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今日は,地球科学ネタです 昨年の12月22日は冬至でした ご存じのとおり,昼がいちばん短い日です ゆずをお風呂に入れてあたたまった人も多いでしょう で,です・・・ 冬至の日よりも半月くらい前のある日 NHKラジオのアナウンサーの発言にびっくりしたのです 「きょうがいちばん日の入りが早い日です」 え? 耳を疑いました 昼の長さがいちばん短い日が 日の出がいちばん遅く,日の入りが一番早い日 ではないのか!! しかし そのアナウンサーの発言は誤りではありませんでした 日の出がいちばん遅いのは1月上旬で, 日の入りがいちばん早いのは12月上旬 なのです え?どうしてだ? 昼の長さは日の出から日の入りまでだ それが最短になるということは 当然,日の出が遅く日の入りが早いから だから冬至にいちばん遅く・早くなるのでは? しかしどこを調べても 日の出がいちばん遅いのは1月上旬で 日の入りがいちばん早いのは12月上旬なのです よくよく調べてみると ひとつの事実が発覚しました 何と 太陽が真南にくる時刻(南中時刻)は 毎日変化している というのです たしかに 太陽が真南にくる時刻がずれているのであれば 日の出と日の入りについてもずれますから 納得できます しかし南中時刻が毎日ちがう? だって日本で言えば 毎日12時に南中するのではないの? 今までの人生で 描いてきたイメージを図にしてみます 毎日12時に太陽の位置を1年間観察して線で結ぶとどうなるか? 夏は高く冬は低いから こうなるだろうな↓ これを36年間(いやもっと短い・・・) 描いてきました しかしです! ハッとしました・・・ 経度が同じなら同じ時刻に太陽が南中するのか? と自問してみました! 地球は傾いています 地球の北極と南極を結んだ軸(地軸)は 約23度傾いています そうか! 同じ東経135度の地点で 同じ時刻に南中するのは夏至と冬至の瞬間だけだ! (厳密にはちょっと違うのですが・・・) たとえば秋なら 北半球では南半球よりも遅く南中するし 春ならその逆だ ということは こんな図形を描くはずだ もし地球の公転軌道が 太陽を中心とする「円軌道」であれば これで正しいはずでした ところが 実際には 下の図のように 8の字になるのです そうです 地球の公転軌道は 太陽を1焦点とする「だ円軌道」 このために 太陽に対する動き方は複雑で 公転の速度も速くなったり遅くなったり それに太陽がちょうど真ん中にあるわけではなく ブタの鼻の片方のように,片側にずれているのです (1月の地球の位置が一番太陽に近い) この速度の変化によって このような8の字のような変化をします 神戸でいうと 2010年のデータとして 南中時刻が1年でいちばん遅いのは 2月上旬のちょうど今頃で 12時13分だそうです それからだんだんと早くなり 5月中旬には11時56分くらいになります それから再び遅くなり 7月下旬に12時6分 さらに再び早くなり 11月上旬には11時43分と早くなります この 11月上旬・2月上旬 5月中旬・7月下旬 は8の字の小さい輪っかと大きい輪っかの 端っこの部分にあたります ちなみに この8の字を 「アナレンマ」というそうです この8の字を写真に収めようと 天文写真家の方が挑戦されるそうですが 何せ1年がかりだし 天候などにも左右されて なかなかうまくいかないようです |
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2010年02月12日
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