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新型インフルワクチンでサメがピンチ James Owen for National Geographic News December 31, 2009 今年世界中で猛威をふるった新型インフルエンザH1N1。そのウイルスから人体を守るためワクチンが大量に製造されているが、その陰で絶滅危惧種のサメが危機にさらされている。サメの肝臓から抽出される「スクアレン」という物質がワクチンの原料として使用されているからだ。 サメの保護ボランティア団体「シャーク・セーフ・ネットワーク」の設立者の1人であるマリー・オマリー氏は、「サメの肝油から抽出されたスクアレンの使用には大きな不安を覚える」と話す。「捕獲の対象となる深海のサメは繁殖率が極めて低く、その多くは絶滅危惧種である」。例えば、抽出できるスクアレンの量が特に多いウロコアイザメは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧II類(危急種)として登録されている。 スクアレンを添加したワクチンはアメリカではまだ認可されていないが、ヨーロッパやカナダなどの地域では広く使用されている。新型インフルエンザのワクチンを大量に製造する大手製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)は2009年10月、アジュバンド添加ワクチンを4億4000万本受注したと発表した。 GSK社製のワクチンは既に世界26カ国で投与されているが、広報担当者クレア・エルドレッド氏は、ワクチンに含まれるアジュバンドの原料にサメ肝油から抽出したスクアレンの使用を認めている。サメから抽出したスクアレンの仕入先や年間仕入量については公表しなかったが、エルドレッド氏はナショナル ジオグラフィックニュースに対し、仕入先の総生産量のおよそ1割を購入していると明かした。 GSK社は、ワクチンに含まれるスクアレン量を1本あたり10.69ミリグラムとしている。それを基に計算すれば、同社が受注した4億4000万本のワクチンを製造するためには、少なくともサメの肝油が4400キロ必要になると前出のオマリー氏は話す。ただしこの数値は、サメから抽出されたスクアレンに廃棄分がなく、精製プロセスも経ていないことが前提となる。 スクアレンが抽出される深海性のサメは、水深300〜1500メートル付近に生息している。主に底引き網で捕獲されるが、中には混穫によるものもあるという。「底引き網漁は、漁船の進路に沿って獲物を根こそぎにし、海底の環境を広範囲に渡って荒廃させる非常に乱暴な漁法である」とオマリー氏は説明する。 だが懸念材料はそれだけではない。サメは既に絶滅の危機的状況にありながら、成長が極めて遅く、繁殖率も低い。メスのウロコアイザメの場合は、性的成熟期に達するまでに12〜15年を要する。また、たとえ妊娠しても出産までにはおよそ2年かかり、一度に出産する数も1頭だけである。 2006年、欧州連合(EU)は北東大西洋における深海サメの漁獲量に制限を設けた。それ以降、サメ由来のスクアレンの市場流通量は減少している。だが、スクアレンの仕入業者の中には依然、水産業者に対してこうしたサメを捕獲するよう積極的に働きかけているところもあるとオマリー氏は指摘する。 一部の化粧品会社は、環境保護団体からの圧力に押されて、サメ由来のスクアレンの使用を中止または段階的に廃止している。しかしGSK社のエルドレッド氏によると、アジュバンド添加ワクチン製造各社では今のところ、サメ由来のスクアレンに代わるものを使用することは考えていないという。オリーブ油など非動物系のスクアレン原料に着目しているということだが、現時点では、「十分な品質の代替物は見つかっていない」とエルドレッド氏は話している。 Picture by Emory Kristof, NGS
タミフルのシキミ酸は、八角ですし。 合成に成功したようですが。
で、ワクチン培養の有精卵は、問題にならないのかな。細胞培養の方が、自然資源の枯渇を猶予できそうな。自然株での感染が良い。 当たりクジを引いたら、キツソウです。
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Seasonal Influenza Vaccine Provides Priming for A/H1N1 Immunization Abstract Mass vaccination against the 2009 A/H1N1 influenza virus, with different vaccine formulations, is being implemented globally. Because of the urgency with which the vaccine has been prepared, little information has been gathered on variables that influence the effectiveness of the vaccine. Specifically, it is not clear whether priming by previous infection with or vaccination against seasonal influenza affects the response to the vaccine. Similarly, the role of vaccine adjuvants in vaccine response is not known. To address these questions, we injected ferrets with seasonal influenza vaccine and then vaccinated with 2009 A/H1N1 vaccine with or without the oil-in-water adjuvant MF59. The results show that the seasonal flu vaccine, although it did not induce functional antibodies against the 2009 A/H1N1 virus, provided immunological priming and allowed production of protective antibodies to 2009 A/H1N1 after one dose of 2009 A/H1N1 vaccine. The vaccine given without adjuvant significantly reduced viral load in the lungs but did not protect from infection. Only the vaccine with adjuvant completely prevented both pulmonary and nasal infection. Footnotes Received November 2, 2009. Accepted December 2, 2009. Copyright © 2009, American Association for the Advancement of Science 2009A/H1N1インフルエンザウイルスの大規模な予防接種は、異なるワクチン製剤で、グローバルに実行されています。ワクチンが調合された緊急のため、ほとんど情報は、ワクチンの効果に影響する変数の上で集められませんでした 具体的には、季節性インフルエンザを伴う前の感染症かそれの予防接種によるプライミングクリアされていないワクチンへの反応に影響を及ぼすかどうかは、明らかでありません。同様に、ワクチンの反応のワクチンのアジュバントの役割は、わかっていません。 これらの質問について対処するために、我々はフェレットに季節インフルエンザ・ワクチンを注射して、そして、アジュバントなし2009インフルエンザワクチンを接種とオイルアジュバントMF59入りを接種 成績は、それが2009A/H1N1ウイルスに対して機能的な抗体を誘導しなかったが、2009A/H1N1ワクチンを接種の後、季節風邪ワクチンが免疫学的プライミング効果を提供して、2009A/H1N1に対する保護抗体の生産を可能にしたことを示します。アジュバントなしでのワクチンは、かなり肺でウィルス増殖を減らしたが、感染(発症)から保護しませんでした。アジュバントによるワクチンだけは、完全に肺、鼻での感染(発症)を防止しました。 ※ 感染と発症は異なります。 発症を軽減できるかです。
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