくらいの頭だけがやたらと大きい怪獣みたいな魚をさす。

別名「なべこわし」と言われるくらい鍋にすると美味しいと言われているが、正直僕はそんなに美味しかった記憶はなく、非常にたんぱくな味だなという印象しか残っていない。

しかし、僕はそのカジカのサイトフィッシングが何より好きだった。

ここ礼文島でも明るい時間帯にカジカの姿を何度も探したのだが、目視できるような個体はいなかった。

それが今ラインの先につながっている。

「やっと会えた」

全く会っていなかった小学校の同級生に会ったような気分だ。

しかし、「ん?」何かがおかしい。

カジカに違いはないのだが、僕の記憶の底にあるあの大きな顔のカジカとは若干違うようなのだ。

見ればマルタウグイの様な朱色も体のところどころに見える。

「ううむ」

とりあえず、今回の最大のターゲットであることには間違いないので、丁寧に写真を撮ってからリリースした。


”後で調べて分かった事なのだが、僕が子供の時分に釣っていたカジカは「トゲカジカ」と呼ばれるもので、そいつはまさに怪獣の様な装いの迫力ある魚であるの対し、今回釣れたのは「ツマグロカジカ」と呼ばれるもので、体つきが少しスレンダーで顔の大きさもそんなに大きくない別のものであることが判明した。”


