散策思索語録質種

絵本もどきの落書きと、エッセイもどきのひとりごと・・・

気ままな雑記帳

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光陰 日常生活の中で、気付いたこと、感じたことを気ままに書きなぐっています。時事や世相、新聞などで気になることもつらつらと。                                                                     
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118段

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ネタは沢山あるのに、どうも記事としてまとめきれない。 というか、今いち乗らない今日この頃。梅雨ならはっきりとした雨降りになるがいい。貴重な晴れ間と言っても、雲が多いのは却って気が滅入る。 先日「庭先の博物誌」で記事にした、体を鍛えている若者が泣いて喜びそうな長くて急な石段がこれ。数えてみたら118段あった。これを二段跳びで駆けのぼる。息が切れる。苦しいけれど気持ちが良い・・・ って、やっぱり言っていることが矛盾している。これではまるで・・・M?

(2010/06/24)

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(電話の呼出音) 「おや、だれかねえ・・・(カシャッ)はい、もしもし」 「あ、久美子ばあちゃん。ぼく、一番上の孫だよ」 「え????」 「久美子ばあちゃんでしょ?」 「え、ええ。久美子はあたしだけど・・・」 「今、東京に来てるんだ。これから、そっちに行こうと・・・」 「ちょっと、あなただれなの?」 「いやだなあ。一番上の孫だよ」 「一番上の孫って・・・あたしもボケがひどくてね。名前を聞かせてちょうだいな」 「・・・ちぇっ(ガチャッ)」 と、こういう電話があったと母が言う。 近頃またオレオレ詐欺の被害が増えてきたらしい。そんなニュースが多い割りには、うちには掛かってこないねえといつも言っていた。だから、この電話のやりとりが愉快でたまらなかったようだ。 最初から知らない声だったし、一番上の孫っていうと女の子だから、すぐ詐欺だとわかったと言う。しかも、母は孫にある独特の呼び方をさせており、久美子おばあちゃんなどとは呼ばせていない。 「もう少しだまされたふりをしても良かったねえ。どうせ、盗られるほどのお金もないし、逆に小遣いをせびったら面白かったかも」 と笑い出す。 まあ、あんまり悪のりするのもどうかと思うが、母には愉しい経験だったようだ。ちっともボケていない。が、もちろん用心に越したことはない。 (久美子は仮名である)

(2010/05/20)

ぎなた読み

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「弁慶がナギナタを持って、刺し殺した・・・」という文章を、「弁慶がな、ぎなたをもってさ、しころした・・・」と読んだ笑い話から、このように句読点を間違えた読み方を「ぎなた読み」と言う。この語は国語辞典にも載っている。 先日、アメリカヤマボウシの記事を書いたとき、その花の名前のJポップについて記した。そのとき改めてYouTubeでその曲を聞いてみた。さすがにカラオケで人気ナンバーワンだけあって、きれいなメロディである。しかし、やっぱり、ある小節に差し掛かったところで、眉をひそめてしまった。 そのフレーズは「つぼみをあげよう庭のハ〜」ときて「ナミズキ」と続く部分。音楽の流れで「ハ」と「ナ」が離れることはあり得る。しかし、ここで決してブレスを入れてはいけない。ブレスが入ると、その前後は全く別の文になってしまう。ハナミズキなら花の名前だが、ナミズキとは何か? 歌を聞かせるつもりなら、正しい日本語で聴衆に語りかけなければいけない。「ぎなた読み」は正しい日本語ではない。彼女の周りには一流の音楽家が沢山いるはずなのに、なぜ誰も注意しないのだろう。こんな風に奇妙な歌い方が流されていれば、日本語が荒れてしまうのも当然のことかもしれない。 そう言えば、ポップス界の大御所と言われる人の中にも奇妙な日本語で歌う人がいた。今やその世界では権威となっている人で、真偽のほどは知らないが、完璧主義でとても怖い存在なのだそうだ。それくらいの人なので、もちろん、佳曲を数多く作っているのだが、悲しいかな、リリースされたものは「ぎなた読み」のオンパレードである。 有名なところで例えば「うれしくてうれしくてこと(ブレス)ばにできない」とくる。折角の名曲がこれで笑い話になってしまうのである。それをなんとも思わないファンは、何が悪いと怒り出すかもしれない。しかし、私は聞くたびに正直ガクッとくる。 日本人はリズムの緩やかなバラードっぽい曲が好きだ。静かで美しいメロディなら無条件に名曲とされる。テンポがゆっくりだから歌い易いということもあろう。その半面、歌い手の上手い下手がもろに出てくる。ハナミズキの女の子も上述の大御所もそのような曲が多いから、尚更耳障りに感じてしまうのである。 歌は器楽演奏とは違う、詩という大きな芸術表現が加わってくる。ところが、日本人の多くは言葉も音程や調と同じ、メロディを形成する要素のひとつとしか感じていない。その典型的な例が日本人の歌う外国語の曲。歌詞の意味がわからなくても曲調だけで気分よく歌ってしまうものだから、変なところで感情を込めて平気の平左である。素人なら許せるが、全国放送でプロの歌手が堂々とそれをやると、歌謡番組なんて全く見る気がしなくなる。 意外なことに、がなり立てているように聞こえるロックやラップなどの歌い手の方が言葉を大切にしていることが多い。彼らはメロディやリズムに乗ると同時に、詩を読んで聞かせているのだ。個性的な歌い方を気にする人もいるけれど、忌野清志郎さんなど、実に丁寧に歌を歌っている。私の大好きな歌手の一人だ。 以前、リンダ=ロンシュタットの記事を書いたとき、日本には彼女のように古い曲をカバーする歌い手がいないと言った。確かに昔の歌をレコーディングする人気歌手は沢山いる。しかし、本当にその歌を「歌っている」人は少ないと言いたい。 真面目くさって「ぎなた読み」をしている姿はみっともないからやめてほしい。と言っても、向こうも商売だから、こちらから遠慮して耳を塞ぐのである。

