日々悩んでおります。

Quid enim stultius quam incerta pro certis habere, falsa pro ver

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口蹄疫

家畜はOIE:国際獣疫事務局。  人はWHO

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分離された口蹄疫ウイルスはO型のようです。


手足口病 Hand-Foot-Mouth disease:HFMD
Entero viruses: Coxsackie A 他
人のみ感染、ほとんどは自然治。
主なウイルスは、エンテロウイルスであるコクサッキ−A16(CA 16)、あるいはエンテロウイルス71(EV 71) であるが、その他のエンテロウイルスによっても同様の症状を呈することがある。いずれのウイルスであっても現れる症状は同じなので、ウイルス分離を行わない限り、病原的診断は不可能である。

感染経路:感染経路としては経口・飛沫・接触のいずれも重要であり、潜伏期は3〜4日位がもっとも多い。エンテロウイルス全般として、主な症状が消失した後も3〜4週間は糞便中にウイルスが排泄されることがあるので、HFMから回復した患者も、長期にわたって感染源となり得る。

口蹄疫  Foot-and-mouth disease :FMD
Hepatovirus ・ hepatitis virus・O,A,C,Asia1,SAT1,SAT2,SAT3

蹄(ひずめ)が2個に分かれた、生物のみ感染、発病する。人に感染することもたまに起こるが、発症はごくまれで、軽度ですむ。感染は濃厚接触でしか起こらない。

 食品からは、人への感染は起らない、生鮮品では中まで加熱すれば100%死滅。加工品の場合、酸性になるので不活性化する。


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http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10518238566.html
東国原英夫オフィシャルブログ

2010-04-26
口蹄疫
テーマ:ブログ
 口蹄疫の疑似患畜の7例目が確認された。今回の飼養頭数は牛725頭で、当然殺処分対象になり、これまでにない規模である。

 その防疫作業は益々大変になる。




 今回の一連の発生は2000年当時とは比較できない程大規模(殺処分対象の家畜は牛豚を含め1100頭を超える)であり、加えて畜産環境が厳しさを増す中での発生であるので、制限区域の畜産農家さんはもとより、県内全域の畜産関係者の方々の物理的・経済的・精神的ダメージは計り知れない。

 県では、畜産農家に対する迅速な経営安定対策は勿論、口蹄疫に関する各種相談窓口の設置し、また高鍋保健所に「こころのケア」に関する相談窓口頭を設置し、関係各位の心のケアにも万全を期して行きたい。




 今後も引き続き、一日も早い収束を目標に、国や関係機関・団体と一体となって、原因・感染経路究明、防疫対策、蔓延防止、風評被害防止等に全力を傾注して行く所存であります。県議会、県民の皆様、国・関係都道府県、市町村、関係機関・団体等の一層のご理解・ご協力・ご支援のほど、宜しくお願い申し上げる次第であります。




尚、農水省の見解によると、この口蹄疫は人に感染することはなく、感染畜産物が市場に出回ることもなく、万が一感染畜産物を摂取しても人体には影響はない。


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口蹄疫封じ込めに町職員総動員/宮崎県川南町ルポ
(2010 04/27 11:28)