その後、また同じ釣り方でもう一匹カジカが釣れた。

「はは〜ん」

何となくわかってきた。

やはり海藻の上にキャストすると、フライがボトムまでうまくたどり着いていなかったのだ。

たまにボトムがとれるとアブラコやソイの反応はあるのだが、ほとんどは海藻の頭をかすめてリトリーブしていたのかもしれない。

これはあくまでも僕の妄想内の話なのだが。

とにかく、目標は達成したので、ガヤに少し遊んでもらってから礼文島の釣りを締めくくった。


今回は宿の前の港のみという限られた場所の釣りだったが、ガヤ、ソイ、カジカ、バレたけどたぶんアブラコと4種類のロックフィッシュをフライで狙うことができた。

もっと広範囲に島をまわることができたら、大きな個体を狙えたのかもしれないが、僕的には十分な釣果だった。

川に行けば北海道最北のイワナやヤマメが狙えるというし、アメマスも釣れることが帰りのフェリーの中で分かった。

礼文島に釣り目的で来たら大変なことになりそうだ。

今回はあくまでも出張ついでの「ちょい釣り」なので、局所的にしかものは言えないけど、きっと大変な場所なんだと思う。


ああ〜いつかまたこの地に訪れてみたいものだ。


おわり

最北の離島に・2

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「釣れました?」

宿に帰るなりおかみさんにそう聞かれた。


「ええ、海は魚だらけでした♪」



帰りしな旅館の目と鼻の先で足元にフライを落とすとクロソイが釣れた。

写真をと思ったが、18時半になろうとしていたので写真はスマホだけにして夕食をとった。

夕食はタコしゃぶに海鮮いろいろ。

あらためて礼文島に来れたことを感謝しつつ夕食を味わった。

一度大浴場で体を温めてから、夜の部にうつる。

礼文島はとても風が強いので、風を背負える堤防の先端に出た。

思っていたより気温が低く、薄着で来たことを後悔した。


まずは堤防の出口付近からキャスト。

30カウントほどしてからリトリーブすると、海藻がモゾモゾするあたりで「コココッ」っという小気味良いアタリが。

夕方よりサイズアップしたガヤだ。

それからもガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ。

どこを投げてもガヤ。

どの層をトレースしてもガヤ。

昼間岸壁際や物陰に潜んでいたガヤが一斉に海の中に散らばった感じだ。

「これはひょっとすると朝マズメの方が良いかもしれないな?」

そう判断し、この日は22時くらいで釣りを終了し、翌朝に掛けることにした。

朝食は6時半から8時までだったので、かなり早く起きれば十分釣りができる。

宿に戻ってビールを一杯飲み翌朝に備える。

4時に目覚ましをかけたが3時半に起床。

すぐさま準備を済ませ港に向かった。

すでに明るくなっていた。

堤防の先端の途中でテトラの脇にフライを落とすと、やっぱりガヤ。

ガヤはすでに足元や物陰に身を潜めたようだ。


「ということは・・・」


早速堤防の先端に出てボトム付近の調査を始める。

Googleマップと目視で底付近の形状が何となくわかってきた。

水深はたぶん6〜8mといった感じ。

海藻が生い茂っているところはフライをボトムまで落とし込むことが難しい。

それでも、海藻に引っ掛けながら底を丹念に探っていくと・・・

「モコっ」

「?」

もうワンストロークすると「モコモコっ」

「?」

「このアタリはもしや?」

竿を立てると「ゴッゴッゴッ」っとお辞儀した。

すぐさま手元のラインを手繰り寄せると

「グングングングングン」っと、ガヤとはまるで違う下に下にもぐろうとする引き。

「アブラコ(アイナメ)だ!」


今回アブラコは釣れたら嬉しいけど、特に狙っていた魚ではない。

しかし、一度この引きを味わったらもう病みつきになるほど、良い引きを見せてくれるのだ。

「グングングングングン  ふっ」


「えっ!?」


しっかりフッキングしたと思っていたのだが、不意に外れてしまった。

「やれやれ、そういえば以前何度もこの経験をしていたな・・・」

アブラコはどういうわけか、よくバレてしまうのだ。

この話を、その後その日の仕事先ですると同じような話が帰ってきた。

「むむむ」


そうこうしているうちに朝食の時間になってしまった。

釣りは一度封印し、仕事モードに。

仕事先では、もう二度とこんなに大量に美味しいウニは食べられないのではないかと思えるほど、生ウニを堪能。

アザラシの群れも見たし、本当に礼文島は同じ日本とは思えないほど魅力が詰まっている。

とにかく、日中は仕事に集中。

そして、その日の夕方、また同じ堤防の先端に戻ってきた。

18時半の夕食まで1時間ほどの勝負。

前日の夕方は堤防の先端でやっていなかったので、夕マズメは堤防の先端に。

相変わらず風が強い。

ほどなくしてクロソイが釣れた。

そしてまたクロソイ。

とりあえず写真に収める。

今回クロソイは僕のメインターゲットの一つだからだ。

大きくはないけど、ガヤじゃないってことが最高にうれしい。(ガヤには悪いけど)

そしてすぐに夕食の時間に。

夕食をとりながら今後の作戦を考える。

夜はガヤ祭り確定なので、朝マズメに絞って仮眠するべきか否か。

ビールがまわってきて部屋でうつらうつらしていたが、急に「礼文島に来るのはこれが最後かもしれないよ」と頭の中で誰かがささやいた。

寝不足の頭に鞭打って釣り支度を整え堤防の先端に。

しかし、どういうわけかガヤのアタリがない。

「はて?何かどでかい魚でも回ってきたのだろうか?」

しかし、そんなうまい話はなく、しばらくしてからソイが釣れ始めた。

昨晩と同じキャスト方向、同じレンジだが、この日はどういうわけか釣れるのはソイばかり。

個人的にはガヤより嬉しいが、とにかく眠い。

「やっぱ宿に帰って寝よう」


最終日の朝にすべてをかけ、宿で寝落ちした。

最北の離島に

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「礼文島行ける?」

「はいはい、はい、礼文でも利尻でも、どこでも行ってきま〜す!」



ということで、日本最北の島「礼文島」に行って来た。

一応出張なので、あくまでも仕事が最優先。

東京からだと朝出ても、礼文島に着くのはその日の夕方。

礼文島で仕事をするには、着いた翌日にならないとまともにできない。

そして、その日はもう帰ってくることができないので、帰ってくるのは更に翌日。

つまり礼文島で仕事をするには最低2泊3日が最低条件となるわけだ。


「2泊3日ということは・・・」


着いた夕方から晩御飯まで釣りをして、晩御飯食べ終わってから釣り、少し仮眠して朝マズメの釣り、朝御飯食べて仕事、夕方仕事が終わって晩御飯まで釣り、晩御飯食べ終わってから釣り、仮眠して最終日朝マズメの釣り、の計6回釣りができることになる。

