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この前かいた話の続きと思ってみてくだシア 「ねぇ妖夢、やっぱり西行妖の満開を見たいわ」 彼女、冥界の管理をしている私の主である西行字幽々子は唐突に言う。 正直幽々子様が何を考えているのかよくわからない。いつでもボーっとしているのだ。判れという方が無理な話だ。 ただ、娯楽に関しては表情がよく変わる。特に食事の時は今とは別人のように表情が変わる。 そんな時くらいにしか何を考えているのかわからないのに、ただ炬燵に入って扇子をいじっているだけなと気に『西行妖の満開を見たい』などの考えを読めるわけもない。 それに西行妖を満開にしようとはかなり昔にやっている。その時は博霊靈夢に阻止されている。 だが今はもうその博霊靈夢もいない、既に転生しているか地獄にいるか天界で退屈な日々を過ごしているかだ。 代わりに博霊神社には別の巫女が存在している。博霊靈夢の血を引き継いでいない新たな巫女、幻想郷の賢者に選ばれた少女。 その少女は博霊靈夢の力には到底及ばないほど弱いものだった。いや、博霊靈夢の力が強すぎたのだろう。 博霊靈夢の力に勝てる者などこの幻想郷にはいない。 そんな博霊靈夢がいないから幽々子様は西行妖を満開にしようと考えたのだろうか? 「けれど幽々子様、この桜を咲かせることは出来ないと紫さまが言ってましたよ。覚えていないのですか?」 「そんなの試してみないとわからないわよ」 そうだ、試してみなければ何もわかるはずもない。 迷ったらとりあえず切ってみる、迷ったらとりあえず行動だ。 けれどなんだかいやな予感しかしない、これはやってはいけないことだと誰かに言われているような気にもなってしまっている。 「幽々子様、あの、これは本当にやっていいことなのでしょうか?」 最後の確認をとる。もしも『いいことなのよ』と言われたら私は幽々子様のために動こう。 もしも『だめなこと』と言われたら今日の夕飯をいつもより豪勢なものにしよう。 どちらでもなかったらいつもどおりに過ごそう。 少し頭の中で選択肢を立て、無意識に幽々子様に選ばせる。 幽々子様と話している時よくこのように選択肢を立て遊んでいたりするのはここだけの話。 いったいどのくらい階段を上ったのだろうか、足が棒になってしまっている。 飛べばいいのだが今はそんな気分でもなかった。 「悪いわね、永琳。私の気まぐれにつきあわせちゃって」 「いえ、私は大丈夫ですからいいですよ、気にせず足で登ってください」 永琳は私の後ろにいる、だから後ろから声がする。 私は永琳がとても楽そうに返事をするものだから気になって振り返る。 「・・・ねぇ永琳?」 「なんですか?」 「前言を撤回するわ」 永琳は足を階段に付けずに階段を上っている。飛んでいるのだ。 なんだか私のやる気がどんどんなくなっていく。 もういいや、飛ぼう。 私の体が宙に浮き階段を上る。 それにしても長い階段だ。やはり死者でないと登れないのか? それとも永遠の命を持っている者は登りきれないのか? けれどそんなことを言っても結局は冥界の管理人のところへ行かなければならない。 それが八雲紫に与えられた仕事だから。 「ねぇ永琳、いつまでこの階段は続くの?」 私は当たり前のような質問をする。 それに対して永琳は当たり前のように答える。 「すぐ終われますよ、そこの灯篭の横から結界を抜けれますし・・・」 もしかして気付かなかったとかじゃないですよね?と言いたげな表情でこちらを見てくる。 私はそっぽを向きその言われた灯篭の横に立つ。 すると景色が一気に変わる。桜が舞い落ちる白楼亭の前に。 永琳も私の後に続き結界を抜ける。そして当たり前のように白楼亭の玄関の前に立つ。 私はすぐに玄関の前にはいかず白楼亭を観察する。 和風の造りの家の横にはとても大きな桜が咲いていた。2度満開まで咲いた妖怪桜、西行妖。 もう2度と咲かせてはいけない桜。 そんな桜を見ながら私は白楼亭の玄関に向かう。 ノックをし、家の主の名を呼ぶ。 「妖夢さーん、いますかー?」 すると家の奥からどたどたと足音が聞こえ、私たちの目の前でとまる。 ガラッっと戸が開けられ冥界の管理をしている魂魄妖夢が現れる。 「あぁ!輝夜さんいらっしゃいです、永琳さんもいらっしゃいです!」 桜の花が乱れ咲き、そして舞う。 それらの1枚1枚が刃となりそこにいる者たちを襲う。 「どういうことなんですか!?私はただ――――」 「あなたの言い訳なんて聞きたくもない!!まずはどうやって西行妖を封じるかが問題よ!!」 八雲紫はとても珍しく焦っている。それもそうだ。もう2度と満開になることはないと思っていた西行妖が満開になったのだ。 私は満開になったらどうなるかなんて知らなかった、ただ幽々子様に喜んでもらいたかっただけだった。 あの時黙って夕飯を豪勢なものにしておけばこんなことにはならなかったのだ。 私が悪い。私が悪いんだ。 西行妖に囚われたある時の名を呼ぶ 「幽々子様!!!!!」 「そうですか、ついに紫さまも・・・」 その先は言わなかった。 「幻想郷はどうなるのでしょうか?」 「無くなるわね」 幻想郷を支えていた者がいなくなるのだ、柱が無くなった家のようなものだ。 「これから、どうするの?」 この幻想郷から外へ出ることも残ることもできる。 ただ残ったものは全員消え去る。 だがその権利は私にはないようだった。本当、私はこの仕事に適しすぎていて私でも怖いくらいだ。 「私は・・・残ります」 魂魄妖夢は滅ぶことを選んだ。 「本当に、いいの?」 これが最終確認、けれども妖夢は首を縦に振る。 そう、わかったわ。と言い私は外に見える妖怪桜をみる。 ずっと花を散らしているのに花が尽きる様子はない桜。 「それじゃあ、行くわね」 妖夢は桜を見続ける。 そこにある何かを。 「幽々子様!私もお供します!」 私は幽々子様にしがみつき叫ぶ。 西行妖は荒れ狂い花を散らす。 けれど、その花びらは桜の前にいる私たちにはあたらず、遠くにいる魔法使い・妖怪・妖精に牙をむく。 私は願う、幽々子様は残り、私が西行妖を封印することを。 すると周りが光に包まれる。 ――――――――――――――――――――――――――― 私は願う、妖夢が残ることを、私が西行妖を封印することを。 強く、強く。 ただひたすらに。願う。 そして、力を発動させる。 『ねぇ西行妖。一緒に眠りましょう』 そんなこんなでクソ作品ができました
はい 今度ちゃんと書きなおしておきますとも |
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2011年04月09日
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