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最近はあまり読まないんですが、小さい頃は料理本を読むのが大好きでした。
とーくに、写真や絵のない文庫本になってる料理関連の本ですね。レシピというよりエッセイ。
誰の本から入っていったかまでは覚えてませんが、辻静夫先生の本で『フランス料理』ってジャンルを知り、檀一雄で『料理をする男の人』のイメージが出来ちゃった気がしてます。
写真とかがあると、逆に想像が膨らまず、つまんないので避けてました。
見たこともない材料を使って、聞いたこともない名前の料理を作ったり、友達と食卓を囲んでるシーンや、歴史背景を事細かに説明してるのとかを『読む』のがスンゴク楽しかったんですよね。。。
最近は満漢全席とかも有難味が薄れましたが、「ひょえぇぇっ」って興奮しながら読んだのを覚えてます。
両親とも働いてる家庭だったんで小さい頃からおさんどんはしてました。でも、すんごい凝った料理を作ったわけではありません。年相応にカレーだのスパゲッティだのばかりでしたけど、「世の中にはこんな食べ物があるんだなぁ」って考えるのが楽しかったって感じです。
だって、『乞食鶏』とかチキンの焼け具合とかは想像できても、実際にやろうとしたら、キャンプ場に行くか、誰かのお庭でも貸してもらわないとねぇ。。。
ですんで、知識として知ってる料理は多々あっても、姿は知らない物が案外あると言うか・・・
食べ歩く機会が増えた今だって、あまり状況は変わってません。
最近はそういう本を読む時間が無くなって、かわりにつまんない仕事の本を読む程度か・・・
でも、文章を読む楽しみってそういう物かなって思ってます。例えば・・・
『紅潮したほほに、潤んだ瞳。指は興奮で震えていた・・・』
なーんて文章の方が、エッチな写真より全然ドッキリくるじゃないっすか〜♪
で、『夏の公園で、おじいちゃん達はゲートボールに燃えていた・・・』
なぁんてオチが付いたりしたら、そのままエベレスト登山に行っちゃいそうなくらい、私は喜んじゃうけど。。。。
(お前の閾値は低すぎるぞ!ってのが聞こえて来そうだけど・・・)
で、最近の本屋さん。ずいぶんまた遠くから持ってきましたけど・・・
つまんない所になりましたねぇ・・・
文芸書のあたりを歩けば想像力の余地もありますが、タイガイは面白可笑しくも無いノウハウ本に、絵が満載の料理本か食べ歩き本ばかり・・・
ビジネス関係の本なんて、7割方は返却されてるって話らしいですよ。あまりにキャッチーなタイトルにしてるせいで、読む気も失せるからではと思います。
だってさぁ、、、「あなたにも会社の数字が見えます」だの、「すぐに役に立つ部下指導法」だのばっかりだし・・・
あの『チーズは・・・』なんて本のせいで、なおのこと馬鹿さ加減を露呈してるビジネス童話なんてジャンルも出来ちゃいましたしね・・・
ですんで、ヨホド暇でも無い限り本屋さんに立ち寄る機会も減りました。
雑誌はコンビニかキオスクだし、本はインターネットかBookoff・・・後は図書館で借りるって感じ?
本屋に寄るのは、インターネットで調べて目的の本がすぐに買えるのを確認してから行くってぐらいです。ウロウロして探すってのは、全然しなくなりましたねぇ・・・
PowerPointで資料を作るのに慣れたせいか、ポイントをブレットでまとめて、数字はチャートかグラフ。
あとはハイライト・ロウライトの文章を加えるってレポートを作る毎日です。
でも、これは仕事の資料だし、一目で見て分かるのが目的ですから・・・
でもさぁ、そんな程度の『本』は金出して買いたくないのよ。。。
ユメもチボーも無くなるわさ。。。ねぇ・・・
17oct06
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