川南町 国道や県道沿いで何カ所も、白い防護服の関係者が畜産施設へ出入りする車に消毒液を散布する。役場や農協など町中心部は消毒用の石灰で真っ白に−。20日に宮崎県都農町でウイルス性感染症口蹄(こうてい)疫に感染した牛が発覚して1週間。その後の感染疑い6例のうち、5例が集中した川南町へ26日入った。町は職員を総動員して封じ込めに懸命だった。
 役場北西約4キロの県道。両側に感染が疑われる農場5軒が並び立つ。手前の消毒地点で記者の車もタイヤ回りに散布され、多発地の中へ。北側の消毒地点まで約1.5キロ。牛などの畜舎のほか民家も見える。畜舎へ通じる脇道は警備員らが厳重に警戒している。
 殺処分した牛の埋却用だろうか、畜舎前に青いビニールシートを敷いた大きな穴があり、石灰で白く染まっている。県道北側で消毒しUターン後、もう一度南側地点で消毒し多発地の外へ出た。
 ウイルスを媒介する恐れがあるため、多発地内での取材はもちろん、車から降りるのもご法度だ。南側の消毒地点に接する養豚場の場長(32)に敷地の外から話を聞いた。
 多発地から数百メートルしか離れていない畜舎には豚600頭と子豚が約300頭。「感染しないよう目いっぱい消毒するだけ。子豚が出荷できないので、畜舎内でスペースを確保している。できるだけ早く収まってほしい」
 役場では園芸農家が、殺処分された家畜の埋却場所をめぐり職員に説明を求めていた。「埋却に理解はもらっているが、やはり自分の畑の近くはいやだろうし…」。職員は苦悩の表情を浮かべた。
 川南町で肉牛や乳牛、豚を飼育する農家は338戸で飼育頭数は計約14万4000頭。うち5戸で、感染疑いの牛16頭が確認された。殺処分は5戸の全家畜1048頭に及ぶ。
 町は都農町での初例確認を受け、同じ20日に対策本部を設置。多発地や付近の道路のほか、町道3カ所でも車を消毒している。殺処分する家畜の埋却地の確保にも奔走。家畜の異常の聞き取りも県などと進めている。
 一方、25日に予定された軽トラックによる朝市「トロントロン軽トラ市」は商工会員らの実行委員会が中止した。4年近く毎月第4日曜日に開催。毎回7、8000人を集める名物イベントだが、感染拡大を恐れて自粛した。
 蓑原敏朗副町長は「軽トラ市中止は町民の理解のおかげ。4例までは家畜の埋却が終わった。残り725頭の殺処分と埋却を進め、口蹄疫を封じ込めたい」と力を込めた。


鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース

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  「宮崎産不使用」の張り紙撤去 口蹄疫で不適切表示
 宮崎県でウイルス性感染症の口蹄疫に感染した疑いのある牛が相次ぎ見つかった問題で、九州農政局は26日、九州の精肉店やスーパーなど約930店を調査した結果、1店で「宮崎産は使っていません」との不適切な張り紙があり、撤去を求めたことを明らかにした。

 同局によると、口蹄疫は豚や牛、羊など偶蹄類の家畜や野生動物に感染する病気で、肉を食べても人に影響はない。「宮崎産不使用」といった表示は消費者の誤解を招き、風評被害につながりかねないという。


日本の口蹄疫情報
(Last updated May 29, 2002)



わが国に発生した口蹄疫の特徴と防疫の問題点
(無断転載を禁じます)

独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所九州支所
臨床ウイルス研究室長 津田 知幸



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6)補償とそれに付随する問題
にもある様に、畜産者への補償をどうするか?。

補償がなければ、言い出せない方も出てきます。

 農水省は、100億までの予算枠を取ったようですが。


平成22年4月27日

農林水産省

宮崎県における口蹄疫の発生に対する家畜共済の対応について
宮崎県における口蹄疫の発生に伴い、九州各地で家畜市場が閉鎖されているところでありますが、この影響で、農業者の中には、家畜の出荷ができず、家畜共済掛金の工面に支障をきたす者も現われることが懸念され、更新時期を迎えている家畜共済が失効する等のおそれがあるところです。このため、農林水産省は、家畜共済掛金の納入を猶予する特例措置等を講ずるよう、県を通じ、農業共済組合等に対し指導することとしましたので、お知らせします。


特例の概要
1. 更新時期を迎えている家畜共済についての共済掛金の納入猶予期間の延長

口蹄疫の発生に伴い家畜の移動制限等により家畜市場が閉鎖された後に共済掛金期間が満了する場合には、満了の日から当該閉鎖が解除された後60日までの期間を支払猶予期間とする旨の共済規程等の改正を九州各県下の共済組合等が行うよう、各県に対し、その指導を指示することとしました。



2. 共済掛金を分納している者における掛金の支払遅滞についての取扱い

共済掛金を分納している者で、家畜市場の閉鎖により収入が減少している場合にあっては、共済掛金の支払に遅滞があったとしても、「農業災害補償法 第99条第1項第5号」で規定している正当な理由に当たることとし、農業共済組合等が共済金の支払を行うこととします。


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総説
口蹄疫ウイルスと口蹄疫の病性について
村 上 洋 介

農林水産省家畜衛生試験場ウイルス病研究部病原ウイルス研究室長



連続講座 人獣共通感染症ー山内一也(東京大学名誉教授)
第116回 口蹄疫との共生
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf116.htm
第99回 口蹄疫は人に感染するか追加
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf99ad.htm
第99回 口蹄疫は人に感染するか
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf99.html
第96回 宮崎で発生した口蹄疫
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf96.html

ムンプス

ムンプス-英国(08)イングランド 20090630.2370
PRO/EDR> Mumps - UK (08): (England)
Mumps outbreak in Cumbria


