散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

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冬群飛

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 蚊は暑い時季に湧く虫、故に蚊柱は夏に立つものであって、いい加減な嘘をつくものではない。歳時記を開けばしっかり夏の季語とされている。そんな括りから逃れられない人が見れば、これも異常気象だ温暖化だと騒ぎ立てるのだろうか。 軒先の影から漏れる冬のか細い陽光に舞う虫の群れ。光の中でゆらゆら揺れたかと思うと、次の瞬間姿を消す。消えたように見えるのは影の中に入るからで、一匹二匹と帰ってくれば再びめまぐるしく集まり参じる陽炎となる。 空気は間違いなく冬の冷たさ。ほんの微かな春の気配に待ち切れない虫が飛ぶ。それを杓子定規に季節外れと決め付けることはできない。 冬の日の温もりを得て群飛立つ

◇群飛(ぐんぴ)_繁殖期を迎えた虫の雄が群れ飛び、これに雌が参入することで上を下への大騒ぎとなる。蚊柱も群飛の一種だが、蚊だけでなくシロアリやミツバチ、イナゴなどでも見られる。冬でも気温や場所の条件で見られることがある。(2013/02/11)

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