お茶席では、この時期は初雁と言う銘のものが増えます。 秋ですが、既に冬を見ているのです。 しばらくすると開炉ですので、季節は早いものです。 初雁だとか、言う割りに、雁と鴨の区別も付きません。お茶をしていると、茶席の中での知識はそれなりになるのですが、その知識が全く底の浅いものと思うことが多いです。 「初雁と言う銘です。もう、季節がこうのように…」と茶席で話す本人は、鴨と雁の区別が付かないのだから、茶席は不思議なものと思います。 初鴨では恰好が悪いのは良く理解できます。 そういえば、空を見ると飛んでますね。あれは、雁だろうか、鴨だろうか。それよりも鴨南蛮食べたい…。雁は、食べれるのだろうか…。 雁の絵では、上から下に向かって雁が飛んでいる姿が多いので、このような向きにしました。 黄色い御菓子は、月を現していますので、器も丁度良いです。御菓子に少しだけ分からない程度に金粉を振ってあるのがおしゃれです。 松江市の彩雲堂さんの御菓子です。 銘は初雁。 求肥の中に漉し餡が包まれ、やわらかくて、美味しい御菓子です。 |
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確かに雁と鴨って区別が難しいですね。
お菓子の銘が初雁だと、お茶杓の銘はなににしようかしらって皆迷います。
2010/10/18(月) 午後 7:30
返信する桃里 様
ネットで調べてみても、今一歩、理解不能です。
鳥を区別するのは、難しいです。
お菓子が初雁であるなら、茶杓の銘は季節が関係ない、禅語を使うほうが、無難でしょうね。
2010/10/18(月) 午後 7:51
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