散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

季節の素描

[ リスト | 詳細 ]

雨上がりの街 季節の移ろいを愉しみながら、感じたこと気付いたことを思いつくままに。
記事検索
検索

歳末風景

イメージ 1

上野のアメ横は例年になく大繁盛だったらしい。確かに安いことは安いけれども、なかなか難しいもので、常連客かよほどの目利きでないと本当に安物をつかまされてしまう。素人がいつも掘出し物を手に入れられるわけではない。それでも大勢の人が集まるほど、景気が悪いということなのだ。 うちの近くにも・・・近くと言ってもチャリンコをとばして20分ほどのところだが・・・川崎北部市場という卸売市場がある。散歩でよく行く緑地公園の隣なので、朝早くから大きなトラックが出入りしている。ここは時間帯によって一般客も買物ができるが、普段の散歩の時間はほとんど見ない。ところが、この年末は朝早くから多くの買物客が歩いて行くのを見かけた。多分、地元の人だろう、いい歳のじいさんばあさんが多かった。 その市場から少し離れたところに、業務用の食料を扱う業務スーパーがある。こちらはその名の通り、業務用の廉価な仕入品を一般向けに売っているスーパーマーケットで、10時開店の普通のお店だ。こちらも安いので、正月用の野菜・鮮魚・精肉を求める買物客が大勢集まる。駐車場待ちの車が数珠つなぎに連なっている。いつもの混雑も今年は一入のようだ。 砂糖と大根が足りなくなったので、車の列を横目にチャリンコでやって来た。どうでもいいことだけれども、買物客を眺めていると、少しも動かない車の中でイライラしているのは、若い夫婦が多いようだ。みんな良い車に乗っているけれども、なにか殺伐とした感じがして近寄りがたい。 その脇をお婆さんがキャリーバッグを引いていく。そう言えば、キャリーバッグ派はお婆さん、チャリンコ派はお爺さんが多い。お年寄りが重い荷物を自力で運んでいるのは大変そうに見えるけれど、スローテンポ、スローライフを地で行っているようにも見える。健康にも良さそうだ。 あまりイライラせずに、深呼吸でもして少しゆとりを持った方が良いかもしれない。買い物の話だけではない。景気の話もである。・・・そうとも言っていられない人が少なくないのもわかるけれど。

(2009/12/31)

一陽来復

イメージ 1

このところ気温は平年を下回り、厳冬の寒さだという。子供の頃は布団を頭から被って、いつまでも起きられなかったものだけれど、最近はそんな風にして寝ぐせを付けることもなくなった。昔はもっと寒かったのではないかと思う。 そんなことを考えながら布団にもぐっていたら、ここ1週間ばかりついつい寝床の温もりから逃れられなくなってしまった。それがために早朝散歩もサボりがち。この話題はもちろんのこと、世の中気が滅入ることばかりで他の記事も書く気が起こらない。このままブログなんて忘れてしまいそうだ。自堕落である。 そうは言いつつ、健康維持を考えればこのままではいけない。エイっとばかり気合いを入れて起き上がれば、やはり寒い寒い。急いで着替えを済まして外に出ると、西に沈んでいく双子星が見えた。 今日は冬至。1年で夜が最も長い日だ。夜明け前の暗い道を歩いていると、東の空がうっすらとオレンジ色に染まり出す。冬至は一陽来復とも言う。一陽来復とは、冬が去り春が来ること。転じて、悪いことばかりあったのがようやく回復して善い方に向いて来ることを言う。今の時代を思えば、たとえ単なる時候用語であっても、希望を託したくなるような日ではないか。 松田聖子の歌に瑠璃色の地球というのがあった。夜明けの来ない夜はない、という最初のフレーズが印象的で好きな曲の一つだ。どんなに長い暗夜もこうして朝が来る。希望の朝だ。何の根拠もないけれど、すべてが良い方向に動いて行くようにと、東の空に手を合わせるのである。

(2009/12/22)

[補遺]関連映像をYouTubeからリンクしておきます。
 瑠璃色の地球 - 松田聖子
  http://www.youtube.com/watch?v=vI_Tc6YqAd8

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
※[夜明け]関連記事
08/10/16 月の入り 08/12/06 東雲 09/01/04 希望の朝 09/01/26 寒冷前線 09/08/26 ラヂオ体操 09/09/22 朝ぼらけ 09/12/06 明烏 

ふたご座流星群

ふたご座流星群は毎年12月の11日から16日の間に見られる、天文マニアにはお馴染みの流星群。というのは、有名なしし座流星群や先日話題になったオリオン座流星群と異なり、いつも平均して出現数が多いからだ。三日月が少し邪魔になるかもしれないけれど、多分、今夜あたり出現数ピークになると思う。というわけで、ふたご座の見つけ方。 
イメージ 1

例によって冬の星空はまずオリオン座と大三角形を見つけることから始める。三つ星とシリウスがわかればすぐ、あれだとわかるだろう。 大三角形のベテルギウスとプロキオンを結ぶ線を軸として、シリウスとは反対側の位置に二つの明るい星が見えるはず。これが双子星、カストルとボルックスだ。カストルがお兄ちゃんでボルックスが弟。オリオンの三つ星と同様に特徴的なので、日本でも昔から猫の目とか夫婦星などと呼ばれる。 都会の明るい空ではわからないけれども、この二つの星を頭にして、兄弟が仲良く並んでいる姿になる。丁度、黄道の上にある星座で、星占いでもお馴染みの星座だ。ちなみにその少し左手にかに座もあるのだが、やはり明るすぎて見つけるのは難しいかもしれない。夜が更けると、もっと左の東の空にしし座のレグルスが見えてくるはずだ。 流星が見れなくても、こんな風にして少しずつ星座の位置を覚えていくと、夜空を見るのが愉しくなるだろう。