●C#ムンプス-英国(08)イングランド 20090630.2370
PRO/EDR> Mumps - UK (08): (England)
Mumps outbreak in Cumbria
カンブリアのムンプス感染流行
情報源:Times & Star 、2009年6月29日。
カ ンブリアCumbria でムンプス(Mumpus 流行性耳下腺炎)の流行があり、郡全体で患者数が増加している。22日の週、新たに11人の感染が疑われる患者が確認されてお り、その多くは18−25才の年齢層であった。2009年のこれまでに、カンブリアで感染確認されたムンプス患者数はわずか12例であるが、最新の集団発 生により患者数が23まで増加する可能性がある。2008年の1年間の患者数は29例であった。公衆衛生副局長の医師は、ここ数年ムンプス患者数の増加 が、特にティーンエイジャーと若年者の間で目立っていたが、感染が広がりやすく、一部の患者で不妊の原因ともなるムンプスウイルスは、問題化する恐れがあ ると述べた。秋期の大学などへの新入生は、MMR[measles麻疹, mumpsムンプス, and rubella風疹]の2回接種が済んでいない場合、主治医に相談して追加接種を受けて欲しいと呼びかけた。"ムンプスは非常に重症化する可能性がある が、予防は簡単"と話した。ムンプスウイルス感染により、発熱、頭痛、顔面・頚部・あごの有痛性のリンパ節腫脹が生じ、患者の多くは軽症であるが、一部で 重症化する可能性のある合併症がおきる。予防のためには、MMRワクチンを確実に2回接種を受けることで、通常就学前の児童に行われている。...
[Mod.CP 注-英・健康保護局 Health Protection Agencyによると、MMRワクチンが1988年に導入される以前は、ムンプスは学齢期の児童に発生することがほとんどで、成人の85%以上で既往感染 が確認されていた。毎年、約1200人以上の入院理由となっている。MMRワクチンが導入された1988年10月に、ムンプスは英国の法定(届出)伝染病 になった。MMRワクチンのカバー率情報により、英国でのムンプス感染伝播は激減し、予防接種年齢を過ぎた人たちも含めた全ての年齢層のムンプス感染を減 少させた。1999年以降、ムンプスと確定診断される症例数が有意に増加しているが、そのほとんどが、1988年のMMRワクチン導入や1996年からの 2回目の接種に間に合わなかった年代の青年および若年者である。彼らは、小児期にムンプスの自然感染に曝露されることなく、感受性を有した状態のままで あった。2004年後半、臨床診断および確定診断されたムンプス感染症例はさらに増加し、確定診断された患者の多くが、1980−87年の間に出生してお り、高等教育施設内を中心にアウトブレイクが発生した。現在、英国では、3価MMRワクチン接種が不完全な人たちがいるために、市中のムンプス感染循環が 続いている状態にあり、今回のカンブリアの感染流行や英国内の他の地域でのアウトブレイクが見られるとおり、若年層が罹患しやすい状態におかれている]

地図 Cumbria, the English Lake District 



日本国内





日本は1989年に小児を対象としたMMR(麻疹・ムンプス・風疹)ワクチン接種制度がはじまりましたが、ムンプスのワクチン株での無菌性(ウイルス性)髄膜炎などが問題となり、1993年にMMRワクチン接種は中止となり、MRは、定期として残されましたが、M:ムプスは、任意とされました。

ムンプスのワクチン株も、占部株より副反応の少ない、鳥居、星野、宮野株にされ、副反応も抑えられるようになっています。

流行性耳下腺炎は一般的に予後良好であるが、無菌性(ウイルス性)髄膜炎合併率の高さ、高度難聴合併例を考えると、ワクチンによる予防が早急に必要な疾患である。なお、患者との接触後(感染後)のワクチン接種は、発症予防には無効である。

諸外国では、MMRワクチンが利用されており、単味(自己負担での任意で)のワクチン接種を行っているのは、日本だけである。1993年4月にMMRワクチンの接種が中止されてから、新たなMMRワクチンが日本では認可されておらず、安全なMMRワクチンの開発が望まれる。

また、ワクチン接種で、抗体の得られない方もいるのも確かです。



日本でも、医療系学生の抗体検査の結果がよく学会等でも報告されており、一定の「感受性者」(曝露したら感染・発症する人たち)がいます。

 http://joh.med.uoeh-u.ac.jp/pdf/J49/J49_1_04.pdf
久留米大学医学部医学科・看護学科および久留米大学付属臨床検査専門学校の学生1,139 名(男性417 名,女性722 名)において,麻疹,風疹,ムンプス,水痘のウイルス抗体価を測定した.

