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先日、1990年代前半につけていた山の手帳を見返していたらこんな走り書きが、
『何も語らず 灰色の冬空に葉を落とした枝をのばしたままでいる
毒の風が吹こうと 毒の雨が降ろうと
(中略)
ただ、黙って生きていくだけだ
静かな静かな冬を今はすごそう
そして 陽の光がまた輝きを取り戻したら
この枝いっぱいに芽をふこう
毒の風が吹こうと 毒の雨が降ろうと
(後略)』
1993年12月20日、飯舘村の野手上山に登った時の記録です。
あの年もすごい冷夏でお米がとれず大変な年でしたよね。
もう一度この山を訪れてみたい、、
そんな思いに駆られて出かけてみました(2月13日)
飯舘村は福島原発事故により全村避難となった地域。
『村民の方がいない所へ出向くのもどうかな〜』
とも思ったのですがね、
久々に猪の上に乗った摩利支天様(真の姿は天狗らしい)の妄想を掻き立ててみたくなったのです^^
少なからず重い気分を引きずりながら歩く山道でしたが
迎えてくれた森はあの頃と変わらず優しかった!
とてもいい里山なのですよ。
茶色の線で描かれたケヤキの森コースを登り緑の線の野手上山コースを下るルートを辿ってみました。
行動時間は約2時間。良い散歩コースですね♪
線量の高さは無視! 今の私には腰の具合や頭の中身、お尻の穴の方がヤバく思えるのです。
野手上山神社の鳥居に着いたのが11:15。(神社の名前は野手神山神社)
ここがメインの登山口となりますが更に車を走らせて『ケヤキの森コース』へと向かいます。
11:21、行動開始。すぐ近くに風兼ダムがあるのでそこに車をデポ。
(ダム湖の水は殆どありませんでした)
10cmほどの積雪、、長靴歩きです。薄雪積もった低山はこれが一番ですね♪
私の場合、吾妻、安達太良でも長靴+スノーシュー程度ですが、^^;
少し歩くと見事な落葉樹の森へ、、、陽射しも穏やか。
『きてよかった〜』 思わず声になりましたよ。
猪の上で摩利支天様が踊りながら
『最後に愛が勝つ〜♪』
と大声張り上げて歌っていても不思議ではない世界!
こんなにも素晴らしい森。誰も見捨てる事はできないと思いますよ。
訪れればきっとわかります!
沢、、落葉樹のミネラルをたっぷり含んだ水出し茶ですね〜
口に含んだら美味い!森の香りがいっぱいでした。
もちろん踏み後は動物のものだけ、、
いい道案内です。
12:01、頂上への分岐へ到着。
ここからは少々急な登りです。
イノシシさんの足跡。
やっぱり摩利支天様はいるのかもしれませんね^^
12:18には頂上着となりました。
まずは鈴をめいっぱい鳴らして摩利支天様にお参り。
標高は628.6m、三等三角点峰です。
前に来たときはこんなお社はなく祠がそのまま佇んでいただけでした。
展望台もあります。これも昔はなかったな〜
展望台から眺める太平洋。
もうあれから11ヶ月ですね、、
お社の裏側のアセビ、、
まだまだ春は遠いかな?
10分ほどのんびりした後、大鳥居方向へと下りました。
結構な急坂です。
雪のない部分、
春はスプリングエヘメラル達が可愛く咲きそう♪
カタクリ、イワウチワ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、、
想像しただけで楽しくなります。
12:42、『黄金山大神』の碑があるピークへ到着。
はるか遠くには蔵王連峰が、、
冬晴れの蔵王を見るのも久々、、
更に下って12:59には鳥居につきました。
水の少ないダム湖を眺めながら起点へ戻り
13:17.お散歩終了となりました。
主の帰りを待つコニャンコ
興味を持って近づいては来るのですが
こちらから近寄ると逃げてしまいます。
やっぱ、本当の飼い主さんじゃないとダメですね。
『もう少しシンボウしろよ。』
としかいえないな〜
憲法第11条
「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、 現在及び将来の国民に与へられる。」
まずは。。逃げずに生きていきましょう。
神様は必ずいます。 |
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にゃ〜ごさん にゃんこは他にも数匹と出会いました。
さすがに切なくなりますね。
今年は特に寒いべし、、
春か〜待ち遠しいですけど
避難されている方々の戦いはこれからが本番なんですよね。
2012/2/13(月) 午後 10:39
「毒の風が吹こうと 毒の雨が降ろうと」・・・が現実になってしまいましたね!
