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鉄人28号のエンディングといえば、「正太郎マーチ」である。この曲は、よく「元気が出る曲だ」というコメントを見るが、確かに、元気の出るテンポの良い曲だ。しかし、私は、別の意味でこの曲が好きだし、敬意をはらっている。その理由は、「鉄人28号」などというガキのアニメ番組にもかかわらず、おそらくフルオーケストラで演奏されているであろう根性の入れ方にホレきっている。特に、弦楽器の音色が活躍するところはシビレる。この曲は、第1コーラス部分と第2コーラス部分が同じっぽくて、演奏している楽器が異なり、また、曲の真ん中で約30秒の間奏が流れ、再び第1・第2コーラスが流れて終曲となる。
この曲は、第7話か8話ぐらいからからインストとして先週のあらすじ、来週の予告編の部分で流れたが、第26話ぐらい(ぐらいと書いているのは、自信は無いため)で、このインストに歌詞を付けた「進め正太郎」という歌が、エンディングで紹介された。この「進め正太郎」は大量に市場に出回った鉄人のソノシートに収録されているので鉄人ファンにとっては、長年にわたり保持可能な音源アイテムであったが、「正太郎マーチ」の方は、当時、「進め正太郎」が初収録された鉄人のストーリー入りソノシート(銀行ギャング粉砕の巻)が発売されるまでのわずかな間しか販売されていなかったため、逆にファンにとっては長年にわたって垂涎の音源アイテムであった。しかし、1990年代前半に、東芝E□Iから懐かしのアニメソング集(正式商品名は忘れた)の第1集が発売され、とうとうこのCDに初収録されたのである。このときのうれしさは今でも忘れられないものであり、東芝E□Iに大感謝したものであった。
さて、このくだんのCDでは東芝E□Iに大感謝の巻であったが、鉄人に関しては、逆に落胆させられたCDも東芝E□Iから出ており、1勝1敗というところか。それは、「懐かしのアニメミュージッククリップ」という企画モノCDで、毎巻、1作品に絞って、現存する音源を元にした歌とBGM集とする企画であった。確か、40作品を超える作品をリリースしたはずだが、「鉄人28号」(クリップ集 第?巻)の発売が決まってからは、「とうとう、鉄人28号のサウンドトラックを堪能できる!」と期待に夢を膨らませ、指折り数えて発売日を待った。もう、発売日前日には、「ひょっとして、入荷してるかも」と淡い期待を持ってCD屋を訪ねるほどの根性の入れようだ。
さあ、発売日当日、10時開店のCD屋に10分前に着き、開店を心待ちにし(待っているのは私一人。店員が、逆に、今日何かあったっけ?というような顔をしていたのが印象的)、開店と同時に店内突入。予約してあったので血相変えてカウンターで「鉄人28号のCD、今日発売のやつ!」って言って買って、あわてて家路を急ぐ。昔、中学の頃、ビニ本を買って、人目があるのでそこでは開けず、あわてて家に帰って、自室であのビニールを破る、荘厳な瞬間と似たものを感じたのであった。
そうして、CDをプレーヤーにかけて、愕然としてしまったのである。「BGM」と言っていながら
なんと、それは、テレビの音源そのままでセリフや効果音も入っている「おちょくっとんのか?」という内容のCDだったのである。CDのジャケットには、古い音源のため、そうしたというような記述があったかもしれないが、マジ、愕然とした。「無いものは無い」と言われる以上、無理なものは無理なので、あきらめる他はないが、本当に、この世に現存してはいないのだろうか?
ちなみに、時は流れて、1998年にテレビ東京系列で「彼氏彼女の事情」という現代アニメが放映された(半年ぐらいやっていた)。この中で、ナント、あの「正太郎マーチ」が新録音バージョンで採用され、「鉄人28号」同様に、前回までのあらすじ紹介シーンで多用されたので。通例、こういった「新録音バージョン」とかいうヤツって、昨今のアーティストが変にイジって、オリジナルを知っている者にとって耐え難いアレンジがなされてしまうことが多々あるが、この「彼氏彼女の事情」では、オリジナルの雰囲気を最大限に尊重し、しかし、なんかイマっぽい音源といったおももちで、大納得の一曲である。
従って、こういった技術があるのだから、「鉄人28号」のサントラ盤も、新録音バージョンでも構わないので、なんとか商品化を実現して欲しいと切に願う限りである。尚、余談であるが、私が、この新録音バージョンの存在を知ったのは偶然であった。何の番組かは覚えてはいないいが、何か、バラエティ番組の中のコーナーで、運動会の競技っぽいゲームを出演者がやっているところに、景気づけで、この正太郎マーチの新録音バージョンが流れたのだ。あまりにも意外であったので、「何か、聞いたことのあるような音楽??」としか最初思えなかった。それから、「新録音なんて、そんなにたやすくできるもんじゃない」「どこかにこの音楽を使っているテレビ番組があるはず」と信じて、懸命に探して、ようやく「彼氏彼女の事情」に到達した(当時は、まだ、ネットが今ほどに生活に浸透
していなかった。今のようにネットを自在に使える環境があれば、もっと早くに到達しただろう)。
「鉄人28号の音楽」について書き出したら、なんとも、とまらなくなったので、一度、ここで中締めしておく。
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私は、昨日初めて聞いて(鉄人二十八号に多少記憶はあるのですが、、)今になって、作曲誰なんだ、、とググって、、ここに参りました。☆山本リンダのウララ、ウララのフレーズが聞こえてきました。
2011/1/15(土) 午前 0:04 [ スタジオ 鈴峰 ]
番組放送時、高度経済成長で何にでも期待を持って取り組んでいたんでしょうね
当時の子供たちに対する応援歌みたいな気がします
2016/7/1(金) 午後 2:32 [ kbd**201 ]