平井俊顕 (ひらい・としあきToshiaki Hirai)ブログ

資本主義・経済学・ケインズ・ケンブリッジ学派・社会哲学・マクロ経済学・経済学方法論

全体表示

[ リスト ]



終息宣言への根本的疑問

原発についての野田の終息宣言には大きな疑問を感じている。あれは原子炉内の温度が100度以下に保たれたというだけである。それはそうでない状態よりはいいということはいえるが、それ以上のものではない。
 福島原子炉問題の最大の問題は、そして最大の危機は、原子炉4機が依然として残骸と化した状況下におかれたままであるということだ。この廃炉に政府の最近の見解で最長40年かかるとされている。これはあまりにも楽観的である。チェルノブイリの廃炉に100年かかると報告されているからである。それよりはるかに状況は悪いのである。
 一刻も早く、次の災害が現地を襲うまえに、手を打つことが絶対的に重要な問題である。が、そこにはまったく手が付けられていないのである。そうであるかぎり「事故収束宣言」など言える筋合いのものではない。
 地下水が流れ込み、それを通じて放射能が垂れ流し状態になっているのは、まったく防がれていない。というのは、地下水への垂れ流しを防止するための方策が2ヶ月ほど前だったか、発表されたことがあるが、かりにそれが実行されるとしても来年の3月頃のことである。放射能の地下水への大量の流出は継続したままなのである。
 原発の危険性、今後の最大の危険性は天災の再来に備える準備が何もなされずにいることである。この危険性は福島県だけの問題ではない、日本全体の危機という問題である。

***
なぜ首相自身が…事故収束宣言を大島氏批判
読売新聞 12月17日(土)19時11分配信

 自民党の大島理森副総裁は17日、野田首相が福島第一原発事故収束を宣言したことについて、「事故は収束していない。なぜわざわざ首相自身が(記者会見に)出て、事故に大きな一区切りがついたかのような印象を与えるパフォーマンスをしたのか。むしろ『事故の処理はまだまだ終えていませんが、次の段階に向けて全力を尽くします』とのメッセージを第1にすべきだった」と批判した。

 仙台市内で記者団に語った。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事