散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

語り継ぐべきこと

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伝えていくべき事 議論する気はありません。理屈抜きです。いかなる理由があろうとも、無差別に殺戮を繰り返す戦争に反対します。あらゆる生命を危険にさらし、文化を破壊する核兵器に反対します。人というちっぽけな生き物が本当に賢ければ、忘れてはならないことを語り継ぐべきと信じます。たとえ自分のような社会的に何の力もない者でも。               
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戦時国際法は、たとえ戦争状態にあってもすべての軍事組織が遵守すべき義務を明文化した国際法。その中で「非戦闘員の保護」について1949年のジュネーブ条約と1977年のジュネーブ条約追加議定書に定められている。  もし、原爆投下は戦時下における正当な戦闘行為であると言われたら、無差別に一般市民の命を奪った紛れもない戦争犯罪だと、胸を張って言いなさい。 もし、原爆投下は戦争終結のために必要だったと言われたら、戦争終結のために犯罪が許されることはないと、胸を張って言いなさい。 もし、日本も真珠湾や南京で同じ行為をしたと言われたら、われわれは過去の過ちを懺悔し、国際社会に大規模な賠償と援助を行っていると、胸を張って言いなさい。 もし、国際法は戦後に制定されたもので、それ以前は正当だと言われたら、われわれは時代を越えて過ちは過ちと認め、二度と繰り返さぬことを憲法に誓っていると、胸を張って言いなさい。 もし、日本は戦争で負けたのだから、広島・長崎で被害者ぶっているのはおかしいと言われたら、われわれは対戦国に対して一切の補償を求めていないと、胸を張って言いなさい。 もし、原爆投下だけが強調されるのはおかしいと言われたら、原爆をはじめとする核兵器の、他に比べものにならない脅威と悲惨さを伝え、世界の子供たちが同じ目に遭うことのないように、核廃絶を達成するのがわれわれの使命であると、胸を張って言いなさい。 それでもなお、もし、日本は戦争でひどいことをしたのだから原爆を落とされて当然だと言われたら、過ちを事実として深く悔悟の念を持って、過去にこだわるのではなく、この不幸な経験を未来の平和と繁栄に活かすことが、われわれの責務であると、胸を張って言いなさい。 われわれは原爆を投下してしまった国を責めているのではない。それを責めることができるのはその国自身である。われわれが責めるのは、この破滅的脅威を未だに正当化して生産し保有し続ける愚かな国々と勢力である。 一方で、反戦と反核のための武力闘争は完全な自己矛盾である。相手が武力と核を持っているのだからわれわれも持つべきだと主張する族は正気ではない。 われわれはこうした勢力に比べて明らかに非力である。しかし、反戦と反核を叫ぶことに躊躇する理由はどこにもない。われわれは、武力と核保有を正当化するすべての勢力と思想に対して、それが過ちだと気付き是正されるまで、ノーと叫び続ける。 未来の子供たちのために。 (2011/08/09)

開戦の日

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12月8日未明の真珠湾攻撃を聞いて、これで憎き鬼畜米英をやっつけることができる。ほとんどの国民がそう思って歓喜に沸いたという。当時の日本は今の北朝鮮と同様、国際的な経済封鎖のためににっちもさっちも行かなくなっていた。もとより、清国・ロシアという大国を破って軍事力には自信がある。軍部は弱気な文民政治家を排除して大東亜共栄圏を画策し、メディアもその流れに乗って戦争機運を煽った。そのように聞いている。 今日は開戦記念日だ。69年前のこの日、日本中が正気の沙汰ではなかった。そんな記憶をだれも掘り起こそうとはしない。今日も富めるものは遊興に浸り、貧なるものは絶望のふちにある。そんなときに、他国を蔑み、ムリヤリ国の優位を謳うことで憂鬱な気分を紛らわせば効果はてきめんだ。やがてそれが暴走し、訳のわからないことに巻きこまれていく。おそらく、そのときもこうであったろう。 今、政治は信頼を失い、経済も光が見えず、隣国からは領土問題の脅威にさらされ、メディアは不安を煽るのみで、未来への展望を説く者は一人もいない。日々が大きなストレスの連続で、この鬱積した気分が遅かれ早かれ暴発するのではないかと心配になる。だが、ダメな政治家を選んだのも国民自身だし、バブルでキリギリスのごとく浮かれていたのも国民なのだ。 さらに言えば、考えるだけで頭にくる領土問題だって、元を正せば69年前に正気を失って、勝てる見込みのない無謀な戦争に突進していったその代償だ。すべてが自分自身に帰ってくる。その歴史を知らなければ、中国や韓国に嫌われるのも理不尽な言いがかりと感じるだろう。ロシアに胸を張って正論を言えないのも、アメリカの言いなりにならざるを得ないのも、みんな同じ。それを不思議に感じ、奇妙な被害者意識を募らせる。それが危ないのだ。 今日が開戦記念日だと気付く人が何人いるだろう。戦争を知らない世代は、なぜか学校でその事実を教わらない。未来への展望は失敗の反省から生まれる。その機会を教育はことごとく排除してきた。その結果、この国に本当の指導者・賢者はいなくなり、金と利権まみれの俗物と頭の固い原理主義者しかいなくなってしまった。落ちこぼれは自信を喪失して引きこもりになり、自ら外に出ようとしない。そんな世の中にしたのはだれか。 われわれ自身である。だからこそ、こういう日を忘れてはいけないのだ。

