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ムンプス-英国(08)イングランド 20090630.2370 PRO/EDR> Mumps - UK (08): (England) Mumps outbreak in Cumbria ●C#ムンプス-英国(08)イングランド 20090630.2370 PRO/EDR> Mumps - UK (08): (England) Mumps outbreak in Cumbria カンブリアのムンプス感染流行 情報源:Times & Star 、2009年6月29日。 カ ンブリアCumbria でムンプス(Mumpus 流行性耳下腺炎)の流行があり、郡全体で患者数が増加している。22日の週、新たに11人の感染が疑われる患者が確認されてお り、その多くは18−25才の年齢層であった。2009年のこれまでに、カンブリアで感染確認されたムンプス患者数はわずか12例であるが、最新の集団発 生により患者数が23まで増加する可能性がある。2008年の1年間の患者数は29例であった。公衆衛生副局長の医師は、ここ数年ムンプス患者数の増加 が、特にティーンエイジャーと若年者の間で目立っていたが、感染が広がりやすく、一部の患者で不妊の原因ともなるムンプスウイルスは、問題化する恐れがあ ると述べた。秋期の大学などへの新入生は、MMR[measles麻疹, mumpsムンプス, and rubella風疹]の2回接種が済んでいない場合、主治医に相談して追加接種を受けて欲しいと呼びかけた。"ムンプスは非常に重症化する可能性がある が、予防は簡単"と話した。ムンプスウイルス感染により、発熱、頭痛、顔面・頚部・あごの有痛性のリンパ節腫脹が生じ、患者の多くは軽症であるが、一部で 重症化する可能性のある合併症がおきる。予防のためには、MMRワクチンを確実に2回接種を受けることで、通常就学前の児童に行われている。... [Mod.CP 注-英・健康保護局 Health Protection Agencyによると、MMRワクチンが1988年に導入される以前は、ムンプスは学齢期の児童に発生することがほとんどで、成人の85%以上で既往感染 が確認されていた。毎年、約1200人以上の入院理由となっている。MMRワクチンが導入された1988年10月に、ムンプスは英国の法定(届出)伝染病 になった。MMRワクチンのカバー率情報により、英国でのムンプス感染伝播は激減し、予防接種年齢を過ぎた人たちも含めた全ての年齢層のムンプス感染を減 少させた。1999年以降、ムンプスと確定診断される症例数が有意に増加しているが、そのほとんどが、1988年のMMRワクチン導入や1996年からの 2回目の接種に間に合わなかった年代の青年および若年者である。彼らは、小児期にムンプスの自然感染に曝露されることなく、感受性を有した状態のままで あった。2004年後半、臨床診断および確定診断されたムンプス感染症例はさらに増加し、確定診断された患者の多くが、1980−87年の間に出生してお り、高等教育施設内を中心にアウトブレイクが発生した。現在、英国では、3価MMRワクチン接種が不完全な人たちがいるために、市中のムンプス感染循環が 続いている状態にあり、今回のカンブリアの感染流行や英国内の他の地域でのアウトブレイクが見られるとおり、若年層が罹患しやすい状態におかれている] 地図 Cumbria, the English Lake District 日本は1989年に小児を対象としたMMR(麻疹・ムンプス・風疹)ワクチン接種制度がはじまりましたが、ムンプスのワクチン株での無菌性(ウイルス性)髄膜炎などが問題となり、1993年にMMRワクチン接種は中止となり、MRは、定期として残されましたが、M:ムプスは、任意とされました。 ムンプスのワクチン株も、占部株より副反応の少ない、鳥居、星野、宮野株にされ、副反応も抑えられるようになっています。 流行性耳下腺炎は一般的に予後良好であるが、無菌性(ウイルス性)髄膜炎合併率の高さ、高度難聴合併例を考えると、ワクチンによる予防が早急に必要な疾患である。なお、患者との接触後(感染後)のワクチン接種は、発症予防には無効である。 諸外国では、MMRワクチンが利用されており、単味(自己負担での任意で)のワクチン接種を行っているのは、日本だけである。1993年4月にMMRワクチンの接種が中止されてから、新たなMMRワクチンが日本では認可されておらず、安全なMMRワクチンの開発が望まれる。 また、ワクチン接種で、抗体の得られない方もいるのも確かです。 日本でも、医療系学生の抗体検査の結果がよく学会等でも報告されており、一定の「感受性者」(曝露したら感染・発症する人たち)がいます。 