36 偶然

「そういえば、何故あんな偶然が起こったのだろう」とぼんやり考えた。初めのDVDの部屋の景色が、自分の身に同じように起こった。その部屋にいたときは突然のことがいっぺんにありすぎて気づかなかったが、DVDのショックがあまりにも大きすぎていつも頭から離れなかった。考えていたことがすぐに実際に起こるなんて、普通、偶然としか思えない。風俗になんとなく行ったら、開いたカーテンの奥にDVDの女がいたのだから。

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35

あの目まぐるしい1週間からしばらく経ち、穏やかな日が続いている。
私は知人の音楽イベントを手伝ったり、バーに飲みに行ったりしていた。
バーで聞いたが、サラリーマンは転勤して神奈川だったか埼玉だったか千葉に行ったらしい。女の子とたまにメールします。こわいおじさんとは別れて(❓)一人、沖縄に行っているらしい。居酒屋で働きながら、なにやら占いを勉強していると言っていた。人生を見つめ直し、占いの先生に出会ったらしい。あの一件はなんだったのか。人生何があるかわからん。私も普通に生きていたら、こわいおじさんとは全く出会わない。今のところ穏やかだ。

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34

私は不健康だったもので、色々と健康に関してはずいぶん調べた方だ。薬、漢方薬、運動、食事。あらゆる健康情報が巷に溢れている。最初は何が本当かわからなかった。「1日に水を2リットル飲みましょう」とか、「ゴマは体に良い」とか。ダイエット方法もたくさんありますね。流行り廃りが色々。誰かにアドバイスしても、結局は本人の努力次第だからね。それと、人は本音をズバリ言われると落ち込むだけのことが多い。「運動しなきゃないのはわかってるけど、時間がねぇ…」「だめだってわかってるけど、ついつい酒のんじゃうよね…」裏には自分でも認めたくない「寂しい」とかいう本音があったりしてね。

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33 戻った日常

もうあのことは会えないのかな。リーマン元気かな。あのこはやーさんの彼女なのかな。この5日間けっこう濃かったです。何だかんだありましたが、また私の日常に戻ってきました。しかしこのお金はどうしたものか。

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その日の朝はしっかり起きました。食欲はなかったので、飯抜きで現場に到着。玄関前に若い衆がズラリ。関係のなさそうな私もこわいにーちゃん達の近くまで寄ってみる。

おっさん「今日こいつも手伝うから作業教えたってや」

若いにーちゃんがメンチ切ってくる。私はそれを丁寧さで上回ることにした。

私「今日1日よろしくお願いします‼」
必要以上に張り切っておっきな声を出してやったぜ。よし、これで一応舐められないかな。そして作業が始まる。段ボールがたくさん。ベッド、テーブル、冷蔵庫、洗濯機、タンス、ソファ、棚をトラックに積む。彼女の部屋のお引っ越しだねこれは。トラックの荷台に揺られ引っ越し場所に到着。荷物を下ろすときも「ハイヨー‼」「はいモイッチョー‼」とまた必要以上の声を張り上げた。若いにーちゃんが「なんだありゃ」という顔をしている。私は今仕事をしている感で充実している。あっという間に引っ越しの荷物運び完了。もう一汗かきたいくらいでした。清々しい汗をかいていると、おっさん登場。「あんた気を付けなあかんで。ほな。」拍子抜けと言うか、悪い人じゃなくて良かったと胸を撫で下ろした。若いにーちゃんがこっちに来る。

にーちゃん「おっさんなんしたの?」
私「遊びが過ぎてしまいました。」
にーちゃん「あんまりこういうとこ、来ない方がいいですよ」
私「今後気を付けます」

腹が減った。何か食べて帰ろう。

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