(2010/12/08)

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Old Friend

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今の人は幸せじゃ。わしらの若いころは・・・いや、よそう。 思い出したくもない。あんな経験は・・・ それに、だれも聞きたくもないじゃろ、こんな暗い話・・・ このまま胸にしまってお迎えを待つばかりじゃ・・・
え?こんなに仲の良いアメリカと戦争してたんだって? またまた、ウソばっか。 爺さんのボケも困ったもんだ。 それにしても、経済大国と言われる日本に なぜ、こんなに沢山アメリカ軍の基地があるんだろう?
それは、日本がまだ一流国ではないからさ。 日本が世界の一流国となるためには早く憲法を改正し、 徴兵制を復活させて若者の根性を叩き直し、 皇国の誇りを取り戻して核軍備も進めなければ 敵に侵略されてしまう。それでも良いのか! やられる前にやらなければ、大変なことになるぞ!
ふん。戦争がどういうものかも知らん若僧が・・・ あの頃も同じようなことをほざくバカ者が沢山おった・・・ もう二度とあんな悲惨な・・・いや、よそう。 もう忘れた。今さらわしらが何を言っても・・・
そうだそうだ、年寄りは黙ってろ。 そもそも日本は年寄りが多すぎるんだ。 早いとこくたばってもらわなければ景気も良くならん。 なんだったら、命を奪って差し上げようか。 黙って年金をこちらに回してくれりゃ良いんだ。
おい!わしにだって若い時代があったんじゃ! わしの青春は・・・わしの青春は・・・ あんな戦争さえなければ・・・ううう・・・ くそ・・・戦争なんて、戦争なんて・・・いや・・・よそう。 また戦争になっても、それはあんたらの責任じゃ・・・ わしらはもう・・・
お爺さん、そんなことはありません。 どうか、聞かせてください。 戦争がどんなに悲惨なものか。 戦争がどんなに多くの人々を不幸にするのか。 どうしたら戦争のない世界にできるのか。 どうしたら安心して暮らせる世界にできるのか。 貴重な経験を未来に活かすのが僕らの責任です。   お爺さん。 どうか、僕らに聞かせてください。

(2010/08/15)

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記念日の記事

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最初でないことと、間に2日空いてしまうために、広島よりインパクトが小さい印象になってしまう。海外からの式典の参列も広島に比べると圧倒的に少ないのは残念だ。原爆ドームのような象徴的な遺構はないけれど、被爆マリア像などキリスト教圏が多い核保有国にかなりのインパクトを与えるはずだ。言うまでもなく、その価値は寸分違うものではない。 父はその時三菱の造船所にいて、爆心地から3キロほど離れたところで被爆した。当時、もう子供はできないと医者に告げられたそうだ。それなのにみんなよく生まれたもんだと母が言う。そんなわけで私には長崎への思いの方が強い。 前述したように、戦争と核兵器とは関連するけれども混同してはいけない。広島長崎は反核の象徴なのである。ところが、都合がつかないと言って出席を見送ったアメリカは、相変わらず原爆投下を謝る必要はないというレベルで話をしている。つまり、六五年前の意識と全く変わっていない。 先日公表された調査によれば、被爆者とその遺族は謝罪を求める意識よりも、核廃絶のためにこの経験をムダにして欲しくないという思いが強いという結果が出ていた。感傷に走りすぎることなく、むしろ将来に向けた行動を訴えていた。ごく自然で前向きな意識だと思う。それに比べ、日米共に未だ古臭い価値観に留まっている政治には呆れるばかりだ。 このところ、戦争の記憶から平和を考えるどころではなくなってきた。我が子を殺す母親、所在の知れない高齢者、無差別殺人、エトセトラ。社会全体がおかしい。昔のような人のつながりがなくなったせいだ・・・とコメントするだけなら、居酒屋でくだ巻くお父さんでもできる。海外の反応に対して、批判されたくないと人気コメンテーターたちが臆面もなくのたまう。そんな世の中にしたのは何か?こんな悲惨をなくすために何が必要なのか?そういう話をするのがあんたらの仕事ではないのか。 新聞の政治面は政局の話ばかりでうんざり。政治は相変わらず金と名誉と権力だけを目的にして動いているとしか見えない。世界が平和で幸福になるために骨身を惜しまぬ政治家が本当にいるのか。ものごと理想通りにならないことは百も承知だけれど、少なくとも努力はするべきではないか。今や不条理が当たり前になっている。この国の政治、メディア、社会情勢を見ていると暗澹たる思いになる。これでは長年盛大な記念式典をやっても進歩しないわけだ。 毎年、同じ記念日に同じような記事を書く。こんな堅い記事、だれが読むでもないが、それで良い。こんな日にチャラチャラした話をしても仕方がない。しっかりと歴史を紐解き、改めて問題を考える。記念日とはそういう日なのだから。

