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茶の湯日記
一日は短い…。

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木守 和菓子

イメージ 1

 「木守」とは、木に残しておく果実、最後に残ったもの果実等の意味なのだそうです。
 一般には、来年の豊作を願って1個だけ木の上に残しておく柿の実を指すようです。
 何かの本で、厳しい冬に小鳥達に食料を残しておくためと聞いたこともあります。もし、そうであれば、木守の意味はもっと深く、慈悲のあるものとなりますね。

 話は変わりますが、茶碗では、あまりにも有名な赤楽茶碗「木守」があります。いや、ありました。本歌は関東大震災で破損したそうです。現代に残っているのは、その破片を入れて新しく焼かれたものなのだそうです。
 いまさら書くのもなんですが、茶碗の木守は利休が愛玩した茶碗で江戸初期は武者小路千家に伝来しましたが、この後、武者小路千家から讃岐高松藩松平家に献上されました。それから武者小路千家では、家元継承があった時には松平家より借用して、その披露を行ったそうです。
 豊作祈願の名前を持った茶碗を家元継承時に使うことが、言葉の意味からして、良いですね。

イメージ 2

 松江の彩雲堂の御菓子です。
 銘は木守。
 中の黄身餡を外郎が包んでいました。美味しいお菓子でした。
 柿の木に一つだけ、柿の実が残っている風景は、想像すると荘厳な気がします。


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    今はまだ、柿の実も葉っぱに見え隠れしながらたわわに実っていますが、冬になると落葉した梢にひとつ、ふたつ残っていますね。
    そう言われてみれば、この風景は農家のお宅で見たものかもしれません。ちゃんと意味のあることだったのですね。
    白く包まれながらも浮き出る橙色が熟した色のイメージです。

    Hina

    2010/11/19(金) 午前 0:51

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    おはようございます
    新しいお菓子気づくと すぐきます 席入りの案内なんかあるかもと・・・・
    木守り そうですね借り状をつけて借りて 漆の箱に入れて
    運んだとか 昔なら 城と共にの茶碗です
    破片が 目で 今も取り合わせを見てたりして!!
    楽しいお話ですね

    [ のんのん ]

    2010/11/19(金) 午前 8:54

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    木守=柿というイメージですよね。
    以前、姫リンゴ(観賞用だけと実がなった)の実を全部収穫してリンゴ酒をつくった事があります。
    翌年、全く実をつけてくれませんでした。父曰く、木守を残しておかなかったからそうなったんだと。

    桃里

    2010/11/19(金) 午後 0:42

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    同じ柿でも、先日の(10月22日)の富有柿とは全然違います。
    こちらは、次郎柿でしょうか?
    ensyuuさん、紹介してくださるお菓子
    全部召し上がるのでしょうか?

    [ ショココマミー ]

    2010/11/19(金) 午後 2:17

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    魚でも山菜でも自然のものは、足りるだけ採って残して置くが自然と共存するために必要なことで、古来よりあたりまえに行われていた。
    「木守」と言うのですね。現代は「足りる」を知らなすぎるようですね!

    宗水 

    2010/11/19(金) 午後 7:06

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    Hina 様
    私は田舎の住まいなのですが、1つだけ残っている柿の遭遇したことがありません。沢山あったり、残っていても、鳥に食べられたのか…。
    なので、私にとって木守は想像でしかありません。なので、ひときわ荘厳なイメージを描いてます。
    実際に見たのは、良い経験でしたね。

    ensyuu

    2010/11/19(金) 午後 9:31

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    のんのん 様
    茶碗の木守は、数奇な運命をたどった茶碗の一つですね。
    一度は、讃岐高松藩松平家からはなれたこともあるようです。
    ただが茶碗ですが、面白い話が多いですよね。

    ensyuu

    2010/11/19(金) 午後 9:47

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    桃里 様
    私も、柿のイメージです。調べてみると、果実なのです。なので、柿と思うのは思い込みなのかもしれません。
    「木守を残しておかなかったから」というエピソードは良いですね。おまじないが、生活の中に息づいているのを感じます。

    ensyuu

    2010/11/19(金) 午後 9:50

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    ショココマミー 様
    どうなんでしょうね。
    柿の種類のことはよく分かりませんが、そちらの柿は良く熟れているように見えます。
    御菓子は全部、自分で食べています。
    私は平気ですが、妻はたまに、しばらく餡子の御菓子は食べたくないと、音を上げます。

    ensyuu

    2010/11/19(金) 午後 9:56

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    vaca 様
    柿の実の鳥達のために残しておくというのは、素晴らしい行為ですね。禅のお寺の食事で、最初の御飯の数粒を机の向うに置いて、後で外に捨てるのです。最初、これは勿体無いと思ったものですが、実は、鳥にあげるもので、食物を共有する意味があるようです。この二つは、共通点がありますね。

    ensyuu

    2010/11/19(金) 午後 10:16

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    どのお菓子も、名前も色合いも奥ゆかしいですね。イタリアの我が家の果物の木は、ブドウもサクランボも梨もイチジクもリンゴも、熟れる前に小鳥たち(特にツグミ)が食べてしまうので、対策に苦労しています。

    柿の葉の緑が何でできているのか、妙なことに興味があったりします。柿の木は、葉は落ちてしまって、大きな色づいた実だけが木に残り、その実が一つだけになると、確かに冬が近づいたことや寒さ、空の青さと実の赤の対象も美しいでしょうね。http://cuoreverde.exblog.jp/

    [ bet*i*o_r*caso*i*35 ]

    2010/11/20(土) 午前 3:05

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    bettino_ricasoli_35 様
    優しい色合いの御菓子が、個人的には好きです。御菓子はお茶の引き立て役という考えになりますので、個性が強いと、かえって御菓子が可愛そうですね、
    果実を食べる小鳥は、収穫する側から言えば困り者ですが、豊かな自然の証しでもあるのでしょう。

    私は本物の木守を見たことがないのですが、美しい情景を想像しています。

    ensyuu

    2010/11/20(土) 午前 8:16

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    透明感のあるお菓子ですね。
    香川県高松市にあるお菓子屋さんに、干し柿を使った「木守」というお菓子があります。私は、おもわず、こちらを連想してしまいました。
    ちなみに、senkyouanでの薄茶器は、鎌倉彫の「柿」です。

    senkyouan

    2010/11/20(土) 午後 10:46

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    senkyouan 様
    香川の「木守」というお菓子は、有名ですね。
    さすが、木守の大本の場所です。
    そのこともあって、武者小路千家が盛んな場所ときています。そういえば、武者小路千家は島根にもゆかりがあって、松江も力を入れている場所だそうです。

    ensyuu

    2010/11/20(土) 午後 10:57

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