散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

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国民の覚悟

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内閣支持率は急落し、ますます政局が混迷とマスメディアは騒ぎたてる。生活が安定している内は、どう転んでも自分に影響はないと高をくくっているものだから、政局も競輪競馬と似たようなもの。だれそれが立つ、どの党が勝つ、なんじゃもんじゃと、一杯やりながらの話に花が咲く。 しかし本当に今一番の関心事は政局なのだろうか。そうだとすれば、経済評論家が危機を煽るほどの不況でもなければ国民生活も十分安定しているのだろう。次は自民党の復活か、それとも新党が支持を集めて第三極の台頭があるのか。政局という割には目新しい顔ぶれでもないし、ワクワクするようなビジョンも聞かれないのはどうしたことか。 民主党には随分と期待したのに、この体たらくは何だろう。今の執行部がひどいのか、それとも民主党自体が欠陥政党なのか。気持ちとしては前者の問題と思いたいが、それを打破する道は結局党の分裂につながるような気がする。 であれば、さらに政治に対する信頼が失われて、国民が政治に参加しなくなるということになるのか。二十世紀初めのドイツがそういう状況だったという。そこから何が生まれたかは歴史が物語っている。被害妄想かもしれないが、メディアがそのような方向に誘導しているようにさえ思えてしまう。 実は、今こそ国民が最も政治に関心を持たなければならない時期なのではないか。その象徴的な課題が、例の沖縄米軍基地移転問題だ。 かつては、基地があることで経済的な利権と恩恵を享受していた層が、政治的な実権も握って反対派を抑えていた。ところが、最近の動きを見ると、今まで黙っていた沖縄県民の本音と不満が一気に噴き出したように見える。実はみんな基地に反対だったのだ。 それではというので、隣の県の島に移転を画策したところが、ここでも大きな反対運動に合ってしまう。言うまでもない。基地が来ても良いなんて考える住民なんて、日本中どこを探してもいるわけがない。ひと言でいえば、面倒なことには関わりたくないというのが本音なのだ。それでは沖縄に申し訳ないから、もうエエカゲン米軍には出てっとくなはれというのが国民の総意なのである。 ところが、今の政府も米国の意向が国民の総意よりも優先するという態度をとる。政府においては日本国憲法よりも日米安全保障条約の方が上位にあるのだ。それが何を意味しているかというと、日本という国は六十年たった今も米国の属国であることを暗黙に認めているのだ。さもなければ、隣国からの侵略を受けてひどい目に遭うぞという論法である。これでは前の政権と同じ。これで果たして政権交代したと言えるのだろうか。 自公政権は、それを解消するには憲法九条を廃止して、大っぴらに戦争できるようにしなければと、その方向に突っ走った。それを国民も大いに支持したものだ。しかし、軍事力の保有は大量虐殺を合法化するということだ。国防が自国の軍隊に変わったとて、基地が持つ地元住民への危険は変わらない。機密事項が増えるから、開かれた政治など夢のまた夢。加えて国防予算が財政を圧迫するだろう。大規模な増税は必至となる。 そんなこと言っていたら、隣の国がどんどん侵略してくるぞ。それでも良いのか、この売国奴め!ビシ!バシ!・・・と右寄りの方々はいきり立つだろう。すでにインターネットはそういう人たちのプロパガンダの場となっている。国粋主義は独特の高揚感がある。否定はしないが、何も考えずに乗せられてしまうのは非常に危険だ。 今、みんなが米軍基地はいらないと言うならば、改めて日米安保の意義を考え直さなければならない。そして、憲法についてもじっくり考えなければならない。考えて自分の意見をしっかりと持たなければならない。その覚悟ができているかという問題なのである。 お笑いバラエティや青春恋愛ドラマにうつつを抜かしている場合ではない。どうするつもりなのだろう。現状の動きを見ると、今の内閣にその方向を示すだけの指導力を持った人はいそうもない。それは野党とて同じ。政治屋は期待できない。信用もできない。それはもうわかりすぎるほどわかってしまった。考えなければならないのは我々自身なのだ。その覚悟がないままに基地移設を論じることはできない。 今までと同じ発想では安全で豊かな新しい未来は創れない。過去に起きたことの繰り返しになってしまう。みんなが米軍を要らないと言うなら、日米安保の改定を考えるべきだろう。軍事基地を危険だと思うなら、軍事力に代わる防衛手段を講ずるべきだろう。それは外交力であり、経済力であり、文化の力だろう。右寄りで好戦的な輩はそれをお伽話と嗤うが、まず軍事力ありきでは何の進歩もない。それではテロ国家と同じレベルに落ちぶれることではないか。さりとて、左寄りの輩は理念ばかりで現実をあまり考慮しない。かつての左翼運動家たちなど理念を通すために暴力を使うという本末転倒を平気でやっていた。 どうしたら軍事力なしで国防が可能となるか。剣よりも銃弾よりも核よりも強い力とは何か。それを真面目に考えることはできないものか。もっと論理的に合理的に具体的に知恵を絞れないか。大和民族としての誇りと理想を持ち、かつ我々が優秀であると自認しているなら、きっとその答えを見出すことができるはずだ。理想実現に向かって、世界平和・地球平和のリーダーシップを取る。そのような、真に尊敬される国になることが、この国の憲法の目的ではないか。 甘いのは重々承知の上。でも、企業の経営革新や改善、新製品・新技術開発などでは、不可能を可能にするためのチャレンジなど当たり前。できないと言うのはタブーだ。それと同じことが、同じ人間活動でどうしてできないのだろう。甘いのは最初から甘いと言って何も考えようとしないその根性なのだ。 ついでに言えば、最近はそういう企業も中国や韓国、インドなどの安い製品には敵わないと言う。最初からできないと諦めてしまっているようでは、いつまでたっても経済浮揚などおぼつくわけがなかろう。この国の元気がないのは、かつてあったチャレンジ精神を忘れているからではないのか。 いつもそんな風に考えてしまうのである。

(2010/04/26)

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しっかり読ませていただきたいので、あらためてコメントいたします。

イラスト、そっくりなので、思わず笑っちゃいました。ますます宇宙人っぽくなってて…

2010/4/26(月) 午後 10:57 [ You ]

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Youさん、おはようございます。
久しぶりに政治ネタを書いてみました。
本文の方は(自分で読んでも)くどいので、スルーしてください。
今思うことを書きなぐっただけですから。
ポチありがとうございました♪

2010/4/27(火) 午前 6:52 面白狩り

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こんにちは〜〜

じっくり読ませていただきました。
う〜ん、難しい問題ですよね。
あちら立てれば、こちら立たず。。。

根回しの手際の悪さもさることながら、マスコミの先走り報道。
新政権はこの夏までという方がいらっしゃいます。
今、誰がこの国を引っ張っていくのか?まったく見えません。
かといって、誰か適任がいらっしゃるとは思いませんし…

普天間の問題は一体どう決着するのか?心配です。

2010/4/27(火) 午後 4:42 CANDY

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CANDYさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
基地移転の話は、元々前政権の時に決着していた問題を、わざわざ格好付けて蒸し返してしまった誰かさんの責任ですから、自業自得と言うもんですね。
手際の悪さと言うのも然りですが、この人はど見てもリーダー向きではないという感じです。学者やっていた方が良かったのではないかと。
民主政治は衆愚政治に陥りやすく、まさにそんな感じになりつつある一方で、裏で実権を握る大物政治家という図式。
政治っていうのは、全く進歩がない世界ですね。

2010/4/27(火) 午後 8:58 面白狩り


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