ずっとフィリピンで暮らすとは?

長らくぶりのブログ再開。このままここで続けようかどうか?

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底なしの汚職2

 前回紹介した毎日新聞朝刊国際面掲載の「虚構の民主主義ーフィリピン大統領選(上)」という特集は、(中)、(下)と続く。(中)(2010年4月24日)では、「命懸けの出稼ぎ」という見出しで、リスクを圧してまでイラクに職を求める出稼ぎ者の事情と国内産業・政治問題の関係が取り上げられている。以下、かいつまんで紹介したい。

 マニラ近郊の農村の一角にコンクリート造りの豪邸「出稼ぎ御殿」が十数軒立ち並ぶ。これらは戦時下のイラクやアフガニスタンへの出稼者の「命の代償」だという。
 戦時下のイラクへのある出稼ぎ者は、国内の約4倍に相当する1500ドルの月給をアメリカの民間軍事会社から手にした。危険と隣り合わせで、いくつもの事故に遭遇したが高給が魅力だった。治安が悪化するほど給料が上がり、月給は8000ドルに達した。
 「海外出稼ぎ者はヒーローだ」とアロヨ大統領は絶賛する。2008年末時点でフィリピン人海外出稼ぎ者は362万人、送金額は164億ドルとGDPの1割を占める。アロヨ政権下で倍増した。一方でフィリピン国内の失業率は7%以上を推移し、ASEAN平均のほぼ倍である。これらは、出稼ぎ労働者が「政府にとって国内投資をせずに簡単に外貨を手に入れる手段」であり、「逆に国内の産業構造と政治システムの欠陥を証明している」。しかし、政府はこうした現状を放置したままである。
 2004年7月にはフィリピン人運転手が誘拐され、フィリピン政府はイラクへの出稼ぎを禁止した。しかし、国内にいても職がなくイラク行きは今なお解禁が期待されている。
 
 以上、国内事情への期待感が大きく薄れていることが伺える。金になる出稼ぎ者をヒーローと持ち上げ、国内事情の欠陥が増幅していく。アロヨ政権の無策あるいは策というものがあればそれが機能しなかった結果ではあるが、一方で誰が大統領になるかで国内事情が良くも悪くも、悪い方に陥りがちだが変化することをあらためてよく示してくれた。よりまともな大統領(首相)・政権選び、ただどこの国でもたいてい難しい。

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