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| 少しヒザを曲げてみれば、かつてだれもがその目の高さでした。覚えている?こんな景色、あんな遊び、そんな出来事・・・
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| 何して遊ぼうか そんなときに新聞のチラシとか 要らなくなった紙くずを そばに置いときなよ 大抵の子はなんとはなしに その紙に手を伸ばして 折りたたみ始める 出来上がるのは紙飛行機 いろんな折り方があってさ 簡単なのはロケットやグライダー でも一番カッコ良くて 長く飛び続けるのはジェット機だ 折り終わったら広い公園に行こう みんなで飛ばしっこしようよ |
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| みんなお相撲が好きだった 道具が要らないから誰でもできるし 勝ち負けがわかりやすい 脚相撲はじいちゃんに教えてもらった 畳の上で胡坐(あぐら)をかく 腕は前か頭の後ろで組む 右脚を前に伸ばして お互いに脛(すね)の内側をからませる 左脚の勝負にしても良い はっけよい残ったで 伸ばした脚で相手の脚を動かし ひっくり返せば勝ち 手を畳に付かせても勝ち 天気が悪くて外で遊べないとき 家の中でよくやった 体が小さい子でもタイミングで 大きい子に勝つことがあるから 面白かった |
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| 誰が言い出したのか 雨に濡れると髪の毛が抜けると おどかされた 雨が降った次の日 水たまりを見たら表面に 不気味な七色の膜が張っていた これ、もしかして放射能じゃない? って友だちが言った 大変だ!これにさわったら 死んじゃうかもしれないぞ! それは ただの油紋だったんだけど 学校の先生が 南の島で水爆実験が行われたと 教えてくれた 今から半世紀も前の話 人間は何の躊躇もせずに 放射能を大気中にバラまいていた こんな怖いものをまだ使うつもりなの? 大人たちは・・・ |
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| 冬と言えば12月から2月と教わったから 雪だってそのころに降るもんだと信じていた でも雪国と違って滅多に降ることはなく いつもカンカンの良い天気 教科書は嘘だと思った 梅の香りが立って少し暖かくなったころ 朝起きてトイレの窓から真っ白な屋根を見て 興奮のあまりちびってしまった 真冬に雪合戦をしたという記憶がないのである 名のみの春の湿った雪は 真ん丸の玉が作りやすかった この日ばかりは特別に授業を変更して 全校生徒が校庭で走り回った 先生も一緒になって笑っていた 今はどうなんだろう・・・? |
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| じゃんけんで負けたわけでもないのに 雑誌の付録のお面をかぶされて どういうわけか ボクがオニの役にさせられた オニは〜外って いやだよ外は寒いもん 家の中を逃げ回るから そこら中が豆だらけ よーし こんな豆なんか食べちゃうぞ ホントはボクの好物なんだ カリッと噛んでお豆の味が口に広がる それ オニは〜そと福は〜うち 豆は〜クチ♪ |
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