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青木先生所にあった。 引用 「過去の薬害や公害で政府の対策はいつも後手に回ったが、とりわけ置き去りにされたのがB型肝炎である。」 確かに対策は遅いのですが、ユニバーサルワクチンになっていないというようなことは一言も書かれていません。(ほかにもあるのでとりわけ、、、、という印象はないですが) 「正確な感染者数は不明だが110万〜140万人と言われ、このうち予防接種が原因とされるのは約半数とも2割とも言われている」 「言われ」、です。 専門の人に確認し続けているのですが、「2割」「約半数」という数字を出す調査やモデリングの研究じたいが存在しないのにどうしてこのようにかかれるのでしょう。 訴訟と事実と科学は、焦点やねらいについて違う側面はあるのでしょうが、賠償以前に前提となる情報や理屈にかなり無理があるわけで、メディアの書き方は薬害エイズのときの報道を思い出します。 引用終了 毎日新聞 社説:B型肝炎訴訟 この命は守らないのか 原文 http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100409k0000m070107000c.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− HBVワクチンは、定期接種の候補にさえ挙がってませんし。 HBVは、体液、血液に含まれる状態で、大気に触れる状態でも不活性になるまでの時間があります。HCV、HIVなどと異なるところです。 感染ルートは多岐にわたるゆえんでもあります。 ほとんどは、母子感染が多いのですが。 現在、HBVは8種類の遺伝子型(A〜H型)に分類されているが、この遺伝子型には地域特異性があること、また慢性化率など臨床経過に違いがあることが知られている。欧米型であり、他に比べ慢性化しやすい遺伝子型Aの感染者が近年わが国でも増加していることは注視すべき傾向である 年別および月別発生状況:2002年以降、急性B型肝炎と診断され報告された患者数は、2002年333例、2003年244例、2004年243例、2005年208例、2006年1〜7月107例である。1999年は約500例、2000年は約400例、2001年は約300例であり(IASR 23: 163-164, 2002参照)、2003年まで減少傾向が認められたが、それ以降はほぼ横ばいに転じている。月別の報告数に一定の傾向は認められず、季節変動は大きくない(図1)。 推定感染地:2002年〜2006年7月に診断された1,135例のうち国内感染例が983例(87%)であり、各年とも大多数は国内感染例である。国外感染例も85例(7%)報告されている(図1)。 2006年4月改正前の患者届出票では国内の感染地域は報告されていないため、国内例の都道府県別報告状況を図2に示す。東京、大阪など大都市圏で患者報告が多い傾向にあるが、47全都道府県から報告されている。 性別および年齢別分布:男女別および年齢別の報告数の分布を図3に示す。10代では男女ほぼ同数(男31例、女29例)だが、それ以外は各年代とも男性の方が多い。全報告例では男性が72%(820例)である。男性は20代(246例)、30代(230例)がピークであり、女性では20代(137例)にピークがある。14歳以下の小児または70歳以上の高年齢層の報告数は少ない。 推定感染経路:感染経路が不明の者が40%を占めるが、他のほとんど(55%)は性的接触による感染が推定されている(男性56%、女性50%)。男性では20〜60歳、女性では15〜45歳の各年齢層で、感染経路として性的接触がそれ以外の原因を上回っている。わが国においても、エイズとともにB型肝炎が性感染症として重要になってきたことを示している。その他(6%)の感染経路としては、ごく少数であるが、「輸血」、「歯科治療」、「入れ墨」、「ピアス」、「針刺し事故」などの記載があった。 対策:1985年より「B型肝炎母子感染防止事業」が開始され、これにより母子間のHBV感染によるキャリアの発生は劇的に減少した。献血におけるHBVスクリーニングでの陽性率は年々減少しているが(図4)、さらなる輸血後肝炎対策として、1999年よりHBV、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する核酸増幅検査(NAT)が実施され、輸血によるこれらのウイルス感染の報告は大きく減少した(本号7ページ参照)。 まとめ:性的接触による感染が大部分を占めると考えられる急性B型肝炎の予防には、性感染症としてコンドームの使用などの予防教育が重要になっている。また、感染者の性的パートナー、腎透析患者、医療従事者、救急隊員など、ハイリスク者はB型肝炎ワクチン任意接種による予防が可能である。 B型肝炎ウイルス持続感染者の年齢別分布 日本では1986年以来国家的政策によって、母児感染がほぼ完全に阻止されていますので、それ以後生まれた現在17歳以下の国民でのB型肝炎ウイルス持続感染の頻度は、ほぼゼロといってよいでしょう。第二次世界大戦以前に生まれた60歳以上の初回献血者での頻度は3パーセント以上もありますから、その時代には中等頻度国であったことがわかります。献血時にもし肝炎ウイルス感染が発見されると、それ以後は献血ができませんから、初めての献血での測定結果がその年代の感染頻度を正確に反映します。戦後に衛生状態と栄養状態がだんだんと改善されて先進国のレベルに近づくにつれ、B型肝炎ウイルス持続感染の頻度がどんどん減っていったことが、年齢別分布からよくわかります(図2)。ヨーロッパでも例外的に母児感染が主な経路であった、イタリアとギリシャでは日本に近い経過をとり、同じような年齢分布であると思われます。
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患者さんで来られる方の9割以上は
母子感染ですね。。。
あとは医療従事者の針刺し。
それ以外は最近診たことがありません。。。
2010/4/14(水) 午後 4:34
おとぼけ先生
ヒロポンもまわし打ち、売春禁止法ができる以前、売血があったころの輸血の時代なら、成人の感染者もですが、集団予防接種での感染率は、いかほど?。と、いうところがあります。
先生の所のような由緒正しき所は、まぁ、こられる方も、でありますが、 若干異なる感染症を見ているところは、感染ルートが、汗。の方もいらっしゃいますし。
2010/4/14(水) 午後 4:53 [ おみぞ ]
こんにちは
古い話になりますが、以前勤務していた診療所の地域はHBV汚染地域でした
大学による疫学調査もされましたが、数件の開業医が予防接種の回し打ちを長期に行っていたのが原因だったようです
2010/4/15(木) 午後 4:46 [ ロートル医師 ]
ロートル医師 さま
予防接種の回し打ち、でですか。可能性は高いですね。 当時、日本は貧乏でしたから。一様に攻めることもできないのですが。
HBVは、西高東低ですから、九州、近畿は多くあります。
ただ、新聞のような、低年齢者の感染が平行感染でそれが、予防接種の回し打ちで、割合が20から50%を占めるといわれるのも、ですし、低年齢者の平行感染は他にもありますし。
1970年からHBVはあまり変わらず、1970年でHBV以外のモノ(後にHCVですが)は半分でしたが、現在まで増えてきていますまし。 この辺は、輸血と血液製剤だけのものかなとも思います。
しかし、HBVの治療に関しても、あまり積極的な事柄は出てきません。HBVワクチンもですし。 成人の平行感染がなくなったわけでもないですし。
2010/4/15(木) 午後 5:51 [ おみぞ ]