(2010/04/27)

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※関連記事
09/05/05 骨 09/09/30 リンダ=ロンシュタット 10/04/23 アメリカヤマボウシ 

どうどうどっこ

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最近スポーツ観戦が苦手である。いや、スポーツがつまらないというわけではなく、相撲や野球は今でも大好きだし、サッカーやマラソン、ラグビーもよく見る。ごく普通のスポーツファンを自認しているが、どういうわけかオリンピックとかワールドカップのような国際試合というやつが楽しめない。 特にここ数週間の話題はオリンピック一色。メディアが大いに大会を盛り上げるのは結構なのだが、気になるのはその中身である。どうでもいい余計な話ばかりで、かえって見る気がなくなってしまうのである。 オリンピックではもちろん金メダルを目指しての闘いが繰り広げられる。すべての競技者が頂点目指して体を鍛え、技を磨き、勝負に挑んでいるのは言うまでもない。そして最終的に最高のパフォーマンスを残した者が栄光を手に入れるという当たり前の話である。 勝利を一番望んでいるのは競技者であり、結果に直結する努力をしているのも競技者自身である。監督もコーチもとどのつまりは助言や激励を与えるだけで、ましてや一般の観戦者は応援をする以外に何もできない。試合に臨めば頼れるものは自分しかないことは競技者本人が最もよくわかっている。これもまた当たり前の話である。 ところが国際試合ともなると、勝利を一番望んでいるのは当事者以上に国家国民であるかのような話になる。メディアは、結果も出ていないのに試合前から優勝だ金メダルだと喚き立て、下馬評はどうだのジンクスはこうだのとドンチャン騒ぎを始める。売上げ・視聴率を増やすだけが目的だからそれも致し方ないが、必要以上に応援を煽る内容ばかり。果てはライバルの失敗を期待する話まで始めて、一体何が面白いのだろうと思ったりもする。 国の代表としての品格について盛り上がったときは、気分の悪さを通り越してこの国が不気味に感じたほどだ。さてもメディアが求めるのは、制服をピシッと着て背筋を伸ばし、他人には常に笑顔を絶やさず、正確な敬語と如才ない仕草で応ずるという、まことに競技の実力とは関係のない好青年。国民の期待を一身に背負い、国家の名誉のために命がけで戦う姿。いやはや、まるで出征兵士のようだ。そんなことに神経を使わなければならない若者が可哀そうだが、それに異を唱えれば逆に非難され、非国民などと叩かれかねない。変だ。 実際、なんとか表彰台に立てればまだ良い。期待に応えられなかった場合、メディアは冷静を装って結果だけを伝えれば済むが、お祭り騒ぎに火が点いてしまった連中はただでは収まらない。ジャッジがおかしいとか、勝利者を称える前にその国の悪口を言う。その競技者の期待が大きければ大きいほど矛先は本人や関係者にも向けられてバッシングの嵐に見舞われる。そんな競技者に税金を使うななどという信じられないコメントをする人もいた。やっぱり変だ。 個人はそうやって容赦なく叩かれるが、そう言えばいつだったかオリンピックの開会式で、日本選手団の着ていた七色のポンチョが海外で話題になったことがあった。海外では精神異常を思わせる色合いなのだとか。ところが、デザインをしたのが権威ある著名なデザイナーで、それを採用したのはJOCという公的な団体になるとニュースにはなっても大きなバッシングは起こらない。競技者というのは実に孤独で弱い立場である。 その競技者に頑張れと声援を送るのは良い。競技者が苦しんでいるときに、それが力になることもあるという。しかし、だからと言って応援すれば金メダルが取れると思っているなら相当おめでたい。ましてや、競技場から遠く離れたところで応援メッセージとやらを公表するのが競技者の力になるはずもない。そんなもの、競技についてただお喋りをしているだけだ。 もちろん、それが悪いとは言わないが、競技の現場にいない限り声援が結果に影響することはない。テレビを見ているファンができることは競技者が最高のプレーができるように静かに祈るだけだ。ところが、中には、せっかく応援してあげたのにあのザマはなんだと奇妙なことを言う輩もいる。残念だという街の声も裏返せば似たようなもの。どうもメディアはそういう風潮を助長しているように見える。 勝敗の行方を云々するのは、競馬競輪の予想をするようで面白いかもしれない。しかし、ギャンブルは最終的に自分の投資に責任を持つことになるけれど、スポーツの結果は当事者以外はだれも責任を持たない。であれば、勝った負けたで期待を煽るより、例えばルールや歴史などを解説して競技そのものに興味を持たせるような記事がもっとあっても良いのではないか。そうやって競技を普及させ、競技人口を増やすことこそが実際の結果につながる本当のサポートになるのではないか。 勝ち負けにこだわらなければ頂点には立てない。日本サッカーの元監督イビチャ=オシムさんは「試合は戦争と同じ」と仰った。その通りだと思う。しかし、それはプレーヤーに対して投げられた言葉であって、サポーターに対してではない。そして、もし戦争と考えるなら、かつてこの国が行ったような支離滅裂な精神論的やり方ではダメだ。実際コテンパンに負けたんだものあの戦争は。 プロ野球の元監督野村克也さんは「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と仰った。その通りだと思う。結果を語る前に合理的なプロセスを語らなければならないのである。競技者がベストを尽くし、天命を待つこと。それが勝負だ。応援者の能書きなど聞きたくもない。負けて悔しいなら応援でなく自ら競技に参加して傷だらけになってみろ。 国の威信だとか品格とかメダルの数なんか興味がない。競技者の最高のパフォーマンスが楽しめればそれで良い。存分に力を発揮し、競技を終えた後に互いに健闘を称え合い、悔し涙を流しながら捲土重来を誓う競技者の姿が一番美しい。 勝った負けたと〜騒ぐじゃないぜ〜♪・・・昔はそんな歌が流行ったよなぁ・・・

