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5月14日はフィリピンの選挙の投票日だった。支持した候補者の当落が生活に直接ひびいてくることから、みんな必死のようだ。今年も100人以上が選挙に関連するいざこざから命を失っている。だから、選挙期間中は銃の所持や酒の販売が禁止されている。
銃の所持はともかく、酒の販売禁止は僕の生活にもわずかながら影響した。酒の販売禁止期間は5月13日〜14日にかけてであったようだが、マラテのロビンソンやセブンイレブン、そして商店などでは酒の販売を禁止する張り紙が張られていた。ちょうど酒を調達する必要があったので、なんとか買い求めようとしたのだがどこでも断られた。ある商店で「ねえ、内緒で売ってよ」と頼み込んでみたが、「あんたに酒を売ったせいで、ここの従業員がみんな警察に捕まって明日からブタ箱生活になったらどうしてくれるのよ」と切り返されてしまった。
でも、レストランなどではあまりうるさくないようだ。ある日本人向けのカラオケバーでは、選挙管理委員会からの許可を取り付けているので日本人客に限り酒類の提供が可能であると張り紙されていた。どうやら外国人は規制の対象外のようだ。13日はフィリピン人の友人とレストランに行って酒を注文したのだが、そこの店主は「あんたは外国人だから酒を注文しても良いけど、フィリピン人のお連れさんはどうか遠慮してもらいたい」と釘を刺してきた。結局、僕だけ酒を飲んで、友人はジュースを飲む羽目になった。
レストランで外国人に酒を飲ませるのなら、商店などでも同様に売ってくれても良さそうなものなのに。でも、これまで何度か喧嘩などの場面に遭遇したことがあるだけに、酒があるよりはないほうが時期が時期だけにより安全であると思える。とにかく14日が過ぎ、これから当面は普段通り酒を楽しめそうだ。たった2日間のことだが、なんだか長く感じた。
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