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おから部長「こんばんは。 『いつもニコニコ居眠り運転。寝る子は育つ。泣く子も笑う。』 ・・・でおなじみおから交通をご利用くださいまして、まことにありがとうございます。 わたくし旅客案内役を務めさせていただく、おから部長と申します。」 部長「前回の『その10』は こちら からお願いします。 それでは、ごゆっくりお楽しみください。 なんじゃこのノリ・・・。」 * * * 生ハム住職「・・・zzz。」 部長「・・・zzz。」 ・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ 住職「・・・zzz。」 部長「・・・zzz。」 ・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ 住職「・・・・・・ん?」 部長「・・・zzz。」 住職「部長! 起きてください!」 部長「じゃあ卒論は提出期限を延ばしてもらえるんですね。 助かります教授・・・。 ・・・教授じゃない? 住職?」 住職「なに寝言いってるんです、もう。」 部長「あ、あら・・・。 たははは、お恥ずかしい。 ところで今、何時なんです・・・。 ・・・はうあっ! 1時半! ずっと寝てたんですか僕!?」 住職「おそらくそうです。 ・・・僕も寝ていましたから、よくわかりません(笑)。」 部長「なんだ、住職もですか(笑)。」 住職「ええ、恥ずかしながら(笑)。 ここでちょっとご説明しておきますと、わたくしたち、 12時50分に和歌山駅を出発した、JR和歌山線・奈良行きの電車に乗っております。 ここ から こういう具合に 行くわけですね。 しかし、乗ってから今まで、2人ともずっと寝ておりました(笑)。 あの、すみません。 ここでひとつ言い訳させていただいてもよいでしょうか。」 部長「どうしたんです?」 住職「先ほど駅弁を食べたじゃないですか。 あれって12時から12時半くらいのあいだでした。 それで、ついつい寝てしまったんですよ。」 部長「ははは、なるほど。 おいしいものを食べて満腹となれば、どうしても寝てしまいますよね。」 住職「まあ、それもあるんですが・・・、 こういうことですよ。 昼食を食べたのが、学校に通っていたころとほぼ同じ時刻じゃないですか。 で、とくに高校のころ、昼休みのあとの授業がとても眠たくなりませんでした? 僕は古文の授業なんて、しょっちゅう寝てました。 あのころ骨の髄まで染みこんだ体内時計が、ふたたび機能してるんですよ(笑)。」 部長「なるほど・・・。 けど僕は、ありませんでしたよ。 そんな体内時計。」 住職「え? そうなんですか? 見るからに不まじめなかんじですから、僕と同じだと思いましたよ。」 部長「いや、まあ・・・、眠くなるにはなるんですが、 そもそも昼休みからの授業はサボることが多かったんで(笑)。」 住職「ははは! だめじゃないですか。 さっきも卒論の期限を延ばしてどうのとか寝言をおっしゃってましたが、 やっぱり不まじめは不まじめだったんですね(笑)。」 部長「ええ、そうなんです(笑)。 そうはいっても、授業の内容がわかりませんから仕方がないですよ。 物理とか化学とか基礎解析とか代数幾何とかは、かっこうのサボる対象でしたね。」 住職「あの、部長・・・。 『基礎解析』とか『代数幾何』とかおっしゃると、トシがばれますよ?」 部長「え!? そうなんですか!?」 住職「まあ部長はもうトシをばらしてらっしゃるので、今さらだいじょうぶですけどね。」 部長「ははは・・・。 しかしまあ、外をご覧ください! 午前中こそどんより曇っていましたが、今はもう、いい天気ですよ! 電車に差し込んでくる日差しも、眠気をさそいますって!」 住職「ああ・・・。 言われてみれば、そうですね。 われわれ電車に乗ってばかりなので天気は関係ありませんが、 せっかくの遠足ですので、晴れてるほうがいいに決まってますものね。」 部長「ありがとうございます教授。」 住職「もう寝とんのかい!(笑) ・・・昼下がり、晴天のもと、田園風景を走る素朴な電車。 これで寝るなと言うほうが、無理な話なのかもしれませんね。 わたくしもうとうとしてきましたし、ふたたび失礼させていただきます・・・。」 ・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ 部長「・・・zzz。」 住職「・・・zzz。」 ・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ゴトンゴトン・・・・・・ 住職「・・・ん? 部長、起きてます?」 部長「あう・・・。 意識が体内と1m頭上を、行ったり来たりしております(笑)。」 住職「もう2時です。 あまりにぼけーとなさっていると、この日記も内容が乏しくなりますよ?」 部長「あ・・・、これは失礼しました(笑)。 ところで今、どのへんなんでしょうね・・・。」 住職「もうすぐ橋本ですね。」 部長「ほお! 橋本ですか! 大学のころ同じ学部にいた人が、橋本で働いているんですよ!」 住職「へえ・・・。 そのお方、何の仕事をしてらっしゃるんですか?」 部長「ここでは言えません。」 住職「なんですそれ(笑)。 そしたら、 『大学のころ同じ学部にいた人が、橋本で働いているんです』なんて言わないでくださいよ。 続かない話を自分から持ち出さないでください(笑)。」 部長「ははは、失礼しました。 決してやましい仕事をしている人ではないので、ご安心ください。 この橋本で、ものすごくがんばっていると思います。」 住職「なるほど・・・。 ・・・わたくしたち、もうすぐ橋本に到着いたします。」 * * * のんべんだらりとした内容をお届けしたが、 そのなかにも、土曜お昼の田園風景で時がゆるやかに流れるさまを感じていただきたい。 写真が1つもないのは寝ていたからであることは、言うまでもない(笑)。 その12へ続く。
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