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胸が痛む。あまりにも子どもたちがかわいそうである。教員採用汚職事件を受けての大分県教委の方針「点数操作で試験に合格した教員の採用を取り消す」に反対である。
現実的には06年、07年度に不正合格した約40人を対象にということになるが、数の多さもさることながら、本来保管されているはずの答案用紙は勝手に破棄され、ほかの関係書類も警察に押収されている。さらに親が勝手に現金や商品券を渡すなど教員本人が不正を意識していないケースも少なくないとみられる。不正の事実を知らずに採用された人を辞めさせることが法的に可能か疑問である。このような懸念はもちろんであるが
自主的に「やめる」と申し出る人以外は採用を取り消す必要は全くないと言いたい。
なぜならば、採用されてからの1年なり2年の現場での経験は何らかの形で教師としての資質を育てているはずであるからである。
成績上位の人が必ずしもよい教師になるとは限らない。(他の職業においてもそれは言える)特に教師はいろいろな環境におかれている子どもたちと接することによって様々な喜怒哀楽を経験し、やる気や熱意、努力が生まれてくる人たちも多い。
現に親が今回の不正によって逮捕され渦中にある教師は子どもと二人三脚で歩む姿勢の先生で、保護者からも「先生を守るために嘆願書を送ろう」と声も上がっているという。
もちろん、不正な点数操作のしわ寄せで不合格になった者で希望する人はぜひ採用して欲しい。
正されるべきは”不正を積み重ねてきた県教委幹部の責任であり、その悪しき慣習、体質である”これ以上、現場を混乱させないで欲しい。学校生活が日常の営みに早く戻ることを切に希望したい。
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