散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

好きなもの

[ リスト ]

彼女を最初に見たのはテレビのショー番組だった。彫りの深い大きいな鼻とキラキラ輝く青い目という西洋人の風貌がとても強烈な印象だった。そのときに歌っていた曲がなんだったか全く覚えていないけれど、とにかくこんなに歌の上手い人がいるのかと思いながら画面に釘づけになったものだ。
イメージ 1
当時のアメリカンポップスはまだまだジャズの影響が強く、何を歌わせても持ち前の歌唱力でしっかり聞かせるという人が多かった。ヒットナンバーのカバーを歌って人気を取る歌手が珍しくなかった。 バーブラ=ストライザンドも、多少ロックっぽい曲を豊かな声量と正確な音程でそつなくこなしてしまう。スタンダードな歌い方は、その時代を代表するというパンチに欠けるのかもしれないが、実は当時プレスリーやビートルズを凌ぐほどの人気があったのだ。ひと言で言えば、正統派アメリカンポップスの歌手である。

歌手と言ってしまったが、実はものすごく多才で、れっきとしたオスカー女優であり、作曲家、映画監督としても超一流である。「追憶」のラストでロバート=レッドフォードと別れるシーンは涙を抑えることができないし、「スター誕生」の名曲エバーグリーンは彼女自身の作だ。こうしてみると、映画との関わりの方が強いのがわかる。 俳優としての実力と、圧倒的な歌唱力を兼ね備えるタレントというのは、ミュージカルというジャンルを確立したアメリカには珍しくない。こういう文化は日本の伝統の中にはないものだ。敢えて、そういうタレントを探すとすれば、美空ひばりくらいか。 今はレコードを聞いて満足するだけでなく、自ら歌って楽しむ時代である。カラオケでエコーを効かせれば、いっぱしのプロ歌手になったような気分になれる。聞き手の迷惑などそっちのけで、とにかく声を出して発散すれば良い。そのような需要に楽曲の供給側も応えて、中身が空っぽな歌でも、人気タレントの勢いだけで売り込んでしまう。時が経ったときに多分、懐かしさはよみがえるだろうが、良い歌だという感慨の浮かぶ曲がどれくらい残っているだろう。 バーブラの歌はスタンダードナンバーなのに、真似ができないくらい難しい。半端な上手さではないからだ。例えば、美空ひばりの歌だって、歌そのものは誰でも歌えるけれど、彼女のように情感を込めながら正確に歌える人は滅多にいない。バーブラもそういう音楽なのだ。 彼女のヒット曲の中ではスーパーマンが好きだ。渋いところでは、マイカラリングブックというカバー曲が私のお気に入りである。

[補遺]関連映像をYouTubeからリンクしておきます。
 エバーグリーン
  http://www.youtube.com/watch?v=VHVpjPiq-3E
 「追憶」のラストシーン
  http://www.youtube.com/watch?v=kl_Gp2qZJvM
 スーパーマン
  http://www.youtube.com/watch?v=psk6w7N_xxI

(2009/09/13)

閉じる コメント(2)

顔アイコン

こんばんは〜

女優さんだとばかり思っていました。
ウィキで調べたら、監督も脚本もこなすマルチなのですね。
コメディからシリアスまでこなす彼女の才能はどうやって磨かれたのでしょう?
↑のYouTubeを全部見てしまいました。
秋の夜長、バーブラの出演作をDVDで見るのもいいかもしれません。
どれから見ようかしら???

2009/9/13(日) 午後 10:47 CANDY

顔アイコン

おはようさん。
私の場合は、歌を歌うバーブラを最初に見たので、女優より歌手のイメージです。
でも、彼女のキャリアはそういう個々の肩書を超えてますね。
みんなが当時の流行歌を口ずさんでいた中で、彼女の歌ばかり聞いていた時期がありました。
今でも、無性に聞きたくなることがあります。

2009/9/14(月) 午前 7:09 面白狩り


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事