(2010/03/01)
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自然のエネルギーというのは自由奔放、なかなか人間の意のままには融通を利かしてはくれないものである。 太陽は地球上に燦々と光と熱を注いでいるが、それは太陽が放出している全エネルギーから見れば微々たるものにすぎない。それが生き物にとって丁度良い塩梅になっているのは、地球を包む大気のお陰であるし、大気を維持するための重力や、太陽から近からず遠からずという絶妙な距離も寄与している。 太陽に限った話ではない。昔から治山治水と言って、放っておけば洪水やら山火事やらの災害へと暴走してしまう大自然のエネルギーを、如何にコントロールして人の役に立たせるかは重要な政治課題だった。そのために人は様々に工夫し手を加えていった。 川の速い流れそのままでは、田に水をたたえることはできない。そこで、傍らの岸に堰を設けて、ほどよく取水ができるようにする。手前に生えているのは和蘭芥子だ。一列に並べられた石柱が水の流れを静めて穏やかな溜まりを作り、瑞々しい緑を育んでいるのである。さながら丈夫の武骨者ががっちりと腕を組んで立っている姿に、そこはかとない慈しみと優しさを感じないか。 放っておけば暴走する。それは自然エネルギーだけのことではない。人間社会や経済すらも上手にコントロールしなければ危うい方向に動いてしまう。コントロールというもの、理詰め・力ずく・金任せでやるもののように見えるかもしれないが、実は人の心の所産なのだ。 政権は交代し、経済環境や国際情勢も変化しているけれど、社会を見ているとやはり何か大事な忘れ物をしているような気がして仕方がない。今そんな話をしても笑われるだけだけれど。

(2010/02/26)
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09/02/11 和蘭芥子 

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