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Quid enim stultius quam incerta pro certis habere, falsa pro ver

妊娠の心得11か条 産科

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らしいです。 

ところで、約4年間あたため続けた本が、今月ようやく発売になります!

4年ですよ、4年。

つまり、
産科女医からの大切なお願い―妊娠・出産の心得11ヵ条/宋 美玄

を書くきっかけとなった、妊娠の心得11カ条をブログに載せ反響をいただくはるか前です・・

でも、私が常に願っている、「何かあってから産婦人科に来る前に、普通の女性たちに正しい知識を啓蒙したい!」というコンセプトは同じなんです。

テーマは、セックス。




宋美玄の「女医が教える本当に気持ちいいセックス」

セックスを科学する産婦人科女医が、あなたの悩みにお答えするブログです。

カテゴリお答えします〜気持ちのいいセックスとは?
こんばんは!ゴールデンウィーク真っ最中ですが、みなさんはどうお過ごしですか?
本業に遊びに大忙しで、ブログを更新出来てなくてごめんなさい。

小学館女性セブンで、私を主人公としたコミックエッセイ「踊る産科女医」連載中!!


ブログのコメントに寄せていただいた、芝子さんからの質問です。
(質問はブログの記事のコメントに書き込んでくださいね)

Q.気持ちのいいセックスというのは、つまり、イクことができるセックスということですか? 

A.オルガズムが気持ちいいセックスの必要十分条件というわけではありませんが、イクことはとても大事です。

女性のセックスの感じ方には、(1)欲情する段階、(2)イクまでの助走段階、(3)イク段階、があります。

イクまでの助走段階とは、気持ちよくなり始めて体が反応してくる段階なので、たとえその後オルガズムに達しなくても、気持ちいいと思える時間をそれなりに持つことができたはずです。

「あんまり気持ちよくなかった」という場合もあるでしょうし、「すごく気持ちよかったけれど、なぜかイクことができなかった」という場合もあるでしょう。それでも、愛する彼と肌を触れ合い、互いを気持ちよくさせてあげたいと思って時間を共有するだけでも気持ちいいセックスが出来たと言えることもあるのではないでしょうか。

もちろんその気持ちよさの果てにオルガズムに達することが出来れば、そのセックスは完成すると言えるでしょう。コツをつかめばちゃんとセックスでイクことができますよ。

また、オルガズムは神経の反射なので、必ずしも大好きな彼との濃密なセックスだけに訪れるものではありません。酔っ払って、出会ったばかりの人とセックスをしてしまっても、刺激の仕方でイってしまうこともあるでしょう。後で思い返せば、それが気持ちいいセックスだったと思えないこともあると思います。

一口に「気持ちいいセックス=イクことが出来るセックス」というのは少し乱暴かもしれません。

イケなくても、セックスの満足度が高いことも少なくないので、それをオルガズムに対して「サティスファクション(=満足度)」と読んでセックスの気持ちよさの別な指標としようと言う人もいます。

でも、正直なところオルガズムのあるセックスとないセックスなら、ある方がいいですよねえ。
「何故かなかなかセックスでイクことができないんだけど」と言う方は、



女医が教える 本当に気持ちのいいセックス
著者:宋 美玄
販売元:ブックマン社
発売日:2010-05-21

を読んでくださいね!


第1回メディ・カフェ@京都
「〜妊娠する前に知りたい、伝えたい〜泣いて笑える妊娠の心得11カ条」

◆スピーカー:
*宋 美玄氏(産科医、無双舎刊「産科女医からの大切なお願いー妊娠・出産の心得11カ条」著者)
*藤本佳代子氏(出生前診断の告知のあり方と自己決定を支援する【泣いて笑って】代表)

◆司 会: 山根希美氏(医療サポーター養成所代表)

◆日 時: 平成22年 3月 21日(日)14時〜16時30分

◆会 場: 京都市男女共同参画センター ウイングス京都 2階セミナー室B

地下鉄烏丸御池駅(5番出口)または地下鉄四条駅・阪急烏丸駅(20番出口)下車徒歩約5分
※一般のお客様用の駐車場はありませんので、電車・バスなど公共交通機関をご利用ください。

◆参加費:1000円(コーヒーor紅茶付)

◆定 員: 50名(定員になり次第、締め切りさせていただきます)

◆申し込み方法:住所、氏名、連絡先(電話orメールアドレス)、職業、スピーカーへのご質問やご意見などをお書きの上、メディ・カフェ@京都事務局(メール)genjibosi@nifmail.jpへお申し込みください。        