(2009/12/12)

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
※[天文]関連記事
09/07/22 偽皆既日食 09/10/21 オリオン座流星群 09/11/17 しし座流星群 

明烏

イメージ 1

梢が金色に光るメタセコイヤをカメラに収めようと今朝も児童公園にやって来た。なかなか雲間から日が射さず、時間ばかり経って苛々していたら、トンガリの先に烏が一羽。カァと一声、明烏だ。 童謡の中では夕焼け小焼け、夕暮れ時に鳴く鳥として歌われる。それ以外の時に鳴く場合は不吉な兆しとされてしまう。しかし、そう決めつけているのは人間の勝手で、彼らはいつでもどこでも自由に鳴いている。当たり前だ。生きているんだもの。 明烏と言えば、有名なのが「明烏夢淡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」という、遊郭を舞台にした浄瑠璃。・・・といっても、浄瑠璃が大衆芸能として大いに流行したのは江戸時代のこと。今の時代、Jポップスやイケメンドラマを差し置いて、好んで見ようとする輩に出会うこともない。私自身、学校の社会見学で一度見たことがあるくらいだ。 むしろ、その浄瑠璃をもとにして作られた「明烏」という落語の方が知られているかもしれない。大きなお店の若旦那。カチカチの堅物で道楽一つしないのを、それでは世間に笑われるとばかり、親が街の与太者に頼んで岡場所に連れていった先のてんやわんや。最後は与太者の方が若旦那に振り回されるという顛末は、そういった類の場所がなくなった現在も、大いに笑わせてくれる。昭和の大名人、桂文楽の十八番だった。 落語は元々お寺の坊さんが法話に興味を持たせようと、面白おかしくしたところから始まった。人情話とか怪談話のようなシリアスなものもあるが、基本はお笑い。だから、今でも高座の最初に「えー、お笑いを一席」とくるのが定番だ。笑いは時代に関係なく最も人の心をつかむもの。 笑点なんていう人気番組もあるが、その落語にしても実際の寄席に行かないとゆっくり愉しむこともできなくなった。どんちゃん騒ぎのバラエティをどうのこうのと言いたくはないけれども、やっぱり伝統ある良質のものに触れる機会が少なくなっていくのは残念な気がする。

(2009/12/06)

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
※[烏]関連記事
09/06/17 巣立ち 

飛行機雲

イメージ 1

今はもうどんより曇ってしまって、房総や三浦の辺りはポツポツ来ているというが、朝方はこんなすっきりとしたお天気だった。その大きな青いカンバスにずいっと力強い一本の雲。これは飛行機雲が大気中の湿気を呼んで成長した姿に違いない。 自然現象の中で雲がこんな風に一本の筋になることはない。低温の大気の中を飛行機が飛んで、エンジンからの排気ガスに含まれる水蒸気が凝結して雲を作る。 その大気に含まれる水分が飽和状態にあると、飛行機雲の氷の粒や不純物が核となってどんどん大きな粒となる。いずれ大きな塊となって普通の雲と変わらなくなる。つまり、こんな風に幅広の飛行機雲が見えるときは悪天候になる前兆と考えておくと、大体その通りになる。山を歩くときなどはそんなことを覚えておくと次の行動がとりやすくなる。 さて、そんな一筋の雲でも自然にできることがあると言われたことがある。その人の曰く、このような雲が現れると大きな地震が起こるのだそうだ。 興味深い話なので色々と書物を漁っていると、あの阪神大震災の折に前兆と思われるさまざまな自然現象を集めたものがあった。その中にもこれと似たような雲が出たという報告があった。どういう因果関係があるのかは不明だが、世の中には熱心に研究している篤志家が沢山おられるもので、さまざまな仮説が立てられていた。 地球の表面は常にプレートと呼ばれる堅い岩盤が移動している。その移動によって地殻に歪が生じ、ある地点に集中した応力が限界を超えると崩壊が起こって大きな地震となる。ここまでは学校の理科の授業でも習うお話。 地震雲の研究者によれば、その応力集中の震源地を中心に電位差が生じて、放射状に磁力線が発生し、それに沿って集まった大気中の水分が雲になるという。だから、地震雲は震源地を中心とする放射線上あるいは同心円上に現れる。そして地震はその数日後に起こるという。もしそれが正しいとすると、この雲の先は南西方向だから・・・ついに東海大地震が来るのか・・・と、物騒なことを考えてしまう。 気象庁の公式見解は検証不十分で地震雲はないと結論付けている。それに越したことはないけれど、先日の外交機密文書の存在の件などを見ると、官公庁の見解というのはあまり信用できないので困ってしまう。 地震雲。面白さで考えれば、事実である方が断然興味深いけれど、それで実際に大災害に巻き込まれるのは勘弁願いたい。仕方なくガセの方に一票なのである。・・・うーむ、知らぬが仏か?

(2009/12/05)

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事