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法律で禁止されている談合を根絶させ、一般競争入札に移行させたら、
一体どんな世の中がやって来るのか、そこの見通しについて、マスコミは残念ながら
全く触れていない。
実は恐怖と混乱時代がやってくるのだが、マスコミは建設業界紙しか報道しないため、
一般国民は偏見報道に洗脳され、談合根絶に対しては諸手を挙げて賛成している。
マスコミの偏重的な報道姿勢。法律論や経済論等、論理的にしか物事の判断をとらえることの
出来ない役人や知識人。
そうした姿勢を見抜くことの出来ない国民と、それにおもねることしか考えていない政治家達。
そうした脳天気な考えや発想しかできない現代日本は一体どんな国になってしまうのだろうか。
どんな制度であれ、人間の作った制度で完璧な制度などあるわけがなく、
入札制度も又 談合と競争どちらも一長一短がある。要はどちらがよりベターかで判断を下すべ
きで、10の短所があるからといって、90の長所を持つ制度を廃棄し、その10の短所を補うという
理由だけで90の短所を持つ制度に乗り換えるべきではない。
実行されるなら、それは鳥滸の沙汰(おこのさた)だという他はないが、
その鳥滸の沙汰を今福島県は入札制度は実行しようとしているのだ。
福島県内建設業界は、大山鳴動(たいざんめいどう)で蜂の巣をつついたようになっているが、
全国的に見れば、一片のニュースになるわけでもなく、全くの注目も集めないままに、
取り返しのつかない壮大な失敗にむけて、ブレーキの無い暴走機関車が今出発した。
もろん建設業界や地方そのものにとっても対岸の火事ではない。
競争の炎は燎原(りょうげん)の炎となって全国を焼き尽くす事になるに違いない。
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