日々悩んでおります。

Quid enim stultius quam incerta pro certis habere, falsa pro ver

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○残り2基と化学スラスタで制御できるようにしてある

本年7月31日に「はやぶさ」探査機は、リアクションホイール(姿勢制御装置)3基のうち1基が故障し、2基による姿勢維持機能に切り替えて飛行中でありますが、当初より2基の運用も想定しており、運用に支障はなく、
http://www.jaxa.jp/press/2005/08/20050815_hayabusa_j.html


○充電を繰り返しつつ、自動で姿勢を制御するよう造ってある

通信途絶時の充電は偶然。「はやぶさ」が「勝手にバイパス回路をEnableにして7個の電池を生かしておいてくれ」たもの。


おまけ。曽根さん

そこに美学を感じています。

 僕が幼かった頃、地球はガミラスと戦っていました。人類の存亡をかけて立ち上がる男たち。世界中から集められるエネルギー。モスクワはサヨナラを打ち続けていました。

 それでも送られてくるエネルギー。失敗は許されない。発進のチャンスは一度きり。
「機関長、エネルギーは目一杯充填してくれ。」
艦長の言葉は重い。
エネルギー充填120%。
動力始動。
鹿児島県沖から旅立つ宇宙戦艦ヤマト。
「必ず帰るから、真っ赤なスカーフ、きっとその日も迎えておくれ」

 さて、現実の世界で、「君は、生き延びることができるか」。


○信じて待つんだ!!

○中和器の向きを微妙にずらしておいた

偶然そう作られてたのを土壇場で活用

島 航海長「噴射方向が全然違う」

「推進剤の効率を考え、イオンエンジンでの姿勢制御がメインになりつつある」
http://d.hatena.ne.jp/hayabusafan/20070603/p7


○回転軸が機体の中心を貫くよう設計していた

現在のコーニング運動は、最終的には +Z 軸まわりの純スピン運動に収束していきます。
http://d.hatena.ne.jp/hayabusafan/20070603/p7


○太陽光圧を利用してスピン安定状態に

太陽光圧力は、はやぶさ探査機の表面反射率に左右されますが、その程度は未知でしたから、実地に経験を積んで「姿勢制御術」を習得しました。
http://www.isas.jaxa.jp/j/mailmaga/backnumber/2007/back152.shtml


○通常の充電方法では爆発の危険性がある

過放電を起こしたリチウムイオン電池は、決してご使用にならないようにお願いいたします。

補充電回路

バッテリー充電

微弱電流を流して充電。少しでも温度/電圧が上がったらすぐに OFF という切り替えを延々3ヶ月。
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2007/0130.shtml


○イオンエンジン3基、ホイールは1基

最後のホイールが駄目になった場合に備えて、イオンエンジンの噴射と噴射方向のジンバリングとで、三軸姿勢を維持しつつ必要な軌道変換を行うための検討を開始している。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2007/11/post_5a11.html


○エンジン同士、予備回路で繋いでおいた

國中さん  すきですからね。


 クロス運転とは,中和器故障のためすでに運転を中止したイオンエンジンBのうち作動可能なイオン源Bと,イオン源不調で待機状態にあったイオンエンジンAのうち中和器Aとを,バイパス回路を介して電気接続し,新たな一式のイオンエンジンとして動作させるものです。この回路構成は,
「こんなこともあろうかと」
打上げ前にあらかじめ組み込んであったものです。


とか


○Aの中和器、Bのイオン源、2つで1つのエンジンになる

現状はAB2基のエンジンの使える部分を使って推力を得ている状態。これは地上試験を行っていない。打ち上げ前に、このような運転があり得ることは想定していたが、そもそもこのような運転はアースの関係で地上での試験ができなかった。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2009/11/post-1cd1.html



追記


曽根 さん
電池屋〜方探班の一隊員として〜 

先発隊が日本を発った。僕ももうじき後を追う。
現地では、皆で顔を合わせるタイミングは少ない。皆、砂漠に散っていく。
いざみんなで砂漠に展開するときには、水杯でも交わそうか。もちろん別れの水杯ではなく、もう一度、必ず合間見えて、成功を称えあうことを期しての水杯として。

僕が子供の頃、その宇宙戦艦は旅立った。目指す星がそこにあることを信じ、でもその星の姿を誰も見た者はいなかった。分かっているのは、片道14万8千光年、往復29万6千光年という絶望的な距離。気の遠くなる数字を前に、宣言される。
「人類滅亡まで、あと三百と六十五日、あと三百と六十五日しかない。」
満身創痍の戦艦は、メインエンジンと補助エンジンの「最大合わせて3機のエンジン」に光を宿し、這うようにして宇宙を旅していた。
コスモクリーナーDを地球に持ち帰る、そのためだけに。
「もう一度地球を見るまでは、ワシは死なん。」
艦長は言っていた。

去年、色々なことを考えていた。そんな中で手にしたキングファイルは「MUSES-C」と書かれていた。2003年10月に宇宙研に着任したとき、前任者の高橋先生から引き継いだファイルだった。

気になることは?

