| 空が明るくなるのも早くなってきた。それだけで春が近いなあと感じるから不思議だ。ただし、昔からその少し前が一番暗いと言われており、新月の今は尚更である。 いつもの道をちょっと脇に逸れてみたまえ。最近は人を感知して灯る玄関灯に驚いたりするが、軒並みを少し外れると、街灯もなくやはり暗い。 その暗さの中、かすかな花の匂い。右側のガードレールの先が土手になっていてよく見えない。しかし、そこに水仙が咲いていることはすぐわかる。 そこから身を乗り出して見てみようかという欲求に、辛うじて打ち勝って通り過ぎた。 暗闇を匂いが誘う水仙花 |
| ◇水仙(ヒガンバナ科)_多年生草本で、暖かい地方の海岸近くに自生する。観賞用として植えたり切り花にする。不完全な花で実ができないため、鱗茎が分かれて増える。日本の花ごよみではツバキと共に二月の花とされている。(2012/02/21) |
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