総実施数は,
医学科510 名,看護学科442 名および臨床検査専門学校187 名の
合計1,139 名
(男性417 名,女性722 名,平均年齢21.3 ± 2.7 歳)だった.

          医学科,看護学科,臨床検査専門学校の順に,
麻疹の感受性者率は, 9.2 %,10.9 %,9.1 %  

風疹の感受性者率は  11.0 %,8.8 %,9.1 %,

ムンプスの感受性者率は,14.1 %,14.5 %,14.4 %,

水痘の感受性者率は   6.1 %,6.1 %,8.0 %で,

各学科・学校間に有意差は認めなかった.
全体の感受性者率は,
麻疹9.8 %,風疹9.8 %,ムンプス14.3 %,水痘6.4 %であった(表1).
感受性者率を男女別に比較すると,麻疹,風疹,ムンプスにおいては男女差を認めなかったが,
水痘の感受性者率は,男性4.1 %,女性7.8 %と女性で高値だった(p <0.05)




看護学生における風疹,麻疹,水痘,ムンプス感染防止対策
―抗体価測定とワクチン接種―
長崎大学医学部保健学科看護学専攻

看護学生の風疹,麻疹,水痘,ムンプスに対する罹患歴,予防接種歴,血清抗体を調査し,感受性者にワクチンを接種した.
対象は2001 年から2003 年に長崎大学に入学した
看護学生221 人(女性208 人,男性13 人,平均年齢18.4±1.8 歳)である.
既罹患率は,
風疹49.8%,麻疹28.1%,水痘86.4%,ムンプス50.7%,

既予防接種率は,
風疹31.7%,麻疹69.2%,水痘10.9%,ムンプス25.3% だった.

血清抗体は,風疹は赤血球凝集阻止反応(HI 法),麻疹,水痘,ムンプスは酵素結合免疫吸収反応(EIA 法)でIgG抗体を測定した.

抗体陽性率は,
風疹92.8%,麻疹90.0%,水痘82.3%,ムンプス85.0% だった.

感受性者に対するワクチン接種率は,
抗体陰性者では
風疹93.8%,麻疹100.0%,水痘66.7%,ムンプス100.0%,

判定保留者では,
麻疹70.6%,水痘48.0%,ムンプス93.8% だった



麻疹は感染力が強く、不顕性感染はほとんどない。水痘も感染力が強く、不顕性感染は10% 以下であるが、風疹は25〜50%,ムンプスは30〜40%の不顕性感染がある16)。
また、麻疹と水痘は臨床症状から診断は比較的容易であるが、風疹は麻疹や猩紅熱、突発性発疹、伝染性紅斑など多くの発疹症と、ムンプスはコクサキーウイルスやパラインフルエンザウイルスによる耳下腺炎や化膿性耳下腺炎などとの鑑別がときに困難で、確定診断にはウイルス血清学的検査が必要である。しかし、実際にはウイルス分離や血清学的検査が行われることはほとんどないため,誤診される場合もあると推測される.今回の調査で、予防接種歴も罹患歴もない者は
ムンプスと風疹で多かった。その抗体陽性率はそれぞれ74.3%(26/35),81.3%(13/16)であり,不顕性感染か誤診の可能性が推測さ
れる。麻疹と水痘は予防接種歴・罹患歴ともない者は少なく,不顕性感染や誤診は少ないと思われた。

抗体陰性あるいは判定保留とされた者の中に罹患歴あるいは予防接種歴のある者がおり,誤診や記憶違い以外に,ワクチンを接種しても抗体が出来ないprimary vaccine failure あるいはワクチン接種により獲得した抗体が年月の経過により低下したsecondary vaccine failure の可能性も推測される.


