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むっかーし勤めてた会社でのお話です。
今と違って一グループに事務のお姉さんを付けてくれてました。
皆さん細かい気を配る仕事が出来る方々がいたんですが、その中でも
忘れられない方がいます。目立つ人じゃないんですが、地味に陰にまわり、
色んな所に配慮できる、「今時珍しい」タイプでした。。。
ある日、会社での呑みの帰り道、その時の上司様が真剣な顔つきで急に・・
「昨日実を言うと子供の同級生のお葬式に行ってきたんだ」。。。
まだ小学生低学年で突然死だったそうです。お葬式でのご両親は
見てられない状態だったようです。急に感がきわまったようで、
上司様も人目をはばからずその場でわんわん大泣きを始めました。
悲しい気持ちは良く分かるのですが、実感の沸く話でもないので
当惑しながら眺めてたのですが・・・
「大丈夫だよ、好きなだけ泣きなさい」とくだんのお姉さんが
彼の肩を抱きしめてあげて、ポンポンたたいてあげました。
月に向かってほえるオオカミみたいな号泣がしばし続きました。。。
わたしはポカーン状態でしたが、「この人には絶対かなわんな」と実感しました。
あまり有名で無いんですが、聖天様って仏様がいます。どんな望みでもかなえて
くれる、仏教ではちょっと異色の存在です。この仏様はシバ神の子供のガネーシャが、
女の人に化けた観音様に諭されて仏教に使えた姿を指してますが・・・
ガネーシャを観音様が抱きしめた風になってるので、事情を知らない人には
ちょっと不謹慎な姿にも見えます。わたしも昔はそー思ってました。
でも、一番効く慰め方なんでしょうねぇ。諭したり、話を聞いたりも大事なんでしょうけど、
人目なんか気にしないで人の悲しみを受け入れるって・・・
聖天様は秘仏なんで仏像は見られませんが、手を合わせるたび、思い出します。。。。
18may06
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