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フォルダをどこにするか迷いつつ。
実家に行った時に、つい持って帰ってきてしまった一冊。
「ラヴァーズ・キス」(吉田秋生)漫画。
自室で読んで、空港までのバスの中でも読んで。
高校時代というのが大嫌いだった。
思い出したくないことのほうが多いし、良い思い出なんてないと思っていた。
この物語は私が高校を卒業したあとに出たもので、なのでこれを読んで、直接リンクして思い出されるようなことはひとつもないはず。
ただ、この人の作品のもろもろを感受性の強い頃に読んでいて。吉祥天女・河よりも長くゆるやかに・夢見る頃を過ぎても・桜の園・BANNA FISH・夜叉、etc……。どれも好きなものばかりなのに、その中で一番切なくなるのはこれ。いつも泣かせられるのはBANANA FISH(そして番外編の光の庭)ではあるのだけれど、長いので持ち運びには適さない。
十代の頃は本当に性悪で、制服着てる人と付き合ったことはないし、純粋さのかけらもなく。でも一応女ですし。思いがけず誰かを好きになってしまう感じをふいに思い出した。
戻りたいとは思えなくても、可能性に満ちていたあの頃の、きらきらした毎日が愛おしく思える位には大人になったのかもしれません。
なんてこともないかな?
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