多少ハードだが、やれなくはないだろう。

この時期礼文島はシーズンインしたばかりで、ホテルはどこも満室。

幸いとれた宿は、港まで徒歩15秒の思ってもみない好条件な旅館だった。

「しめしめ」

結局出張の間際バタバタでフライはほとんど巻けなかったが、基本ロックフィッシュがターゲットとなるので、重そうなフライを片っ端から詰め合わせ、簡単ロックフィッシュ出張用ボックスとボトム用のリール、オービスの出張用7ピース8,6フィート6番をバッグに詰め込み、期待に胸膨らませて北へと向かったのだった。

16時55分、礼文島上陸。

すぐさま旅館でチェックインを済ませ、晩御飯を18時半にお願いして宿を飛び出した。

宿のおかみさんがクスクス笑っていたのが少し気になったが、礼文島なんて次何時来ることができるか皆目見当がつかない。

僕は道北生まれ道北育ちだが、礼文島には行ったことがない。

つまり北海道で生まれたからって、礼文島や利尻島に行くことは、東京生まれで小笠原に行ったことなないと同じくらい旅行好きでもない限り、あまり行くことがないのだ。

たまたま子供の頃、利尻島に旅行に行く機会があったのだが、僕はそこで生まれて初めてソイとウマヅラハギを釣った記憶が今でも鮮明に残っている。

そして海の中は魚、魚、魚。

同じ北海道でもこうも違うものかと、子供ながらに驚いたことがとても印象的だった。

あの時の記憶と同じくらいの魚影が礼文島にもあることを信じて海の中をのぞくと。


「ん? 少し違うかな?」


海の中は「コンブ、コンブ、海藻、ナマコ、海藻、ナマコ、海藻」


「う〜む」


よく考えたら、利尻島に行ったのはかれこれ40年ほど前の話だった。

「やれやれ」

これじゃあまた「昔はすごかった話」になってしまう。

とにかく、魚影は見えないが足元のコンブ下にフライを落としてみると。

「ササーーーッ」っと何匹もの小魚が寄ってきて、バクっとフライに食いつき反転した。

「うわっ、やっぱいたっ」

すぐさま本気モードで岸壁と並行にフライをキャストし、少し沈めてからリトリーブすると・・・


「クククーーーッ」っと子気味良いアタリが。

礼文島最初の1匹はガヤ。

実はこのガヤ、子供の頃は「なんだまたガヤかよ〜」なんて子供が言うくらい、外道中の外道。

ガヤガヤと騒がしいくらい寄ってたかって釣れることから、ガヤなんて可哀そうな呼び名がまかり通っている、少々気の毒な魚。

ガヤは別名エゾメバルと言われる正真正銘のロックフィッシュで食べると実にうまいのだ。

そんなガヤ、実は今回このガヤをメインターゲットに考えていた。

というのもガヤの写真が撮りたかったからだ。

しかし、流石に釣りを始めて5分もすると、そんなことはすっかり忘れて、「ソイいないかな?アブラコ(アイナメ)は?、カジカでもいいな」などと、ガヤは完全に外道扱いにされてしまった。



ガヤよごめん、でもほんとお前はいい奴だよ。




つづく

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「ガーラと一緒の写真よろしくね?」

今回借りてきた高級ロッド、一応小ガーラと一緒の写真はマングローブで撮ったけど、きっとあのサイズでガーラとか言ったら怒られてしまうだろう。

ここはやはりサーフで大きなガーラを狙わなくてはならない。

仕事開始の13時までまだ時間はたっぷり?ある。

干潮が11時頃だったので、9時くらいからジワジワ沖に向かってウエ―ディングしていけば、きっと何か釣れるだろう。

ガーラとまではいかないまでも、大きなダツやヤガラなら長さも十分あるので、そこらで何とか許してもらうことにして、とにかくサーフではこのタイミングでしか釣りにならないような気がしたので、マングローブに後ろ髪を引かれながら、またイキヅーの浜に向かった。