「とあるページ」を見直していた時、本当に正にその時に、「その人」から声がかかった。
これ以上にないほどに丁寧に、本当にすごく申し訳なさそうに言った。
「曽根先生が電池屋さんであることを知っていて申し訳のないお願いです。専門分野と違うお願いで本当に申し訳ないのですが、『はやぶさ』のカプセルの回収のためにお力を、お貸し、願えないでしょうか・・・・・。カプセルは最後にビーコンを出します。これをアンテナで捉える必要があります。オーストラリアの砂漠の中にアンテナを立てて、これを使って位置の特定をします。ご専門が電池であって、専門外のことにお時間を頂くのは本当に申し訳ないのですが、砂漠に分散する各電波局でその場での判断が必要な時に、プロジェクト的な考え方ができる人を募っています。お願いできないでしょうか。」
シビれた。山田先生の、丁寧で物腰が低く、この上なく穏やかな言葉が、アツかった。
宇宙屋として返事は他にない。
「僕は電池屋の前に、宇宙屋です。お声がけを頂いたことを心から感謝します。お役に立てるように頑張ります。一所懸命に勤めさせてください。」
家に帰ってカミサンに言った。「今日、熱い話があった。俺、幸せ者だ。」

カプセルの蓋は閉まっている。心配性の僕だけれど、確信を持っている。その瞬間に居られたことは、僕の誇りだ。
電池メーカの方、システムメーカの電源担当の方、そしてカプセル/はやぶさ関係者と一緒に、皆で深夜にモニターを睨んだあの日のことに、僕達には確信がある。
「蓋は閉じている。」
そのカプセルを拾いに行く。

11月初旬、イオンエンジンの不調が伝えられた。そのときのメッセージは、宇宙屋であれば誰もが「とうとう、この時が来てしまった」かと、認識せざるを得ないものだった。
そんな中でも訓練は続いた。救急救命訓練に参加した。K中先生も来ていた。
皆、兎に角できることを進めていた。
12月の内之浦訓練の直前に、召集されていた会議があった。その直前、K中先生から会議召集に関連してメールがきた。文面に「一縷の望み」という文字が書かれていたように記憶している。まだ何か、可能性があるのだろうか。
会議では淡々と、イオンエンジンの再起動とこれからの軌道計画が告げられた。予断は許さないことを誰もが知っていた。でも、感動していた。

内之浦訓練にGOが出た。

内之浦では、皆、明るかった。湾を挟んだ向かいの都井岬の人たちと、一体感を感じつつ、信頼に根付いた訓練が進んだ。
夜、みんなで、Webに紹介されていた動画を見ながら、盛り上がった。その動画は、
「こんなこともあろうかと」
というメッセージで紡がれていた。
「こんなこともあろうかと」
そこにはK中先生もいた。「凄いよ。本当に凄い。」

(いいな〜、K中先生は真田さんか〜、いいな〜。俺は佐渡酒蔵か〜。う〜ん、見栄えもキャラも、否定はできない・・・)。

 ※佐渡先生は謎医です。獣医師免許と医師免許持ってますし、乗員150名といえ、一人で野戦医療は、すさまじいものがあります。


今年の4月、いよいよ大掛かりにできる最後の訓練を相模原でこなし、機材の梱包が進んだ。色々な分野から集められたみんなだけれど、皆、川原隊長指揮のもと、「電波が出さえすれば必ず捕まえてみせる」という強い意識と自信を備えた集団だ。

第一陣の出発の前、一つの区切りになる運用を終えたK中先生から、方探班宛に短いメールがきた。
「いよいよ出番です。よろしくお願いします。」
K中先生、いつも思うけど、かっこ良過ぎだよ。

「できるだけ過酷な場所に、送り込んで欲しい。」これが僕の希望。
人類史に残る現場に、僕も向かう。これも一つの奇跡。

いざ行かん、約束の地へ。


  −−−−−−−−−−−−−−



無事かえってきたのか?。 本体は、大気圏突入は、009島村ジョウと002ジェットリンクの可能性もありますから。
あと、落下した部品の検疫も必要になりもすので、ここは難しいところ。 遊星からの物体X,アンドロメダ病原体は、いやですからね。



2010年6月9日
「はやぶさ」のTCM-4、WPAへの精密誘導完了
日本時間2010年6月9日15時00分にTCM-4が正常に実施されたことを確認しました。この運用により、豪州WPA内着陸想定地域への精密誘導が完了しました。

探査機の状態は良好です。

※TCM:Trajectory Correction Maneuver(軌道補正マヌーバ)
※WPA:Woomera Prohibited Area(ウーメラ実験場(立入禁止区域))


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