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「産科女医からの大切なお願い〜妊娠・出産の心得11カ条」発売決定 」

去年作成し、自分のブログに載せて思わぬ反響を呼んだ「妊娠の心得11カ条」(http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html#30511513)
が書籍になり、11月25日に無双舎より発売されます。
「産科女医からの大切なお願い〜妊娠・出産の心得11カ条〜」

ブログ版の心得は医療者である私からの心得を一方的に述べたものでした。その後私は日本の臨床を一時離れ、ロンドンに胎児超音波と胎児治療の勉強のために留学したため少し客観的に見ることができました。日本にいる時は疲れていたんだなあと思います。

今回の書籍化にあたって、身近な友人達を指名して手記を寄せてもらったり、mixiやブログを通じて体験談や意見を寄せていただいたりしました。ほとんどそのまま載せさせていただいたものもいくつかあります。より非医療者側に立った視点で見つめなおすことが出来、非医療者と医療者の架け橋の助けとなるような内容となったと自負しています。

編集の方からものすごく急な締め切りを言われて原稿を書くだけでも大変だったのに、あとがきのあとがきをしかるべき人にお願いして書いてもらわないといけなくなり、前から書いてもらいたいと思っていた「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会の代表阿真京子さんに急を承知でお願いしました。また、どなたか周産期が専門の偉い人にも書いてもらいたいと思っていて、ずっと誰にお願いしようかといろいろ考えていたのですが、原稿も書けてないうちからお願いできるような間柄の先生は前職場の教授しか思いつかず、お願いした上に電話で催促までしてしまいました。

また、帯の裏に誰か偉い人の推薦文をと言われ、これまた失礼なのを承知で私がこんな活動をしているとは全く知らない母校の前教授にお願いしました。病院や携帯に電話しまくったという・・。そして、「とっても良いんじゃない」って言って下さいました。人間、切羽詰まると信じられない事も出来てしまいます。(断られたら、私の活動を知っておられる母校の現教授に電話しようと思ってたという・・)

ほんま快く引き受けて下さった方ばかりで、感謝感激です。持つべきものは素晴らしい上司。

そんなこんなで原稿を十分に推敲する暇もなく送ってしまいましたが、精いっぱいのものが出来たんじゃないかと思っています。時代も求めてるんじゃないかなあと。渾身の一冊なので是非是非読んでください。


  広く読まれること望みます。


「きちんと知りたい妊娠の心得11カ条」 

〜妊婦の教育が、産婦人科医の負担軽減につながる

2009. 5. 30  21世紀医療フォーラム取材班シニアライター 森 裕

川崎医科大学産婦人科 非常勤講師 宋美玄 氏

 「セックスをしたら妊娠します」「この男の子供を産むためなら死んでもいい!と思うような男の子供しか妊娠してはいけません」・・・・・・など、タイトルだけ読むと、当たり前のことばかり並べた「きちんと知りたい妊娠の心得11カ条」(表1)が話題を呼んでいる。

 書いたのは、川崎医科大学産婦人科非常勤講師・宋美玄氏。今年で産婦人科医になって9年目の女性医師だ。学生時代には、21世紀医療フォーラムの代表世話人である大阪大学副学長・門田守人氏に薫陶を受けたという。

 「きちんと知りたい妊娠11カ条」の体裁は、ご覧のとおり、関西風のサービス精神にあふれているが、内容は表題通り、妊婦の素朴な疑問に女性の視点から適切に答える形になっている。今年3月8日に東京で行われた同氏の講演会には、一般の人とともに産婦人科などの医療関係者も多数詰めかけ、活発な議論が展開された。 宋氏に11カ条の心得を書いた背景、妊婦に知っておいて欲しいこと、そして産婦人科の「今そこにある危機」について取材した。
「11条の心得」執筆のきっかけは、都立墨東病院の報道から
 宋氏がこの心得を書くきっかけとなったのは、都立墨東病院で脳出血の妊婦が死亡した事件だ。医療者の間では妊婦が脳出血の場合、死亡率が非常に高く、すぐに手術しても重度の後遺症が残るという考えが常識だが、一般にはそのような認識がない。

http://medical.nikkeibp.co.jp/all/gdn/report/200905/images/thumb_510824_h1.jpg
表1『きちんと知りたい妊娠の心得11カ条』

 「施設間の連携がうまくいってなかったのは、本来あるべき姿ではありませんが、病院がすぐにみつかれば、妊婦が助かったという報道には異論があります」と宋氏は語気を強める。これでは妊娠中の脳出血は死亡率が高いということを、一般の人は報道から読み取れず、医療者側の責任だけが強調されてしまうからだ。