(2010/08/09)

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悲しい青空

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今日も見わたす限りの夏の空。透き通る青の中を、綿のような白い雲がゆっくりと流れていき、蝉しぐれが一段と高くなる。じっとしていると汗がじわっと噴いて、首筋を流れていく。熱く熱せられた南風でも、蒸発熱を奪ってくれるので有難いくらいだ。その熱風がひまわりの花の間を通り過ぎていく。きっと、あの日もこんな風に人々は空を見上げていたのだろう。 原爆投下によって戦争が早く終息し、多くの人命が救われた・・・アメリカ国民の大多数はそのように信じている。今年初めてアメリカ大使が広島に来たが、世論はこれに批判的だという。同じく初参加の英仏も関心が高いとはお世辞にも言えない。オバーマ大統領が核廃絶を打ち出したので、仕方なく顔を出したという印象しかない。要するに本気ではないのである。 核兵器が戦争終結を早めるのなら、イランやアフガニスタンにどんどん落とすがよい。北朝鮮にも大きいのを一発お見舞いしてやれ。それが本当に多くの人命を救うというのなら、躊躇する必要はあるまい。ただし、その攻撃を正当化する国は間違いなく正気ではない。 広島長崎を言えば、アメリカは真珠湾を持ちだす。ヒステリックに日本軍の侵略と虐殺の例を振りかざす。日本の戦争責任を否定はしない。我が国は過ちを犯した。だが、それとこれとは別の話なのだ。広島長崎と真珠湾は釣り合わないのである。関連はしているけれど戦争と核問題を混ぜこぜに論じてはいけない。広島長崎は攻撃手段としての核は無条件になくすべきだという主張をしているのだ。 弱小国が大国と対等に形を並べるための力として核を持とうとする考え方がある。今や、米英仏露中だけでなく、インド、パキスタン、イスラエルをはじめ世界中の紛争国が核軍備へと走っている。ここにも戦争と核問題の混ぜこぜがある。 日本はすでに戦力を放棄した。決して戦争を認めるわけにはいかない。しかし、やむを得ず戦争状態になることは今でもある。おそらく、日本もその渦中に巻き込まれる危険もないとは言えないだろう。だから、日本も核武装すべきだという愚かな族がいる。彼らは過去の侵略戦争すら正当化し、その観点で原爆投下を非難し再軍備を目論む。そのような論理がしゃしゃり出てくるから、ますます話がややこしくなる。 日本はもう戦争はしないのだ。過去の戦争についてはひたすら謝るしかない。だが、同じように原爆投下についてアメリカに謝って欲しいと言っているのではない。もう二度と核兵器の使用は止めて欲しい。世界中が不幸になるようなこんな武器は地球上から消し去るべきだと言っているのである。 それがどうしても伝わっていかないのなら・・・やはり、日本の政治・官僚・メディアが無能であることは否定できまい。 先日、ひまわりの花について明るさより暗さを感じると書いた。私は戦争を知らない。しかし、その記憶の欠片に触れた者として、風に揺れるひまわりの花に明るさを感じることができなくなっている。 八月の青空は悲しい。悲しく胸に迫ってくるのである。

(2010/08/06)

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