コニャンコの、何かを訴えるような眼差しが悲しいです!
2012/2/13(月) 午後 11:15
9年前の衝撃的な山行記録。
kenさんはやはり神仏の化身なんだ。
人が住めない大館村・・・最後は愛が勝つ
そして・・猫。
なんとも・・言葉になりません。
2012/2/14(火) 午前 6:48 [ Tombee ]
過去の走り書きは、KENさんの自作なのでしょうか?
ものすごく心に響きます。
「ただ、黙って生きていくだけだ」
人間の身勝手な考えかもしれませんが、自然には自然なりの摂理があり、
そこに人の手など元来必要ない、と時々ふと思います。
人間はその優しい恩恵を享受するに留め、操ろうとなど、決して
してはいけないし、出来もしない、と。
「最後に愛が勝つ」、懐かしい(^^)でも、最後は愛ですよね、愛。
2012/2/14(火) 午後 1:05
kenさん、こんにちは。飯舘村内にある集落の風景描写がありませんでしたが、「廃村」のような感じなのでしょうか?
花塚山に登ろうと思い、川俣町役場に電話したところ「入山禁止」という返事だったので断念しました。(~_~)
2012/2/14(火) 午後 5:50
なにもなかったように自然は自然のまま。
冬枯れの里山の雰囲気がほんとうによく伝わってきました!!
時間があればゆっくり歩いてみたくなりました。
2012/2/14(火) 午後 8:07
野手上山は大好きな山です。毎年のように行ってました。KENさんと同じコースをとります。今は下手に行くと泥棒と間違えられるとのことで遠慮してましたが、行けそうですね。あの林の中を歩きたいです。
2012/2/14(火) 午後 8:42 [ 山口屋散人 ]
『この枝いっぱいに芽をふこう』
KENさんの詩の言葉に感動し
そして 避難地域の山を歩き 里山を紹介してくださる
行動力と心に 勇気を貰いました
摩利支天様のことを知らなかったので 調べましたが
ルーツは威光・陽炎なのですね
ん〜 ライトピラーが天狗の庭に現れたことも結び付けたくなります^^
神様はきっといますね
2012/2/15(水) 午前 0:52 [ めい ]
散歩おじさん 手帳を見返したときハッとしましたよ。
あの頃はまだ若かったですが何気なく書いた走り書きが現実のものとなってしまいました。
コニャンコ、手持の行動食をあげようかと思ったのですが心を許してくれませんでした^^;
2012/2/15(水) 午前 1:08
Tombeeさん 相変らず疫病神と貧乏神の僕でのた打ち回ってます(笑
愛(故郷愛、家族愛)が勝つ!
無力なのでそんなことしか言ってあげられません、、
でも、、なにかの役に立ちたいです。
2012/2/15(水) 午前 1:19
まきねこさん 自作です^^;
他にもいろいろ走り書きがあるのですが今読み返すと
恥ずかしくなるものばかりです。おまけに誤字も多いべし、、(笑
自然、好きな言葉に「天行健・君子以自彊不息』 (天行は健なり・君子はもって自ら彊めて息まず)
というのがあります。自然の摂理には逆らえないですね。
『君子もって自ら彊めて息まず』=『愛が勝つ!』かな?^^
2012/2/15(水) 午前 1:35
keiさん 私は山を訪れただけで避難された村の状況を観に言ったわけではありません。
それに人の留守宅を写真に撮ってネットにアップするような変態趣味はございません^^
「廃村」、、前に「死の街」などとほざいて辞めていった糞馬鹿大臣がいたような気がしますが、これは一日も早く復興を願う方々にとってあまりにも失礼な言葉ではないでしょうか?
