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幼い頃、家は貧しかったから、プレゼントなんてもらった記憶がない みんながもらったファミコンのソフトも、ゾイドのプラモデルも、サッカーボールももらえなかった。 金ピカのリボンがついた派手な包装紙のプレゼントにどれだけ憧れたことか
たけどいつしか期待は薄れていって、大人の事情を理解できるようになっていった だけど、クリスマスだけは違った
父はパン屋に働いていたから、25日にはあまったクリスマスケーキとシャンメリーのシャンパンもどきと、なぜか毎回フランスパンを持って帰ってきた
『どうだ!豪華だろ〜 全部食べていいぞ
イチゴ全部食っちゃえよ』って
『フランスパンなんてそんな食えねーって
ケーキだって2人にはでかすぎる大きさだし』
だけど、うれしかった
友達に自慢できることなんて何一つなかったけど、クリスマスケーキだけは唯一自慢できるイベントだった
そんな父も年をとり、ぼくも家庭をもつ年になった
定年をむかえた父が
『もうケーキ持ってきてやれないけど、まぁいいか、おまえもいいおやじだもんな』
そんな父の笑顔は深いしわが刻まれていて、ずいぶん年をとった
これからはぼくがクリスマスプレゼントをあげよう
今年はうまいもの一緒に食いに行こう
感謝の気持ちを込めて、Merry X'mas
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