前日の同じプライベートビーチの様にこじんまりとした白いビーチ。

園真ん中に大きな岩がポツンと波打ち際に飛び出している。

その岩に上ってリールからラインを引き出し、ラインバスケットに入れる。

白いビーチはワンド状になった一番奥まった場所なので、そこそこロングキャストしないと厳しそうだ。

バックの木に気を付けながら、目の前に広がる白い砂の中に点在する根目がけてキャストした。

フライは丸セイゴ針の14号に巻いたクレージーチャーリー。

着水後15秒くらい沈めてからゆっくりとリトリーブすると「モゾモゾ」っと海藻にでも引っかかったかの様な感触の後、「ゴンゴンゴン」っと竿が勢いよくお辞儀した。

「うわっ、いきなり来た」

前日同じところに何度もキャストしたのだが、やはり朝パワーなのだろうか?

島に来て一番強いアタリだ。

と言ってもラインが出されるようなこともなく、しばしやり取りの後白い砂の上に姿を見せた。

「クチナジ?だろうか」

とりあえず、竿と一緒に写真を撮る。

ガーラじゃないけど、前日のガーラの子供よりはまだましだ。

しかし、後が続かない。

思うように潮が引かず、波も高い。

仕方がないので、またナイフのようにとがった岩を越えワンドの外側の様子を見てみる。

時折アタリはあるが、中々乗らない。

やっと乗ったと思ったら、これまたクチナジの様な魚。

後で調べたら、どうもフエダイの仲間のようだ。

しかし、ここでタイムアウト。

今回この南の島に来た本来の目的である仕事に向かわなければならない。

まあ、もう一日あるしね・・・



で、明朝。

やっぱり朝一はマングローブ。

南東から北東に風向きが変わるはずだったのだが、まだ南東の強い風が吹いていたので、ここはお気軽マングローブの方がきっと楽しめると思ったのだ。

タックルの準備をしていていると、すでにマングローブの水面が騒がしい。

またこの日も同じタックル、同じフライ。

合計5本も竿を借りてきたのに、この段階でまだ1本の竿しか使っていなかった。

まあマングローブで大きな魚が釣れれば帳消しだ、なんてポジティブシンキングで釣りスタート。

開始早々「コココッ」っとアタるも中々乗らない。

フライのサイズを落としてようやくヒット。

なんと釣れたのはコトヒキ。

干潟で小さなサイズのものを見たことがあるが、東京湾では釣ったことがない。

確か以前屋久島出張の時に釣ったことがあったっけか?

その後も釣れるのはコトヒキばかり。

マイクロガーラも時々混ざるけど、まともなサイズはかからない。

少し焦ってきた。

というのも、この日が最終日。

帰りの飛行機は夕方だが、レンタカーを返したりお土産を買ったりしなければならないし、帰る前に仕事先の人とも一度会わなければならなかった。

「う〜む、やはりここはサーフでもう一勝負することにしよう」

やはり向かったのは池間島。

しかし、入ったポイントは前日より少し南に下った風裏になりそうなポイントにした。

潮が引くまでは岩上から狙うことにした。

フルキャストで届く辺りに深く切れ込んだブレイクが見える。

じっとそのブレイク辺りを見ていると、時折大きな魚が行ったり来たりしている。

きっと掛かっても取り込むことはできない(足場が高過ぎで下に降りられない)だろうか、やはり狙いたくなってしまう。

しかし、こんなこともあろうかと今回は8番ロッドを持ってきた。

オービスの超高級ロッドだ。

試しにラインを全部ラインバスケットに出して、そのブレイク目がけてキャストしてみる。

すると気持ちよく手元のラインがスルスルと放出されていく。

「すげえやこの竿」

しかし、ラインが出きってしまったところでもしあの大きな魚が掛かり、バッキングとの継ぎ目で切れでもしないかとヒヤヒヤしたが、残念ながらここではダツのバイトしか得ることはできなかった。