最後の3枚の写真に「この地域がおかれた現実を読み取っていただければ。」と思ったのですが、、、
2012/2/15(水) 午前 1:49
KYAZUさん 線量は高いでしょうがなんともまあ冬の木立の美しかった事!
雪国のブナ林も魅力的ですが阿武隈山地の森もまた違った魅力があります♪
地域それぞれの自然、大事にしたいですね。
2012/2/15(水) 午前 2:00
山散人さん 大好きな山でしたか!
私が初めて登った時は鳥居から頂上までの一本道しかなく最初のピークには『黄金山大神』じゃなくて『金華山』の古い碑がありました。
その先のコルは膝ぐらいまで埋まる落葉、、頂上も展望はなくて三つの祠が佇んでいるだけでしたよ。
許されるものならばいろんなコースから歩いてみたい山ですね。
2012/2/15(水) 午前 2:13
めいさん ありがとうございます。 あの頃は若かったです〜(泣
今回は少し躊躇もありましたが訪れみたいという気持ちを抑えられませんでした^^;
摩利支天様 調べてくださってありがとうございます。
この山で摩利支天様が信仰されたのはイノシシが多く棲息するからかもしれませんね。
ライトピラー、、あれは感動でした!まさに摩利支天様の御威光^^
神様、、必ずいますよ。
めげずに頑張りましょう。
2012/2/15(水) 午前 2:30
自然は凄いですね。どんな状況でも全てをそのまま受け入れ生きていく・・・それに比べて私はちょっとしたことでへこたれてしまいます(^-^;
「まずは。。逃げずに生きていきましょう。」←この言葉肝に銘じます(^-^;
ぽちっ★
2012/2/15(水) 午後 0:40
菜雪さん へこたれたり悩んだり、落ち込んだり悲しんだり迷ったり、、だから人間なのですよ^^
我慢すのじゃなくて逃げずにうまくやっていきましょう^^
2012/2/16(木) 午前 0:10
飯舘村の山だったんですね。
まさかこんな事になろうとは…
何事もないかのように見える自然の光景。これが真実の平和な姿に戻るのはいつの日になるんでしょうか。
2012/2/20(月) 午後 9:33
はなゴンさん リコメ、大変遅れてすみません。
長い戦いになるでしょうね。
この村の子供がTVで言っていました。
『将来の夢はここで牧場を経営する事』と、、
2012/2/27(月) 午後 3:18
福島第1原発周辺の飲料用や農業用の大規模ダムの底に、森林から川を伝って流入した放射性セシウムが濃縮され、高濃度でたまり続けていることが環境省の調査で分かった。
同省は原発事故半年後の2011年9月から、除染されない森林からの放射性物質の移動を把握するためダムや下流の河川などのモニタリング調査を開始し、岩手から東京までの9都県のダム73カ所で1カ所ずつ数カ月に1回程度、観測している。
このうち50キロ圏内の10カ所のダムで指定廃棄物となる基準(1キロ当たり8000ベクレル超)を超えている。
底土表層濃度の11〜15年度の平均値が指定廃棄物の基準を超えるダムは、いずれも福島県内の10カ所で、高い順に次のようになる。
◆岩部(がんべ)ダム(飯舘村)1キロ当たり6万4439ベクレル
◆横川ダム(南相馬市)同2万7533ベクレル
◆真野ダム(飯舘村)同2万6859ベクレル
──など。ただ、表層の水は各ダムとも1リットル当たり1〜2ベクレルで、飲料水基準の同10ベクレルを下回る。
2017/7/1(土) 午後 4:07 [ 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化 ]