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ずいぶん永い間、ダートトラックがメインになっているこのブログで、初めてこのバイクに関する薀蓄をたれようと思います。 1986年に市販され87年まで販売されていたのですが、当時一部の人にしか人気が無く、誰も買わないので、とっても安い値段で叩き売りされていた超不人気車と言う過去がある残念感満載のバイクでした。 しかし、実は飛んでも無いほど拘りぬかれた作りを持ったバイクなんですね。 まず、タイヤ。 D社のK180は、当時このバイクの為だけに開発された代物。 次にホイルリム。 ダートトラック競技を見据えて幅の広めの中空リムを採用。当時ロードの250でもこの幅はレーサーレプリカ系でもない限り採用されませんでした。 ホイールハブ。 専用設計、Fハブは、ディスクを外した時の美しさまで考えてデザインされた物です。 ディスクブレーキ。Rブレーキは、こだわりの2ポットを採用、制動力とコントロールのし易さを両立してます。 フロントフォーク。 37φのフロントフォークは、当時のロード系250シングルとしては太い方です。専用設計。 ステアリングステム。 専用設計、開発当時オフセットは、ミリ単位でテストしたとか。 フレーム。 専用設計、ステム付近の強度をもたせ、トラクションを得るために、適度にしなるようにしたフレームです。 マフラー。 エクゾーストパイプは太目ですが、短く直ぐに集合しているダートトラックスタイルになっています。ピックアップが良くなるのだそうです。専用設計。 キャブレター。 フラットバルブキャブレター、当時の250シングルではこのモデルだけです。専用設計。 エンジン。 MD17E、今のMD30にも、この番号が生きてますね。XLR250Rにも採用されてますが、元々FTRの開発時に出来上がったエンジンなんです。 とまあ、まだ細かい事は、他にも色々あるのですが、供用パーツがかなり少ないオリジナリティに溢れたバイクなんですね。 ロードスポーツで言えばNSR250R、オフロードで言えばXLR250RやCRM250Rと、同じ立ち位置のハイパフォーマンスバイクです。 当時、AMAでタイトルを取ったH社が、満を持して日本市場にたたきこんだバイクなのですが、先を行き過ぎていたのか、全くの不人気車でした。 しかし何故か、10年後に空前のトラッカーブームが来て 一躍 名車の仲間入り。 玉数が少ない物だから、程度のいい車両は、販売当時の価格を上回る程に高騰! それに目をつけたH社が223を発売して、価格は下落と言うバブリーな運命の不思議なバイクです。 今はそれなりの値段で手に入ります。 古いバイクなので維持するのが大変になってきてますが、乗り続けられる内は乗って行きたい、大好きなバイクです。 |
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2012年06月20日
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