 「最近の産婦人科に関連する報道を正しく理解するためには、これから母親になる人に妊娠・出産にリスクが伴うことを再認識してもらうことが不可欠。さらに、妊婦さんの中には正しい知識が無いために悩んだり苦しんだりしている人がいるので、それにも応えてあげたい。この2つの理由から11カ条の心得を私のブログにアップしました。すると、妊婦さんだけでなく医療者からも大きな反響があって驚いています」と宋氏は言う。

 おそらく、妊婦に好評だったのは、同じ年頃の女性医師が自分と同じような目線で、押しつけがましくなく説明してくれたからだろう。最近は、妊娠しても妊娠・出産の手引き書さえ読んでいない妊婦も多い。そのため妊娠中に1回カゼ薬を飲んだだけで、中絶しなければと不安にかられる妊婦や、帝王切開の必要がある時に自然分娩にこだわって、説得するのに2時間もかかる妊婦もいるという。

開く トラックバック(1)

 東京の講演会では、難産で緊急の帝王切開を経験した母親から、出産のリスクも知らせて欲しかったという意見、男性の医師から、最近は母親教室で「妊婦に不安を与えるようなリスクの話をするな」と言われるが、きちんとリスクを説明すべきだという意見がよせられた。

 妊婦に出産のリスクを再認識してもらえば、医師との信頼関係も増して、何かあればすぐ訴訟というケースも減るだろう。また、妊婦の悩みや心配事は共通するものがあるので、インターネット上にあれば、毎回答える手間も省ける。ゆくゆくは厚労省や日本産婦人科学会など、信頼できる組織のホームページにデータベース化されれば、もっとアクセス数も増えるにちがいない。


“出産は安全”は、当たり前ではない 
 宋氏の11カ条を元に、妊婦が知っておきたい知識を妊娠・出産のリスクを中心に紹介しよう(なお、括弧内の数字は11カ条の何条目にでているかを示している)。

 わが国の妊婦死亡率は、およそ110年前(明治33年)には出産10万件当たり400人程度だったが、2006年には約5人に低下しており、これは世界でもトップクラスだ(図1)。

 明治初期の妊婦死亡率が、出産10万件当たり400〜150人、現在のアフリカの妊婦死亡率が400〜600人近くあるところから、医療施設でない自然な出産のリスクはこの程度だと考えられている。

現在の妊婦死亡率が出産10万件当たり約5人だから、明治時代の「お産婆さん」が胎児を取り上げていたときに比べ、医療施設での分娩で衛生状態改善や出産のリスク管理ができるようになり、およそ100倍、“出産が安全”になったといえる。

 妊婦の死亡率が10万件当たり5人というのは、身近に出産で死んだ人がいないということだ。母親学級でも妊娠・出産のリスクについてはほとんど教えられないから、今や「出産は安全が当たり前」と考えられている。


 しかし、難産で急に帝王切開になることや、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病という合併症もある。また、高齢化出産の増加で、高血圧や糖尿病、腎臓病などの持病を持った妊婦の割合も増えている。今でも出産にリスクはつきものだ。

 「出産で体を張るのは女性です。また、その女性に、妊娠したらお産にはリスクもあるという自覚を持って欲しいものです(11カ条の(2))」と宋氏は力説する。

 安全神話が世の中を支配しているので、何かあるとそのショックが容易に医療側への攻撃に変わって、訴訟に発展するケースもある。産婦人科医がこれまで頑張って出産を安全にしたことが、訴訟圧力となって、医療現場から立ち去らせているというのは、皮肉な話だ。

稀な疾患だが、“死亡率の高い疾患”をどうするかが課題
 かつて、妊婦の死亡率が一番高いのは、出産後の出血だった(経腟分娩で1,500mL、帝王切開で2,500mLの出血を危機的出血という)。今でも発症数は多いが、輸血が発達しているので、死亡率は0.4%とわずかだ。出産時には出血以外にも母体や胎児の状態が急変することがあるので、緊急事態にも対応できる産院を選ぶことが大切だ。(11カ条の(9))

 現在は、発症数は少ないが死亡率が高い疾患や突然発症して経過が急な疾患---脳出血、羊水塞栓症*注1、常位胎盤早期剥離*注2など---が問題になっている (表2)。


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表2 重症産科疾患とそれによる死亡(浜松医科大学学長・寺尾俊彦氏講演スライドより