http://joh.med.uoeh-u.ac.jp/pdf/J49/J49_1_04.pdf 久留米大学医学部医学科・看護学科および久留米大学付属臨床検査専門学校の学生1,139 名(男性417 名,女性722 名)において,麻疹,風疹,ムンプス,水痘のウイルス抗体価を測定した. 総実施数は, 医学科510 名,看護学科442 名および臨床検査専門学校187 名の 合計1,139 名 (男性417 名,女性722 名,平均年齢21.3 ± 2.7 歳)だった. 医学科,看護学科,臨床検査専門学校の順に, 麻疹の感受性者率は, 9.2 %,10.9 %,9.1 % 風疹の感受性者率は 11.0 %,8.8 %,9.1 %, ムンプスの感受性者率は,14.1 %,14.5 %,14.4 %, 水痘の感受性者率は 6.1 %,6.1 %,8.0 %で, 各学科・学校間に有意差は認めなかった. 全体の感受性者率は, 麻疹9.8 %,風疹9.8 %,ムンプス14.3 %,水痘6.4 %であった(表1). 感受性者率を男女別に比較すると,麻疹,風疹,ムンプスにおいては男女差を認めなかったが, 水痘の感受性者率は,男性4.1 %,女性7.8 %と女性で高値だった(p <0.05) 看護学生における風疹,麻疹,水痘,ムンプス感染防止対策 ―抗体価測定とワクチン接種― 長崎大学医学部保健学科看護学専攻 看護学生の風疹,麻疹,水痘,ムンプスに対する罹患歴,予防接種歴,血清抗体を調査し,感受性者にワクチンを接種した. 対象は2001 年から2003 年に長崎大学に入学した 看護学生221 人(女性208 人,男性13 人,平均年齢18.4±1.8 歳)である. 既罹患率は, 風疹49.8%,麻疹28.1%,水痘86.4%,ムンプス50.7%, 既予防接種率は, 風疹31.7%,麻疹69.2%,水痘10.9%,ムンプス25.3% だった. 血清抗体は,風疹は赤血球凝集阻止反応(HI 法),麻疹,水痘,ムンプスは酵素結合免疫吸収反応(EIA 法)でIgG抗体を測定した. 抗体陽性率は, 風疹92.8%,麻疹90.0%,水痘82.3%,ムンプス85.0% だった. 感受性者に対するワクチン接種率は, 抗体陰性者では 風疹93.8%,麻疹100.0%,水痘66.7%,ムンプス100.0%, 判定保留者では, 麻疹70.6%,水痘48.0%,ムンプス93.8% だった 麻疹は感染力が強く、不顕性感染はほとんどない。水痘も感染力が強く、不顕性感染は10% 以下であるが、風疹は25〜50%,ムンプスは30〜40%の不顕性感染がある16)。 また、麻疹と水痘は臨床症状から診断は比較的容易であるが、風疹は麻疹や猩紅熱、突発性発疹、伝染性紅斑など多くの発疹症と、ムンプスはコクサキーウイルスやパラインフルエンザウイルスによる耳下腺炎や化膿性耳下腺炎などとの鑑別がときに困難で、確定診断にはウイルス血清学的検査が必要である。しかし、実際にはウイルス分離や血清学的検査が行われることはほとんどないため,誤診される場合もあると推測される.今回の調査で、予防接種歴も罹患歴もない者は ムンプスと風疹で多かった。その抗体陽性率はそれぞれ74.3%(26/35),81.3%(13/16)であり,不顕性感染か誤診の可能性が推測さ れる。麻疹と水痘は予防接種歴・罹患歴ともない者は少なく,不顕性感染や誤診は少ないと思われた。 抗体陰性あるいは判定保留とされた者の中に罹患歴あるいは予防接種歴のある者がおり,誤診や記憶違い以外に,ワクチンを接種しても抗体が出来ないprimary vaccine failure あるいはワクチン接種により獲得した抗体が年月の経過により低下したsecondary vaccine failure の可能性も推測される. |
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アメリカでは2回接種しても感染した事例があったように思います。もっと免疫獲得率が高いとよいのにと感じています。
2010/4/28(水) 午後 6:27 [ はにほ ]
はにほ さん。
生(弱毒性)ワクチンですから、抗体獲得性をあげますと、髄膜炎の発生率の副反応が、出てくるという問題が出てきます。占部株の時の問題が。抗体が上昇しない方もいらしゃいますが。 3回にするか?。 欧米の様に、野生株が少なくなっているところは、接種回数を上げると、ポリオの様な、ワクチン株で感染の問題も出てきますし。 難しいところです。 日本は、以前の副反応での訴訟問題が、今も引きづっていますので、3種混合にして行く必要もあるのですが。
2010/4/28(水) 午後 8:52 [ おみぞ ]