ムンプス

ムンプスは現在『任意接種』。そして接種率は20−30%。


2008年1月14日放送
企画協力:社団法人 日本病院薬剤師会
提 供:万有製薬
流行性耳下腺炎・ムンプス

国立感染症研究所感染情報センター
室長 多屋 馨子

●軽く考えてはいけない「おたふくかぜ」の合併症●

今日は、流行性耳下腺炎のお話をさせていただきます。流行性耳下腺炎はみなさんよくご存じのように、おたふくかぜあるいはムンプスといった呼び名で呼ばれることが多いウイルス性の感染症です。ムンプスウイルスに感染すると2〜3週間程度(平均18日前後)の潜伏期をおいて発症します。どのような症状を示すかといいますと、片側あるいは両側の耳下腺あるいは顎下腺が腫れます。顔が腫れる様子から、おたふくかぜといった名前で呼ばれます。通常は1〜2週間もすれば治ってしまうということが多いのですが、おたふくかぜには合併症があります。
合併症のなかで一番多いのは、髄膜炎です。髄膜炎は流行性耳下腺炎を発症すると8%あるいは10%程度の人が合併するといわれている比較的多い合併症の一つです。流行性耳下腺炎に合併する髄膜炎は男の子に比較的多く、年齢では4〜5歳、幼稚園世代のお子さんがよくかかる病気です。これは流行性耳下腺炎自体が4〜5歳のお子さんに最も多いということも関連しています。また、この病気が思春期以降の男性に発症すると、睾丸炎という合併症を起こすことがあります。なかには、疼痛が激しく、入院される成人男性もいらっしゃるということを忘れてはなりません。また、女性の場合は、卵巣炎という合併症もあります。睾丸炎の合併頻度は思春期以降であれば約20〜30%、卵巣炎は約7%に合併するといわれています。また、そのほかに膵炎を起こす場合もあります。
もう一つ忘れてはならない合併症の一つとして難聴があります。これまで流行性耳下腺炎に合併する難聴は、発症された患者さん2万人に一人くらいではないかといわれていましたが、大阪の小児科医会の先生方を中心にした研究によって、千人に一人くらいの割合で、おたふくかぜによる難聴を合併しているのではないかということがわかってきました。大阪小児科医会の先生方はこの調査結果を受け、ポスターをつくられています。そのポスターを読むと、「おたふくかぜなんて大したことのない病気と思っていました…自分の子どもの耳が聞こえなくなるまでは」という言葉が書かれています。

●流行性耳下腺炎の予防には予防接種以外方法がない●

それでは、流行性耳下腺炎を予防するにはどうしたらいいのでしょうか。流行性耳下腺炎の予防には予防接種を受ける以外方法がありません。流行性耳下腺炎を発症してしまうと特異的な治療法がないので、対症療法のみで治るのを待つことになります。一方、1歳以上になりますと予防接種を受けることができます。おたふくかぜワクチンの副反応には髄膜炎がありますが、その頻度はかかってしまったときに比べると非常に低いといわれています。ワクチンで髄膜炎を合併する割合は、約千人から2千人に一人くらいといわれています。
保育園に通っている子どもたちの中で、おたふくかぜにかかったことがある人がどれくらいいるのか、またおたふくかぜのワクチンをどのくらいの人が受けているのかを、都内のある保育園、1万人規模で調査をさせていただきました。その結果、はしかや風疹といった定期予防接種、いわゆる国が強く受けてくださいとお勧めをしている定期予防接種対象のワクチン接種率が8〜9割と高いのに比べ、おたふくかぜワクチンは任意接種であるために、接種率は2割程度しかありませんでした。保育園を卒園することには、2〜3割の子どもたちがおたふくかぜにかかってしまっているようです。また、お子さんがかかると、お父さんやお母さん、兄弟姉妹が免疫を持っていない場合かかってしまいます。おたふくかぜはウイルスに感染しても発症しない、いわゆる不顕性感染が3割程度あるといわれていますが、大人の方でも免疫を持っていない方は比較的多くいらっしゃいます。大人になってからかかると、先ほどお話したような子どもでは起こらない合併症もあり、高熱が1週間程度続いたり、食べたり飲んだりすることがつらくなったりする場合があり、仕事を休む必要が出てきます。なかには入院される方もいらっしゃるということを忘れてはいけないと思います。
一方海外では、多くの先進国がMMRワクチン(はしかと風疹とおたふくかぜの混合ワクチン)を定期の予防接種として2回接種していることが多いので、おたふくかぜの患者さんはどんどん減ってきています。ところが、日本ではまだまだ患者さんがたくさん発生しています。おたふくかぜは感染症法に基づいて、全国にある約3千カ所の小児科の医療機関から毎週患者数が報告されています。その結果をみると、2007年は比較的患者数は少ない年ですが、数年に1回は大規模な流行が起こっています。たとえば、はしかの患者さんと比較してみますと、2001年に、はしか輸出国といってメディアで多く報道されたときの報告数が3万人程度でした。一方、おたふくかぜは毎年数万人から多い年では20万人程度、全国約3千カ所の小児科医療機関から報告されてきています。全国では、この数倍から10倍程度患者さんが発生していると考えられています。
流行性耳下腺炎は予防接種で予防することができる病気です。かかってしまうことによって合併症を起こす頻度は比較的高く、任意接種という枠組みではありますが、できれば予防接種で予防をしておきたい病気の一つと考えています。特に、4〜5歳の患者さんが一番多いので、保育園や幼稚園といった集団生活に入る前に予防接種を受けて予防しておくことがお勧めと思っています。決して子どもの軽い病気ではありません。大人もかかります。入院する方もいらっしゃいます。ぜひ予防を考えてほしいと願っております。