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図2 「周産期医療体制の充実」(浜松医科大学学長・寺尾俊彦氏講演スライド)

これらの疾患は産婦人科医だけでなく、脳神経外科や他科の医師の応援が欠かせない。最善を尽くしても力が及ばないこともあり、妊婦の死亡率をゼロにできない原因にもなっている。家族にとっては母体・胎児ともに失うことも多いので、救命救急センターと連携した周産期医療体制の充実が叫ばれている(図2)。

 東京都は、墨東病院の事件を教訓に、救命救急センターと総合周産期母子医療センターを密接に連携させ、救命処置が必要な重症の妊婦を必ず受け入れる「母体救命対応総合周産期母子医療センター」(いわゆる「スーパー総合周産期センター」)の稼働を3月25日から開始した。

 しかし開始早々、指定病院の1つである、日赤医療センターが、労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受け、波乱の幕開けとなってしまった。救急医からは、ただでさえ大変な救命救急センターの負担が増えるのではないかとの声も聞かれ、今後の動向が注目される。



妊婦と胎児の安全を守るため、必ずかかりつけ医を持つことが大切(11カ条の(6))
 妊婦検診は保険が効かないので、余計な出費を嫌って、かかりつけ医を持たずに出産ぎりぎりに病院に駆け込む「飛び込み出産」が増えている。病院にとっては、母体や胎児の状態が不明な妊婦の受け入れは、他の妊婦へのリスクも大きいので救急搬送の受け入れを断る理由にもなる。

 妊婦検診は全部で14回ある。妊娠に異常がある場合には、早期に発見して適切な処置をするため、妊婦と胎児の双方のチェックが欠かせない。緊急時には、妊娠週数と胎児の推定体重などのデータが必須となる。妊婦と胎児の身を守るため、早くからかかりつけ医を持って妊婦検診を受けておくことが大切だ。

 自治体によって異なるが、妊婦検診の受診率を上げるため、これまでも5回の補助券や2回の無料券を配布して公的補助を行ってきた。今年4月からは、公費負担が拡充されて14回の無料券あるいは補助券が配布されるようになった。3月までに受けた分も申請すると、検診料が戻ってくる所もあるので、市町村の担当窓口に問い合わせるとよいだろう。


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表3 「周産期医療崩壊の実態」 (浜松医科大学学長・寺尾俊彦氏講演スライドより 一部改変)

産婦人科の「今そこにある危機」
 産婦人科は、医療崩壊がもっとも深刻な診療科だといわれている(表3)。妊婦側から見れば、分娩施設が減って出産する場所の無い「お産難民」が発生。医療側では、人手不足、過重労働、訴訟圧力など簡単には解決しない問題が山積している。

 「産婦人科というのは、お産や妊娠中のトラブルがあるので、365日24時間体制をとっている病院以外診ることができません。すると、人手不足でも対応せざるを得ず、ベテランの先生でも、家庭を顧みずに月10〜20回の当直や夜間の呼び出しで疲弊しきっています。

 医局の先輩で何人も鬱病でやめた人もいるし、やる気があって頑張っていた先生が燃え尽きて小さなクリニックに行ってしまったという例もあります。人が減るともっと少ない人数で診療を支えなければならないので、悪循環です」と宋氏は危機感をつのらせる。

 もはや、問題解決には政治・行政といった大きな力が必要だが、現場の地道な努力も不可欠だ。宋氏が始めた取り組みは小さな一歩かもしれないが、それが大きな飛躍につながることを期待したい。



*注1.羊水塞栓症
 羊水が母親の血流に入ることがまれにあり、羊水は肺に到達して肺の動脈を収縮させる。分娩中や分娩直後に、突然、急激な血圧低下や呼吸・循環状態が悪化してショック状態となる。死亡率は60〜80%。頻度は8,000 〜30,000件の分娩に1回とごくまれな疾患。

*注2. 常位胎盤早期剥離
 子宮壁の正常な位置に付着している胎盤が、妊娠後半期や分娩中に、胎児が生まれる前に子宮壁から部分的または完全に剥離する疾患。胎児への酸素と栄養の供給が突然絶たれるので、広範囲の剥離は胎児死亡となる。母体がDIC(播種性血管内血液凝固)という状態になると、血が止まらなくなって、出血のため母体の生命にも危険が及ぶ。母体死亡率は4〜10%、胎児死亡率は30〜50%、頻度は全妊娠の0.4〜1.3%程度といわれている。直ちに高度医療施設へ搬送すべき、緊急を要する疾患。

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