| ネット上で政治ネタを書く場合は相応の覚悟が必要である。与野党いずれであれ、少しでも批判めいたことを書くと、その支持者と思しき人から罵声に近い反発を浴びせられかねない。実際、こんな人気のないブログですら、不愉快極まりないコメントが来るのは異常としか思えない。多くの人が支持政党を明らかにせず無党派を名乗るのは、こんな一因もあるのではないだろうか。 私も臆病者の無党派である。しかし、今日は覚悟を決めて思うところを書いてみよう。 |
| 総裁選での勢いと就任直後の支持率回復を武器に、一気に解散総選挙に打って出る思惑は見事に外れてしまった麻生政権。解散の機会が見出せないまま、世界的金融危機と猛烈な円高、株安の嵐に翻弄されて、身動きが取れなくなった。 解散総選挙が必要な最大の理由は、小泉郵政選挙の圧勝後、国民の負託を受けていない総理大臣が3代も続いているということに尽きるのだ。衆参がネジレになっているとか、与野党の支持率が逆転しているということが理由なのではない。これらは単に今の状況を示しているに過ぎない。なぜなら、支持率は選挙期間中にひっくり返ることもあるし、選挙の結果ネジレは解消されるかもしれないからだ。 ところが、昨今の深刻な経済状況では政局よりも政策が優先ということで、あっさり解散が先延ばしされてしまった。状況を示す「政局」と手段を示す「政策」とを並べて比較すること自体に論理的なムリがあるのだが、政治はしばしば言葉の遊びとなってそれが罷り通ってしまう。マスメディアも面白がってそれを受け流す。 言われるとおり今は大変な時期だ。だからこそ国民に信任された政権が立って、大ナタを振るって欲しいとみんなが願っている。選挙を政治空白というが、今のままでは実質ずっと政治空白のままだ。どんなに大風呂敷を広げても、結局は小手先の対策しか打てないのは、だれの目にも明らかだ。解散総選挙は政局を安定させ、抜本的な政策を実行するための唯一最優先の手段なのだ。 現状では自民敗北と言われている。それを恐れた先延ばしが国民の支持を得られるわけがない。政党助成金を受けてから解散などという、不届きな話も聞かれる。こんな話が横行するようでは、たとえ来年の9月まで与党の座に留まっていても、その後を考えると空恐ろしくなる。仮に自民党が下野して新しい政権ができたとしても、その後の受け皿となる自民党が崩壊することを、国民が望んでいるとは思えない。小泉純一郎は自民党をぶっ壊すと言ったが、本当に自民党が壊れたら国民が困るのだ。 選挙に勝つための切り札として登場した麻生首相だが、どうしても一人権力を楽しみ、いつまでもその座に恋恋としている、ただの小男に見えてしまう。秋葉オタクのアイドルと自負し、少年マンガが政治に役立つと言い、高級ホテルの酒が安いと言い張る感覚は、どんな言い訳をされても、明日の生活にも不安を感じる庶民には受け入れがたいものだ。自民党は最後の最後にとんでもない人物をトップに据えてしまったのではないか。 もはや経済はひたすら耐え忍ぶ以外に道はなくなってしまった。この上は、政治が変な方向に暴走しないよう祈るばかりである。 |
(2008/10/28)
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