そうこうするうち潮位が下がってきたので、今度はウエ―ディングで狙うことに。

腰上ギリギリまで浸かってロングキャスト。

釣れなくてもこの環境の下、フライフィッシングができるなんて本当に幸せだ。

岩場にフライを沈めると「コココッ」っとアタり、イシミーバイが釣れる。

少し深いところでは、フエダイの仲間がまた釣れた。

しかし、ガーラはやはり釣れない。

ここで面白いな〜と思ったのはダツだ。

ダツがフライを見つけると、結構な距離のところからジャンプを繰り返してフライにアタックしてくるのだ。

そのジャンプする様がなんともダツが嬉しそうにしているように見えて微笑ましかった。

しかし、アタってもアタってもフッキングせずそこは全く微笑ましくなかったのだけれど・・・

「こんなもんかな?」

今回はあくまでも仕事で来たのだ。

釣りはその合間にもしできれば・・・ということだった。

でも、期待していたような大きな魚は釣れなかったけど、様々な魚が相手をしてくれた。

釣りしている時間をまとめたら1日にもならないかもしれないけど、これだけの魚種がフライフィッシングで楽しめたのだから、楽園と言っても過言ではないだろう。


でも、もしできることなら仕事じゃなくて遊び(釣り目的)でこの夢の島に来たいものある。

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「ガバガバガバーッ、ジュポッ」

「ガババババーーーーッ」

と何やら激しくボラが追い立てられ、マングローブの際で確実に何物かに捕食されている。

ボラのサイズは5cmくらいから30cmくらいまでとまちまちだが、30cmくらいのボラが川の端から端まで追いかけまわされているのを見ると「ひょっとしてガーラか?」などと、まだ見ぬ夢の魚をつい想像してしまう。

前日の釣果から25cmくらいのガーラ(メッキ?)が釣れることはわかっていたが、マングローブといういまだかつて体験したことのない環境下での釣りは、なんとも心そそられるものがある。

夜が明けてからしばらくは下げ潮が続くのだが、なぜだか急に流れが止まり逆流することが何度かあった。

河口に水門があるわけでもないので、ひょっとしたらうねりの影響なのかなにかは全く分からなかった。

とにかく基本的に海に向かって水は流れている。

そこで対岸のマングローブの木の根元付近にフライをキャストし、ゆっくりとドリフトさせながらリトリーブしてくると、「グンッ」っとアタった後勢いよく右に左に走ったならば、それは大体メッキであった。

しかし、25cmくらいあると引きもそこそこ楽しめる、というかこの釣りにかなりハマってしまった。

この時6番ロッドを使っていたが、4番や5番でやればかなりスリリングでもっと楽しめたのかもしれない。

しかし、前日と同様風が強かったので、ついまたLOOPの6番ロッドを使い続けてしまったのだった。

フライはクレイジーチャーリーやウーリーバガーだと間違いないという感じで、コンスタントにメッキが釣れ続いた。

小さなポッパーでもメッキの反応は上々で、ポッパーを止めた後に「ボコッ」っと出る様もたまらなく面白い。

このままだといつまで経っても海に行かず、ずっとマングローブで釣りを続けてしまいそうだ。

すると、今までとは違う引きの魚が掛かった。

明らかに引きが弱い。

上がってきた魚はたぶん「カマス」。

ヤマトカマスやらタイワンカマスやら、カマスにもいろいろ種類があるようで、このカマスが何カマスなのか全くわからないのだが、違う魚が釣れた事でひとまずマングローブの釣りに見切りをつけ、また池間島のサーフに向かうことにした。

今回はなんといってもまともなサイズのガーラを釣らないと、竿を借りてきた手前やばいことになる。

12時には海から上がって仕事に向かわなければならない。

スマホで時間を確認すると8時になろうとしていた。

干潮は11時頃だったので、マングローブの釣りはひとまず潮時だ。

「まだ次の日もあるしね」

ということで、仕事前にもう一釣りしていくことにした。

つづく

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