感受性者(今までに、感染又はワクチン未接種、2回接種で、抗体を獲ていない、曝露したら感染・発症する人)がたくさんいるとかんがえられます。

2001年全国調査によると、 国内でムンプスの自然感染に合併する急性高度難聴は年間推計650名前後とのことです。
ムンプス難聴



ムンプス難聴について


(Vol.24 p 107-107)

ムンプスウイルスは、 「流行性耳下腺炎」、 「おたふくかぜ」の原因ウイルスとして知られているが、 multitropicであるため広く全身の臓器に感染する。中でも、 唾液腺、 膵臓、 睾丸などの腺組織や髄膜、 内耳などの中枢神経系には感染を生じやすい。ここではムンプスウイルスの内耳感染によって生じるムンプス難聴について概説する。

ムンプス難聴は
http://idsc.nih.go.jp/iasr/24/279/graph/dt27931.gif 表1
に示すとおり、 一側性に、 急性発症を生じ、 聴力損失は重症のことが多く、 改善しにくいなどの特徴がある。発症年齢は15歳以下が多く、 なかでも5〜9歳に多いと報告されているが(1, 2)、 一側性の発症が多いため、 症状を十分に訴えられない幼少児では、 見落とされている可能性もある。確実例は、 ムンプス発症、 すなわち耳下腺または顎下腺の腫脹の4日前より腫脹後18日以内に発症する急性高度難聴とされるが .
イメージ 1

診断基準は本号6ページ表2参照

、 唾液腺の腫脹なしに難聴が発症することもあり、 ムンプス難聴と診断するにはムンプス特異的IgM抗体価の有意な上昇が必要である。随伴症状として、 耳鳴り、 めまいを伴なうことがあり、 めまい症状は小児では少ないが、 成人では発症しやすい。また、 聴力障害が治癒しにくいのに対して、 めまいの予後は良好で2カ月以内には軽快することが多い。ムンプス罹患時の悪心、 嘔吐は髄膜炎による症状と考えられがちだが、 内耳障害後のめまいによる可能性も考えられる。

一般にムンプス難聴は一側性の発症が多いとされるが、 両側性の発症が極めて稀というわけではなく、 全ムンプス難聴症例の14.5%とする報告例もある(3)。人工内耳は一側性の難聴では適応にならず、 両側性の高度感音性難聴または聾の症例がその適応となるためムンプス難聴例での人工内耳の適応は少ないといえるが、 当科ではムンプス難聴両側聾を1例経験し、 人工内耳挿入術を施行した。

ムンプス難聴の発生頻度は、 Nelson教科書の記載(4)などをもとにムンプス患者1万5千人に1人といわれている。日本においては1年間に100万〜200万人がムンプスに罹患するといわれているので、 計算上は1年間に70〜140人のムンプス難聴が発生していることになる。しかしながら、 最近の報告を参考にすると、 母集団が小さく局所的な調査ではあるが、 200〜 400人のムンプス患者に対して1人の難聴発生が報告されており(5, 6)、 その発生頻度は決して低くないようである。また、 耳鼻咽喉科においては比較的多い疾患である突発性難聴として診断された症例のムンプス特異的IgM抗体価の陽性頻度を検討して、 突発性難聴の約5〜7%はムンプスによる不顕性感染の可能性があることが示唆されている(7)ため、 これらのことを考慮しても、 実際のムンプス難聴の発生頻度は低くないと考えられる。おたふくかぜワクチンによる抗体陽転率は約95%といわれ、 維持率もよいためワクチン接種はムンプス難聴の予防に対しても非常に重要であると考える。

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「ムンプス難聴のお部屋」
http://www.geocities.jp/mumps_deafness/

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