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《諺(ことわざ)に云う、禍(わざわい)は下(しも)より起こると。余(よ)謂(い)う、是れ国(くに)を亡(ほろぼ)すの言なり。人主(じんしゅ)をして誤りて之(これ)を信ぜしむ可からずと。凡(およ)そ禍(わざわい)は皆(みな)上(かみ)よりして起こる。其の下(しも)より出(い)ずる者と雖(いえど)も、而(しか)も亦(また)必ず致(いた)す所有り。成湯(せいとう)の誥(こう)に曰く、爾(なんじ)、万方(ばんぽう)の罪(つみ)有るは予(わ)れ一人(にん)に在りと。人主たる者は、当(まさ)に此(こ)の言を監(かんが)みるべし。》(言志録102)
ことわざに「禍は下より起こる」とある。自分はこう思う、「これは亡国の言葉であり、上に立つ者をして誤ってこれを信じさせてはいけない」と。すべての禍は上より起こるものである。下から出た禍でも、また必ず上に立つ者が、働き掛けて起こるものである。殷(いん)の湯王の誥(こう)に、「汝ら四方の国々の人民に罪悪があるのは、自分一人の責任である」とある。人の上に立つ者は、まさにこの言葉を手本とするべきである。 下々の民が悪いと上に立つ者が言う国は亡ぶ。国の興亡は民の責任ではなく、上に立つ者の責任である。 国だけではなく、学校や職場で、生徒がダメや部下がダメなどという人がいたりする。 先生や上司が変わらなければ、学校も職場も変わる訳がない。リーダーが出来れば変わる。停滞している何かを変えるには上を変えるしかない。 上に立つ者が下の者の悪口を言うことは、自分の無能さを認める無責任な弁えのない態度である。 ルカ22:25、29 25 異邦人の王たちは人々を支配し、また人々の上に権威を持つ者は守護者と呼ばれています。 26 だが、あなたがたは、それではいけません。あなたがたの間で一番偉い人は一番年の若い者のようになりなさい。また、治める人は仕える人のようでありなさい。 「仕える」と訳されたギリシャ語「ディアコネオー」は、「配慮する」「提供する」という意味の言葉です。仕えると言うと、下働きのようでもあるが、上に立つ者の一番重要な役割が「心遣いをする」、「必要なものを提供する」ことにあると聖書は示してくれている。 心遣いのない者が上に立つことは禍だ。その点では野田首相は禍とならないのかと思うが…。 |

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